ありふれた凡骨は決闘者の高みを目指す   作:生徒会長月光

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さて今回は帝国兵にエンカウントします。

帝国兵たちの前に現れるのは最強無敵のデュエリスト

果たしてその末路は…

それではどうぞごゆっくり。


帝国兵を待ち受ける運命 それは……

そうして二日程して海馬たちはライセンを出る準備を整えた。

 

テント系の物は持ち運びしやすいように折り畳みになっていて子供でも背負いやすいようになっていた。

 

「まずは樹海を目指す。そんでもって大迷宮を探すで良いんだろ?」

 

「そうだ。その道中襲いくる有象無象はなぎ払う。それだけだ。」

 

「ハウリアの人たち最初に会ったときより顔付きが変わったね。」

 

「やっぱり自信を持てたからじゃないかな?それに海馬さんのカリスマもあるから気持ちも落ち着いてるし…」

 

「…ん、皆強くなってる!」

 

 

そして一行は、ライセンから抜ける階段に差し掛かろうとした。

 

「長!社長!この先に帝国兵がいます。数は…30程です。」

 

と技能、動物会話を会得した女性ハウリア、ミナは報告する。

 

彼女は動物と会話したり動物の視点を借り受けられ鳥の視野をかり帝国兵がいることを察知した。

 

「なる程な…カム!」

 

「はっ!」

 

「人間が一番油断しやすいのはいつだと思う?」

 

「睡眠時、または食事時かと思います。」

 

「概ね正解だ。厳密には集中力がないときも当てはまる。」

 

「…帝国兵は食事時で各自ゆったりとしているようです。」

 

「ならば好都合。全て捕まえ有益な情報を得る。」

 

「社長!長!私たちに行かせてください!」

 

と各々擬態の技能を習得した5名のハウリアが立候補する。

 

擬態はその名の通りあらゆる物に擬態することが出来る。

 

難点としてはかなり集中力を要し、彼らも最初は数分しかもたなかったが訓練をしたこと、魔物肉を食べたことで上がったステータスにより今では半日ほど人に擬態してもバレないようになっていた。

 

「それならこの無味無臭の睡眠薬が使えるかな?」

 

と香織は彼らへと渡す。

 

隠密が得意な彼らはゴブリン部隊から更に教わり城之内たち程でなければ見つけられないぐらいの気配を殺せるようになった。

 

彼らは自然と同化するように先に帝国兵の方へ行き違和感なく混じる。

 

注ぎますね…

 

おう!わりぃな…にしたって隊長も人がわりぃぜ…

 

大峡谷に逃げ込んだハウリアどもを待ち伏せなんてよ。まぁ捕まえりゃ給料だって増えるし宴だがよ。何人かは戦利品でもらえりゃ困らねぇしよ。

 

 

その言葉を聞きシアが自分等ハウリアを守ってくれた事実を再確認し、そして帝国兵の醜さを目の当たりにする彼らは心のなかでは激情に駆られそうになるがそれでも仲間を家族を思いそっと蓋をする。

 

そうして全ての帝国兵へ睡眠薬を飲ませたことを確認し…

 

んだか眠くなってきやかって……………

 

眠ったのを確認した。

 

長…完了しました。

 

ウム…5人とも辛い役割をさせてしまった…ありがとう。

 

いえ…改めて社長や城之内殿たちと会えて良かったと思います。

 

と優れた聴力で確認をお互いがする。

 

「社長。オールクリアです。」

 

「行くぞ。」

 

と海馬が先頭をきり歩いていく。

 

「ハジメさん…大丈夫ですか?同じ人族と敵対して…その」

 

「そうだね…敵対するぐらいなら平気だよ。でもいざ殺すとなると…どうなのかな…」

 

「そうだな…魔物を殺すとはまた違うし出来れば…な。」

 

 

「でも覚悟はした方がいいよ。そうじゃないとこの世界で生きていけない。」

 

((…いざとなれば私が…))

 

(あの克也さん 香織さん)

 

(どうした?)

 

(シアさん?)

 

(克也さんはユエさんの…香織さんはハジメさんの側にいてください。)

 

(もしかして何か見えたの?)

 

(はい…三通りぐらい見えて…一つはハジメさん…厳密にはレイカさんが帝国兵を氷で串刺しにして殺害する未来、

 

もう一つはユエさんが魔法で大峡谷から突き落として落下死させる未来。もう一つは社長なんですが多分社長のがマシな未来です。なので二人のことを見ていてあげてください。)

 

とシアは城之内と香織へと話す。

 

(任せてくれ!)

 

(うん!ハジメ君とレイカちゃんの心は私が守る!)

 

そして、遂に階段を上りきり、ハジメ達はライセン大峡谷からの脱出を果たす。

 

登りきった崖の上、そこにはぐっすり眠る帝国兵たちがいる。

 

「まずは身動きのできないようにしろ。そしてその後に起こし尋問だ。」

 

と全員を縄で縛り上げ何かを巻き付けて気付け薬で一人ずつ起こす。

 

目を覚ました帝国兵の小隊長は

 

ハウリア族を見て

 

「おいおい、マジかよ。生き残ってやがったのか。隊長の命令だから仕方なく残ってただけなんだがなぁ~こりゃあ、いい土産ができそうだ」

 

と呑気に喋る。

 

自分達が誰の前にいるかも知らずに。

 

「帝国の内情から諸々全て話してもらおうか。」

 

「はっ!俺たちが誰か知らねぇのか?帝国の精鋭部隊だぞ。さっさと」

 

カチッ 

 

という音がし帝国兵の一人の首が落ちた…

 

「もう一度だけ言おう。帝国の内情から諸々全て話してもらおうか」

 

「ふ、ふざける」

 

カチッ

 

また帝国兵の首が落ちた。

 

「ヒッ!?」

 

「三度は言わん。話せ。でなければここで死ぬか?」

 

「は、話す!話すから止めてくれぇ」

 

そして素直に話し始める小隊長と呼ばれた男。

 

帝国が実力至上主義なこと。

 

亜人たちは皆奴隷として貴族から一般的な労働力として働かされていること。そしてハウリア族の仲間も捕まっていること。

 

牢の構造から何まで全て喋る。

 

「話せることは話した!だから…」

 

「貴様らはここで待ち伏せていたと言ったが何をするつもりだった?」

 

「兎人族を奴隷に金儲けを…使えないのは憂さ晴らしに…」

 

プチッと切れる音と共にハジメは否レイカは空気中の水分を氷に変え男目掛けて振るう。

 

ガシッと城之内が腕を弾いたことで小隊長の首スレスレで突き刺さる。

 

「何するの城之内君…」

 

「落ち着けレイカ。」

 

「落ち着いてるよ?生かしておいたってまた同じことをする。ならここで…」

 

「別にこいつらがどうなろうがどうだっていい…でもよ。レイカ…お前は殺したやつのこと背負えるか?」

 

「何を言って…」

 

「殺すってことはよそいつの人生を終わらせるってことだ。そいつが歩むはずだった人生を俺らが終わらせるんだ。

 

レイカ…こっちでは命のやり取りが普通かも知れねぇ。でも俺らは帰るんだろ?これから先も俺たちは生きてくんだ。日常に戻ってから邪魔するから気に食わないから殺すなんてあっちゃいけねぇ。

 

絶対なんて言葉はねぇかもしれねぇ。もしこの先そうなっちまったら俺も一緒に背負う。」

 

「城之内君…」

 

「それにこいつら殺したら同類になっちまうしな。」

 

「ありがとう…」

 

「ふぅん、俺には関係ないことだ。」

 

と言うともう一度スイッチを押すと

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁ!?な、なんだこりゃぁぁぁぁぁ」

 

「貴様が今まで殺した屍の数だ。因果応報だ。」

 

「い、いやだぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 

と小隊長は断末魔を上げ気絶した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それにしたって海馬…ソリッドビジョン進化しすぎじゃねぇか?」

 

「ふぅん。これぐらいどうということはないホログラムで予め投影した立体映像をそれらしく見せたに過ぎん。」

 

「…凄い…魔法を使ってないのに魔法みたいな感じ!」

 

「行き過ぎた科学は魔法と同列になるっていうからね。それにしてもリアルだね。」

 

「つうかさっきのやつ俺たちはソリッドビジョンだって分かってるが相手からしたらホントに起きてるみたいに見えるから混乱するよな。」

 

「これは…凄いね。色々な作品を作ってきたけどこのそりっどびじょん?はその上をいくね。家で買い取りたいくらいだね。」

 

「確かに精霊界では目にすることはないですね。私たちは恵理を通じて知ってはいましたがやはり凄い技術です。」

 

「ほぇ~凄いんですね!社長流石ですぅ!」

 

「さて白崎…」

 

「任せてください!」

 

と香織は帝国兵へ近付き全員に菌を入れる。

 

実は帝国兵たちは死んでおらずそのまま眠らせており小隊長のみ起こし海馬の小型ソリッドビジョンシステムで帝国兵に似せた物をスイッチを押すごとに首が取れるようにしていただけであった。

 

最後のは恵理の降霊術でその辺の魔物の残留思念を呼び寄せただけであった。

 

そして香織は奈落のエセアルラウネのやっていたことを菌でやっている。その効力は海馬の命令は絶対であること。ハウリアたちへ調べた情報は全て渡すこと。ハウリアたちの部下であること。

 

と念入りに刷り込む。

 

「これで良かろう。先を急ぐ。」

 

「社長…我々は…」

 

「貴様らが帝国兵を好かんことなど知っている。だが利用できるものは利用し尽くせ。例えそれが不倶戴天の敵であろうとお前たちの悲願の為に。」

 

「「「ハッ!」」」

 

とハウリア全員が海馬に追随する。

 

「城之内君…その…まだ不安だから抱きしめてほしいな…なんて」

 

「おう!良いぜ!」

 

と言うなりレイカを抱きしめて落ち着かせる城之内。

 

「おぉ香織さん香織さん!レイカさんが雌の顔になってますぅ」

 

「レイカちゃん隠してるっぽいけど城之内君のこと好きだからね。」

 

「…ん!カツヤ、エリ以外の好意 鈍感。」

 

「皆知ってるけど克也は気付いてないっぽいからね。」

 

と話してる側でヴェールは二人に近付くと

 

「どぅぅぅえきてるぅぅぅぅ」

 

と巻き舌で言う。

 

「ヴェ!?ヴェール!なに言ってるの!」

 

「何って…なにの話し?」

 

「まぁ怒るなってレイカ。」

 

「もうっ!」

 

(ふふ…レイカも元に戻ったみたいだね。一時はどうなるかとヒヤヒヤしたよ。それだけレイカもハウリアを大事に思ってるってことだね。)

 

こうして帝国兵を退けた城之内たち。

 

いよいよ次回は樹海へと進んでいくのであった。




今回はここまでになります。

原作のような帝国兵殺戮ルートは回避されました。

自分の見るありふれ作品はどれも帝国兵は死んでるので逆に生存させました。

今は人の生き死にに敏感なので色々考えさせられます。

簡単に死なせるか生きて利用するか。

社長なら骨の髄まで利用しそうだなと思いこの末路となりました!

そしてハウリアたちは各々の技能を活かし帝国兵に牙を向きました。

ミナが動物会話

他のハウリア5名は擬態の技能を習得しています。

まだまだ技能持ちはいますが今回は6名の技能の紹介です。

帝国兵の物言いに怒りが爆発しそうになるもののそれでも家族のためにその怒りを抑えて仕事を全うしました。

カムもまた彼らの苦悩を分かりつつそれでも自分等を認めさせるために着々と力を蓄えていくことに。

原作と違い戦闘力はまだまだなハウリア族であるものの心の強さと優しさを武器にしていけるようにしたいですね。

そして海馬の容赦のない物言い。

いきなり首が切れて小隊長は困惑二度目に恐怖を感じ得体の知れない方法で自分等の命を奪える海馬に帝国の内情を話しました。

そしてハウリアへしようとしていた仕打ちにレイカがぶちギレ危うく殺しかけるも城之内が、阻止しました。

小隊長の最後のやつはまるでDEATHーTの双六じいさんのような形を想像して頂けると助かります。

ソリッドビジョンのリアルさを改めて実感した城之内たち。映画の方でも戦闘機をブルーアイズが破壊する演出などやってたのでこれぐらいは出きるかと思います。

魔法に優れるユエでさえ魔法のようだと言いヴェールもウィッチクラフトで買い取りたいほどだと絶賛。

雪姫たち5人の精霊は恵理の側にいたのでどう言うものかは知っていたものの改めて凄さを目の当たりに。

そしてレイカはさりげなく城之内に抱き付きその様子を見る香織たちはほっこりし、ヴェールはあの笑顔でからかう。

ハウリアと過ごすうちに感化されていたレイカ。

シアの見た未来だとレイカが原作ハジメよりも凄惨に殺戮するルートで闇墜ちし、香織たちや城之内たちの敵は殺す身内絶対守るガールとなり、

もう一つはユエが問答無用で大峡谷に突き落とすルート。
ユエもまたハウリアたちに好意的にしていたので香織たち、城之内たち、ハウリア族の敵絶対殺すガールになります。

そしてシアは何とか三つ目の未来の海馬の結末に辿り着けました。

シアの判断で近くに城之内たちがいたため二人の闇墜ちは回避されました!

この後帝国兵は帝国へと戻ると内部の奴隷の情報や部隊の内訳から予算などあらゆることを調べてハウリアへと渡します。

…何か香織が万能化してきたような気がしてならないですね。

能力元はエセアルラウネの操りとトリコのジョアのテイストチェンジを参考にしています。

これは先の展開ではありますが帝国をハウリアたちが倒すための布石へとなっていきます。

次回で樹海へ突入したいです。

さてマスターデュエルではRとNのみのイベントも始まるのでどういうデッキにしようか迷いますね!

今検討してるのは竜騎士ガイア主軸のデッキですね。

低レアだからこそ輝くカードは多いので楽しみです。

感想などもらうと次話の投稿スピードも上がるかもしれません!

今回も読んで頂きありがとうございました!

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