城之内と恵理の甘い空間
トータスの真相
ヘルモス来訪の理由になります。
ごゆっくりどうぞ!
「……ここは…?俺は確か」
城之内は懐かしい感触を感じ体に力が入る。
慌てて体を起こすと、城之内は自分が本当にベッドで寝ていることに気がついた。純白のシーツに豪奢ごうしゃな天蓋付きの高級感溢れるベッドである。
場所は、吹き抜けのテラスのような場所で一段高い石畳の上にいるようだ。爽やかな風が天蓋と城之内の頬を撫でる。周りは太い柱と薄いカーテンに囲まれている。
建物が併設されたパルテノン神殿の中央にベッドがあるといえばイメージできるだろうか? 空間全体が久しく見なかった暖かな光で満たされている。
さっきまで暗い迷宮の中で死闘を演じていたはずなのに、と城之内は混乱する。
しかし自分の左隣に温もりを感じそちらを見ると
スースー
と穏やかに眠る恵理の姿があった。
「恵理…そうだ…俺はあの蛇もどきをたおしてそれで…気を失ってたのか…」
「…克也…」
「…毎度恵理には迷惑かけてばっかだな。…あん時俺が守りたいって最初に浮かんだのはお前だ…
いつだってお前は俺の側にいてくれて励ましてくれて…恵理がいねぇなんて考えられねぇな。
いつもありがとな恵理。こんな俺の側にいてくれて…お前は俺の大切なやつだ…恥ずかしくて起きてるときにゃ言えねぇなこんなこと…ハハハハッ」
カァァァァ(///∇///)
「…ズルいよ克也…」
「うぇっ!?起きてたのか恵理!?」
「そんなこと言われたらもっともっと好きになっちゃうよ…
僕の方こそ…ありがとう克也。
君が僕を見付けてくれて…暗い暗闇に沈んだ僕を引っ張りあげてくれて…僕も克也のこと好き…愛してる!」ギュウ
「おっと…」
「ねぇ…克也」
「なんだ恵理」
「あっちに戻ったら…結婚しよ…」
「おう!良いぜ!」
「…即決過ぎない?」
「んなこと言われてもな…俺にとって恵理は側にいんのが当たり前だし恵理以外考えられねぇからな。」
「フフフッありがとう克也…」チュッ
「恵理…」
「克也…」
そうして見つめ合う二人の距離は縮みあと数センチで唇が重なる
ガチャ
「恵理ちゃん城之内君どう…」
「…エリ、カツヤどう?」
「城之内君起き………!?」
……………
「な、なななななななななな中村さん!?なんて羨ましい…コホンキスしようとしてるの!?ズルい!」
「落ち着いてハジメちゃん!」
「…ん落ち着く。」
「ん?ハジメ?にしては口調がなんか変わってるような?」
「あはは…ハジメちゃんったら可愛いなぁ。」
ーーーーーーーーーーーーーーー
そして城之内に何があったのか説明する。
「あの後ね城之内君とハジメ君を扉の奥の場所に運んだらとても大きな部屋が一杯あったの。それでベッドに寝かせたの。」
「…克也二日も目を覚まさなかった…心配した」
「ユエも心配かけたな」ナデナデ
「…ん!」
「ハジメ君は城之内君より目が覚めるのが早くてね。そしたらハジメ君にもう一人の人格…ハジメちゃんも、一緒だったの!」
「成程。もう一人のハジメか」
「うん。私は三人を仲間を守りたいって強い意思とその……(〃▽〃)城之内君へのその…アイジョウで私が生まれたの。」
「まぁそんなこんなでハジメちゃんって私たちは呼んでるの。」
「そういうことか!よろしくな!」
「…城之内君は気持ち悪くないの?だって二重人格だし…その」
「んなもん関係ねぇ。どんなハジメだろうがダチ思いの優しい奴なのは変わんねぇよ。それにもう一人の自分ってあいつを思い出すしな」
「克也も思ったんだね!僕もだよ。」
(ねっ!言ったでしょ。城之内君なら大丈夫だって…)
(うん(〃▽〃))
そうして城之内は起き上がり辺りを散策することにした。
広間には人工的な太陽が浮かび更に注目するのは耳に心地良い水の音。
扉の奥のこの部屋はちょっとした球場くらいの大きさがあるのだが、その部屋の奥の壁は一面が滝になっていた。
天井近くの壁から大量の水が流れ落ち、川に合流して奥の洞窟へと流れ込んでいく。滝の傍特有のマイナスイオン溢れる清涼な風が心地いい。
よく見れば魚も泳いでいるようだ。もしかすると地上の川から魚も一緒に流れ込んでいるのかもしれない。
「ある程度見たんだけど開かない部屋も多かったの。」
「何かしら仕掛けがあるのかどうなのか?」
そうして更に歩くと石造りの住居が見えた。
全体的に白く石灰のような手触りぇ全体的に清潔感があり、エントランスには、温かみのある光球が天井から突き出す台座の先端に灯っていた。
薄暗いところに長くいたハジメ達には少し眩しいくらいだ。どうやら三階建てらしく、上まで吹き抜けになっている。
開かない部屋の多い一階、二階を見てから五人は三階の奥の部屋に向かった。三階は一部屋しかないようだ。
奥の扉を開けると、そこには直径七、八メートルの今まで見たこともないほど精緻で繊細な魔法陣が部屋の中央の床に刻まれていた。いっそ一つの芸術といってもいいほど見事な幾何学模様である。
しかし、それよりも注目すべきなのは、その魔法陣の向こう側、豪奢な椅子に座った人影である。人影は骸だった。既に白骨化しており黒に金の刺繍が施された見事なローブを羽織っている。薄汚れた印象はなく、お化け屋敷などにあるそういうオブジェと言われれば納得してしまいそうだ
「こいつは?」
「もしかしたら反逆者の一人?」
「にしては何か誰かを待ってるみたい?」
「…この魔法陣何だろう?」
「試しに入ってみよう。」
と男人格に戻っているハジメと香織は足を踏み入れる。
すると…カッと純白の光が爆ぜ部屋を真っ白に染め上げる。
まぶしさに目を閉じる二人。
直後、何かが頭の中に侵入し、まるで走馬灯のように奈落に落ちてからのことが駆け巡った。
やがて光が収まり、目を開けたハジメの目の前には、黒衣の青年が立っていた。
「試練を乗り越えよくたどり着いた。私の名はオスカー・オルクス。この迷宮を創った者だ。反逆者と言えばわかるかな?」
話し始めた彼はオスカー・オルクスというらしい。オルクス大迷宮の創造者のようだ。驚きながら彼の話を聞く。
「ああ、質問は許して欲しい。これはただの記録映像のようなものでね、生憎君の質問には答えられない。
だが、この場所にたどり着いた者に世界の真実を知る者として、我々が何のために戦ったのか……メッセージを残したくてね。
このような形を取らせてもらった。どうか聞いて欲しい。……我々は反逆者であって反逆者ではないということを」
そうして始まったオスカーの話は、ハジメが聖教教会で教わった歴史やユエに聞かされた反逆者の話とは大きく異なった驚愕すべきものだった
狂った神とそれに抗った人々の戦い
道半ばで力尽きてしまった者たちが後世へと希望を託したこと。
「君が何者で何の目的でここにたどり着いたのかはわからない。
君に神殺しを強要するつもりもない。ただ、知っておいて欲しかった。
我々が何のために立ち上がったのか。……君に私の力を授ける。
どのように使うも君の自由だ。だが、願わくば悪しき心を満たすためには振るわないで欲しい。
話は以上だ。聞いてくれてありがとう。君のこれからが自由な意志の下にあらんことを」
………
「成程な。この世界の宗教がエヒトっつう奴ばっかなのは可笑しいと思ったがそういうことだったか。」
「そうだね。僕たちの世界と比べて多宗教じゃない理由が合ったわけだね。」
「どうする?神殺し?」
「……確かに昔の人の言葉だから律儀に守る必要なんてない…それに僕にとってトータスでの思い出は散々なものばかり…」
「ハジメ君…」
「でも、香織と恋人になれてリリアーナ王女やユエに会えた…第一目標は帰ることだけどもし…もしそれに立ち塞がるなら倒そう!」
「だな!」
「あ~、それと何か新しい魔法……神代魔法っていうの覚えたみたい」
「……ホント?」
信じられないといった表情のユエ。それも仕方ないだろう。
何せ神代魔法とは文字通り神代に使われていた現代では失伝した魔法である。ハジメ達をこの世界に召喚した転移魔法も同じ神代魔法である。
「何かこの床の魔法陣が、神代魔法を使えるように頭を弄る? みたいな」
「……大丈夫?」
「大丈夫そうだよ。しかもこの魔法……ハジメ君のためにあるような魔法だね。」
「……どんな魔法?」
「え~と、生成魔法っていうみたい。魔法を鉱物に付加して、特殊な性質を持った鉱物を生成出来る魔法だね。」
「それならアーティファクトを沢山作れるね!」
「んじゃあ俺たちも入るか。」
と城之内たち三人も入る
「試練を乗り越えよくたどり着いた。私の名はオスry……」
するともう一度オスカーが現れる。
「何かビデオみてぇな感じだな。」
「でも大昔にこういうのがあったっていうのは凄いことだね。」
「…神代魔法凄い!」
そして最後まで聞き終わりオスカーの亡骸を弔おうと五人で話し合っていると、
ザッザザァァァァ
「……精霊の加護を持つものよ」
「!?さっきので終わりだったのに続きが!」
「もしかして城之内君たちの持つ精霊の加護が反応した?」
「我々生き残った7人は異界から現れた精霊と共に黒き神…
太陽を飲み込む漆黒の大蛇と戦う。
しかし、奴は肉体から魂を奪う。何人もの同胞が魂を取られた…
我々も無事で済むかはわからない…
精霊の加護を持つものよ
もし我々が、敗れたその時は
ここにその力になってくれるカードを残す
願わくば漆黒の大蛇を…倒してくれ
同胞の無念を晴らしてくれ…」
「漆黒の大蛇…神だけじゃなくてそんな物騒な相手と戦って…」
「魂を取るってそんなのどうすれば…」
「…肉体の傷なら魔法で治せるけど…魂は…無理」
ハジメ、香織、ユエはそう言う。
「まさか!?漆黒の大蛇って…」
「そうだ…勇者の伴侶よ…この地でかつて我々も戦ったのだ。」
シュン
「じょ、城之内君が二人!?」
「ヘルモス!じゃあやっぱり」
「うむ、このトータスでもオレイカルコスの神は魂を収集していた。我らの世界にも危機が迫ると我ら三人はこの世界で戦い七人の同胞と共に奴らを討たんとした。
深手を与えたがしかし、奴の力は凄まじく我らも竜の姿へと変わり六人の同胞も魂を取られ、我らの世界へと逃れそれを追い我らも元の世界へと戻り戦い眠りに付くことになった。
そして現代に甦った奴を勇者と共に倒した。」
「そういうことだったのか…」
「あの~こっちの城之内君に似た人は?」
「勇者の仲間であったな。我はヘルモス。精霊界より来た者である。」
「精霊って!?デュエルモンスターズの?」
「…カツヤとエリは…漆黒の大蛇を知ってるの?」
「あぁオレイカルコスの神っつてな。ユエはともかく二人は知ってるだろ。ソリッドビジョンの暴走やら異常気象があったの。」
「そうだね。あの時は凄いニュースになった…ってもしかして!」
「そのオレイカルコスの神が引き起こしたことでな。そいつを遊戯や海馬の野郎と一緒に倒したんだ。」
「そうなんだ。じゃあ城之内君は世界を救ったんだね!」
(流石城之内君だわ!)
「それでヘルモスは何でここへ?」
「うむ!勇者たちがこの世界へと呼ばれてしまった頃、こちらの世界へ干渉する存在を察知した。それも見覚えのあるものだ。
特定したのがトータスで、我らと共に歩んだ同胞からもエヒトのことは聞いていた。故にこちらの世界へ侵攻するのも時間の問題と判断した。
しかし、こちらへ来るにも莫大な力を使わなければ開かぬ…通常であれば。」
「もしかして克也の縁を辿って?」
「そうだ。強き心の持ち主であり我らと共に戦った勇者を道しるべに私がここへと来た。」
「そうか…やっぱエヒトは倒さねぇとか…ヘルモスまた力を借りることになる。まだまだ未熟だが宜しく頼む!」
「こちらこそ。我は奴に感知されぬよう竜の姿に変わるか探知されぬ結界を使い話すようにする。頼んだぞ。」
と言いヘルモスは姿を消す。
「わりぃ四人とも俺は…」
「当然!私たちも戦うよ!」
「…ん!カツヤの力になる!」
「僕も/私も戦うよ!」
「僕は戦うつもりだったけど四人とも相手は曲がりなりにも神だよ?」
「そんなの関係ないよ!それに城之内君は神と対峙しても恐れずに向かってたんだ。それに友達の力になりたいんだ!」
「皆…ありがとな!」
こうしてオルクス迷宮にてこの世界の真実を知り打倒エヒトを目指す6人。
彼らの進む先には何が待ち受けるか!
続く
今回はここまでになります。
目が覚めた城之内は隣で眠るお姫様に自分の気持ちをありのまま言うと耳を真っ赤にさせた恵理が結婚しようと言い城之内も即OKしてました。
いつも側にいる恵理以外考えられないとのこと。
そして起こしに来た三人でハジメちゃんはそんな二人の様子を羨ましいと言いました。
もう一人の自分というハジメに城之内はかつての遊戯を思い出しハジメはハジメと受け入れました。
そしてオルクス迷宮にてオスカーから世界の真実を知りました。
生成魔法を手に入れ城之内たちも入るとなんとトータスにもオレイカルコスの神が襲来していたとのこと。
その縁と城之内の縁を辿りヘルモスが来られたという。
そしてエヒトが、自分達の世界と精霊界に侵攻することを受けエヒトを倒すことを決めた六人でした。
オスカーの残したカード…生成魔法の使い手なので融合モンスターを予定してます。
因みに女ハジメにも名前を付けようと思ってます。
名前は一応決めてはいるので次回で出そうと思います!
それでは今回も読んで頂きありがとうございました!
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