………これを読んでいる読者の貴方は恋愛をした事があるだろうか? これを書いてる時点での話になるが、筆者は無い。なので偉そうに恋愛を語る事はできない。この話は作者の妄想と二次創作ならまあ有り得るだろうという話をU作品のキャラ達で書かせて頂いた。もしこの先を読んでくださる方に恋愛経験のある方は、これは二次創作だ………という考えで流してくれると大変嬉しく思う限りである………
………僕はU、幻想高校の二年生。因みにUはあだ名だ。本名は大方間違ってないので、このまま表記させてもらう………今、僕は屋上にいるわけだか………
春香「………私と御付き合いしてもらえませんか!?」
U「え………ええ………!?」
告白されている。よく分からないまま………
………時は溯ること数時間前。Uは眠たそうに学校に登校して、下駄箱を開けた時、一つの手紙があった。
U「ん………?」
封筒に差出人は書かれていない。Uは中の手紙を見ると………
U「………『今日の放課後、屋上で待っていてください』………?」
手紙にはそれしか書いてなかった。
U「………誰かのイタズラかな? ………別に放課後に予定も無いし………騙されたと思って行ってみるか………」
この時のUは知らなかった。これがラブレターであった事を………
そして時は戻り………
U「(………この子は確か………同じクラスの白宮春香さんだっけ………?)」
………今、Uに告白したのは同じクラスの白宮春香。成績優秀でクラスでも一二を争う美人で心優しい性格である為に、クラスの男子からも、女子からも大人気である。
U「(………なんで白宮さんが僕に告白をした………? ………うん、これは何かの冗談だ。)」
Uはこれはドッキリかなんかだと思うと………
U「………ごめん。僕なんか白宮さんには釣り合わないよ。」
Uは告白を断った。すると白宮春香は涙を溜めて泣きだした。
U「え………? ちょっ………? え………? あの………マジのやつすか?」
Uは春香が泣き出してしまった事に大困惑してしまった。
U「はわわわわ………ごめん! 君の気持ちも考えないで断ってしまって!!」
Uは土下座しながら謝り続けた。すると春香は涙を拭き取り………
春香「………じゃあ、付き合ってくれるんですか………?」
U「し、白宮さんさえよければ………」
と、遠回しにOKしてしまったU。すると春香は笑顔を見せ………
春香「じゃあ………」
U「あ、先に言っとくとスマホは見せないよ? 僕そこら辺のガード硬いから。」
春香「連絡先縛りなんてしませんよ。無いと困る連絡先しか無いと思うので。」
U「ううっ………反論出来ねえや………そ、そういえば白宮さんは僕に何を希望するんだい?」
春香「まず………私の事は春香って呼んでください。次に私達が付き合っている事を知られても堂々としてください。それからお昼はいつも一緒に食べて、下校時は一緒に帰って、それから………」
U「な、何個あるんだよ………?」
Uはその後も大量の条件を押し付けられ………
春香「………で全てです。いいですか?」
U「う、うん………(僕、ひょっとして選択肢間違えた………!?)」
春香「じゃあ………!」
春香はUの腕に抱き着いてくる。
U「い、いきなりは恥ずかしいよ………!!」
春香「………だって、U君は私のカッコいい彼氏じゃないですか?」
U「カッコいいは余計だよ………」
春香「………もっと私を下に見るような言い方をしてくださいよ。」
U「え!? え、ええと………その………カッコいいは余計だろ………」
春香「そうそう、そんな感じです。」
U「(………白宮さ………春香の中身ってこんなだったの………!?)」
付き合って初日。この日のUは大困惑に襲われた日だった………
To be continued………
次回予告
家でダラダラとしていたU。するとそんな彼の家に春香が何の連絡もなく訪ねてきて………!?
次回「アポ無しの家訪問」