そして迫る選択のDEAD OR ALIVE
それではどうぞごゆっくり
ハジメは満腹になり今の状況でまず装備を考える。
今の自分ではこの奈落の魔物たちには勝てないのは分かっている。ならば魔物にはなく自分にしかないものを持って戦う。
ハジメは真結晶から出る神水を錬成で作り出したビンに詰める。
まずは防具を整えるべきだと考える。この奈落で装備が軽装だとすぐに死ぬと思ったハジメは奈落の魔物から取った素材で軽くて丈夫な防具で身を固めることにする。
ハジメは錬成をしながら奈落の迷路のような場所を歩き岩陰があるような獣の狩りにて最適だろう場所に錬成で落とし穴をつくりトラバサミのように踏めば噛みつきもがけばもがく程食い込むようなものを設置する。
錬成のイメージをより明確にするように生きるためになのか精度がどんどん上がる。それは一重に生きるためかはたまた友に再会したいという思いからなのか。
そして壁に錬成をして、そこに潜むように息を潜め壁をまた錬成で塞ぎ、目で確認できるように少し穴を開けて獲物が来るのを待つ。
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そしてしばらくすると二尾狼の群れが丁度通りかかる。
二尾狼は四~六頭くらいの群れで移動する習性があり単体ではこの階層の魔物の中で最弱であるため群れの連携でそれを補っているのだ。この群れも例に漏れず四頭の群れを形成していた。
周囲を警戒しながら岩壁に隠れつつ移動し絶好の狩場を探す。二尾狼の基本的な狩りの仕方は待ち伏せであるからだ。
しばらく彷徨いていた二尾狼達だったが、納得のいく狩場が見つかったのか其々四隅の岩陰に潜んだ。後は獲物が来るのを待つだけだ。その内の一頭が岩と壁の間に体を滑り込ませジッと気配を殺す。これからやって来るだろう獲物に舌舐りしていると、ふと違和感を覚えた。
仲間の気配が一頭足りないのに気付く。
二頭が気配の消えた一頭のいた場所に鼻を近付ける。
その瞬間またもや消える。
慌てる最後の一頭もその場を後ずさろうとするが瞬間地面が消え一時的に身動きが取れなくなるがこの程度であれば脱出出来ると勢い良く飛び上がろうとするが足を何かに封じられ跳べずさらには動く度にどんどん食い込むそれに悲鳴を上げながら今度は壁に呑み込まれた。
「よし。まずは第一段階はクリア。魔物は生命力が高いからトドメを差す必要がある。」
ハジメは、右腕を壁に押し当てると錬成の魔法を行使する。岩を切り出し、集中して明確なイメージのもと、少しずつ加工していく。すると、螺旋らせん状の細い槍のようなものが出来上がった。更に、加工した部品を取り付ける。槍の手元にはハンドルのようなものが取り付けられた。
そして
「悪いが生きるためだ。お前たちには俺の糧になってもらう。」
と二尾狼の皮膚に差し込む。カキン
「やっぱり刺さらないか。だが人の知恵を使えば!」
とハジメは槍をドリルのように回転をさせながら体重を思い切りかける。
二尾狼の悲鳴が響くが
「悪いが俺がここから出るためにも止めるわけには行かない。俺にあったことを不運に思ってくれ。」
そして暫く悲鳴が続くがそれも長く続かず悲鳴が途絶える。
残りの三頭にも同じ要領でトドメをさしていく。
「よし。あとは拠点に持ち帰るか。…何とか神水は使わずにすんだな。」
と拠点に戻っていく。念入りに壁も錬成で塞いで拠点を隠す。
そして拠点に戻ったハジメは二尾狼を骨と肉、毛皮と分けて解体をしていく。その際も錬成を駆使して固い部位も分解する。骨と皮は洋服にしていく。耐久力を高めるために四頭分の皮を重ねて骨は砕いて皮に混ぜるようにして錬成で合わせていき、残った骨や皮は今現在考案している在るものの入れ物にするために残しておく。
片腕だけに時間は掛かるものの幸いにして時間は沢山在った。神水で魔力も無尽蔵に涌き出て、食べ物も今のところは非常食のカードのお陰で何とかなっている。
そしてコートのような形で全身を覆える物が完成した。
ヘタな剣や槍ならば刃も通さず、二尾狼の纏っていた雷のようなもののお陰が帯電性と雷属性への耐性もあり、後にハジメのスキルに雷耐性が追加される。
「…これで防具は完成した。あとは武器だ。ここを出るためにも強い武器がいる。近付かずに相手を攻撃出来るとしたら……銃だ。だが再現するにも火薬は必須だ。
幸いにして鉱物鑑定系があるから何かしら代用できるものを探すしかない…ここから出るためにはやるしかない…絶対に…」
とハジメはコートを羽織り鉱物を探すために奈落を探索する。
綠光石や銃をつくるための土台のタウル鉱石を発見することができた。途中何度も魔物と遭遇するが時には隠れ、時には地面と同化して、殺した二尾狼の生き血を体に付け獣臭を利用して自分の匂いを隠してやり過ごしたりもした。どんなに泥臭くともどんなに惨めでも何としてでも生きるためにハジメは忍耐強く探す。
そしてついに
燃焼石
可燃性の鉱石。点火すると構成成分を燃料に燃焼する。燃焼を続けると次第に小さくなり、やがて燃え尽きる。密閉した場所で大量の燃焼石を一度に燃やすと爆発する可能性があり、その威力は量と圧縮率次第で上位の火属性魔法に匹敵する。
「漸く見つけた!これなら火薬の代用が出来る!これなら魔物たちとも戦える…いや、まだだ。
慎重に…慎重にやらないと、絶対に死ぬわけにはいかない。城之内君に合う前に死んでたまるか!」
そして二尾狼の余った皮で作ったバックに詰めるだけ詰める。
自分しか分からないように目印を付けて足りなくなれば補充を出来るようにする。
そして拠点に戻り一息つく。
そして放置していた二尾狼の肉を見て
「……魔物の肉は毒っては書いてあったが…魔力が巡ってるならその魔力を自分に取り入れることが出来たら強くなれるが取り入れるなら食うか肉体を錬成で弄って文字通り血肉にするか……どちらにしても危険はある。」
迷うハジメ。銃を造ったとしてももし万が一効かなければ待っているのは死。ならば生き残るためにも……
覚悟を決めなければ。
とハジメは決意をして、魔物肉を手に取る。
ハジメは魔物肉を直接食べることにした。
肉体に同化させてもよかったがもし適合できなければその部位を切り落とさなければならない。しかし体に摂取しても同じだがここには神水があるその回復力があれば何とかなるかもしれない。
気休めに魔物肉に神水を浸らせるようにして染み込ませる。
そして魔物肉にかぶりつく。
暫く咀嚼して呑み込むと同時に神水を飲む。
そして暫くすると、
「ぐぅあああっ!ク……ソッ…ガァッ」
その身に激痛が走る!ハジメはまた神水を急いで口に含む。
「ガァァァァァァ!!!!!まだ…まだ…しんでたまるかぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
そうしている内にハジメの身体に異変が起こる。
髪はこれまでの奈落でのストレスで白みをおびていたものが銀髪に近い白へと変化し髪も伸びる。筋肉や骨格も本来のものよりも強靭になり、体の内側に薄らと赤黒い線が幾本か浮き出始める。
ここまでであれば原作のハジメと変わらぬ変貌であった。しかし歯車が少しずれたのかはたまた運命のいたずらなのか
身体か女性らしい靱やかさかつ胸やお尻も大きくなり始める。
神水による超回復によって身体が作り替えられていく激痛に耐えながら生きるために友に会いたいという想いが勝ったのか。
変化が収まる頃にはそこには中性的な容姿で男にも女にも見える存在になったハジメが横たわっていた。
ピクッ!
「はぁ、はぁ…どうやら成功したみたいだな。」
とハジメは起き上がり自分の状態を確認する。
腕や腹を見ると明らかに筋肉が発達している。身長も170ちょっとまで伸びている。以前のハジメの身長は百六十五センチだったが少し伸びたようである。
そして錬成で造った鏡のように反射する鉱石で自分の姿を確認する。
「ん?何だが目の前に綺麗な顔が写ってるような?………俺?」
そこには中性的な顔立ちで移る少女とも少年とも言える姿になった自分がいた。
「何だが中途半端な姿になっちまったな。それに胸まであるし、」
体の変化だけでなくハジメは体内にも違和感を覚えていた。温かいような冷たいような、どちらとも言える奇妙な感覚。意識を集中してみると腕に薄らと赤黒い線が浮かび上がった。
「…なんつうか魔物みたいになっちまったみたいだな。……ひとまずステータスを見てみるか。」
とステータスプレートを見てみる。
南雲ハジメ 17歳 男女? レベル:8
天職:錬成師
筋力:100
体力:300
耐性:100
敏捷:200
魔力:300
魔耐:300
技能:・錬成[+鉱物系鑑定][+鉱物系探査]魔力操作・胃酸強化・纏雷[+雷耐性]・言語理解
「……なんでやねん」
とステータスプレートをみて一人突っ込むハジメ。しかし考えたのもつかの間。
「魔力操作?」
文字通りなら魔力が操作できるということだろうか。
ハジメは、「もしや先程から感じている奇妙な感覚は魔力なのでは?」と推測し、先程と同じく集中し〝魔力操作〟とやらを試みる。
ハジメが集中し始めると、赤黒い線が再び薄らと浮かび上がった。そして体全体に感じる感覚を右手に集束するイメージを思い描く。すると、ゆっくりとぎこちないながらも奇妙な感覚、もとい魔力が移動を始めた。
「おっ、おっ、おぉ~?」
なんとも言えない感覚につい声を上げながら試していると、集まってきた魔力がなんとそのまま右手にはめている手袋に描かれた錬成の魔法陣に宿り始めた。驚きながら錬成を試してみるハジメ。するとあっさり地面が盛り上がった。
「マジかよ。詠唱いらずってことか? 魔力の直接操作はできないのが原則。例外は魔物。……やっぱり魔物の肉食ったせいでその特性を手に入れちまったのか?」
ハジメは確かに魔物の特性を取得していたのだ。ハジメは、次に纏雷(てんらい)を試そうとする。
「えっと……どうやればいいんだ? 〝纏雷〟ってことは電気だよな? あれか? 二尾狼の尻尾の……」
あれこれ試すがなんの変化もない。魔力のように感じるわけではないから取っ掛かりがなくどうすればいいのか分からないのだ。胸の下で腕を組み考えるハジメ。
腕を組んだからなのか胸が強調されるが気にせずに考える
「う~ん」と唸りながら、そういえば錬成するときはイメージが大事だということを思い出す。魔法陣に多くの式を書き込まなくてよい分、明確なイメージがそのまま加工物に伝わるのだ。
ハジメはバチバチと弾ける静電気をイメージする。すると右手の指先から紅い電気がバチッと弾けた。
「おお~、できたよ。……なるほど、魔物の固有魔法はイメージが大事ってことか」
その後もバチバチと放電を繰り返す。しかし、二尾狼のように飛ばすことはできなかった。おそらく〝纏雷〟とあるように体の周囲に纏まとうか伝わらせる程度にしかできないのだろう。電流量や電圧量の調整は要練習だ。
「まぁステータスが上がったのはラッキーだな。これなら城之内君に再会しても」
一緒に戦えると声を出そうとするも不安がよぎる。
はたしてこんなにも変わってしまった自分に気付いてもらえるのか服の下には赤黒い線が入り魔物のようなある意味化物のような形になってしまっている。それに男か女かもわからない性別になってしまった自分を受け入れてくれるのだろうか?
悪い考えは止まらずハジメの頭には拒絶されてしまうのではという思いが募る。
そして考えがまとまらない内に
「南雲ォォォォォォ!」
再会を果たすことになる。
今回はここまでになります。
遅くなりましたが何とか投稿できました月光です。
前回から引き続いてのハジメサイドになります。
原作のハジメと違い変貌する前に迷宮を探索するハジメ。魔物にはない知恵を使い見事に二尾狼を仕留め錬成で造った持ち運びがしやすいような入れ物で拠点に持ち帰り防具作りを始める。
イメージとしては七つの大罪の煉獄に落ちたバンとメリオダスが服を造ったような感じです。
そして耐久のある防具が出来上がり、続いては武器を造ることに幸いにして知識として構造や何が必要かは分かっていたので代用できるものを探し求め時には戦い、時には隠れなど生きるためになんでも使いました。とても慎重にあるいは臆病になりながらも生きるために友に会いたいという思いが彼を突き動かしています。
そして素材を見つけて持ち帰りふと素の身体能力の低さを何とかしたいと思い、魔物肉に目を付けます。
危険な賭けをしてそして賭けに勝ち強さを手に入れたハジメ。
しかし、歯車が少しずれたのか半分女体化するかのように男性とも女性ともいえる身体になってしまった。胸もCよりのBカップで女性らしい格好をすれば薄幸の美人となるかもしれない。男性の機能と女性の機能どちらもある状態なハジメ。
更には自分の身体が化物のような形になってしまっているので城之内に拒絶されてしまうのではと恐怖しているところに再会。
運命とは時として残酷ですね。
次回は城之内サイドからの始まりと再会後の話しになります。
話しは変わりFGOにて2部6章前編が配信されましたね!
モルガンに妖精騎士のガウェイン、トリスタン。どの鯖も良い性能で良かったです。
ガウェインピックアップの時にガウェイン来い!と思って160連ほどやってたらモルガンが六人も来ました
!!(゜ロ゜ノ)ノ
ピックアップ前に主に投稿しているシリーズ気楽な転生者妹の一つの下書きでモルガンのストーリーを書いていたら来たので書いたら出る教に入信しかけましたね。
そして本日泣きの10連で漸くガウェインが来てくれました。
早く来月にならないかと今はQP集めの周回ですね。
遅くなりましたがUA20000を越えました!
これも読んでくださっている皆様や評価お気に入りをしてくださってる方々のお陰です。
今後ともよろしくお願い致します。
それでは次回も読んで頂けると幸いです。
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