ありふれない天の鎖の投影魔術師は世界最強   作:小説大工の源三

41 / 125
投影魔術師と錬成師〇〇になる

翌日、買い出しも兼ねたデートに行く。ハジメ達もデートに向かう予定らしい。

服はドラクエ8主人公の物から、自作の物に変えている。

 

「2人ともどこか行きたいところある?」

 

「はい!水族館という所に行きたいです!」

 

「私は服を見たいわ」

 

「それじゃあ、買い出しが終わったら、服屋行って、水族館へ寄ってみるか」

 

そう言って、ハジメ達と一度手分けして必要な物を買いに出かける。

 

「ふんふんふふ〜ん♪いい天気ですぅ♪」

 

「シアったらご機嫌ね」

 

「そうだね……シア転ばないでよ」

 

「ふふふ、そんなヘマしませんよぉ~皆さんに鍛えられているんですからッ!?」

 

言った側から足を段差に引っ掛け、バランスを崩して転びそうになる。

ボクはすかさずシアの腰を抱えて支える。今履いてるスカートの丈が短いので腰に腕を回した。そこら辺の鼻息の荒い男共にラッキースケベはさせない。

雫もスッとシアの近くに来て、男達の視線を遮る。

 

「しゅ、しゅみません……」

 

「楽しみなのはわかるから。少し周りの目とかも気にしてよ?」

 

「はぃ……」

 

観光区には、実に様々な娯楽施設が存在する。例えば、劇場や大道芸通り、サーカス、音楽ホール、水族館、闘技場、ゲームスタジオ、展望台、色とりどりの花畑や巨大な花壇迷路、美しい建築物や広場などである。

まずは服屋を見に行く。幸利達が食品を買いに行くので、服屋で服を解析&記憶、それを後は布で縫うだけである。

えっ?アウト?

……読者の皆さん

 

 

バレなきゃ犯罪じゃないんですよぉ……!

 

─────────────────────────

 

一通り記憶したボク達は布類を買いに行く。流石に布をハジメが錬成するのに素材が必要だ。素材集めするより布を使った方がいい。生成魔法で特性を付与すればそこら辺の鎧より強い防具になる。

 

「士郎さん、この布すごい綺麗ですぅ」

 

「この布と色合いがいいね」

 

「士郎さんって裁縫とか出来るの?」

 

「一応、着物とか作ったことはあるし、やろうと思えばコスプレも作れる。今着てるのもオルクスの隠れ家で作った物だし」

 

「なら、その……ドレス……作ってくれないかしら……もちろん私も手伝うわ……」

 

「了解。なんならみんなの服作っちゃおうか」

 

「士郎さんわたしもお手伝いしたいので教えて欲しいです!」

 

「いいよ、そうだ今度ハジメにミシン作って貰おう」

 

かなりの布を購入し、店を出る。何に使うのか会計の時に聞かれた。

それから買った物を宝物庫の中に入れるために一度宿屋に戻る。

 

「結構買ったね〜」

 

「これでしばらくは持ちそうだ」

 

「そうだハジメ、今度ミシンとか作ってくれる?」

 

「別にいいけど、どうして?」

 

「布を買ったからさ、錬成で作るのもいいけど余り細かい所は鉱石と違って難しいでしょ?」

 

「そういうことか。わかった時間ができ次第作るよ」

 

「なら士郎、作って欲しい服あるんだが」

 

「いいよ」

 

どんな服を作ろうかな?

 

 

─────────────────────────

 

幸利side

 

「唐突な、清水幸利&」

 

「園部優花の」

 

「「お料理教室〜」」

 

ドンドンパフパフ〜!

 

「今回作っていくのは?」

 

「ウルで手に入れた米を使った料理、作者も好きなチャーハンだ」

 

「今回使う食材は、予め切って置いたネギ、ベーコン、塩コショウ、卵、幸利の味覚で再現した香味ペースト……というかあんたよく再現できたわね……」

 

「フッ……オタクの熱意を舐めるなよ?SA○で閃光様が時間をかけて作ったマヨネーズも俺の味覚ですぐにでも再現してみせるさ」

 

「な〜んかかっこよく言ってるけど、ダサいわよ」

 

「うるせえ、ちょっとふざけただけだ……気を取り直して、調理を開始しよう。まず、ベーコンを短冊切りにする」

 

トントントントン……

 

「切り終わったら、ハジメ特製のフライパンに油を……引きません!テフロン加工みたくなってるから必要ないわ。早速ベーコンを炒めていくわ」

 

ジュワ〜……!

 

「油が出た所で一度ベーコンを皿に移して、溶いである卵をベーコンで出た油で炒める」

 

ジュワ〜……!

 

「卵が固まる前に、米を投下、これで米に卵が少しだけだが混ざる。そこから一気に塩コショウをかけて……ヘラに香味ペーストをつけて混ぜる!ここからはスピード勝負だ」

 

ジュワ〜……!

 

「皿に移してあるベーコンを再び投下!更にネギも追加よ!」

 

ジュワ〜……!

 

「充分に火が通ったら完成だ」

 

 

─────────────────────────

 

お昼のチャーハンを食べ終えて、デートを再開する。

 

「士郎さん!雫さん!メアシュタット水族館に行きましょう!わたし一度も生きてる海の魚を見たことが無かったので!」

 

ガイドブックを片手に、ウサミミを「早く! 早く!」と言う様にぴょこぴょこ動かすシア。《ハルツィナ樹海》出身なので海の生物というのを見たことがないらしく、メアシュタットというフューレン観光区でも有名な水族館に見に行きたいらしい。

ちなみに、樹海にも大きな湖や川はあるので淡水魚なら見慣れているらしいのだが、海の生き物とは例えフォルムが同じ魚でも感じるものは違うらしい。

普段見ることの出来ない物を見るのは新鮮なのは同意だ。修学旅行で沖縄に行った時、美ら海水族館の巨大水槽でジンベイザメを見て感動したのはいい思い出だ。

展示されていたのは、鏡のような鱗を持つ魚や、とんでもなく身体が長い魚、地面一杯にべたりとひっついているなど、地球にはいない魚がいて面白かった。

シアも見たことのない魚に目をキラキラと輝かせて興奮していた。

突然シアが一つ水槽をを二度見し、更に凝視し始めた。

 

「な、何故彼がここに……」

 

その水槽にいたのは……シーマ○だった。

 

「えっと……『リーマン』、固有魔法の『念話』が出来る……」

 

試しに話しかけてみようかな?

 

『もしもし……こんにちは、リーマン。ボクは天野士郎、聴こえているのなら反応してくれると嬉しい』

 

『あん?……お前さん『念話が』使えるのか』

 

『まぁね……なんて呼べばいいかな?』

 

『俺は俺だ好きに呼んでくれ。んでなんで使えるんだ?』

 

ボクは彼?に念話が使える訳を説明する。

 

『……若ぇのに苦労してんだな。よし、聞きてぇことがあるなら言ってみな。おっちゃんが分かることなら教えてやるよ』

 

同情されてしまった。どうやら、魔物を喰うしかないほど貧乏だとでも思われたようだ。今のそれなりにいい服を着ている姿を見て、『頑張ったんだなぁ、てやんでぇ!泣かせるじゃねぇか』とヒレで鼻をすする仕草をしている。

リーさんと呼び、シロ坊と呼ばれるようになった。

それからしばらく話していると、怪訝な顔をした人が集まり出したので、話を切り上げることにした。最後に何故ここにいるのか聞く。

なんと訳もわからないうちに陸に打ち上げられたのだと。

おそらくミレディの迷宮から追い出された時だ。

 

『リーさんここから出たい?』

 

『俺はこいう所に留まるのが好きじゃねぇからな……出来ることなら出てぇよ。生き物は自然に生まれ自然に還るのが一番だ』

 

『うーん、流石に水槽破壊は出来ないし……』

 

『なら、彼をお金で買うしかないわね……』

 

『そうか……なら待ってるぜシロ坊』

 

そう言い、ボク達は別の場所に移動した。

 

─────────────────────────

 

一方その頃幸利達は食べ歩きをしていた。

かなり買ったので、座って食べている。

 

「ご主人様」

 

「?どうしたティオ」

 

「いや何、ご主人様達について来て思ったのじゃが。ヴェアベルトという魔人族と共に行動しておるのが、不思議に思えてな」

 

「そうね……目標は違うけど目的は同じだからついて来てるってところよ」

 

「その目的とは?」

 

「戦争の終結と全種族の和平らしいな……」

 

「なるほど……して彼が妾達の一族を尊敬しているのは驚きじゃがな……」

 

「それは確かに気になるな……今度聞いてみるか」

 

すると後ろから、話題の人物が──

大量の屋台料理を頬張るヴェアベルトがやって来た。

 

「何の話をしている?」

 

「屋台の料理うめーって話」

 

「うむ、確かにここの料理は美味い……」

 

(声も相まってワー○リの風○さんみてぇ)

 

と幸利はそう考えていた。

ドガシャン!!

 

「ぐへっ!!」

「ぷぎゃあ!!」

 

すぐ近くの建物の壁が破壊され、そこから二人の男が顔面で地面を削りながら悲鳴を上げて転がり出てきた。更に、同じ建物の窓を割りながら数人の男が同じように悲鳴を上げながらピンボールのように吹き飛ばされてくる。その建物の中からは壮絶な破壊音が響き渡っており、その度に建物が激震し外壁がひび割れ砕け落ちていく。

そして十数人の男が手足を奇怪な方向に曲げたままビクンビクンと痙攣して表通りに並ぶ頃、遂に、建物自体が度重なるダメージに耐えられなくなったようで、轟音と共に崩壊した。

野次馬が悲鳴を上げながら蜘蛛の子を散らすように距離を取る中、幸利達は吹っ飛ばした本人を見るために、煙を覗き込む。

 

「やっぱり幸利達か」

 

「あれ?幸利さん達?どうしてこちらに?」

 

煙から現れたのはデートに行ったはずの士郎組とハジメ組だった。

 

「それはこっちのセリフよ……」

 

「ったく……相変わらずの巻き込まれ体質だな……」

 

「あはは……私達もこんなデートは想定していなかったよ」

 

「……ん、成り行きで犯罪組織の壊滅を」

 

「どうしたらそうなる……」

 

「とりあえず人手は多い方がいいからね。手伝ってくれるかな?」

 

魔力で作られた弓を霧散させながら士郎は、地面に転がる男達を通行の邪魔だとでも言うように瓦礫の上に放り投げていく。

そして成り行きを説明するのだった。




唐突の飯テロ☆
このチャーハンは実際に自分で作りました。(美味かったよ☆みんなもよかったら作って食べてみてね☆)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。