ありふれた凡骨は決闘者の高みを目指す   作:生徒会長月光

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今回は箸休めな感じでハイリヒ王国に来てからの城之内と他の人たちのやり取りになります。


トータスでの幕間

ステータスプレートによる各々の天職の確認が終わってからクラスメイトたちは訓練に明け暮れていた。

 

そんな中でもある少年。南雲ハジメは今軽い組手をして貰っていた。そう城之内にだ。

 

「いいか南雲…確かにステータス見ると低かったかも知れねぇが何も直接相手を倒さなくても良いんだ。罠はったり足止めした隙に仲間にトドメをさしてもらう。当面はこんな感じになるだろうからやっぱり王国の錬成師や鍛冶職人に技術を教えて貰う方向のが良い。お前は観察眼が鋭いし俺なんかよりも余程冷静に物事を見れるからそれを武器にしてやろうぜ!」

 

「ありがとう!城之内君。それにしてもやけに戦い慣れしてるのはどうしてなの?」

 

「南雲君の言う通りね。私も気になってたの。私や光輝は私の実家の道場で特訓してたからある程度戦い方は知ってたわ。でも城之内君のは何て言うか絶妙な間にタイミング良く合わせて此方を倒しに来るような感じがあるの。もしかしてデュエルモンスターズ以外にも何かやってたのかと思ってね。」

 

「ん?あっあぁ…それは…だな」

 

仲良くなる内に堅苦しいのはなしにしてほしいと城之内は言い年も同じなので君付けで、呼ばれるようになった。そして質問をしたハジメと八重樫雫こと雫は若干言葉を濁す城之内をみて不思議に思う。そこに

 

「二人は知らないと思うけど克也って中学時代物凄い札付きの不良だったんだよ!その頃の克也もワイルドで格好良かったけどね。」

 

「「えっ?不…良?」」

 

二人とも城之内がデュエルモンスターズをやっているのを知っているのでそういう不良とは無縁だと思っていた。

 

「おい!恵理あんまその事は言わないでくれ!俺としては恥ずかしい記憶のひとつ何だからよ。」

 

「でもそういったこともあったから今の克也がいるんだからそんなに恥ずかしがらなくても良いのに。物作りとか中学の文化祭でやったときは教師も思わず誰か大人の力を借りたのかって言われたぐらいの腕前だし、鍵とかなくてもピッキングで鍵開けたりも出来るし…」

 

恵理の口から語られる数々にハジメと雫は驚愕する。

 

「何て言うか凄い経歴ね…何て言うか少し安心したわ。」

 

「?なにがだ?」

 

「城之内君だって普通の男の子なんだって。何て言うかデュエルモンスターズをしている時はとても私たちとは違う世界の住人だと思ったから」

 

「俺なんてまだまだだぜ!遊戯や憎っくきアンチキショーにはまだ勝ててないからな。」

 

「憎っくきアンチキショーって誰のこと?」

 

「海馬社長のことだよ!」

 

「………えっ!あのKCの社長!一体どんな関係が?」

 

「まぁ社長のライバルが遊戯君?で遊戯君と克也は親友でその関係からか克也から突っかかることが多いんだけど大体軽くあしらわれてたりでしかも会うたびに喧嘩腰で話しかけるからね。デュエルでも遊戯君と同じで勝ててないからな余計に意識してるんだよ。」

 

「城之内君は負けても仕方ないとかって思ったことあるの?どうしても勝てない相手に対して。」

 

「それは絶対にないしこれからもそうだ!だってよ悔しくないか?負けても仕方ないなんてそれは相手を侮辱するに等しいだろ。だってデュエルなんて最後までやらなきゃ勝敗なんて判りゃしねぇんだ。それに例え100回まけても101回目に勝ってそれから進んでいきゃ何時かはそいつにだって追い付ける筈なんだからな!」

 

「そっか…ありがとう城之内君!僕も諦めないで頑張るよ。これから図書館で色々な種族について調べてくるよ!」

 

「おう!頑張るのはいいが根を詰めすぎるなよ~」

 

「なんていうか敵わないわね。デュエルモンスターズも、強くてそれに南雲君からも信頼されてる。私なんて剣しか振るうことが出来ないし全然女の子ぽくないし…」

 

「なに言ってんだ?八重樫は普通に女の子じゃねぇか」

 

「えっ!で、でも私ってこう女の子らしくないしそれに剣道とか全然年頃の趣味じゃないだろうし…」

 

「けどよ。八重樫は八重樫だろ。そんな他がどうとかよりも自分がどうしたいのかが一番大事な事だと思うぜ。例えば俺は真のデュエリストを、目指してるってことだ!」

 

「真のデュエリストって?」

 

「正々堂々何事にもデュエルに正直に生きる、だがそれは俺にもわかんねぇ。何が正しくて何が間違いなんて正直迷いまくってるし今も考えてる。でも俺は一人じゃねぇ。恵理や南雲それに八重樫みてぇな友達や遊戯たち仲間がいる。間違ってたって仲間が正してくれると信じてる。八重樫は何か夢はあるのか?」

 

「………その笑わないでね。私…可愛らしい洋服を着たり…お洒落したりその…お嫁さんになりたいの。」

 

「……」

 

「…ごめんなさい。こんなこと言っても似合わないわよね…」

 

「良い夢じゃねぇか…少なくともまだまだ何になりたいかって考える奴と違って八重樫はそうなりたいって思ったんだろ!俺は良いと思うぜ!」

 

「本当に?」

 

「おう!漢城之内に二言はねぇさ」ポンポン

 

「…アリガト」

 

「むぅ~克也!」

 

「おわっ!何だよ恵理」

 

「そうやって女の子に優しくしたら克也の魅力に惚れちゃうでしょ!それに克也には僕がいるんだから他の娘たちと仲良くしないでほしいなぁ」

 

「ったく…恵理は寂しがり屋だな。俺がお前をおいていくわけねえだろ!」ワサワサッ

 

「もうっ!克也ったら気を付けてね。」

 

と訓練へと戻る一同

 

そして夜になり部屋に戻ってカードの整理やカードの保護フィルムで包んでカードが傷まないようにしているとコンコンと控えめなノックの音が聞こえた。

 

「克也さん…私です…入れて貰ってもよろしいですか?」

 

「おう!入って良いぞ!」

 

ガチャっと扉が開き入ってきたのはハイリヒ王国王女リリアーナが入ってきた。

 

「いらっしゃい。リリアーナ王女今日も見てく?」

 

「はいっ!是非ともお願いします。」

 

何故王女が此処にいるのかと言うとあの最初の邂逅時に城之内がカードを触っていたときにじっと見ていたのがリリアーナだったからだ。

 

ステータスプレートが配られた夜

 

「ふぅ全くここのトイレまでの道なげぇな。」

 

と、トイレへと向かった城之内

 

その道すがら歩いていると奥から少女リリアーナ王女が歩いてきた。

 

「使徒様どうなされましたか?」

 

「姫さんか。その使徒っつうの堅苦しいから普通に呼んでくれ!とそういや自己紹介とかしてなかったな。俺は城之内克也っつうんだ!よろしくな姫さん」

 

「では克也さんと呼ばせていただきます。その克也さんお願いがあるのですが…」

 

「なんだ?」

 

「克也さんが晩餐会前に触られていたカードみたいなものを見せていただけないでしょうか?私昔から目が良くて遠くの物でも良く見えるんです。あの時克也さんが触っていたカードとても綺麗な絵で描かれていて凄いと思ったんです!」

 

「別に良いぜ!今部屋にあるから一緒に行くか?」

 

「はいっ!」

 

と部屋に戻り恵理に事情を説明すると

 

「全く克也はしょうがないなぁ。まぁ王女さんも克也よりデュエルモンスターズのほうが気になってるみたいだし別に良いかな」

 

となりカードを見せると初めてみるもので凄い興奮した様子で見ていた。

 

そして自分達の世界でデュエルモンスターズがどういう物なのか説明し恵理が城之内のデュエルなど動画で記録した物を見てみるかどうか訪ねると二つ返事で見ると言い食い入るように見はじめ今ではデュエルを見るために部屋に押し掛けるようになった。

 

恵理もデュエルモンスターズに夢中になるリリアーナを見て昔の克也みたいだと世話を焼くようになったりしてるうちに仲良くなっていった。

 

そしてこの時に開かなかったパックのカードが突然開いてリリアーナの元へいくことになる。

 

そうして恵理は海馬に改造して貰った半永久的に電池の切れない単独式端末でリリアーナにデュエルを、見せているとコンコンとまたもや部屋をノックする音が聞こえる。

 

「城之内君南雲だけど良いかな?」

 

「おう!南雲入ってきな!」

 

と今度はハジメが訪ねてきた。ハジメもたまに城之内のところに来てはどういったことをしたのかという世間話や今までのデュエルの話を聞いてきたりと順調に仲を深めていた。

 

ガチャっと入ってきたハジメだが今日は一人ではないようで後ろに二人ほど付いてきていた。

 

「ん?八重樫に確か白崎だったか?」

 

「こんばんは城之内君!ハジメ君が城之内君のところに行くのが見えたから来ちゃった!」

 

「私は香織に誘われたから一緒に来たの…」

 

「まぁとりあえず入んな!」

 

と入れると王女が端末を食い入るように見るのを恵理が少し離れてみるように注意しているのを見ていつの間にか王女と仲良くなったのかと言う疑問が浮かぶがそこは城之内だからと納得する。

 

「それで南雲は判るけど二人はどうしたんだ?」

 

「えっとね、城之内君ってオレンジの小さいドラゴンのカード持ってたでしょ!前から気になってて見せて貰いたいなって思ってきたの!」

 

「オレンジのドラゴン…あぁ!ベビードラゴンか!えっとほらこいつだ!」

 

「わぁー可愛い!あの水族館のときに出てきた時凄く可愛くて興奮したんだよ。雫ちゃんも可愛いって言ってたしね。」

 

「ちょっ!?香織!そんなことまで言わなくて良いでしょ!」

 

「でも雫ちゃんも可愛いって思ったでしょ?」

 

「それはそうだけど…」

 

「城之内君、僕はこの前話してくれたバトルシティの前にあった決闘王国の話しを聞きに来たんだ!」

 

「デュエリストキングダム?」

 

「公式の動画は載ってないけどあのインダストリアルイリュージョン社ペガサス会長が主催した大会で武藤遊戯や海馬瀬人も出てたって噂で城之内君も確か出てたよね。」

 

「良く知ってんな!」

 

「父さんがゲームクリエイターでKCとやり取りもやってたりしてその関係で知ったんだ。」

 

「決闘王国は俺が初めて出た大会みたいなもんだからな…」

 

「あのときの克也は初心者よりも、初心者だったからね」

 

「えっ?どういうこと?話を聞く限り武藤遊戯とか有名な人が出てたってことは城之内君も強くて出た訳じゃないの?」

 

「そういう訳じゃないんだ。その時の克也にはどうしても決闘王国で勝たなきゃいけない事情があったんだ。」

 

と動画を見るリリアーナから一度離れて恵理は説明する。

 

「克也にはね妹がいるんだ!静香ちゃんていう、可愛い娘でね。僕のこともお義姉ちゃんって呼んでくれる素直な娘なんだ!っと話がずれたね。でも静香ちゃんは目の病気に掛かっててね。治療を受けないと失明しちゃうって医者から言われてたんだ。でも治療には莫大なお金が掛かって普通に僕たちが払える金額とは桁が違ったんだ。」

 

「それが、決闘王国とどんな関係が?」

 

「それはね遊戯君に決闘王国の招待状が届いたときにね、優勝賞金もでるって知ったんだ。それも本当に莫大なお金が出る。だから克也は遊戯君に参加資格を分けて貰って出場したんだ。」

 

「最初に出た大会が金のためって酷いだろ。わりぃ軽蔑したろ」

 

「ううん。そんなことないよ!城之内君は妹思いの優しい人なんだって分かったもん。」

 

「そうだよ!城之内君は妹さんのために参加したんでしょ。むしろ僕は尊敬するよ!」

 

「ありがとな!」

 

「それで結果はどうだったの?」

 

「結果はね克也は準優勝して賞金も貰えて静香ちゃんの病気もその後、治ったんだ!」

 

「そうだったのね…誰かのために動けるなんて素敵ね…ホント光輝に爪の垢を煎じて飲ませたいわ。」

 

「あんな残念ポンコツ勇者(笑)に言ったって聴かないに決まってるでしょ。雫ももう少しあれと関わるの考えた方がいいよ!じゃないと雫が、参っちゃうから。」

 

「ありがと。恵理。でも、あんなんでも幼馴染みだから…」

 

「城之内君決闘王国ではどんな人と戦ったの?」

 

「噂だと元全米チャンプのキースハワードと戦ったって聞いたよ。」

 

と香織とハジメは城之内に話し掛けるなか雫は恵理に聞いてみる。

 

「城之内君って初めから強かったわけではなかったのね。…私も戻ったらデュエルモンスターズ始めてみようかしら。」

 

「そうしなよ!雫が始めるなら僕も教えるからね!これでもデュエリストだから!」

 

「その時はよろしく頼むわ。」

 

と言っているときに恵理はパックが少し光っていることに気付いて取り出して

 

「ねぇ雫。このパック開けられる?」

 

「?これはカード?」ビリビリ

 

「……大将軍紫炎?六武衆?」

 

「凄いね雫!それは新しく出たシリーズだった筈だよ!」

 

「そうなの?」

 

「そのカードは雫が貰って!」

 

「えっ?良いのかしら?」

 

「カードが行きたい場所に行くのが一番だから!雫が開けられたのなら何か意味もあるんだと思うから、ね!」

 

「ありがたく貰うわ。」

 

こうしてトータスでの一幕は続いていく。

 

しかし彼らに待ち受ける非日常の足音はすぐ近くまで迫っていた。




というわけでトータスに来てからの日常パートになります。城之内は面倒見が良いのでハジメの面倒を見ると思います。

そして城之内の不良時代の話しも出たり意外にも手先が器用で大抵の道具の作成なども出来ることが判明しました。

そして何だかかんだ雫が苦労してそうな雰囲気や自分を押し殺してるような気配があったのでそれとなく気に掛けるようにしています。

雫は可愛いもの好きであるものの過去のいじめなど原因でそれをオープンにすることに戸惑いがあるのと、普通の少女の夢、花嫁にも憧れてそうだと思いそういう風にしてみました。

実際城之内は人の夢を馬鹿にしないし、その人の夢を全力で応援はすると思います。アニメの杏子の夢であったダンサーになるということも遊戯と一緒に応援をしてきたので。

そして前回の城之内に視線を送っていたのはリリアーナ王女でした!

独自設定で彼女は目が良くて偶々城之内が触っていたカードをみて興味を持ち城之内の部屋に訪ねに行きデュエルモンスターズに興味を持ち恵理も克也じゃなくてデュエルモンスターズに興味があるのなら良いかと城之内の活躍を取ったビデオを常日頃から持ち歩いていて予備も持ち込んでいたりで電池も海馬に改造して貰い電池切れも心配いらずを共に見せると途端にはまりデュエルモンスターズの勉強をすることに。

将来のトータスのデュエリスト第一号。

そして彼女に呼応して開かなかったパックが、開きカードをリリアーナは貰いました。

候補としてはクイーン、キング、ジャックの剣士とアルカナイトジョーカーがいいかと考えてます。

そしてハジメも城之内の武勇伝を聞きたいと思い部屋に行く最中にハジメが行くのならと香織とそれにつられて雫も付いていき決闘王国での話しや城之内の妹の話しをしたりして、城之内を知っていく。

幼馴染みよりもとても、立派な志しを見て少し気になり始めたものが1名果たしてこれからどうなることやら。

恵理としては複雑ではあるものの克也の魅力を知ってくれるのは嬉しいし、一番は自分だからと思っています。

雫もカードを貰いました。六武衆系が、あってるかと思い一部六武衆を出しました。

この時代に六武衆が存在したかと言う疑問はご都合主義であったことにしておいてください。

流石にシンクロとかは出せないので儀式モンスターや融合モンスターの新しいのでもしかしたら他にも出すかと思います。

他にもありふれキャラでどういうモンスターが合いそうなどあればお気軽にコメントください。

因みにパックから出たカードには精霊が宿っているので後々その精霊の力を借りることも視野に入れてます。

例えば城之内が炎の剣士の力を借りて炎属性系の力を使えるようになったりなど。

恵理は降霊術師でもあるのでカードの精霊の力を自分に降ろして戦えるものの消費魔力はレベルが高くなればその分多く消費するような感じにしようかと思ってます。

恵理のデッキは魔法使い族中心の切り札が今はブリザードプリンセスで霊使いシリーズなどで戦う予定です。

今回はここまでになります。

読んで頂きありがとうございました!

遊戯王にてラスボスクラスのモンスターで相応しいものは?(シンクロ以降のものは除く)

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  • 邪神ドレッド・ルート
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