扉の封印を解いた先には!
どうぞごゆっくり!
ライセン大迷宮を攻略する城之内たちは最奥の部屋にてゴーレム騎士たちと対峙し奥の封印された部屋を解除しようとユエが挑みゴーレム騎士たちを相手取る城之内たちであった。
そうしてゴーレム騎士たちを押し退けること数分
若干、疲れた表情であるもののほんわかしたユエは香織に抱きしめられながら少し得意気に任務達成を伝えた。
「……開いた」
「流石ユエありがとう!中村さん!城之内君下がって!」
「おう!」
ハジメが、チラリと後ろを振り返ると、ユエの言った通り封印が解かれて扉が開いているのが確認できた。
奥は特になにもない部屋になっているようでハジメは、城之内たちに撤退を呼びかけ、自らも奥の部屋に向かって後退する。
封印の扉を閉めればゴーレム騎士達の襲撃も阻めるだろう。最初に海馬とシアがその次にユエと香織、恵理、ウィンが扉の向こうへ飛び込み、両開きの扉の両サイドを持っていつでも閉められるようにスタンバイする。
そうして城之内がハジメを抱えてそして置き土産にと手榴弾を数個放り投げると、城之内たちは奥の部屋へと飛び込んだ。
ゴーレム騎士達が逃がすものかと殺到するが、手榴弾が爆発し強烈な衝撃を撒き散らす。バランスを崩したたらを踏むゴーレム騎士達。
その隙に恵理、ウィンが扉を閉めた。
部屋の中は、遠目に確認した通り何もない四角い部屋だった。てっきり、ミレディ・ライセンの部屋とまではいかなくとも、何かしらの手掛かりがあるのでは?と考えていたので少し拍子抜けする。
「これは、あれか? これみよがしに封印しておいて、実は何もありませんでしたっていうやつか?」
「どうなんだろうね?さっきのゲームでいう中ボスみたいなものだろうけど…?」
「うぅ、ミレディめぇ。何処までもバカにしてぇ!」
「ハジメ君何もなさそう?」
「そうだね…感知には引っ掛からないけど物理的な罠があるかもしれないから気を付けよう。」
と各々三人が、一番あり得る可能性にガックリしていると、突如もううんざりする程聞いているあの音が響き渡った。
ガコン!
「「「!?」」」
仕掛けが作動する音と共に部屋全体がガタンッと揺れ動いた。そして、城之内達の体に横向きのGがかかる。
「っ!? 何だ!? この部屋自体が移動してんのか!?」
「……そうみたッ!?」
「ユエちゃん!」
「香織!こっちに!」
「うきゃ!?」
城之内が推測を口にすると同時に、今度は真上からGがかかる。急激な変化に、ユエが舌を噛んだのか涙目で口を抑えてぷるぷるしている。
ハジメはユエたちの方へと駆け寄りスパイクで踏ん張り香織、ユエを守る。
シアは、転倒してカエルのようなポーズで這いつくばっている。
城之内はサラマンドラを床に突き刺して恵理を抱きしめ衝撃を緩和させる。
海馬は特に何事もないように立っていた。
ここでウィンが一度霊体化し代わりにアウスが実体化し地霊術にて部屋の重力を一定に保つことで部屋に掛かるGを相殺する。
そして部屋は、その後も何度か方向を変えて移動しているようで、約四十秒程してから慣性の法則を完全に無視するようにピタリと止まった。
ハジメは何かあったときに動けるようにしていたスパイクを解除して立ち上がった。周囲を観察するが特に変化はない。先ほどの移動を考えると、入ってきた時の扉を開ければ別の場所ということだろう。
全員無事なのを確認して
「しっかし何だったんだ?」
「部屋が移動してるってことはまた違うところへ移動させられたってことだよね。」
と城之内は恵理と話す。
ハジメとユエ、香織は周囲を確認していく。シアはうずぐまっていたいたもののすぐに立ち上がり海馬の周辺に危険がないか確認するものの何もないようなので扉へと向かった。
「さて、何が出るかな?」
「……操ってたヤツ?」
「その可能性もあるかな。ミレディ・ライセンは死んでいるはずだし……一体誰が、あのゴーレム騎士を動かしていたのか…自動ってことは流石にないとは思うけどね」
「……何が出ても大丈夫。ハジメと香織、セト、お父様、お母様は私が守る……ついでにシアも」
「聞こえてますよぉ~もう!」
いつも通りの真っ直ぐなユエの言葉に頬を緩めるハジメ。優しい手付きで、そっとユエの柔らかな髪を撫でる。ユエも甘えるように寄り添い気持ちよさそうに目を細めた。
先陣をきり扉を開ける城之内。
扉の先は、ミレディの住処か、ゴーレム操者か、あるいは別の罠か……一向は「何でも来い」と不敵な笑みを浮かべて扉を開いた。
そこには……
「……何か見覚ねぇか?この部屋…」
「……物凄くある。特にあの石板」
「最悪の予想が当たったね」
扉を開けた先は、別の部屋に繋がっていた。その部屋は中央に石板が立っており左側に通路がある。見覚えがあるはずだ。なぜなら、その部屋は、
「最初の部屋……みたいですね?」
シアが、思っていても口に出したくなかった事を言ってしまう。だが、確かに、シアの言う通り最初に入ったウザイ文が彫り込まれた石板のある部屋だった。よく似た部屋ではない。それは、扉を開いて数秒後に元の部屋の床に浮き出た文字が証明していた。
〝ねぇ、今、どんな気持ち?〟
〝苦労して進んだのに、行き着いた先がスタート地点と知った時って、どんな気持ち?〟
〝ねぇ、ねぇ、どんな気持ち? どんな気持ちなの? ねぇ、ねぇ〟
「また一からやり直しかよーーー!?」
「まぁでもマッピングはしてあるから問題ないよ城之内く…」
〝あっ、言い忘れてたけど、この迷宮は一定時間ごとに変化します〟
〝いつでも、新鮮な気持ちで迷宮を楽しんでもらおうというミレディちゃんの心遣いです〟
〝嬉しい? 嬉しいよね? お礼なんていいよぉ! 好きでやってるだけだからぁ!〟
〝ちなみに、常に変化するのでマッピングは無駄です〟
〝ひょっとして作っちゃった? 苦労しちゃった? 残念! プギャァー〟
「な、なんて悪趣味な!」
「流石大迷宮一筋縄じゃいかないね。」
「…ミレディ許すまじ」
「全くですよ!こんな罠だらけじゃやってられないです!何か罠を一網打尽に出来る方法があれば!」
「罠…トラップ…といえばあいつでどうにかなるか?」
「克也もしかして…!」
「おうあいつの力を借りゃこんな迷宮」
「城之内一度ここから出るぞ。」
と海馬は城之内の首根っこを掴み入ってきた入口とも連動していたためかすぐに出ることが出来た。
海馬が一度出たのでそれを追い掛けて全員が大迷宮をでる。
「なんだよ海馬!今良いこと思い付いたってのに」
「貴様は一度ここで待機だ。」
「海馬さんそれはいったい?」
「貴様らの連携は脆い。」
「脆いってそんなことは!」
「城之内が前衛なのは別に良い、後方支援など器用なことなど出来んだろうからな。」
「まぁ確かにそうかもね。」
「貴様は前衛で味方を鼓舞するのが得意だ。だが反面貴様が崩れた時にそれは瓦解する。」
「…確かに城之内君に頼りすぎてる部分はあるかな。」
「ならばこそ今それを克服する必要がある。これから先大迷宮だけでなく強大な敵というのは存在する。
生き残るためには出来ることを増やし弱点をなくさねばならん。幸いにしてバカ娘の攻撃力と対応力はこの俺が鍛えた。城之内ほどではないがカバー出来るであろう。」
「…ん!セトの言うこと一理ある。頑張る!」
「そうだね。これから先分断されたり不慮のことで城之内君がいなくちゃ駄目なんて…頼りすぎないようにしたい!僕たちは守ってもらうんじゃなくて横で一緒に戦いたいんだ!」
「回復は任せて!私も魔法だけじゃなく判断力と鍛えないと!」
「そういう訳だ。貴様と俺はここで待機。もしくは誰か一人付いていた方が良かろう。」
「それならあたしだな!」
「それなら私も一緒に残りましょう。恵理様たちのサポートはウィンとアウスの二人がいれば何とかなります。」
とヒータ、エリアの二人が残ることにした。
そうして海馬、城之内、エリア、ヒータを残し一行は再びライセン大迷宮へと挑むのであった。
暫くして
「海馬何で俺を残したんだ?さっきの言い分だけじゃねぇんだろ?」
「そうだ。貴様は気付いていたか。この迷宮の罠は予め仕掛けられていたものは軒並み南雲たちへと向いていたがそれ以外の貴様を狙った物はいずれも何処かへと連れていこうとしていたことに。」
「なんだって!?」
「つうか連れ去るって伴侶何かしたのか?」
「城之内ではなかろう。」
「それならいったいなぜ?」
「いるであろう。城之内に似ている者…正確には竜であるが。」
「!まさかヘルモス!?」
「そうだ。少なくともこの迷宮にヘルモスに関係するものが存在しているのであろう。それを確認するためにもまずは奴らのレベルアップが必要不可欠。」
「そういうことか。なら俺は恵理たちが帰ってきたときに腹ごしらえ出来るように何か作っておくぜ!」
「私も手伝いますね!」
一度大迷宮のスタート地点に戻された城之内たちは城之内、海馬、ヒータ、エリアを残し再び迷宮を挑んでいくのであった。
今回はここまでになります。
原作同様スタート地点に戻された城之内たち。
城之内は状況を打破できる術を思い付くが海馬が城之内を迷宮の外へと連れ出し今度は城之内、海馬抜きで攻略していくことに。
なので原作ではハジメ、ユエ、シアのみだったところにに恵理、香織と精霊たちが入ります。ヴェールも霊体化して密かに補助しています。
今のパーティだと城之内が動けなくなったとき動揺して機能不全になってしまうと海馬は悟り訓練も兼ねて迷宮へ送り出しました。
パーティで一人レベルが高いと自然と頼ってしまう部分に似てる気がしますね。
城之内の思い付いた策は彼が再突入する際に披露することになるでしょう。
そして海馬が抱いた疑問は迷宮の主に会うことで解消されることでしょう。
マスターデュエルでは新たに烙印のパックも出て中々回そうか悩むところです。
取り敢えず新しいパックがそろそろ出ると思うのでそれを待ってから引きたいですね。
FGOではそろそろ第7章が始まるかと思いますので鯖の育成をしていきたいですね。
それでは今回も読んで頂きありがとうございました!
おまけ
「危ない危ない。まだ準備できてないから戻ってもらわないとね」
とミレディは先程スタート地点に戻した者たちを思う。
「それにしても初見でここまでくるなんてね。…もしかしたらあのクソ神にも……そしたら私も探しに行けるのに………」
ミレディはエヒト打倒を後世に託すために大迷宮を作り出した他の面々を思う。
「にしたってヘルモスを捕まえようと思ったのにあの傲慢な奴に邪魔されたな…今度入ってきたら強引にでも……
そしたらそしたらヘルモスにあんなことやこんなことを一杯してもらって…私のハジメテを…ここで一緒に暮らして…子どももほしいな………フフフフフフフフフフフフフフ」
と危うい笑みを浮かべるミレディ。
その後ろで緑色の鉱石のようなものが怪しく光るのであった。
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