Uは春香の家を訪ねる。しかし、Uはそこで春香に拘束され、春香がUを自分のモノにしようとしている事を知ってしまう………!
それから2〜3時間程経ち………
Uは、さるぐつわは外してもらえたが、未だ拘束されたままで、春香に………
春香「Uさん、もういい加減観念してください。私と同居する事を選んだ方が身のためですよ?」
U「………君の愛の重さはよく分かったけど………ここまでやべえ事をされるとは思わなかった………清楚な見た目からは想像も出来ないやり方だぜ………」
春香「………人って見かけによらないって事を知らなかったUさんが迂闊ですわね。」
U「………犯罪を犯しておいてよく言うぜ。」
春香「………犯罪も無かった事にしようと思えば出来るんですよ。」
U「それは合法の上でこういう事をやっているのが大前提だろ………僕はこんなの認めないぞ。」
春香「もう………Uさんも頑固ですね………」
U「うるせえ。君の行動の方が完全にアウトだから抗ってるんだ、こっちはよ。それに………こっちには家を守る責務があるんだよ。」
春香「………ああ、気にしなくていいですよ?」
U「そ、それってどういう………!?」
春香「こういう事です。」
春香は携帯を見せてきた。その中には、Uの父親と母親の連絡先が載っていた。
U「な、なんで君が父さんと母さんの連絡先を知ってるんだよ!?」
春香「えーと………確か前に家を訪問した時に、Uさんの携帯から連絡先を確認して、後でUさんのお父様とお母様と連絡を取って、公認の彼女にしてもらえました。それで、同居してもいいですか? と聞いたら呆気なく了承してくれましたよ。なんなら、あの家を売却しようかと言うくらいにまで。」
U「は、はぁ!?(なんてことしてくれたんだあの二人ー!!)」
と、一部両親への怒りもありながら、Uは春香と付き合っており、更に同居を許可されてしまっていた事に衝撃を受けた。
U「………分かったよ。でも両親に行っとけ。家だけは売るなと!」
春香「はいはい。分かりましたよ。」
こうして、Uは春香の家に住む事になってしまった。だが、住所などは前の家のままなので、時々家に戻るという条件を承諾する。Uは拘束を外される。春香はニコニコとしながら、今の部屋を出て、十二畳の空き部屋に案内される。
春香「今日からここがUさんのお部屋です。」
U「十二畳って広いな………」
春香「私の家で全く使われていないので、Uさんのお部屋にピッタリかなって。」
U「………春香。一つだけ約束して欲しいことがある。」
春香「なんですか?」
U「………二度と監禁なんてしないでよ………?」
春香「なんだ、そんな事………分かりました。お約束します。」
こうして、Uは半ば強引に春香の家に住む事に………この先、心配が溢れる中………
To be continued………
次回予告
Uと春香はいつも通り登校していたが、そこにUの友人の神野天風と出会う………
次回「Uの親友」