蒼鬼の発作から数日が経った蛇女子学園……。翔は今日も気ままに蛇女での学園生活を送っていた……。
「……あ~~暇だなぁ~~~~~~。何かおもろいモンねぇかな~~~?」
そんな彼は暇そうなのかそうボヤいていた。傍から見れば「修行しろよ」と言われそうであるが……
「…およ?」
そんな時、翔は何か見つけたのか立ち止まってはその方を見つめた。そこには緑色の髪色をした少女が何かを物陰から覗いている様子であった……。
「………確か……選抜候補の緑の子だったか…?」
その少女を見て翔はそう考える。……そう、その少女は以前に戦った選抜候補生メンバーの1人、芭蕉であった。どうやら芭蕉は何かを物陰から見ている様子であったが……
「……いいケツしてんな………」
……あろう事かこの男は物陰から覗いている際に突き出してしまっている芭蕉の尻を見ていた……。
「……先輩……訓練場に来て……修行でもするのでしょうか………?」
一方芭蕉は背後にいる翔の存在に気付かずに物陰から『先輩』と言う存在を見つめていた。どうやら芭蕉はその先輩の事が気になっているのか物陰から後をつけてきた様子であった……。その先輩を物陰から見つめていた……瞬間……
「……!!?!??!?!?!?!??/////」
芭蕉は顔を真っ赤にして体をビクゥッと震わせた。……何故ならば何者かに尻を掴まれつつ…撫で回されていたからだ……。恐る恐る背後を振り返ると……そこには翔が芭蕉の尻を撫で回していたのだ……。
「ぁ…ぇ……ぁ………!?////」
「………ふ~~~~~~~む……………
いいケツだ……安産型だな、元気な子供沢山産めるかもな。」
「~~~~~~~~~~~~~~~~「シー…誰をつけてるか知らんが悲鳴上げるとバレるぞ?」っ!?へ…へあぅ……ひぅ……///////」
芭蕉が困惑している中、翔は芭蕉の尻の感触や大きさからしてそんな感想を述べた。その瞬間、芭蕉は声にならない悲鳴を上げつつも悲鳴を上げそうになった瞬間、翔にそう言われた為に困惑しつつも声を抑えたのであった。
(せ、せせせ先輩!?な、なにを!?/////)
(………お前が無防備にケツ突き出してるからだぜ?何だったら千年殺し喰らわせても…)
(やめてくださいよそれだけは!?…て言うかと、突然お尻触るなんて…)
(忍たるもの何処から襲撃されるか分からねぇんだ、だから気を引き締めてなかったお前が悪い。)
(ぅぅ…………)
そして芭蕉は顔を赤くしながら小声で翔に問い詰めると翔はそう言いつつも例の構えをする為に芭蕉は慌てて両手で尻を隠した。そして翔にそう言うも翔はあろう事か正当な事を言い出す為に芭蕉は何も言えなくなるが何処か納得いかない様子でシュンとしてしまうのだった。
(…しっかし誰を見てるんだ………?)
そして翔は芭蕉が誰をつけていたのかを確認する為に物陰から覗くと……そこには光牙と15人くらいの蛇女の女子生徒が対峙していた。
(……光牙?光牙をつけてたのか?)
(…え、えぇ……ま、まぁ……………)
芭蕉はどうやら光牙をつけていたらしくその事を尋ねると芭蕉は少し赤くなりつつも頷いた……。そんな芭蕉の様子を見て翔はニヤニヤすると…
(…さてはおめー光牙の追っかけだな?)
(ふぇ!?そ、そう言う訳じゃ……//////た、ただ……その……こ、光牙先輩とお話を………////)
(…成程ねぇ……でも残念ながら今のアイツじゃお前は眼中に無いだろうな…。こんな安産型で可愛い子が追っかけだってのによ……)
(か、かわっ!?////……ゴホン……そ、そうですよね………)
翔は芭蕉が光牙の追っかけであると思いそう言うと芭蕉は顔を真っ赤にしながらそう言った。しかし翔は恐らく今の光牙にすれば芭蕉は眼中に無いであろうと考えつつそう言うと芭蕉は『可愛い』と言われた事に赤面するも咳払いをしつつその事に少し落ち込んだ表情をした。
(……しょーがねぇなぁ…。んじゃあ一肌脱いでやりますか。)
(…え?)
(安産型のいいケツ触らせてもらったんだ、一肌脱いでやるぜ。)
(あ、安産型安産型言わないでくださいよぉ!?///)
翔は尻を触らせてもらった礼なのかそんな事を言い出した。そんな翔に芭蕉は自分の尻を『安産型』と連呼される為に赤くなりつつも尻を隠した。
「……ところで、いつまでそんなところに隠れてるつもりだ?」
「っ!?」
「およ?」
そんな時、光牙が翔達が隠れている方へと向き語り掛けてきた。どうやら今のやり取りの間に女子生徒たちを片付けた様子であった。
(うわわわわ!?ど、どうしましょう!?ま、まままさかこんな事になっちゃうなんてぇ~~~!?)
芭蕉は自分たちがつけていた事がバレてしまった事に驚き慌ててしまっておりパニックになっていた……。しかし一方翔は平然としており、突然息を吸い込んだと思うと……
「……コッケコォォォォォオッ……コォォォォォォオォオオ!!!」
「…!?」
突如何を思ってか翔はニワトリのような鳴き声のマネをして叫んだ。その事に芭蕉はギョッとした表情になる。
「……おい」
「ケーッ!!コッケー!!!コケーーーーーーーーーーーーーーッ!!!」
「先輩っ!?」
光牙はその声に動揺や騙される事も無くそう言うも翔はしつこくもニワトリの鳴き前を激しくする為に芭蕉は更にギョッとしてしまった。
「………俺が黙っている内に出て来い……」
光牙は段々と鬱陶しく思い始めたのかそう言い出す。そんな光牙に翔はため息を吐きながらも物陰から出てきた。
「…んだよ、そこは「…ニワトリか…」ってスルーすりゃあいいのによ」
「……無理があるぞ……」
翔がそう言い出すと光牙はジト目になりつつもそう言う。……確かに猫であればワンチャンあると思うが色々と無理があり過ぎる……。
……そして芭蕉も物陰から出てきては……
「……お前は確か……選抜メンバー候補者たちの中にいた…」
「あっ…は、はい……ば、芭蕉です………」
「……そうか」
「…いや、お前もう少し何かないのかよ……」
「………興味ない……」
光牙は芭蕉を見てそう言う。……眼中に無い…とは言っていたが芭蕉が選抜候補メンバーに居たという事は覚えていた様子であった。芭蕉の自己紹介にそう返す為に翔はため息を吐きつつ光牙にそう言うが光牙がそういう為に芭蕉はシュンとしてしまう。
……しかし芭蕉はふと何かを思ったのか光牙に尋ねた。
「あ、あの……」
「なんだ?」
「い、いつから私がここにいるって気づいてらっしゃったのですか?」
「最初からだ。俺を追いかけてきたようだが気配がだだ漏れだったぞ。」
「そ、そう…ですか」
芭蕉が光牙にそう尋ねると光牙はそう答えた。……どうやら翔と合流する前から気付いている様子であったのだ。
「それで……お前はこんなとこで何をしている?」
「えっ?」
「翔は何故ついてきたのかは知らんがお前が俺の首を取りに来たというのなら受けて立ってやる。ただしやるからには覚悟するんだな?」
「…何故そうなる……」
「ままま、待ってください!?ち、違うんです!ご、誤解しないでください先輩!わっ、私は先輩と戦いに来たんじゃありません!」
「…何?」
そして光牙は逆に自分をつけてきた理由を芭蕉に聞いては自分の選抜メンバーの座を奪いに来たと思い武器を構え始める為に翔は呆れつつ、芭蕉は慌てて光牙にそう言った。
「……ならばなぜ貴様は俺を追ってきた?」
「わ、私はただ先輩が1人でここに向かう姿を見て気になったもので…」
「……くだらん……」
光牙がそう尋ねると芭蕉はそう答える為に光牙は興が削がれたのか武器を仕舞った。そしてそのまま光牙は何処かへ行こうとする為……
「…ほれ、何か言いたい事あるんじゃなかったのか?俺が一肌脱いだ意味ねぇだろ?」
「ふぇ!?あ、は、はい!?」
翔は芭蕉にそう言う。……どうやら芭蕉に光牙と話す機会を作る為に一肌脱いだ様子であった……。
「あっ、あの!」
「…何だ?」
「ひぃ!?」
芭蕉が声を掛けると光牙は振り返るがまるで睨むように威圧を掛ける為に芭蕉は少し怯えてしまった。
「…おい光牙、可愛い後輩を脅してんじゃねぇよ。もっと愛想よくしてやれや。こんな風にだな……」
「…ふごっ!?」
「ぶっ!?」
そんな光牙に翔はそう言いつつ光牙の背後に回っては背後から指で光牙の顔を引っ張るように弄った。それもあってか普段のクールな表情が物凄い変顔になってしまった為にそれを見てしまった芭蕉も流石に吹き出してしまった…。
「……貴様ぁっ………!」
「お!?やるか!?ばっちこーーーーーいっ!!!」
流石の光牙も変顔を晒したのが恥ずかしかったのか少し赤くなりながら翔を振り払っては武器を向ける。そんな光牙に翔も構えてはそう言い出した。
「………貴様もいつまで笑っている……?」
「ふぅぅ……ご、ごめんなさ………ふぅぅぅ…………」
そして光牙は背後から聞こえる芭蕉の笑いを抑えようとするような声を聞き少し睨みながらそう言うと芭蕉は必死に笑いを抑えようとしていた……。流石の芭蕉も突然の光牙の変顔を見てしまったせいで変なツボが入ってしまった様子だった……。
…………すると光牙は段々と疲れてきたのかため息を吐いては武器を仕舞い今度こそ何処かへ行こうとするが……
「あぁっ!?ご、ごめんなさい、ま、待って!待ってください!!あ、あのですね……!」
芭蕉は去ろうとする光牙を見て慌てて呼び止めた。
「おっ……お願いします!私に稽古をつけてください!」
「…何………?」
「……うっわぁ~~可愛い後輩に土下座させるなんて光牙くん鬼畜~~「……頼むから一旦お前黙れ…」…しょうがねぇなぁ~」
そして芭蕉は土下座をして必死に頭を下げつつ光牙に稽古をつけてもらうよう頼んだ。その事に光牙は驚き……翔が横槍を入れてくる為に光牙がそう言うとそう言いつつ黙るのであった…。
「…なぜ俺がお前に稽古をつけなければならない?」
「あ、あの……わ、私強くなりたいんです!一人前の忍になりたいんです!だからお願いします!」
「…何故俺になんだ?鈴音や鎧威に蒼鬼に……何ならそこに居る馬鹿から教わればいいだろう?」
「おい馬鹿とはなんだ馬鹿とは。蛇女一の馬鹿は籠鉄だけで十分だぜ~」
光牙は自分に稽古をつけるように頼んでくる芭蕉に疑問を浮かべつつもそう言うと馬鹿呼ばわりされた翔はそう言い出す。
……籠鉄……酷い言われ様である……(笑)
「…それもそうかもですが…先輩の戦うお姿に私、すごい感動を受けました!先輩から教われば私も強くなれるかもしれないと思いまして……!」
そして芭蕉は素直に自分の気持ちを伝えた。……光牙とも話したかったのは確かだが憧れである光牙に稽古をつけてもらいたいとも思っていたのだ。
「……はぁ…いいだろう」
「ふぇ?」
「だがな…これだけは覚えていろ。俺はここの教員たちの授業よりもハードだ、お前にそれらが耐えられるというのならな。「自分でハード言うか」黙れ」
光牙はそんな芭蕉を見てため息を吐きつつも芭蕉に稽古をつけてやる事を言う。そして今以上に厳しい修行を行うと聞いて芭蕉は息を飲むもまたもや翔が横槍を入れるので光牙はそう切り捨てた。
「どうした?怖気付いたか?」
「…や、やります!やらせてください!私、頑張ってついて行きますから!」
「……ふ…よかろう。では今から修行を始めるぞ」
「ふぇ?い、いまからですか?」
「…どうした?やるのか?やらないのか?」
「は、はいっ!!」
光牙がそう言うと芭蕉は意を決したように力強く頷く。そんな彼女を見て光牙は鼻で笑いつつもそう言っては修行場へと行こうとした為に芭蕉もついて行った。
「芭蕉~~~頑張れよ~~~~~~。もしも辛すぎて泣きそうになったらお兄さんが癒してあげるからな~~~夜に」
「は、はい……」
「…真に受けんでいい……」
そんな芭蕉に翔はエールを送りつつ……深読みすれば最低であろう発言をする。……も芭蕉は真に受けているのか頷く為に光牙は呆れつつも芭蕉にそう言った。
(がんばるぞ、りっぱな忍、目指します!)
光牙について行きながら芭蕉は俳句を心の中で読むのであった………。