ミレディからの試練を城之内たちはどう攻略していくのであろうか?
それではどうぞごゆっくり。
そして最後に驚愕する出来事が!?
最初に動いたのはハジメでオルカンからロケット弾をぶっぱす。火花の尾を引く破壊の嵐が真っ直ぐにミレディ・ゴーレムへと突き進み直撃する。
ズガァアアアン!!
凄絶な爆音が空間全体を振動させながら響き渡る。もうもうとたつ爆煙。
「やりましたか!?」
「……シア、それはフラグ」
シアが先手必勝ですぅ!と喜色を浮かべ、ユエがツッコミを入れる。結果、正しいのはユエだった。煙の中から赤熱化した右手がボバッと音を立てながら現れると横薙ぎに振るわれ煙が吹き散らされる。
「二人ともミレディさんは神代から生きてるから僕たちなんかよりもずっと戦いの経験がある、気を抜けばそれだけでやられるから集中!」
と恵理の言葉に更に気を引き締める二人。
煙の晴れた奥からは、両腕の前腕部の一部を砕かれながらも大して堪えた様子のないミレディ・ゴーレムが現れるとミレディ・ゴーレムは、近くを通ったブロックを引き寄せそれを砕きそのまま欠けた両腕の材料にして再構成する。
「ふふ、先制攻撃とはやってくれるねぇ~、さぁ、もしかしたら私の神代魔法が君のお目当てのものかもしれないよぉ~、私は強いけどぉ~、死なないように頑張ってねぇ~」
そう楽しそうに笑って、ミレディ・ゴーレムは左腕のフレイル型モーニングスターをハジメ達に向かって射出した。投げつけたのではない。
予備動作なくいきなりモーニングスターが猛烈な勢いで飛び出したのだ。おそらく、ゴーレム達と同じく重力方向を調整して〝落下〟させたのだろう。
「成る程ね。重力に関係する魔法…しかも最小限に効率良く発動させてるから魔力消費も少ない、厄介な相手だね!」
とアウスが言いそのまま一部の床を柔らかくすることで周りのゴーレムの追撃をいなす。
その隙に香織がユエの魔力付加をした炎属性の矢と風属性の矢を二本をそのまま射る。
香織の毒魔法がライセンの分解作用の影響もありほぼ範囲も絞られゴーレムたちへ使えないため弓矢での応戦になる。
ミレディゴーレム目掛けて弓は飛んでいくもののその進路を塞ぐようにゴーレムが立ち塞がり爆発する。
「成る程ね~魔力付加してある弓か!狙いも良しそれに属性を組み合わせて最大限の効果を発揮させてるね~私じゃなければそれなりにダメージが入ってるかな~」
続けて弓を打ち込むが
「フッフッフ弓ならそのまま落としちゃえば当たらないよ~」
と向かってくる弓を上から下に重力を働かせて落下させて届かないようにするミレディは左腕をそのまま構えると
「オー君のロマン武器~ロケットパ~ンチ!」
と気の抜けることを言いながらも強烈な一撃を飛ばしてきた。
それをハジメがカバーして香織を抱き抱えてかわし、香織はハジメの手に持っていたシュラーゲンをミレディへと立て続けに放つ。
本来の威力の出ていないもののミレディゴーレムを後退させることに成功する。
「トンでもない威力だね~これで弱体化してるってオー君並みのアーティファクトの作成技術だ。
でもまだまだ経験が足りないかな?
纏雷を使って弾を加速させてる…
魔力を最小限に最大限の威力を出せてればこの身体を貫けていたかな。
オー君が構想していたレールガンってやつ電磁投射の問題と弾と砲身の問題で断念してたけど君たちの世界は発展してるんだね!」
と観察眼も優れているのかシュラーゲンの原理を読み取るミレディ。
「いきます!そりゃあぁぁぁぁぁぁ!」
とシアは飛び上がりドリュッケンにてミレディを強襲する
しかしミレディは重力を自身に掛けて素早く移動するとそのまま左腕を横なぎに振るう
「まだまだ!」
とドリュッケンのトリガーを引き爆発による推進力を利用して軌道を修正をしてミレディゴーレムの左腕へと叩きつける。
左腕は壊れるもののすぐさま周辺の瓦礫を取り込み再生する。
「!成る程、中々のパワー…それに身体強化もこのまま成長すれば私たちクラスも夢じゃないね!でも対応力はこれからかな!」
と左腕の瓦礫だったものが空中を漂い無数の飛礫となりシアへと殺到する!
「それはさせねぇぜ!」
と城之内が鎖付きブーメランを伸ばしシアへ巻き付け離脱させる
「克也さんありがとうございます!」
「良いってことよ!」
「ふふ…対応力の甘さは他の子達がカバーしてるね。それに…」
とミレディゴーレムは右腕を切り離す。
切り離した右腕には恵理の水霊術と雪姫の氷の凍結で即座に砕けた。
「エリエリは魔法と違う力を使えるんだね。成る程だからここの魔力分解を問題にしてないんだね~それにそっちの女性…中々の凍結魔法…それもノータイムで使えて威力もすごいね…!」
とゴーレム騎士たちを総動員するミレディ
無数のゴーレム騎士たちが囲い込むが
「ふぅん…物量ならば圧倒的火力を出すまでのこと」
と海馬はハジメの持つ宝物庫に接続できる指輪のアーティファクトから(城之内作)ガトリング砲メツェライを取り出す。
そして全員を下がらせると毎分一万二千発の死を撒き散らす化物を解き放った。
ズガガガガガガガガガガ
とゴーレム騎士たちをなぎ倒していく海馬。
「ちょっ、なにそれぇ! そんなの見たことも聞いたこともないんですけどぉ!」
「ハジメのやつお手製だぜ!」
そうしてゴーレム全体を片付ける海馬。
そしてハジメが聞こえるように声を張り上げた。
「ミレディの核は、心臓と同じ位置です!!」
「んなっ! 何で、わかったのぉ!」
再度、驚愕の声をあげるミレディ。まさか、ハジメが魔力そのものを見通す眼鏡をもっているとは思いもしないのだろう。
ゴーレムを倒すセオリーである核の位置が判明し城之内たちの眼光も鋭くなる。
周囲を飛び交うゴーレム騎士も今は十体程度。全員で波状攻撃をかけて、ミレディの心臓に一撃を入れるのだ。
しかし、破壊された胸部の装甲の奥に漆黒の装甲があり、それには傷一つ付いていなかった。ハジメにはその装甲の材質に見覚えがあった。
「……アザンチウムか、ヤバイな」
アザンチウム鉱石は、ハジメの装備の幾つかにも使われている世界最高硬度を誇る鉱石だ。薄くコーティングする程度でもドンナーの最大威力を耐え凌ぐ。
道理で、シュラーゲンの一撃に傷一つつかないわけである。あのアザンチウム装甲を破るのは至難の業だとハジメは眉間にシワを寄せた。
「でもこの分解作用のある迷宮でココまで動けるなら及第点…だから次をかわせたら試練はクリアで良いよ!」
と言うやいなや右腕を上から下へと振り下ろすと
「!!皆さん!上から落ちて…いや降ってきます!!」
とシアの未来視に映ったのは…いや現在形で空間全体が鳴動する。低い地鳴りのような音が響き、天井からパラパラと破片が落ちくる。いや、破片だけではない。天井そのものが落下しようとしているのだ。
「っ!? こいつぁ!」
「ふふふ、騎士以外は同時に複数を操作することは出来ないけど、ただ一斉に〝落とす〟だけなら数百単位でいけるからねぇ~、見事凌いで見せてねぇ~」
のんきなミレディの言葉に苛立つが、そんな事に気を取られている余裕はない。この空間の壁には幾つものブロックが敷き詰められているのだが、天井に敷き詰められた数多のブロックが全て落下しようとしているのだ。
一つ一つのブロックが、軽く十トン以上ありそうな巨石である。そんなものが豪雨の如く降ってくるのだ。城之内たちの額に冷たい汗が流れる。
「!合流…間に合わねぇ!」
「克也!こっちは何とかする!そっちはそっちでお願い!」
と恵理はハジメ、香織の方へ
城之内はユエ、シア、海馬のほうへと合流すると同時に降り注いでくる。
「ユエしっかり掴まってろ!」
「…ん!」
「最大展開!いけっ!」
とハジメは宝物庫からありったけのオルカンを出して全弾発射する。
炸裂して降り注ぐ巨岩に穴が空いたのを確認してハジメたちの方はオルカンを仕舞い代わりにドンナー・シュラークを抜くと天に掲げて連射した。
僅かな生存の道を押し広げるように、計算された精密射撃が砕かれた巨石の破片を更に砕きつつ連鎖的に退けていく。
城之内の方は
「団結の力を俺とシアへ装備!」
と元祖チート装備カード団結の力を使い能力値が爆発的に上がった二人は共にユエと海馬を背負い薄くなった層を駆け抜ける。
シアが避けきれないものは海馬がガードオブカードを召喚して防御し防御輪で対処する。
「おおおおぉぉぉぉぉぉ!」
城之内は更にフェニックスブレードを召喚して斬擊を飛ばしてユエが破断で細かくして通れる隙間を広くしていく。
ハジメの方は限界突破を使い分解作用で身体強化はキャンセルされても、知覚能力の拡大はキャンセルされずに有効となり香織を背負いながら隙間を通る。
「憑依覚醒発動!」
永続魔法である憑依覚醒の効果で味方の力が更に引き上がる。
そして霊術での身体強化と風霊術での風の加速で駆け抜けていく。
天井の崩落が一段落して土煙で見えなくなる。
「……駄目だったのかな…?ヘルモスが見込んでいたから大丈夫かなって思ったけど……」
「ミレディ」
「ごめんヘルモス、君の仲間を…」
「見くびるでないぞ。あれぐらいなら勇者の仲間ならば」
とヘルモスの言葉が終わらない内に城之内たちが飛び出してくる。
「勝手に殺すんじゃねぇ!」
とフェニックスブレードを振るいミレディゴーレムの右腕を切断し更にシアがドリュッケンのトリガーを引くと杭のように鋭くなり胴体へと食い込ませるとアザンチウム鉱石があらわになる。
そしてここでハジメはレイカへとバトンタッチしミレディゴーレムの周りの水分を一気に凍らせる。
駄目押しでエリア、恵理が水霊術で水を大量に纏わせ雪姫が凍らせる。
体を固定されたミレディ・ゴーレムの胸部に立ちレイカきらハジメに戻ると〝宝物庫〟から切り札を取り出す。虚空に現れたそれは全長二メートル半程の縦長の大筒だった。
外部には幾つものゴツゴツした機械が取り付けられており、中には直径二十センチはある漆黒の杭が装填されている。
下方は四本の頑丈そうなアームがつけられており、中程に空いている機構にハジメが義手をはめ込むと連動して動き出した。
ハジメはそのまま、直下の身動きが取れないミレディ・ゴーレムをアームで挟み込み、更に筒の外部に取り付けられたアンカーを射出した。
合計六本のアームは周囲の地面に深々と突き刺さると大筒をしっかりと固定する。同時に、ハジメが魔力を注ぎ込んだ。
すると大筒が紅いスパークを放ち中に装填されている漆黒の杭が猛烈と回転を始める。
キィイイイイイ!!!
凶悪なフォルムのそれは、義手の外付け兵器〝パイルバンカー〟である。〝圧縮錬成〟により、四トン分の質量を直径二十センチ長さ一・二メートルの杭に圧縮し
表面をアザンチウム鉱石でコーティングした。世界最高重量かつ硬度の杭。それを大筒の上方に設置した大量の圧縮燃焼粉と電磁加速で射出する。
それはアザンチウムを4分の3程度まで破壊したところで止まる。
「どうやら未だ威力が足りなかったようだねぇ。だけど、まぁ大したものだよぉ?四分の三くらいは貫けたんじゃないかなぁ?」
「まだだよ!お願いシアさん!」
とハジメは、〝宝物庫〟に杭以外のパイルバンカーをしまうと、ミレディ・ゴーレムの胸部から勢いよく飛び退くと団結の力で上がった力と遠心力とアウスからの支援魔法で勢い良くドリュッケンを杭へと振るう!
ズガガーーーン
とミレディの核は砕け散った。
「……お見事!」
と機能を停止したゴーレム。
「ふぅ何とかなったな。」
「そうだね。これでクリアかな?」
「ふふそうだね。君たちなら大丈夫そうだ。君たちの連携、絆なら他の迷宮だって平気だ。これなら私たちの悲願を託せるよ。ヘルモスの見込んだ通りだった…」
と最後の力を振り絞るようにミレディゴーレムの核が淡く光る。
「ミレディ!」
「大丈夫だよ。試練はクリアだからね。」
「それならミレディさん他の迷宮のことを聞いても良いですか?」
「そっか…他の迷宮の文献もなくなるぐらい時が経ったんだね。良いよ。他の迷宮は…」
と各迷宮の在処を話すミレディ。
「以上だよ。頑張ってね。君たちならきっと変えられるよ。私たちの為せなかったことを…どうか自由の意思の下に生きられる世界を…」
そうしてミレディの迷宮の試練をクリアし認められた城之内たち
こうしてライセン大迷宮は攻略された。
筈であった…
「隙を見せたな…貴様の闇…解放しろ」
と何処からか声が聞こえた。
「えっ…なに…なんなの!?私の中に入ってこないでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」
ミレディの核が消失すると同時に別の場所から闇の波動が吹き荒れる。
「ミレディ!」
「いったい何が!?」
急なことに慌てるものの
「…どうやらまだ終わりではないようだな。全員構えろ。今度は試練ではなく…死闘になるぞ」
と海馬の言葉に引き締める。
そして闇の波動が止むと一行の前に
金髪の少女…否
ミレディ・ライセンその人が闇の波動を身に纏い怪しく笑う。
その身に緑色の鉱石を身につけて不気味に光るのであった。
今回はここまでになります。
元祖チート装備魔法団結の力や憑依覚醒で能力を底上げした城之内たちは見事にミレディの試練をクリアした城之内たちであったもののミレディに異変が生じミレディゴーレムの核が砕け散ると同時に闇の波動が迷宮を包み彼らの前に在りし日のミレディ・ライセンその人が緑色の鉱石を纏い立ち塞がるのでした。
ミレディに起こった変化は次回へと持ち越します。
さて新年も開けてFGOでは下旬にミクトランの後編も開幕。果たしてORTをどう攻略するのか?
倒せそうなのが原典ブラックバレルか斬擊皇帝ぐらいしか思い付かないですね。
次回は変異したミレディとの死闘へと移っていくことになります。
果たしてミレディに何が起きたのか…
それでは皆さん今回も読んでくださりありがとうございました!
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