ありふれた凡骨は決闘者の高みを目指す   作:生徒会長月光

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ライセン迷宮奥へと進んでいきます。

トラップなど原作のものが大半です。

それではどうぞごゆっくり。




ライセン大迷宮3

その後も、進む通路、たどり着く部屋の尽くで罠が待ち受けていた。突如、全方位から飛来する毒矢、硫酸らしき物を溶かす液体がたっぷり入った落とし穴、アリジゴクのように床が砂状化し、その中央にワーム型の魔物が待ち受ける部屋、マグマのような鉱石が敷き詰められた灼熱地獄、そしてウザイ文

 

城之内たちのストレスは溜まる一方であった。

 

しかし悪いことばかりではなく道中城之内たちの世界でいう竹のような植物をトラップにしている箇所にてとても頑丈でしかもしなやかさがある植物をハジメが伐採して香織の使っている弓の弦にし、これにより負担が比較的軽くなり矢の射程距離も伸びたので戦術が広がった。

 

そして全てのトラップを突破し、この迷宮に入って一番大きな通路に出た。幅は六、七メートルといったところだろう。結構急なスロープ状の通路で緩やかに右に曲がっている。おそらく螺旋状に下っていく通路なのだろう。

 

ハジメ達は警戒する。こんな如何にもな通路で何のトラップも作動しないなど有り得ない。

 

そして、その考えは正しかった。もう嫌というほど聞いてきた「ガコンッ!」という何かが作動する音が響く。既に、スイッチを押そうが押すまいが関係なく発動している気がする。なら、スイッチなんか作ってんじゃねぇよ! と盛大にツッコミたいハジメだったが、きっとそんな思いもミレディ・ライセンを喜ばせるだけに違いないとグッと堪える。

 

無言で顔を見合わせ、同時に頭上を見上げた。スロープの上方はカーブになっているため見えない。異音は次第に大きくなり、そして……カーブの奥から通路と同じ大きさの巨大な大岩が転がって来た。岩で出来た大玉である

 

「さてどうする?城之内ここで一度退くかこのままか好きな方を選ぶがいい。」

 

「んじゃ!こっちだな!」

 

と城之内は格闘戦士アルティメーターの力を借り受けそのまま転がってきた大岩に向かって拳を突き出す!

 

「アルティメットスクリューナックル!!!」

 

ドガンとその拳で大岩を砕いた城之内。

 

「おぉ!流石城之内君!」

 

「拳にいい感じに体重も乗って重心もブレテなかったからいい威力だね!」

 

「おう!これでゆっくりと進めんだろ…」

 

「…克也さん、社長の言ってた感じで二重三重に罠を張ってるとしたらもう一回…今度は避けないと不味いものが転がってくるのでは?」

 

「シアさん流石に」

 

それはと言う香織だが再びガコンという音が響き渡る。

 

ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ

 

という聞き覚えのある音によって。笑顔のまま固まる香織。同じく笑顔で引き攣っているシア、ギギギと油を差し忘れた機械のようにぎこちなく背後を振り向いた城之内の目に映ったのは……

 

――――黒光りする金属製の大玉だった。

 

「海馬逃げる……っていねぇ!?」

 

既に海馬は一人先に走っていた。護衛で守らねばとシアも後に付いていっている。

 

「早く逃げるよ克也!」

 

「そうだね!しかもあれ転がってるところが溶けてるから触ったら一溜りもないよ!」

 

という間に走る城之内たち。

 

「まったくやべぇな!?」

 

「これもまた試練なのかもね!神とかの嫌らしい手段に耐えるとかかな!?」

 

「そう言ってないで走るよ恵理ちゃん!」

 

「…ん!」

 

と言いながら走る。精霊たちは一旦霊体化しているものの何かあるといけないとウィンは実体化していたものの彼女の本職は魔法使いであるため徐々に走るスピードが落ちているのを感じた城之内、恵理は

 

「恵理!悪いがそっちは任せた!」

 

「OK克也!そっちもお願いね!」

 

とそのままスピードの落ちてきたウィンを城之内は抱き抱えてスピードを上げる。

 

「か、克也さん!?危ないですから降ろしてください、私は何とかなりますので。」

 

「それでもこうやって走った方が早いぜ!」

 

と赤面するウィンを尻目に走り続けていると通路の終わりが見えた。

 

〝遠見〟で確認すると、どうやら相当大きな空間が広がっているようだ。だが見える範囲が少しおかしい。

 

部屋の床がずっと遠くの部分しか見えないのだ。おそらく、部屋の天井付近にハジメ達が走る通路の出口があるのだろう。

 

「真下に降りるぞ!」

 

「んっ」

 

「はいっ!」

 

城之内達は、スライディングするように通路の先の部屋に飛び込み、出口の真下へと落下した。

 

「げっ!?」

 

「んっ!?」

 

「ひんっ!?」

 

三者三様の呻き声を上げた。出口の真下が明らかにヤバそうな液体で満たされてプールになっていたからだ。

 

「危なっ!!」

 

とハジメは、咄嗟に義手からナイフを射出、同時に壁にアンカーを撃ち込み右手で香織を捕まえユエは背中に乗ってもらい落下を防いだ。

 

恵理はそのまま風霊術による風で浮かび上がり城之内とウィンもまた風霊術にて落下を免れる。

 

直後、頭上を溶解液を撒き散らしながら金属球が飛び出していき、眼下のプールへと落下した。そのままズブズブと煙を吹き上げながら沈んでいく。

 

「〝風壁〟」

 

ユエの魔法で飛び散った溶解液が吹き散らさられる。しばらく、周囲を警戒したが特に何も起こらないので、ハジメはようやく肩から力を抜いた。

 

「はわわわわわわ、あ、危なかったですぅ」

 

「…バカ娘が、目に見える状況だけでなく常に予測をしろ。未来視があったとしても宝の持ち腐れだ。日に何度も使えるように身体を慣らす訓練もいれるとしよう。」

 

「ひぃぃぃぃ社、社長!未来視使ったら魔力がカラカラになっちゃいますぅ~!あっ!も、もしかして訓練もお休みに…」

 

「なるとでも?」

 

「ず…ずみまぜん。」

 

と海馬も無事でありシアはそんな海馬にしがみついている状態だ。

 

そして城之内達はそれぞれ溶解液のプールを飛び越えて今度こそ部屋の地面に着地した。

 

その部屋は長方形型の奥行きがある大きな部屋だった。壁の両サイドには無数の窪みがあり騎士甲冑を纏い大剣と盾を装備した身長二メートルほどの像が並び立っている。

 

部屋の一番奥には大きな階段があり、その先には祭壇のような場所と奥の壁に荘厳な扉があった。祭壇の上には菱形の黄色い水晶のようなものが設置されている。

 

ハジメは周囲を見渡しながら微妙に顔をしかめた。

 

「いかにもな扉だね。ミレディ・ライセンの住処に到着?それなら万々歳だけど……この周りの騎士甲冑に嫌な予感がするのは僕だけかな?」

 

「まぁ多分だけど襲ってくると思うかな?」

 

「動きを見せてないけど唐突に動き出すだろうから武器は構えておいた方がいいね。」

 

そんなことを話しながら城之内達が部屋の中央まで進んだとき、確かにお約束は守られた。

 

毎度お馴染みのあの音である。

 

ガコン!

 

ピタリと立ち止まるハジメ達。内心「やっぱりなぁ~」と思いつつ周囲を見ると、騎士達の兜の隙間から見えている眼の部分がギンッと光り輝いた。そして、ガシャガシャと金属の擦れ合う音を立てながら窪みから騎士達が抜け出てきた。その数、総勢五十体。

 

騎士達は、スっと腰を落とすと盾を前面に掲げつつ大剣を突きの型で構えた。窪みの位置的に現れた時点で既に包囲が完成している。

 

「まっそんなこったろうと思ったぜ。」

 

「これぐらいならまだヒュドラもどきの方がキツかったよ。」

 

「ふぅん。バカ娘に対人戦を積ませるいい機会か」

 

「社長は私が守りますぅ!」

 

「皆さん!行きますよ!」

 

ウィンが言うと一斉に襲いかかってきた。

 

迷宮にて最初の戦闘が始まり各々が武器を構え迫り来る騎士たちを相手取るのであった。




今回はここまでになります。

というわけでライセン迷宮での初の戦闘になります。

トラップにイライラするものの途中途中使えそうなものは拝借しつつ戦力アップを図るハジメ。

そして数々のトラップの先にてゴーレムな騎士たちが動き出しました。

海馬はシアに実戦を積ませられる絶好の機会なので容赦なくシアを鍛えていきます。

危ないときはウィン以外の精霊たちも手伝います。

さてFGOではモルガン祭が始まりワクワクしますね。

BOXイベントかなり美味しいですね。

ブリトマートの性能はまあまあですが何とか二枚確保出来ました。何故かネモ船長もきたので良かったです。

そしてマスターデュエルでは新しいペンデュラム系のカードが登場するようなので戦術の幅が広がりそうです。

それでは今回も読んで頂きありがとうございました!

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