6月8日時点短編日刊ランキング2位!? ありがとうございます!!
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今回は特殊タグを色々と試してみました
それではお楽しみください
「全種目1位。これを達成出来なければ、除籍でも何でも好きにするが良い」
俺の言葉に、辺りが静まり返った。
「……本当にいいんだな?」
「無論だ。俺に二言は無い」
「おいおい、いくら自分で提案したとは言え、それはねえだろうよ!」
「俺に不可能はない。故にこのような事は造作もない。
しかし張り合いが無いとつまらん。よし、お前たち」
「何がだよ」
「この俺に1位を取らせぬ気概で、全力を持って潰しに来い。お前たち全員でだ」
誰かが息を呑んだ。
「それはつまり、俺たちに全種目で1位を目指せってか?」
「そうだ。全力を出せ、さすれば俺はその全力を真っ向から凌駕し捩じ伏せてみせよう。それとも、もしやお前たちは適当に良い結果を出せばいいと思っていたりしているのか? 俺1人が全力で1位を目指すなかで、お前たちは中下位に甘んじるつもりだったのか? …………ふ、その表情を見れば何人かは図星だったようだな。この事をどう思う、相澤」
「光の言う通りだ。これよりルールを追加する。順位に関係なく全力を出していないと俺が判断すればそいつも即刻除籍処分だ。あと光、“相澤先生”な。何度も言わせるな」
相澤の宣告にクラスメイトが震え上がる。これで誰一人手を抜くことが出来なくなった。
多少本気を出してくれないとな、こちらも盛り上がらない。
「なに、お前たちがいくら本気を出そうとこの俺の力に届くことはない。空を飛ぶ鳥がどれだけ羽ばたこうと天上の星には届かぬようにな。ははは、安心しろ。
そう見下すように言葉を発しながら、1人のクラスメイトと視線を交わした。やつの怒りのボルテージがどんどん上がっていくのを肌で感じる。
そうだ。お前ならばこの挑戦、受けぬわけがないだろう!
「ア゛ア゛ア゛!?!?? ーーーッ、テメエ見下してんじゃねえぞごらあああっ!!今この場で誰が上か思い知らせてやるッッッ!!!」
「ふ。そうこなくてはな。爆豪」
お前たちはどうだ? と軽く挑発するように全体を流し見る。先程の相澤の除籍宣言もあってか、あちらこちらで『やってやるぞ!!』と雄叫びが聞こえる。
なんとも勇ましいことよ。
「全員乗ったようだな。遠慮など要らぬ、来るがいい。それと相澤、俺の順番は最後にしてもらうぞ」
「許可する。あと“相澤先生”な」
第一種目 50m走
「飯田天哉、1秒12」
初速からフルスロットルで加速した飯田は、ゴールラインを切った後も止まることなく走り続けてグラウンドの隅でようやく止まった。
戻ってきた飯田と目が合った。
「個性“エンジン”。流石だな、飯田とやら」
「脚の速さには自信があるのでね。しかしどうだろうか光くん?この成績を見ても君はまだ1位を取れると?」
「無論だ」
そう言って俺はスタートラインに着く。
『スタート!』
「この手の種目は俺も得意でな。攻略法は簡単だ。ひとつ」
開始の合図が言い終わるよりも早く、俺はゴールラインを切った。
「光の速さで動けば問題ない」
『光王龍、計測不能』
第二種目 握力測定
黄金の光を右腕に集中させ、測定器が壊れるギリギリのラインで留める。
壊してしまえば、結果は無効扱いだと相澤が言った為だ。
結果が表示される。
…………
「全力を出したのは認めよう。だが、まだまだこの俺には届かないな」
「…………クソオオオオッッッ!!!」
力尽きたのだろう、地に倒れ伏す砂藤と障子に去り際に声をかける。2人とも500kg越えの記録を叩き出したようだが、甘いな。
光王龍、握力999kg。
第三種目 立ち幅跳び
「……光、お前いつまでその状態を維持出来る?」
「俺の力が尽きるまでだ」
「俺も地面についてねえぞゴラアアアッッッ!!」
「おおおおおオイラだってええええ!!!」
俺は光を纏い、爆豪は両手の爆破を繰り返すことによる推進力で空を自在に飛び回り、峰田は地面にばら撒いた“もぎもぎ”を踏み付けることで飛び跳ね続ける。(地面に手足がつかない限り距離の測定は続くためだ)
これ以上の測定は不毛と判断したのか、相澤は俺たち3人に距離『∞』をつけた。
光王龍、爆豪勝己、峰田実
立ち幅跳び ∞
第四種目 持久走
『START!!!』
「終わったぞ」
「(((やっぱ速っ)))」
「光の速度ってわけわかんないよ!」
光王龍
持久走 計測不能
第五種目 反復横跳び
「これも俺の独壇場だな」
光の速さで大量の残像を引き連れながら反復横跳びをする。
先程に続き、爆豪や峰田、それに飯田も頑張って食らいついているものの、依然
「それにしても光の速さで反復横跳びするって絵面がシュールだな」
「それなー」
光王龍 4819回
ちなみに光の反復横跳びと上体起こしの回数は自己申告制である。動きを目で追えない者が計測するなんざ非合理的だとは相澤の弁である。
第六種目 上体起こし
「さて障子、俺の足を支える時は体を低くせよ。なるべく地面に近くでな」
「お前、まさかとは思うがこれも光の速さで……?」
「そうだ。ゆえに」
『始めっ!』
「俺の正面には暴風が巻き起こる」
光の速さで周囲の風景を置き去りに腹筋運動を繰り返す。そして…
「ふむ。まあこんなところか」
『光王龍、5273回』
「すっげえ!こいつ腹筋バッキバキに割れてる!!」
「シックスパック?いや、エイトパックだ!やっべえ!!」
第七種目 長座体前屈
「流石のお前でもこれは無理じゃね?」
「と思うだろう?なに、俺には秘策がある」
そう言って俺は壁際になるべく腰を密着させるように座り込む。
確か蛙吹や耳郎は舌や耳たぶを使って測定用の箱を押し出していた。
「長座体前屈とは、要は体を前に伸ばしながら腕でこの段ボール箱を押し出せばいいのだろう?だが俺は腕が伸びる個性でもない。
だが、それがどうした?伸びないのならば、そのように
俺の全身を黄金の光が覆った。光の勢いは治まることは無く、むしろますます明るく光りあたりを眩く照らした。
「作り変えると言ってもごく単純な事よ。お前たち。一度しかやらぬ故、瞬きせず見届けよ。
この種目の必勝法。それは」
「俺自身が光になることだ」
光が収まると、そこには体の輪郭が全て黄金色に染まった俺の姿があった。
いや、輪郭だけでない。身体の内側まで光化しており、全身がホログラム映像のようになっている。
「【収束せよ】」
周囲の光を腕に吸収、光的体積を増した両の腕を前方に押し出す。腕はさながら触手のように引き伸ばされ、押し出した箱はグラウンドの端へ到達する。
「上鳴、測定せよ」
「はあ、……はああああ!? おまっ、お前っ! もう、ばっかじゃねーの!?」
叫びながらメジャーを持って走り出した上鳴を見送る。
「流石にグラウンドの端まで届かせられる者はいるまい?」
周りを見渡すと全員がぶんぶんと首を横に振った。
「ならば、今回も俺が一位だな! ふははははははは!」
「もう俺なにも驚かなくなったぞ」
「全身が光化してやることが前屈って心無しかしょぼいような、才能の無駄遣いのような……」
「ますます絵図がシュールだ……」
第八種目 ソフトボール投げ
「せいっ!」
『(唖然)』
「ほう? やるではないか」
麗日の投げたボールがふわふわと、ゆっくり天へと舞い上がって行き、やがて見えなくなった。相澤が計測器のボタンを押す、そこには『∞』が表示されていた。
「無限!?」
「さっき立ち幅跳びで出たからあんまり驚かねえが、こんな記録がぽんぽん出るってやっぱりスゲエなヒーロー科……」
「やった!やったよデクくん!」
「うううう麗日さん顔がちちちち近いよ! それにしても、すごいや!」
「うん! あ、でも光くんが……」
麗日と緑谷が同時に俺の方を見た。それもそのはず、この種目でも一位を獲らなかったら俺は除籍。自分が引導を渡してしまったようなものだから。
「案ずるでない麗日、緑谷」
「でも、もう……」
「あの時は“本気で投げろ”と言われただけで決して全力ではない」
相澤からボールを受けとり、白線で描かれた円の内側に入る。
「9999mだと? たかが10kmやそこらの飛距離が俺の限界だとでもお前たちは言うのか? はっ、笑わせるなよ!」
「俺の威光は遍く全てに届く! たとえ、宇宙の彼方にさえもな!」
手に転がしたそれを握りしめ、全身に光を纏う。投げる腕を弓の弦を引き絞るように引き、カタパルトの要領で力の限りぶん投げる!
いつもよりも力強く黄金の光を放つボールは、先程俺が投げてみせたよりも数倍速く撃ち出された。纏わせた光を通してボールの位置を把握する。ボールは幾層もの雲を突き抜け、オゾン層を破り、大気圏を超えてもその勢いを緩めることはない。最終的に宇宙空間へ飛び出したのを確認してから個性を解除する。あとは慣性の法則に従ってどこまでも飛んでいくだろう。
相澤がため息をつきながら測定器を押す。
『飛距離:∞』、達成だ。
「……まさか本当に宇宙まで飛ばしたというのか」
「やっぱりあいつ俺たちと同じ人間なのかな?」
何はともあれ、この種目でも1位。
全種目1位、有言実行で達成だ。
「良かったな、麗日。これで俺たちは同列1位だ」
「ううう……良かったよお……除籍じゃなくて」
「ふはははは、そんな泣きそうな顔をするな!もっと喜べ!」
「……やっぱり光くんはすごいなぁ。僕ももっと頑張らないと」
「ほう。そう言うお前はとてつもないパワーでボール投げをしていたではないか。緑谷出久」
確か指先のみに超パワーを集中させるというなかなか器用な事をやってみせたな。個性の反動でその指が大きく負傷していた事からどうやらハイリスク・ハイリターンな力のようだが。その直後に何やら怒鳴り散らしていた爆豪によると、つい最近まで無個性だったとか。緑谷出久。実に興味を唆られる男だ。なにせ
「その虹のごとき光といい、お前は光るものを“持っている”人間のようだな」
「え゛!? 『持ってる』ってそれ……(力を持っているってこと? もしかしてワンフォーオールに気づいている!?)」
「虹の光……? そうかなあ、ウチにはなんも見えへんで?」
「ふむ? そうか」
光の個性を持つからか、あるいは別の理由もあるかもしれないが、俺は常人には見えないものが見えることが時々ある。だが麗日が見えないように他の連中にも虹の光は見えていないようだな。今回の現象は俺にしか認識できないものらしい。
だがしかし、当然ながら俺は存在しないものは見ることが出来ない。そこに確かに在るから見ることが出来るというものだ。つまり、緑谷の内側には何かがあるということだ。まあ、深く詮索するつもりは無いが。
「面白いものを見せてくれた礼だ。その怪我、治してやろう」
「光、治すな。治したら除籍だ。
相澤が手元の機器をいじりながら言い忘れていたように口にする。
「ちなみに除籍はウソな」
『は?』
「君たちの全力を引き出す為の、合理的虚偽」
『はああああああ!?!??』
「ふ、合理的虚偽だなどと、よく言ったものだ」
少なくとも相澤は見込み無しと判断すれば何人でも除籍するつもりだったのだろう。あの目は本気だった。
そうして順位が発表される。当然、俺が1位。2位が八百万という奴で、その次に爆豪、轟と続いている。麗日は10位、耳郎は16位。緑谷が最下位だった。
「ガイダンス資料は机の上に置いてあるから各自目を通しておくように。それと緑谷、これ持って婆さんのところ行って治してもらえ」
相澤は紙に何かを書くと緑谷に渡した。
しかし婆さんか。リカバリーガールのことか? 世界的にも転移系と回復系個性は貴重だからな、一度会っておいてもいいか。
「相澤、俺もこやつに同行するぞ」
「好きにしろ。あと先生をつけろと何度言えばーーー」
「さて緑谷、お前はさぞ疲れていることだろう。なら保健室まで俺が担いで行ってやろう。光栄に思うが良い」
「え、ちょっ! そんな、担いで!? うわああーーーーっ………!!」
光は緑谷を米俵のように担ぐと、個性すら使わず走り出し瞬く間に見えなくなってしまった。
ドップラー効果で緑谷の声があたりに反響するなか、相澤は大きなため息をついた。
◇◆◇◆◇
@保健室
「チユーーーーッ!! っと、怪我はこれで治ったかね」
「本当に治ったな。個性社会とは言えど、回復系の個性はいつ見ても神秘性を感じる」
「すごい……だけど、なんだろう? 疲れが急に、ドッと出てきた……」
「そりゃあアンタ、あたしの個性は治癒力を活性化させてるからね。その代償としてその人の体力を消費するんだよ。あまり大きな怪我が続くと逆に死ぬからね」
「逆に死ぬ!?」
なるほど、相澤の言っていたツケとはこの事だったか。
いつまでも怪我して治してもらえば良いと思うな、さっさと個性を制御する方法を見いだせ。先程の発言は相澤なりに緑谷へ発破を掛けたのだろうな。
「ほら、体力回復にお菓子をあげるさね。ペッツだよお食べ。アンタもいるかい?」
「有り難いが遠慮しておこう。代わりにそこの和菓子をもらえるか?」
「この饅頭かい?いいよ、ほら食べなさい」
淡い水色の和紙で出来た包装を破り、取り出した饅頭を一口かじる。外はもちもちとした食感の薄皮で、中に詰まった粒あんのひんやりとした感触が口の中で広がる。うむ、程よい甘さで心地良い。
ひとしきり味わったあとに飲み込んだ。後味が口の中に残るがそれが餡子の醍醐味とも言えよう。
「美味い……! やはり和菓子は良いものだ」
「アンタすっごい幸せそうな顔するねえ。そんなにこの饅頭が気に入ったかい?」
「そうだな。どこの店のものだ?」
リカバリーガールから店舗名とその住所を聞き、即座に脳内に記憶する。今度行ったとき、光家の財力に物を言わせて店ごと買い占めようかと思わせるほどの美味だった。いつか絶対に行こう。
「そういやアンタも回復ができるんだってね。どうやっているのか教えてくれないかい?」
「俺は周囲の光を操り、体内に取り込んでから回復の光に変換させている。だからほぼ自分の消費は無いな」
「へえ! まさにあたしの上位互換ってやつだね」
「えっ、それってものすごいことじゃない!?
そうか、自分のリソースを使わず、かと言ってリカバリーガールのように他人の体力を使うこともなく光という資源のみで完結させてる、これは光源さえあればいつでもどこでも回復が行える!いや待てよ、ほぼ自消費は無いと言っていたな?ならば少ないながら自分のリソースも使っている?怪我の酷さに比例して自消費も大きくなるのかそれとも別の仕組みがあるのかブツブツ……
「あーもう分析はよそでやりな! ここは長居する場所じゃないんだよ!」
そう言われて俺たちは揃って保健室から叩き出された。
「さて緑谷、帰ろうか」
「いやだがしかし怪我はどこまで治せるのかわからないな、欠損などもいけるのか?いやそこまでいけば最早治癒の範疇じゃなくて再生だなあブツブツ……」
「おい緑谷」
軽く頭に手刀を叩き込んでやれば、すぐに現実に戻ってきた。
「ああ、ごめんごめん!」
「分析が得意なのか? それはとても良いことだが、人と会話する時は程々にしておくが良い。帰りはどっち方面だ?」
駅までの帰宅方向が一緒ということが判明し、俺たちは共に帰ることにした。長い廊下を歩く中、世間話や互いの好きなものの話をした。最初も緑谷は声が震えていたりと落ち着きがなかったが、あれは人と話すのに慣れていない為だろう。次第に緊張もほぐれてきたようで、彼の方からも色んな話をするようになった。
そして話題は、互いの個性のことになった。
「そうか、やっぱり光くんは光一族の出身だったんだ。どおりでその無茶苦茶な強さも納得だよ」
「ははは。まあそう褒めるでない。しかし緑谷、お前はつい最近個性が発現したそうだな。あまり制御できてないようだが」
「うん。正直発現したときはびっくりして。でも嬉しかったんだ。僕もヒーローを目指せるようになったんだ、って。でも喜んでいるだけじゃあ駄目なんだ。オールマイトのような最高のヒーローになりたい、だから早くこの個性を扱えるようにならないと……」
「目指すは遥かな高みということか。ふはははは、お前も良いな!」
「っそうだ! 光くんは身体強化も出来てたよね? いつもどんな風にイメージをしているの?」
「イメージ……?」
「あ、うんと、身体強化をする時の脳内でのイメージとかさ、良かったら教えてくれないかな?」
ふむ。いつも何となくでやってきた事だからあまり意識していなかったのだがな。そうだな、
「強いて言うなら『電球』か?」
「電球?」
「ああ」
そう言って俺は一旦立ち止まる。緑谷もつられて止まったのを確認してから身体に光を纏った。
「このように俺は周囲の光を纏って肉体を強化するわけだが、これでも1割にも満たないほど制限している」
「力を、制限……」
「そうだ。俺の場合は強化度合いが目に見えてわかりやすい。このように、更に光を纏うことでパワーもスピードも先程よりも跳ね上がる。一応だが、これを俺は電球になぞらえている」
身体を覆う光が一層増し、緑谷はおお、と声を漏らす。その場で軽くジャブを繰り出すと、空気が破裂したような音が廊下に響き渡り、周囲の窓ガラスがびりびりと震えた。
「豆電球を使った実験と言えば分かりやすいか。理科の実験で一度くらいやったことがあるだろう? 繋ぐ電池の数を増やしたり、装置のツマミを回したら徐々に明るさが変わるようなやつだ。俺が意識しているのは力のオンオフではなく、力の強弱だ」
「電球……明るさの調節……力の、強、弱、……!」
「ああーーっ!わかった!!!」
俺のジャブの音よりも大きな声で緑谷は叫んだ。
「そうか、どうして気がつかなかった!? 僕は今まで使うことに固執し過ぎて、調整なんて一切考えちゃいなかった! 今僕に必要なのはオンオフではなくて強弱の意識だ!」
「ありがとう、光くん!!」
まさに天啓を得たように顔を輝かせるな、この男は。だが、そんな純粋な表情を出来る人間は希少だ。とても良いものを持っているな、緑谷出久。ますます気に入った。
「しかしだ緑谷。お前は俺とは違い、身体の内側に蓄えた力で肉体を強化する個性と言っていたな。違ったか?」
「あ、うん。多分そうだと思う……(前にオールマイトに聞いたらそんな感じのことを言ってたし)」
「なんだその曖昧な返事は。まあいい、なら流石に電球というイメージはその個性に結びつけづらいだろう、もっと別のものを想像するといい。そうだな、例えば蛇口とかはどうだ? その方が幾分かわかりやすいだろう」
「蛇口、蛇口か。使いたい分だけの水を力に例えて、イメージ! 本当だありがとう光くん!」
「なに、気にするな。そうだ、個性の制御練習をするなら俺に声を掛けよ。いつでも鍛錬に付き合おう」
「本当に!? ありがとう!!」
その後、俺たちは校門で待っていた麗日と飯田、そして耳郎の5人で帰路に着いた。
無限には無限を以って対抗するのみである
ボール投げはほぼ皆様の予想通りの結果となりました
感想欄で見事正解していた人がいましたが、無限を叩き出す手段なんて数えるほどしかないからね、しょうがないね(満面の笑み)
……戦闘訓練どうしよう