それではごゆっくりどうぞ。
数時間前にも1話投稿していて続きになります。
城之内は昼前に恵理の通う学校へと辿り着いた。
流石に他校の生徒がウロウロするのは良くないと思い来賓用の札を首から下げて学校を歩く。
「しっかし恵理のやつうっかりしてんな。それにしても家の高校とあんまし変わらないもんだな。やっぱ高校ってどこもおんなじもんなのか?」
と歩いていると丁度曲がり角から人が来ていたようでぶつかってしまう。幸い倒れるようなこともなく
「わりぃ!前みてなかった。大丈夫か?」
「あたたたっいえすいません。先生も前を見てませんでした。あれ?見かけない制服ですね?」
「あぁ、友達が弁当忘れててそれを届けに来たんだ。っていうか先生?ちっこいのに?」
「ちっこいとは失礼ですよ!これでも25才なんですから……あれ?あなたどこかで見たような?」
「わりぃわりぃ。見た目で判断するなんてどうかしてたぜ!なぁ先生、友達の中村恵理っつうんだけどよ、どこの教室か知ってたりするか?」
「えっ?中村さんですか、えぇ知ってますよ。次の時間中村さんのクラスで授業をするので丁度教室に行こうと思ってたんです。良ければ案内しますよ。」
「サンキュー先生!そうだ自己紹介してなかった。俺城之内克也って言うんだ。宜しくな。」
「城之内くんですね。私は畑山愛子と言います。……あっ!もしかしてバトルシティ大会でベスト4に残ったあの城之内君ですか!?」
「その城之内だぜ!」
「こんなところでデュエルモンスターズの選手に会えるなんて凄いことです。そうそう私バトルシティの時、童実野町の水族館に遊びに行ってて偶々ですがデュエル見てたんです。あの梶木選手とのデュエルとても凄かったです。特にあのシーステルスを見破ったときなんて手に汗握る攻防に興奮しました!」
「あんがとさん。あれは俺だけじゃなくて梶木も強くて共に認め合ったからこそ良いデュエルが出来たんだ。」
「城之内君は中村さんと知り合いなんですか?」
「あぁ!昔からの幼馴染みみたいなもんで俺にとって大事な奴だぜ!」
「中村さんにも春が来てたんですね!」
「ん?春?先生今は秋で春なんてまだまだ先だぜ!」
「ふふっ物の例えですよ。さぁ行きましょう!」
と愛子は城之内を連れて恵理のクラスまで歩いていく。
南雲サイド
月曜日はいつもめんどくさいととある少年南雲ハジメは感じていた。ただし、ハジメの場合単に面倒というだけでなく、学校の居心地が悪く憂鬱さが多分に含まれていたが。
その日もハジメは、いつものように始業チャイムがなるギリギリに登校し徹夜でふらつく体でなんとか踏ん張り教室の扉を開けた。
そして極力意識しないように自席へ向かうハジメ。しかし、毎度のことながらちょっかいを出してくる者がいる。
「よぉ、キモオタ! また、徹夜でゲームか? どうせエロゲでもしてたんだろ?」
「うわっ、キモ~。エロゲで徹夜とかマジキモイじゃん~」
一体何が面白いのかゲラゲラと笑い出す男子生徒達。
声を掛けてきたのは檜山大介といい、毎日飽きもせず日課のようにハジメに絡む生徒の筆頭だ。近くでバカ笑いをしている取り巻き三人と大体この四人が頻繁にハジメに絡む。
檜山の言う通り、ハジメはオタクだ。と言ってもキモオタと罵られるほど身だしなみや言動が見苦しいという訳ではない。髪は短めに切り揃えているし寝癖もない。コミュ障という訳でもないから積極性こそないものの受け答えは明瞭だ。大人しくはあるが陰気さは感じさせない。単純に創作物、漫画や小説、ゲームや映画というものが好きなだけだ。最近ではデュエルモンスターズがハジメの中ではトレンドになっていて、自分でイラストを描いたこともあるが流石にそれを出す勇気もなく机の引き出しに眠ってはいるのだが。
なぜ男子生徒全員が敵意や侮蔑をあらわにするのか。
その答えが彼女だ。
「南雲くん、おはよう! 今日もギリギリだね。もっと早く来ようよ」
ニコニコと微笑みながら一人の女子生徒がハジメのもとに歩み寄った。このクラス、いや学校でもハジメにフレンドリーに接してくれる数少ない例外であり、この事態の原因でもある。
名を白崎香織といい学校で二大女神と言われ男女問わず絶大な人気を誇る少女だ。
いつも微笑の絶えない彼女は、非常に面倒見がよく責任感も強いため学年を問わずよく頼られる。それを嫌な顔一つせず真摯に受け止めるのだから高校生とは思えない懐の深さだ。
そんな香織はなぜかよくハジメを構うのだ。徹夜のせいで居眠りの多いハジメは不真面目な生徒と思われており(成績は平均を取っている)、生来の面倒見のよさから香織が気に掛けていると思われている。
「南雲君。おはよう。毎日大変ね」
「香織、また彼の世話を焼いているのか? 全く、本当に香織は優しいな」
「全くだぜ、そんなやる気ないヤツにゃあ何を言っても無駄と思うけどなぁ」
そして学校の二大女神のもう一人の八重樫雫。ポニーテールにした長い黒髪がトレードマークである。切れ長の目は鋭く、しかしその奥には柔らかさも感じられるため、冷たいというよりカッコイイという印象を与える。
と学校で多大な人気を誇るが何でもかんでも自分が正しいと思い込んでいる自称正義の味方な天之河光輝
見た目に反さず細かいことは気にしない脳筋タイプな坂上龍太郎が話し掛ける。
ハジメとしては勘弁してほしいのだか香織が話し掛けるので無視することもできず今日も居心地が悪い。
これならデュエルの動画を見てたほうがよっぽど良い。
特に昨日見てたあのバトルシティの動画。
武藤遊戯や海馬瀬人といったデュエリストの戦い方を見てると僕たちとは別世界の人なんだと感じさせられるけどそんな中でも必死に食らいついてるデュエリスト城之内選手のデュエルに気付けば目が離せなくなってた。
城之内選手は武藤遊戯みたく完璧な戦略で相手の先を何手も読んで素早く切り替えるデュエルや海馬瀬人みたいに圧倒的な攻撃によるフィールドの制圧みたいなデュエルとは違ってとても平凡に見えるがそれでも彼は自分に出来ることをしてデュエル一つ一つがとても真剣でとても楽しんでる様子や運を天に任せるようなカードを使ってたりと僕たち一般人でも出来そうな手で強敵を倒す姿はとても眩しくて憧れるものだった。何よりも神のカードって言われてるものをその二人は所持してて決勝トーナメントはもう一人神のカードを持ってる人がいてそんな中でベスト4に入った選手だ。父さんのツテでその決勝トーナメントの映像も見たけど迫力が違かった。
そしてお昼の時間を迎えいつも通り携帯食を流し込むように食べもう一度寝ようとする。
「ハジメ君お昼それだけで足りるの?良かったら一緒に食べない?」
「いや、僕はもう食べたから良いよ。」
「それなら私の分分けて上げるからどう?」
「白崎さんの分が少なくなっちゃうから悪いよ。」
と言っていると
「あっ!?お弁当家に忘れてきちゃった…どうしよう。今月ピンチなのに。」
「エリリンがお弁当忘れるなんて珍しいね。どうしたの?もしかして昨日はお楽しみだったりとか?」
「そんなわけないでしょ。全く鈴はすぐそうやって言うんだから。今日は偶々ですぅ。」
「あははごめんって。それよりお昼どうするの?」
「仕方ない購買で買うしかないかな。」
と話す声を聞いていると教室のドアが開いて次の時間の担当の畑山愛子先生こと愛ちゃん先生が入ってくる。
そしてその後ろには動画で何回も見たあの城之内選手が、立ってた。
南雲サイドout
俺は畑山先生に付いていき恵理の教室へと歩いていく。時折先生と世間話しをしたりKCグランプリの時の話しなども交えて仲も良くなった。
そして教室に先生が入るので俺も中へと入る。そしてお目当ての人物を見つけたので
「おう恵理!弁当置きっぱなしになってたぞ。昼食わねぇと体も丈夫にならねぇぞ!」
「ありがとう克也!今月ピンチそうだったから余計な出費も抑えられるよ。そうだ!良かったら一緒に食べない?」
「俺がいたって邪魔なだけだぜ。それにまだ授業があるんだから俺は帰るさ。」
「エリリンの裏切り者~ほんとに昨日お楽しみだっただなんて私は悲しいよ!」
「ちょっと鈴違うって言ってるでしょ。全くもう(-_-;)」
(-_-;)」
「おっ!恵理にも学校で友達が出来てたんだな。良かったぜ。俺は城之内克也だ。あんたは?」
「私は谷口鈴だよ。宜しくねカツヤン!」
「カツヤンって俺のことか~。」
「ふふっカツヤンだって。」
「うっせぇ。まったく。お前だってエリリンなんて呼ばれてるじゃねぇか。」
「細かいことは良いの!それよりせっかく来たんだからもう少し話してようよ。」
「まぁ、良いけどよ。」
「あの!城之内選手ですよね!僕バトルシティの大会見てました。お会いできて光栄です!」
「おうありがとよ。えっと?」
「南雲ハジメと言います。」
「おう南雲宜しくな。」
「ホントだ!城之内選手だ。私あのバトルシティの時、友達と一緒に水族館に行っててデュエル見てました。凄くドキドキするデュエルで興奮しました!」
「えぇ。ああいう感じでデュエルを見るのは初めてだったけどとても手に汗握る展開の連続で凄かったわ。」
「おっ!先生とおんなじか!あんたらは?」
「ごめんなさいね。私は八重樫雫。でこっちは親友の白崎香織よ。偶々あの日は遊びに行ってたんだけどとても濃密な1日だったわ。」
「そっかありがとな。白崎と八重樫!」
「二人ともデュエルモンスターズといったって只のカードゲームだろ。もう少し将来を見据えて他のことをするべき……」
「あの時のバトルシティ俺も見てたぜ!羽賀っつうやつとのデュエル、なんつうかモンスターの応酬にマジックやトラップの駆け引き、最後の墓荒らしのカードで相手の使ってたカードを使って勝利を引き寄せるなんて、俺には真似できないって思ったしすげぇ興奮したぜ!」
哀れ光輝。龍太郎の声で、発言が聞こえてないようだ。
そうして話していると突然教室一帯が光始める。
幾何学的な紋様でこういったことを本で呼んだことのあるハジメは全員外に出るように言うものの時既に遅く次の瞬間には教室にいた者たちは跡形もなく消えていた。
教室には食べかけのお弁当や教科書も散乱しておりこの急な神隠し事件は世間を騒がせ城之内の親友の遊戯たちや海馬の耳にも入ることになり城之内が行方不明になってしまった事実を突きつけられるのであった。
というわけで今回で現実世界の話しはおわり次回からトータスでの話しへと移っていきます。
学校で最初にあったのは愛ちゃん先生こと畑山愛子先生で彼女は偶然水族館に来ていたところ梶木とのデュエルを目の当たりにしてとても興奮して見ていました。
そして先生とは遭遇しなかったものの香織と雫も水族館に来ていて、デュエルを見学していました。
途中融合で出したドラゴンに乗るワイバーンをみてベビードラゴンを可愛いと話し可愛いもの好きな雫も見惚れていました。そして最後のハリケーンからのパンサーウォリアーでのフィニッシュ。デュエルの過程で生まれたあらゆることに二人してドキドキハラハラして見惚れていました。
そして光輝が何か言うものの龍太郎が遮りこちらは羽賀との一戦をみていたとのこと。デュエルで色んなことを考えて瞬時に判断していることや攻撃力が低くてもそれを覆すのを見て、デュエルが奥深いものだと感じたようである。
そしてありふれの主人公南雲ハジメはバトルシティの映像をみてとても興奮した様子であり、目の前に本人が現れ興奮した様子で話し掛けました。
父親が海馬コーポレーションとも親交があり偶々融通してもらったバトルシティの決勝トーナメントの映像もハジメは見ることが出来てます。
果たして彼にどんな影響を与えたのか。
そして恵理にも学校で友達ができたことを嬉しく思う城之内。その友達からは変わった渾名で呼ばれるのだが新鮮なこともありそのままにしています。
原作よりも素直な恵理は高校で仲良くなった谷口鈴と友達になり、素の自分を少し出した感じの砕けた関係で他は猫を被るようにしていて口調も私と言っています。
そして唐突に始まる召喚。
この後遊戯が行方不明になってしまった城之内を探すためにペガサスや海馬のところに行き異世界に行ってしまったことを悟ったペガサスが海馬の手を借りてどうにか通信を試みようとするのであった。
GX編の精霊界に飛ばされた十代たちに連絡を取ったような方法でアプローチしようとしています。
今回も読んで頂きありがとうございます。
次回はトータスでの話しへと移っていきます。
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