ありふれない天の鎖の投影魔術師は世界最強 作:小説大工の源三
SAOの方を更新していたので、こちらの更新が遅れました。
良ければ是非SAOの方も読んでいただけると嬉しいです。
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https://syosetu.org/novel/341377/
セイバー(分身)side
襲撃から翌日、マスター達は再び学校の時間になる。
その間、ボクとランサーは自身の
「本当にお前さんの本体がここにいるんだな?」
「ああランサー。魔力の残滓を追ったらここまで続いていた。間違いない」
「んじゃサクッと攻略しちまいますか」
山の森を歩いて進む。
トータスのような異世界ではないが、一年もあの世界で過ごしてしまった時についてしまった、警戒心のせいで、ただの山だと言うのに、戦場にいるかのように気を張っている。
とは言え、今は聖杯戦争。それが正しいのだ。
「しっかし…結構深いところまで来ましたねぇ……」
「本体とのリンクが切れてるからなんとも言えないけど、おそらくバーサーカーとやり合った時に何か戦えない理由が出来たのかもしれない……」
本体が残した魔力の残滓を探しながら進んで行くと、明らかについ最近掘ったと思われる洞窟が見つかった。
「……ここに本体がいるね」
「了解。殿は任せな」
「助かる…」
暗闇を暗視の技能でいつも通り進んで行くと、魔力で練られた堅牢な柵が見つかる。
「お、ようやく来たね、
「なんでこんな所に隠れたのかは後で話してもらうとして……無事でよかったよ
本体は柵を消して分身体であるボクの手を取る。
するとボクの身体が本体に取り込まれていき、意識と記憶が混ざり合う。
「よし……なるほど……分身体の所ではこんなことがあったのか……」
「……もう、大丈夫なのかい?」
「ああ。マスターの所に戻ろう」
恵里達の元へ戻り、あの日の事の情報を共有する。
「銀髪少女のアサシン……」
なるほど……となると絞り込めるのはジャック・ザ・リッパーくらいだろう。
正直、Fakeの狂クラスの方が召喚されていたら不味かった。
「でそのマスターが金髪巨乳の銃使い?」
「ああ……遠目に見ただけだがね」
んなアホな。
ユリアスフィールからの情報だとマスター全員が子供のはずだ。
彼女がボク達に嘘を教えていたのか?
……鈴達の勘違いなのかそれともボク達が騙されていたのか。
アサシンのマスターがまさかの金髪ロリ巨乳なのか。
アカン…バーサーカーとの戦闘のせいか頭が回っとらん。
「……こっちはバーサーカーとやり合ったんだが。全くと言って良いほど情報は得ることが出来なかった」
「……それでも不明陣営のサーヴァントの姿がわかっただけでも進歩だよ」
「残るはキャスターとライダーだけだな……この二騎は上手いこと隠れてるのか…既に脱落しているのか……」
「オジサン達みたく同盟結んでるのかねぇ……」
もしそうだとしたら、面倒くさすぎる。
陣地防衛においてアドバンテージのあるキャスターに制圧力のあるライダーが手を組むのは怠い。
その気になれば、疑似乖離剣でぶっ飛ばすことも可能だが、教会に目をつけられるのだけはごめんだ。
「ともかく今回の情報交換はこんなもんだね……」
「うん。セイバーさん……生きててよかった」
「当たり前さ。ボクは君を守る為に呼ばれたんだ。その約束は果たさないと」
そういうと恵里は顔を赤く染めてそっぽむく。
そんな彼女のことが可愛らしくなって、つい頭を撫でてしまう。
「セイバーさん…?!」
ただ一つボクは嘘をついた。
バーサーカーの正体。
しかしこのことを言ったところで信頼される以前の問題だ。
バーサーカーはボク自身の問題であり、ボク自身が終わらせなくてはならない事だ。
恵里や鈴、ランサーには任せることができない。
「……そうなる可能性はボクが原因なのだから」
ボクの呟きは車の音にかき消えていった。
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恵里side
昨日、セイバーが元の身長に戻って帰って来た。
その時、私の顔を見て一瞬だけ、辛そうな顔をしていたのがとても印象に残っていた。
なんでなんだろう…
私が何かしたのかな……
もしそうなら謝らないと。
「いってきます」
鈴の家で過ごすことになって初めての登校。
勉強道具などを持って行くのを忘れていたので、どうしようと悩んでいると、いつの間にかセイバーが全て回収してくれていたので、大事にはならなかった。
「鈴……今更だけど本当にいいの?一緒に住んで…」
「うん。お父さん達には報告してるから。それに2人も鈴が一人で聖杯戦争を戦うよりはマシだって言ってるし」
「そうなんだ……」
そうこう会話している内に学校に到着する。
そして朝の会が始まる。
「はい、皆さんおはようございます」
「「「「「おはようございまーす」」」」」
「いい返事ですね。それでは出席をとりまーす」
そうして朝の会が進む。
「はい報告です。皆さん前に、行方不明の事件が起きているとお話ししたこと覚えてますか?」
クラスメイトの何人かは忘れていたのか反応が悪い。
「その行方不明の事件はまだ続いています。解決されないと、これから集団下校を行うかもしれません」
おっとそれは少し困る。
今は鈴の家に居候している。
それがバレると色々と面倒だ。
「……鈴と相談して原因を探らないと」
そして何事もなく学校が終わる。
「恵里帰ろっか」
「うん」
私達はそのまま下校する。
一つだけねっとりした視線を背中に感じながら。
「ただいま〜」
「おかえりなさいお二人とも」
そう言うと使用人の梅子さんが出迎えてくれる。
「梅子さん。今日も地下室使うね」
「かしこまりました。ごゆっくりと」
いつもの地下室へと向かう。
「おかえりマスター」
「…ん。もうそんな時間か」
地下室で模擬戦をしていた私たちのサーヴァントがこちらに気づいたのか、戦いの手を止める。
「今日はどうするの?」
「これから、行方不明事件の謎を暴く事にする」
「…確かにこれ以上はできねぇからな……よしオジサンも一仕事するとしますか」
「まず、行方不明者の情報だね」
鈴は行方不明者のチラシを3枚並べる。
「最初は子供だけだったんだよね……上川尚志くん……別のクラスの男子生徒。2人目羽尾崎杏、一つ上の女子生徒。3人目影下尋。一つ下の男子生徒」
「そして次は行方不明になった大人達……」
「最初の行方不明者の大人……影下啓介、影下花。最後に行方不明になった子供、影下尋の両親。3人目、山池透さん。年齢は40歳のフリーター。家族は既にいない1人身の男性。4人目は櫻輪ヒナさん。28歳の事務職員。彼女の家族は両親のみ……合計7人だね」
かなりの人数が行方不明になっていた。
「こりゃ確実に英霊の仕業だな……」
ランサーは顎の髭を撫でながら困ったように言う。
「うん……反映霊がやってる……」
「となると……マスターは巻き込まれた一般人だろうね」
同じ様に巻き込まれた一般人な私は、3人の会話に全く参加できずに置いてけぼりになってしまった。
「と言うか……監督役の聖堂教会は何も言わないの?」
「……監督役は特に何も言ってないよ……たかだか数人の犠牲は揉み消すみたい」
「教会の神父が聞いて呆れるね……」
教会?神父?
また新しい情報が出てくる。
「と言うかウチのマスターは教会に報告してないけどいいの?」
「……すっかり忘れてた。まぁもう向こうも把握してるでしょ」
何か重要な手続きを忘れていたみたいだけど……いいのかな?
「……被害者の家に行くの?」
「そうだね。手がかりから手がかりを追う形になる」
これからは探偵のような事を始めるみたいだ。
「んじゃ最初の被害者宅に行きますか……マスター達の準備は出来てるかい?」
鈴と同時にうなづく。
そうして最初の被害者である上川尚志くんの家へ向かう。
「見た目は普通の家だね……」
中にどうやって入るんだろう……
「マスター、これを」
私はセイバーから短刀を手渡される。
柄は黒塗り、刀身は薄いものの怪しく紫色に光っている。
「気配と姿を隠す短刀。持ってるだけで効果あるから離さないでね」
「うん……」
セイバーの魔法で家の中へと入る。
中は比較的綺麗なままだった。強盗や殺人鬼が入ったわけでは無さそうだ。
「……ただの誘拐…なのかな?」
「行方不明になった彼の両親は今でも捜索のポスターを配っているけど……多分…彼は魂喰いの被害者になったと言って良いだろう」
「た、たま…しい…?」
「そう。ボクも魂に関する魔法は使えるけど……魂喰いは正直下法だ。魔術協会や聖堂教会には嫌われる」
「……魂喰いの被害者は死んじゃうってこと?」
「どこまで喰われたかによるね……ただ……英霊の格はどうかにもよるしマスターの力量にもよるけど……人1人の魂一つ…それこそ子供じゃエネルギー量としては心ともない……」
「じゃ…じゃあ……上川くんは……」
「恐らくは……もう魂どころか…肉体も……」
セイバーの言わんとすることがわかってしまった。
彼はもうこの世に居ないのだと。
「次の家に行こう……」
次は羽尾崎杏という先輩。
この家も荒れてはおらず、上川尚志くんと同じだった。
「……基本的に身内以外には感心は持たないけど……こういう無関係の人が巻き込まれ、命を奪われるのは良い気がしない」
セイバーも不快そうな顔をする。
彼は非正規?の英霊と言っていたけど、英霊として召喚されたのだ。
正義の味方のように戦い続けてきたのだろう。
そう感じるのは当然のはずだ。
「さて……次は親子が亡くなった家だ」
セイバーと共に家へと入る。
「な……!?」
私は今まで入った家と違い完全に荒らされていた。
「……なに…これ……頭が……痛い?」
咄嗟、とてつもない頭痛に襲われる。
「マスター…!?」
「大…丈夫……なんだろう……すごい辛い感情…?それと私のお母さんみたいな怖い気配がする……?」
私の頭に怒鳴り声が響く。
そして泣き叫び、うずくまる子供の声も聞こえてくる。
その二つが交互に頭に響く。
「………うああっ!……頭が……割れるぅっ…!」
「エリ!?」
耐えきれず頭を抱えて蹲ってしまった。
遂には声だけではなく、映像も流れてきた。
それはまるで夢を見るように流れ込む。
『どうしてアンタはこんな簡単なことも出来ないのよ!』
『お前には失望したぞ……』
ワタシに向けられる失望の目。
濡れて歪む視界。
『ごめんなさい……ごめんなさい……』
泣きながら謝る声。
そして動画のチャプターが切り替わるように、映像が一度乱れる。
そして視界が光で覆われる。
あの時、セイバーさんが私の前に現れたように。
『誰…なの?』
現れたのは黒いドレスのような服を見に纏い、フリフリした帽子を被っている、大人の女性だ。
『私は貴方のサーヴァントよ』
どうやら影下尋くんがこのサーヴァントのマスターになったようだ。
『サーヴァント……?』
『……ふふふっ貴方もしかして殺したい人でもいるの?』
『え?』
『自覚していないかもしれないようね。貴方は心の奥で殺したいほど憎んでいる人がいるわ』
『で、でも人を殺すのはいけないことだよ…?』
『そうね。でもそんなのバレなければいいのよ』
『え?』
『殺されたことが分からなければ捕まることはないのだから』
『そうなの?』
『ええそうよ。私はその方法を知っているわ』
『それを教えてくれるの?』
『もちろんよ。でもいきなり目標の人を殺したら怪しまれるわ。まずは別の人で練習しましょう?』
『わかった……』
『それに貴方……お金が欲しそうな目をしているもの。私と同じ金の亡者のね』
そこで映像が消えた。
今の映像からするに、影下尋くんがそのサーヴァントのマスターとなり、英霊を従える為に魂喰いをしているのがわかった。
「……リ!エリ!しっかりして!」
「セイバー……さん?」
「おお…気が付いたかマスター。大丈夫かい?」
「うん……セイバーさん。別のマスターとそのサーヴァントの姿がわかったよ」
「本当か…?」
「うん……今伝えるね」
私は流れてきた映像をそのまま伝える。
「なるほど……となると……こいつがアサシンか……」
「じゃあ、あの夜に遭遇したサーヴァントのクラスは?」
「恐らくはマスターは出ていなかったんだろうね……アレはアサシンじゃなくてライダーだ」
「ライダー…!?でも何も乗ってなかったよ?」
ライダーと言うのだから何か乗り物に乗っている人物の筈。
「知ってるかいマスター……アーチャーは弓を使わないクラスだ」
突然、セイバーさんが訳の分からない事を言い出した。
「つまり常に何かに乗って戦うライダーがいるとは限らない」
「そ、そうなんだ」
「さて、手がかり探しはここまでにして、外で人払いしてるスズ達に報告しよう」
私達は鈴に報告を終えると、すぐにアサシンの捜索に移ろうと行動を始めたのだが、セイバーさんのスキルで見つけることが出来たので、襲撃を翌日へと変更することとなった。
谷口家
フラガ家とはかなり遠縁の関係。
ルーン魔術を継承していて、父親は原初のルーンを使いこなす。何者なんですかね……
実は恋愛結婚しており、母親は何も知らなかった一般人だったが、父親が参加していた聖杯戦争に巻き込まれる形で魔術師達の世界へ入門した。
その際、母親は衛宮士郎以上に魔術回路があったので、谷口家本家も認めた。
セイバー
無事本体と合流。
サーヴァント情報に振り回されるも、恵里の突然の情報に整理をつけることができた。
恵里のことを教会に報告してなかったが、Zeroでもキャスター陣営が報告してなかった筈ので放置していた。
恵里
実は監督役に報告してなかった。
Zeroの龍之介も報告してなかったからね。仕方ないね。
突然、過去の出来事を読み取る。
なぜ読み取れたかは不明。
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