それではどうぞごゆっくり
「まじでライセン大迷宮の入口なのか?」
「何て言うか…軽いというかチャラいというか」
「でも多分ここがそうなんだと思うよ。」
「…ん、ライセンの名前は分かるけど…ミレディってところ」
「そうだね。ライセンの名前は広がってるけどそのファーストネームまでは広がってないし、オスカーさんの日記にも書いてあったから間違いないね。」
「ふぅんバカ娘にしては上出来だ。」
「ふふん!私だってやれば出来るんです!どうですか社長!」
「その程度ではしゃぐな。…入口らしきものは端から見えてない」
「っつうことは擬態させてるってことか?」
「恐らく。」
そうして、海馬は付近を捜索する。
城之内たち一行はシアが見つけた看板を見ながらも万全の状態を整えようとする。
「大迷宮でここの特性を考えると今まで以上に魔法は使いづらくなりそうだね。」
「…ん…上級魔法撃てても一発…中級でも危ないかも?」
「そうなると治癒魔法もかなり近付かないとかけられなさそうだね。今のうちに弓矢の調整をしとかないと。」
「僕の方は……霊術は問題なく使えるね。」
「霊術はどちらかと言うと自然界の力を借りているようなものですからね。魔法で起こす現象よりも扱いは楽でしょう。」
「その分習得できる奴が少ないけどな!」
「俺の方も魔法主体って訳じゃないから大丈夫だ!」
「そしたら身体強化が出来るシアさんと城之内君がアタッカー、中距離は僕と香織、僕たちでも対処出来なさそうならユエの魔法か中村さんの霊術、あと二人とも僕のドンナーの予備を使って。後は状況見るのに長けてる海馬さんがオールラウンダー…この迷宮を俯瞰して見ることが出来るのは」
「海馬のやつってことだな。」
「伴侶、あたしらもいるから遠距離系統は任せときな!」
「そうだねぇ。後は状況次第…臨機応変だね。迷宮ってぐらいだからもしかしたら構造が複雑になってるかもだからそこも気を付けよう。」
「社長、ここの壁が少し薄くなってる気がします!」
「ここか。」
と海馬がその薄くなっている部分を見て
「バカ娘ここを叩いてみろ。」
「はいですぅ!」
バシバシとシアが遠慮なく叩くと
ガコンッ!
「ふきゃ!?」
「む?」
と城之内たちの眼前で、シアの触っていた窪みの奥の壁が突如グルンッと回転し、シアと巻き込まれた海馬はそのまま壁の向こう側へ姿を消した。さながら忍者屋敷の仕掛け扉だ。
「はきゅっ!?なっ!何ですか!」
「迷宮の仕掛けか…」
ヒュヒュヒュ!
無数の風切り音が響いたかと思うと暗闇の中を海馬とシア目掛けて何かが飛来した。海馬は即座にその正体を暴く。
それは矢だ。
全く光を反射しない漆黒の矢が侵入者を排除せんと無数に飛んできているのだ。
「成る程暗闇と矢の色が同じということは見えづらく悪意があるな」
「はわわわ!?しゃ、社長危ないですぅ!!」
と海馬に鍛えられたことハウリア特有の聴力の良さで矢の位置と本数を判断し、シアは海馬から渡されていた伸縮する警棒のような物を両手にカシャンと一瞬で伸ばすと飛来する漆黒の矢の尽くに対処する。
ドリュッケンでは小回りが効かないと判断してかつ海馬に当たらぬように軌道を反らしたりとハウリアから海馬の周りのことは頼むと念を押されていたシアは確りと弾く!
カンッカンッカンッと金属同士がぶつかるような音を響かせ、一本の矢も逃しはしない。
本数にすれば二十本。一本の金属から削り出したような艶のない黒い矢が地面に散らばり、最後の矢が地面に叩き落とされる音を最後に再び静寂が戻った。
と、同時に周囲の壁がぼんやりと光りだし辺りを照らし出す。ハジメ達のいる場所は、十メートル四方の部屋で、奥へと真っ直ぐに整備された通路が伸びていた。そして部屋の中央には石版があり、看板と同じ丸っこい女の子文字でとある言葉が掘られていた。
〝ビビった? ねぇ、ビビっちゃった? チビってたりして、ニヤニヤ〟
〝それとも怪我した? もしかして誰か死んじゃった? ……ぶふっ〟
ピキッとシアの額に青筋が…
「ムッキーー!!何ですか!この文は!社長に当たったらどうするんですか!!」
「ふぅん…毒の類いはないということは小手調べということか。」
「海馬無事か…てそりゃ無事だよな。」
「何かあってもシアさんもいるし大丈夫だね。」
「はいです!社長の身の回りの危険は私が取り除きますぅ!父様からも頼まれてますから!」
そして、シアの準備も整い、いざ迷宮攻略へ!と意気込み奥へ進もうとして、シアが石版に気がついた。
顔を俯かせ垂れ下がった髪が表情を隠す。しばらく無言だったシアは、おもむろにドリュッケンを取り出すと一瞬で展開し、渾身の一撃を石板に叩き込んだ。ゴギャ!という破壊音を響かせて粉砕される石板。
よほど海馬を狙ったことが腹に据えかねたのか、親の仇と言わんばかりの勢いでドリュッケンを何度も何度も振り下ろした。
すると、砕けた石板の跡、地面の部分に何やら文字が彫ってあり、そこには……
〝ざんね~ん♪ この石板は一定時間経つと自動修復するよぉ~プークスクス!!〟
「…なんというか性格が悪いっつうか…」
「うざいといえば良いのかな?」
「う~んやっぱり大迷宮は一筋縄じゃいかなさそうだね。」
そうして一行はライセン大迷宮を攻略するために歩みを進めるのであった。
ゥウィィィィィィィン
ガシッ!
「ん?なんだ!?」
と突如として大きめの手のようなマジックアームが城之内の肩を掴む。
そして
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?なんつう力で引っ張ってやがる!」
城之内を物凄い力で引っ張り出す。
ザシュッ!
「面倒を掛けさせるな城之内。」
とすぐさま海馬が城之内のデッキから渡されていた伝説の剣にて断ち切る。
「わりぃ海馬、助かったぜ。」
「魔眼石のメガネに反応はなかったから物理的なトラップがあるってことかな…」
「これは気が抜けないね。」
どうやらライセンの大迷宮はオルクス大迷宮とは別の意味で一筋縄ではいかない場所のようだ。
こうして城之内たちはライセン大迷宮を進んでいくのであった。
その様子をエヒトから感知されないように城之内のデッキの中で見守るヘルモス自身も見守る。
(ミレディ…我らは蛇神を倒すためにここから離れた…再びこの地に踏み入れるまでミレディは一人戦ったのだろう…願わくば弔ってやりたい…)
と考えるヘルモス。
そのヘルモスもまさか本人がまだ生きて自身ならびにハジメ、レイカを狙っているとは考えもしなかったのであった。
????
やっぱりこれぐらいなら切り抜けるよね♪
あのマジックハンド魔力とか抜いて完全に死角からの構造で大型の魔物だって連れてこれる一品…
それもちゃんと切り抜けたんだから…
それにしても魔力的にはエス姉その物だけど…なんか違和感あるんだよね…
…もしかしてエス姉の子孫?
で先祖返りかして氷血の技能を持ったのかな?
まだまだ氷血の力を出しきれてないし
ここの分解効率を考えてもエス姉ならいつも通り操るし…
それなら納得がいくけど…う~ん…まぁいっか♪
いずれにしろここでくたばるようならそれはそれで偽物だろうしクソ神に良いように操られるだけだし…
あっ!でもヘルモスとエス姉の子孫?はちゃんと迎えにいかないと♪
あ~楽しみだな…フフフフフフフフフフフフフフ…
こことか模様替えとかないと…
あと重要な所以外はゴーレムに任せて
それからここのベッドもトリプルにしとこう♪
とその主……解放者のリーダーにしてエヒトと戦った最後の生き証人でその瞳に狂気を宿した…ミレディは準備をするのであった。
今回はここまでになります。
ライセン大迷宮へ入っていきました。
そして海馬に鍛えられたおかげか原作よりも俊敏に動き海馬考案のスタンバトンに似た警棒を使い全て打ち落としました。
原作ではピクトグラム宜しく矢を避けたり粗相したのを魔王なハジメに見られるなど散々な目にあったシア。
因みに描写してませんが実はうさ耳をかすったりしていて少し擦っていたところ香織、ハジメに気付かれ治癒魔法を掛けながらうさ耳を撫でられ続けたシアなのであった。
そしていよいよ動き出したミレディ。
まずは小手調べでマジックハンドで城之内を拉致しようとしたものの海馬が防ぎました。
超大型の魔物ですら抵抗できずに捕まる程の代物という徹底ぶり。
そしてミレディの言うエス姉
オルクス迷宮の時のあとがきにて描写した氷血の前任者のとある魔人族の女傑。
彼女の使う氷血はあらゆる水分を凍結させたり等規格外でライセン大迷宮の分解ですら彼女は物ともせずにいたと言う。
ヘルモスはエヒトから感知されないように城之内のデッキにて待機しているもののミレディのことは仲間としてとても心配しています。
次回からライセン大迷宮での試練となります。
さてFGOではハロウィンが始まり、呼延灼、黄飛虎、九紋竜エリザと色々と良いキャラな鯖がいてとても良いです。
何とか二人とも当てられたので育成を頑張りたい…
それではまた次回も読んで頂けると幸いです。
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