ありふれた凡骨は決闘者の高みを目指す   作:生徒会長月光

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ハジメとの再会です。

そして今後の迷宮攻略への準備をして行くことになります。

そして
もう一つのタイトルとしたら

迷宮に香る魅惑の料理になります!

それではどうぞごゆっくり!


溢れゆく激情を受け止めろ!

城之内たちはハジメの声が聞こえた方向へと向かった。

 

そこには一人の人物が座り込んでいた。

 

「南雲!!無事か!」

 

「ハジメ君!」

 

「来ないで!!!」

 

とハジメは辺りへ雷を放出させる。

 

「これってさっきの狼と同じ?」

 

「お願いだから…来ないで!こんな…こんな姿…見られたくない!!」

 

ハジメの所々破けたた服の下には赤黒い線が入り身体も女性のそれと変わらないものになっている。

 

更に雷は激しさを増していく。それは雷を放つハジメ自身も傷付けていく。

 

確かにハジメはニ尾狼の技能を会得したが試運転もなしに辺りへ放出しているのだ。いくら雷耐性があろうと耐性なので負荷はかかる。身体の負荷も気にせずに使えば自分を傷付けることに気付かず更に雷は激しくなる。

 

「不味いね。このままだと自分の雷で血が沸騰して南雲君雷の余波で感電死しかねないよ。」

 

「でもどうやって近付けば…」

 

「…あいつは今混乱してるんだろうな。こんな場所で一人きりで生き抜いて…」

 

ガチャ

 

「恵理…わりぃがデュエルディスク持っててくれ。」

 

「克也?何を……まさか!?」

 

カツカツカツ

 

「来ないで!!」

 

ゴロゴロゴロ ビリビリビリ

 

「城之内くん!?」

 

「大丈夫だ…」

 

「なんで…どうして 僕が何したって言うんだ…こんな…男か女か分かんなくて魔物みたいな…どうして早く来てくれなかったの…どうして…今更になって来たの…どうして…」

 

ハジメは感情を爆発させたように言葉を発する。

 

カツカツカツ

 

城之内はその歩みを止めずハジメへと近付いていく。身体を掠める雷で肌が焼け血が出るがそれでも歩みを止めない

 

ゴロゴロゴロ ジュッ

 

「誰も助けてくれなかった!辛くてもお腹が空いても誰も来なかった。それなのに今更…あの時僕がしたことは間違って…」

 

コツ…

 

城之内はハジメの前まで来た。良く見れば左腕はなくそれに黒く所々線が入り身体もボロボロだった。

 

そして…

 

ソッ ポン

 

「ごめんな。南雲…一番辛いときに側に居てやれなくて。それでもあん時にした行動は俺を助けてくれた。

 

お前がどんなに変わろうが俺たちの関係は変わらねぇ。良く生きててくれた。遅くなって悪かった。南雲…」

 

「助けに来たぜ。」

 

「…城之内君…怖かった、こわかったよぉぉ

( ;∀;)ずっとひとりぼっちで誰にも、見つけてもらえないんじゃないかって…ヒグッ 

うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 

ハジメは友達が助けに来てくれたこと。どんなに変わっても友達だと肯定してくれたその優しさ、人肌の体温に安心をした。

 

「克也ったらまた無茶して。まぁでもまっすぐで他人思いで人の痛みを分かってて…そんな克也だから好きになったんだけどね。」

 

「城之内君は凄いね。ちゃんとハジメ君を信じて本当に見つけてみせたんだもん。」

 

そうして暫くして泣き止んだハジメは城之内以外にもいたことに気付く。

 

「中村さんと…白崎さんまでどうして…」

 

「僕たちも南雲君を助けに来たんだ。君は克也のことを助けてくれたいわば恩人だからね。それに克也がいくのに僕が行かないっていう選択肢はないからね。克也の行くところなら火の中水の中ってね。」

 

「私もハジメ君を助けに来たの。」

 

「どうして?だって天之河くんや八重樫さんだっていたんだからそっちのが安全なのに。」

 

「私は貴方が…ハジメくんのことが好きだから。理屈なんて関係ないもん。好きな人を、放っておけるわけないよ。」

 

「僕、もう男か女かも分かんないよ。」

 

「関係ない。私が好きになったのはハジメ君だから。男か女かなんて些細な問題だよ。」

 

「左腕もないから不便だろうし迷惑もかけるよ。」

 

「私がハジメ君の左腕の代わりになるし今思えば私もハジメ君に迷惑をかけちゃってたんだもん。今度は私が支えるよ。」

 

「身体の黒い線があって魔物みたいに…」

 

ギュッ

 

「そんなことで私がハジメ君を、嫌いになるわけない!ハジメ君が嫌って言っても離れない。私は南雲ハジメ君を愛してるんだから!」

 

「その…あの( 〃▽〃)こう情熱的に言われたことなくて、何て言えば良いのか…不束者ですが宜しくお願いします(*/∀\*)」

 

 

こうして無事とも言えなくはないがハジメを発見した城之内たち。そしてハジメが落ちてからの経緯を聞いたり城之内たちもどうやって来たかを話し合った。

 

「城之内君、火傷大丈夫?ごめんね。僕が…」

 

「気にすんな!こんなのすぐ治るさ。それより南雲も波乱万丈だったんだな。」

 

「それにしてもこの缶詰めとかこの水はどうしたの?」

 

「水は神水っていう物らしいんだ。所謂エリクサーみたいなものでそれのお陰で僕は生きていたようなものだね。」

 

「そういうことだったんだね。大量の血痕を発見したからもしかしたらって。香織、南雲君のあとを追おうとしてたんだよ。」

 

「…心配させちゃったね。」

 

「それでこの缶詰めは?」

 

「それはね。このカードのお陰なんだ。」

 

と懐から非常食のカードを取り出すハジメ。

 

「これは推測なんだけどデュエルモンスターズのカードは魔力で実体化出きるんだと思う。僕は魔力も低いから普通なら召喚出来ないんだろうけど神水のお陰か魔力をそこから拝借できた。そのお陰で餓死することだけは免れたんだ。」

 

「成る程ね。後は精霊界の何処かから転送みたいな形で呼び寄せてるっていうのも候補かな。」

 

「精霊界って?」

 

「デュエルモンスターズのカードには精霊が憑いていたりしてな。俺もこっちに来てから見えるようになったんだけど、結構沢山いるみたいなんだ。只それが見える奴っていうのは殆どいないんじゃないか。まぁ俺が知らないだけでまだまだいそうな気はするがな。」

 

「そうなんだね。」モジモジ

 

「どうした南雲?」

 

「あの出来れば下の名前で呼んでほしい…のとその見られると恥ずかしい(///∇///)」

 

今のハジメの格好はニ尾狼で作った洋服だが魔物肉を食べた影響で胸が大きくなり隠すのがやっとな形で少し動いてしまうと…

 

…お分かりいただけただろうか

 

「克也回れ右!」

 

「おうっ」グルンッ

 

と恵理に言われるがままに後ろを向く城之内

 

「とりあえずどうしようかサラシみたいに包帯で巻くか香織の替えの下着で代用するかしないとね。」

 

「そうだね。男は狼とは言うけど城之内君なら大丈夫そうだけど動いたりするときにまだまだ違和感あるだろうし…私ので入るかな?」

 

「城之内君になら別に………」

 

「ぅぅぅぅまさか一番の強敵が城之内君なんて。確かに色々頼れるしこの中だと一番強いし、うーん。私も頑張らないと!」

 

「あっちはまだかかりそうだからこっちだな。魔物の肉を食うとヤベェってことだな。俺たちの持ってきた食料だって限りがあるしなるべく早くここから脱出しないとなんだが…」

 

「グゥア~」

 

「ベビードラゴン!どうだった?」

 

「グゥゥ」フリフリ

 

「どうやら元来た道は通行が出来なくなっていたようだ。まるで何かに阻まれるかのように進めなかったそうだ。」

 

「ありがとな炎の剣士!となるとこういう迷宮系のものは最下層に行って転移できるようなもんがありゃ良いんだが。そうなると絶対に食料が足りないし魔物肉をどうにか食えるようにしねぇとな。」

 

と城之内なりに考えていると

 

「克也とりあえず良いよ!」

 

「一先ずサイズが合って良かった。」

 

「このままでも良かったのに。」

 

「こういうの付けとかないとあとで皮膚が痛くなったりするから絶対付けた方が良いよ。」

 

「どこまで話したっけな…」

 

「一区切り付いてこれからについてだね。」

 

「実は一つ考えてたことがあってね。鉱石鑑定出来るようになって調べてたら火薬の代わりとかあって銃を作れるんじゃないかと思ってね。試作を作って見て使えるようにしたいと思ってるんだ。」

 

「成る程な。確かに遠距離からの攻撃手段が増えればここを出れる確率も上がるしな。よし!」

 

とそれから四人で話し合いハジメと城之内は銃の製作や火薬に銃弾を作り出すこと。

 

恵理と香織は魔物肉を何とか食べれるように工夫する方向になった。

 

魔物肉は毒素が強いのでどうしようかと思ったが城之内がふと毒を毒で殺せたりしねぇかなという言葉に恵理が思いつき香織の使えるようになった毒魔法を頼りに中和剤の役目をした物を作成することにした。

 

4人の迷宮から脱出するための活動が始まった。

 

そして食事であるが持ってきた食料で豚まるごとといった形で肉を削ぎ落としていき丸みを帯びて平らな石を熱消毒してそれを土台に竈門のように組み立てて恵理が火霊術で炎を灯して調理をする。

 

それを横目に小麦粉を使って豚のような肉を削ぎ落とした豚足やらを簡易鍋に放り込みじっくりと煮込んで、その間に大きく良く練り込んだ小麦を取り敢えず一人二食ペースをと8~10人前ぐらいに分ける。

 

そしてハジメに作ってもらった丸い棒状の物で薄く広げて均等に包丁で切る。

 

更にハジメも何を作っているのか察したのか四人分の器や箸を錬成して作り出した。

 

そして出来上がった豚ベースのあっさり豚骨スープに均等に切った小麦麺を入れて焼いた肉を少し入れて、胡椒などで味を整えて完成した。

 

あっさり豚骨小麦ラーメン 季節の野菜をのせて

 

野菜系は旬な物を迷宮に入る前に購入して恵理が水霊術を応用して冷凍保存して定期的に冷凍させていたので鮮度は抜群である。

 

更にハジメにビタミンを摂らせるために蜜柑のような果物やレモンを食べやすいように香織が剥いていく。

 

「おぉぉ!凄い!トータスに来てラーメンを食べれるなんて!」

 

「おかわりもあるから遠慮なく食べてくれ!」

 

「頂きます!」

 

「迷宮でこういう風にラーメンが作れるなんてね。」

 

「それに豚の臭みもなくて香ばしい匂いが食欲を誘うね。」

 

ズルズルズルズルズルチュルンッ!

 

「うまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!!」

 

「流石にこういう環境で作ったことはなかったが口に合って良かったぜ!」

 

「城之内君…料理も出来て頼りがいがある…やっぱり一番のライバル!」

 

「そんなこと言ってないで食べて英気を養わないとね。これから頑張って研究して魔物肉を安全に食べれるようにしないといけない大事な仕事があるんだから。」

 

「城之内君!おかわり!」

 

「あいよ!」

 

そうして迷宮で再会したハジメにご飯を振る舞った城之内。

 

迷宮攻略へと4人は挑んでいくことになるのであった。




今回は早めに更新できました月光です。

漸くハジメに再会することが出来た三人。

漸く会えた嬉しさはあるものな突然のことに拒絶するハジメであったが城之内がこれを受け止めました。

城之内自身闇のゲームやらドーマ編といったデュエルでリアルファイトしたりと耐性などはあったので何とかなりました。

そして香織はハジメへと自分の気持ちを伝えてハジメもここまで来てくれた香織を大切にして守りたいと思いました。

まぁハジメの中で、城之内への思いやら香織や城之内を守って共に戦いたいと溢れています。

ある意味二重人格というか並列思考化したもう一人の自分化しているのかもしれません。これは後々に解決するのでそれまでお待ちください。

そしてベビードラゴンに迷宮からの脱出口を探しに行かせたものの行きはすんなり行けても帰ることが出来ないことが分かり迷宮を攻略することへとシフトしていきます。

魔物肉をどうするのかで毒を以て毒を制すで香織が中和剤を作り始めました。

それかご都合主義で精霊の力で害ある毒素だけをピンポイントで排除して技能やらステータスアップ出来るようにしようかと考えてます。

恵理が偶然持っていた例えばハンバーガーのレシピや神秘の中華鍋といったカードで毒素除去とか考えてますね。

次回はドンナー作成と爪熊への復讐や魔物肉の調理といった回になると思います。

そこを過ぎればいよいよ原作ヒロインの出番が回ってくるでしょう。

今回も読んで頂きありがとうございました!

次回も読んで頂けると幸いです。

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