ありふれた凡骨は決闘者の高みを目指す   作:生徒会長月光

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ライセン大迷宮奥地へと進んでいきます。

そして城之内の秘策が披露されます!

それではどうぞごゆっくり!


ライセン大迷宮7

そうして改めて迷宮へと入る城之内、海馬を加えた一行。

 

「罠に時間を割く暇などない。城之内」

 

「おう!任せろ!いくぜ!」

 

と城之内はライセン以前よりレベル6モンスターの力をデメリットなして借り受けられるようになっていた。

 

まだそれ以上のモンスターたちの場合は体力を大幅に消費するので長時間の戦闘には耐えられない。

 

「頼むぜ!人造人間サイコショッカー!」

 

と顕現するのは城之内がバトルシティにてエスパー絽場から譲り受けたカードで幾度と助けられたモンスター。

 

そしてその能力は

 

「トラップサーチ!からのトラップクラッシュ!」

 

そうして罠だらけのライセン大迷宮をことごとく破壊していく。

 

ーーーーーーーーーーーー

 

「えぇぇぇぇぇぇぇーーーーーー!?なにそれなにそれ!?反則だよ!私が作った嫌がらせトラップの数々がーーーやめてぇーそれ作るのに時間掛かったんだからーー」

 

とミレディの作った数々のトラップが瞬く間に破壊されていく。

 

仕方なく遠隔起動できるトラップは城之内たちから遠ざけるようにしてトラップの破壊を防ぐのだが奥の方へ設置しているものは破壊されていく。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

そうしてトラップの数々を無慈悲に破壊していくサイコショッカー

 

「凄いねあんなに苦労してたトラップがなくなってく…」

 

「克也さん!それが出来るなら始めからやってくださいですぅ!」

 

「ふぅん、楽な道が試練になるわけがなかろう。貴様に必要なものは忍耐と対応、応用力だ。それはこの迷宮で培われたであろう。」

 

「うぅ~そうですけど~」

 

「ほらシアさん泣かないの。社長も意地悪で言ってる訳じゃなくてシアさんを鍛えるためにしてるんだよ。」

 

「ほ、ホントですか!社長!ほめてください!」

 

「そんな戯けたことを言える内は未熟者だ、これが終われば三倍に増やす」

 

「社長!?うぇ~ん香織しゃ~ん慰めてください~」

 

「よしよしシアさんは頑張ってる~」

 

「…むぅ、ズルい」

 

「ユエだって頑張ってるもんね~よしよし」

 

「…んお母様のナデナデ気持ちいい…!」

 

「城之内君そろそろ一番最初の部屋に入って何度も探したけど来れてなかった場所だよ。」

 

「うっし!気を引き締めるぜ!」

 

とゴーレム騎士たちのいる部屋へと辿り着いた。

 

ただし、今度は封印の扉は最初から開いており、向こう側は部屋ではなく大きな通路になっていた。

 

 

「また包囲されても面倒だ。一気に行くぞ!」

 

「おう!」

 

 

城之内達は、ゴーレム騎士の部屋に一気に踏み込んだ。部屋の中央に差し掛かると、案の定、ガシャンガシャンと音を立ててゴーレム騎士達が両サイドの窪みから飛び出してくる。

 

出鼻を抉いて前方のゴーレム騎士達をハジメが銃撃し蹴散らしておく。そうやって稼いだ時間で、城之内達は更に加速し包囲される前に祭壇の傍まで到達した。

 

ゴーレム騎士達が猛然と追いかけるが、城之内達が扉をくぐるまでには追いつけそうにない。逃げ切り勝ちだと、城之内はほくそ笑んだ。

 

「城之内ボサッとするな!」

 

「なに言ってんだ海馬あいつら追い掛けてくるわけ…」

 

と後ろを見ると絶句した。

 

何と、ゴーレム騎士達も扉をくぐって追いかけてきたからだ。しかも……

 

 

「なっ!? 天井を走ってるだと!?」

 

「……びっくり」

 

「重力さん仕事してくださぁ~い!」

 

「うっそぉぉ~~~どういうこと!?」

 

「成る程重力…ってことはこの迷宮の神代魔法は重力に関係することなのかな?」

 

「恵理ちゃん冷静に分析してないで~~~」

 

そう、追いかけてきたゴーレム騎士達は、まるで重力など知らんとばかり壁やら天井やらをガシャンガシャンと重そうな全身甲冑の音を響かせながら走っているのである。

 

これには、流石の城之内達も度肝を抜かれた。ハジメは咄嗟に通路に対して〝鉱物系鑑定〟を使うが、材質は既知のものばかり。重力を中和したり、吸着の性質を持った鉱物等は一切検知できなかった。

 

「どうなってるんだ?」

 

そんな呟きが思わず口から漏れる。

 

天井を走っていたゴーレム騎士の一体が、走りながらピョンとジャンプすると、まるで砲弾のように凄まじい勢いで頭を進行方向に向けたまま宙を飛んできたのである。

 

「なっ!?」

 

「狼狽えるな!攻撃誘導アーマー発動!対象はゴーレム騎士!」

 

と海馬が攻撃誘導アーマーを発動して他の転がるゴーレム騎士へと装着させる。

 

そうすると宙を飛んできていたゴーレム騎士は方向転換してアーマーを装着したゴーレム騎士に突っ込む。

 

そうしてもみくちゃになったことで他のゴーレム騎士も巻き込み団子状態になる。

 

「今のうちだ!行くぞ!」

 

と海馬を先頭に走る一同。

 

通路の終わりが見えた。通路の先は巨大な空間が広がっているようだ。道自体は途切れており、十メートルほど先に正方形の足場が見える。

 

そのまま勢いを付けて全員が飛ぶものの思った通りにいかないのがこの大迷宮の特徴。

 

何と、放物線を描いて跳んだ城之内達の目の前で正方形のブロックがスィーと移動し始めたのだ。

 

しかし、伊達に城之内たちもこの迷宮を潜り続けていない。

 

ハジメはすぐにレイカへとバトンタッチして空気中の水分を固めて一瞬ではあるものの足場にすることで方向転換を行う。

 

その間にユエと香織を抱えることも忘れずに足場へと着地する。

 

他の面々は恵理と実体化したウィンの風霊術の風圧に乗り無事に着地した。

 

後ろから追い掛けてきていたゴーレム騎士たちは重力を無視してそのままこちらへと迫るものの

 

「上方向へ重力の比重が傾いてるなら中和すれば良いだけだね。」

 

とアウスも実体化すると地霊術で重力を中和すると途端に勢いを失いそのまま墜落していくのであった。

 

「アウスさんがいてくれて良かったですぅ!」

 

「…ん!流石…」

 

「ふふ、ありがとう。さっ!気を引き締めてさっきのゴーレムたち精密に重力操作出来てたからここに操ってるのがいる筈。」

 

とアウスの言葉に一段と気を引き締める。

 

そうして

 

城之内達の目の前に現れたのは、宙に浮く超巨大なゴーレム騎士だった。全身甲冑はそのままだが、全長が二十メートル弱はある。右手はヒートナックルとでも言うのか赤熱化しており、先ほどブロックを爆砕したのはこれが原因かもしれない。左手には鎖がジャラジャラと巻きついていて、フレイル型のモーニングスターを装備している。

 

ハジメ達が、巨体ゴーレムに身構えていると、墜落していったゴーレム騎士達がヒュンヒュンと音を立てながら飛来し、ハジメ達の周囲を囲むように並びだした。整列したゴーレム騎士達は胸の前で大剣を立てて構える。まるで王を前にして敬礼しているようだ。

 

「まさしく親玉って貫禄だな!」

 

「そうだね、でも僕たちも負けない」

 

「絶対に突破してみせる!」

 

緊張感が高まり辺りに静寂が満ちまさに一触即発の状況。

 

動いた瞬間、殺し合いが始まる。

 

そんな予感をさせるほど張り詰めた空気を破ったのは……

 

「グスン…もーーーーーう私の作った自信作トラップを壊してぇーーーあれ作るのにどれだけ年月掛けたと思ってるのぉぉぉ。

 

グシュン私が大事にしてた物を傷物にしてぇぇ

 

ヘルモスの鬼畜~鬼~変態ドラゴ~ン

 

ヘルモスのおっきいので私の大事な物を(トラップを)奪われた~

 

責任とってよぉぉぉぉぉぉぉぉ

 

シクシクシクシク」

 

………なんて?

 

 

「……お父様…」

 

「克也…取り敢えず謝った方が良いんじゃないかな?」

 

「あはは…まぁあんなに派手に壊しちゃってたからね~」

 

「うーんさっきまでの緊張感が台無しだね。」

 

「というか親玉なんですか?…ホントに?」

 

「あ~とす、すまん謝って済むとは思わねぇけど…悪かった。」

 

と何故だか巨大ゴーレムを慰める羽目になってしまった城之内たちであった。

 

そうして慰めること10分ぐらい

 

漸く泣き止んだ巨大ゴーレムはこれまたびっくりすることを言う。

 

「と、取り乱しちゃったね改めて!

 

「やほ~、はじめまして~、みんな大好きミレディ・ライセンだよぉ~」

 

「……はぁ!?」

 

「…ミレディ…?」

 

「ライセン?」

 

「あっこんにちは、僕は中村恵理だよ。」

 

「はじめまして白崎香織です。」

 

「香織さん!?恵理さんも呑気に挨拶してないで警戒しないとダメですよ!」

 

「ふぅん、ゴーレム自体を遠隔で操る…ではないな魂自体が定着しているといったところか。」

 

ライセン大迷宮の奥地へと辿り着いた城之内たちを待ち受けていたのは何だがポンコツ臭漂う自身をミレディ・ライセンと名乗ったゴーレムなのであった




今回はここまでになります。

改めて城之内たちが迷宮へと進む中でサイコショッカーの力を借りてトラップを尽く破壊していく城之内。

ミレディは慌ててトラップ部屋を移動させるもののそれでも道すがら城之内の通る道は全て破壊されるのでミレディも涙目に。

そして最初に到達した部屋へと辿り着き走り抜けるなかでゴーレム騎士も追い掛けるものの海馬の攻撃誘導アーマーで先頭のゴーレム騎士へと攻撃を誘導しもみくちゃになる内に大部屋へと到達。

そして追ってきた重力を無視したゴーレム騎士たちをアウスの地霊術による重力の中和により下へ落ちる。

そして満を持して登場のミレディゴーレム。

なのだがトラップを壊されたことで動揺していたためかトンでもないことを口走る。

そして改めて名乗るので香織、恵理の二人は呑気に挨拶を返すのでした。

さてFGOではクリスマス復刻もそろそろ終わりになり遂に二部第七章が迫って来ました。

果たしてどうなっていくのか楽しみです。

最近は新作のポケモンもやりバイオレットを買い全てクリアしてもっぱらレイドばかりやってますね。

そしてポケモンアニメも遂にサトシが引退…

無印時代から見ていたので何だか寂しいです。

しかしサトシの活躍とその旅の軌跡は永遠に刻まれることでしょう。

さて次回はミレディとの対話と戦闘に入れるようにしたいですね。

今回も読んで頂きありがとうございました!

遊戯王にてラスボスクラスのモンスターで相応しいものは?(シンクロ以降のものは除く)

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