閃乱カグラ ~光と影の忍達~(仮)   作:レタスの店長

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最近のタイトル再会ばっかだな……

※大食い大会要素は……ほぼ無いです(笑)





大食い大会での再会

 

とある休日の日……翔は詠に連れられてとある商店街へとやって来ていた。その場所には他にも数名の人物が揃っており誰もが殺気立っていた……。

 

 

…………何故このような事になっているのかと言うと数日前に空腹状態だった詠が1枚のチラシを拾い、この商店街にて大食い大会が開かれると知ったのだ。そして優勝賞品が商店街の賞味期限ギリギリの食品を全て貰える……と言うものであったのだ。

 

貧民街育ちで普段からも金欠の詠にとってそれはご馳走のようなモノであり絶対に優勝するという決心と共に大会の申し込みをしたのだった。……因みに翔も成り行きで参加する事となったのだが……。

 

 

(……そりゃー金の使い方は自分勝手だが……あれ程普段から食える位には残しとけと言ったのに……)

 

 

そして詠がこの大会に参加した理由を聞かずとも把握していた翔は呆れつつも内心でそう思う……。

 

 

(………しっかし……さっきから詠のヤツ誰を睨んどるんだ?大会も始まってねぇのに……)

 

 

その一方でまだ大会は選手紹介であるのにも関わらず詠がやたら殺気を出しつつ他の選手を睨んでいた為に翔が詠の視線の先を見た……。するとそこには……黒髪ロングでパッツンが特徴で高貴な雰囲気を漂わせている少女が居た。

 

 

「………およ?アンタ、ジジイの寿司屋に来てた飛鳥の学友の……」

 

 

「…え!?あ、あなたは飛鳥さんのお兄様の……」

 

 

「し、師匠!?何で師匠も来てんだ!?」

 

 

「…ゑ!?」

 

 

翔はその少女が以前に半蔵の寿司屋で飛鳥と共に来ていた飛鳥の学友の『斑鳩』である事に気付き声を掛けると斑鳩も驚いた表情をした。そして寿司屋での一件で翔に弟子入りした『葛城』も翔に気付いて駆け寄り、詠も翔が斑鳩と知り合いであった事に驚いていた。

 

 

「なんだオメーらも参加してたのかよ」

 

 

「いや、アタイは観戦だ。参加してるのは斑鳩だぜ。忍耐力を試すドッキリの遊びで一番早くブチ切れた罰ゲームで参加させたって訳だ。」

 

 

「ちょっと葛城さん!!///」

 

 

翔が2人にそう声を掛けると葛城は観戦しに来た様子であり斑鳩が葛城の言う罰ゲームの為に参加している事を話すと翔は斑鳩が案外短気である事を察し、詠の方は斑鳩が大食い大会に参加した理由にまたもや怒りに火を付けたのかそんな表情になっていた…。

 

 

「…つーか佐介も参加させりゃ良かったんじゃねぇの?アイツだったら大食い大会とか聞きゃ大喜びで参加するぜ?」

 

 

「ゑ?そうなのか?……いや、そう言えば昼飯で三段重箱持ってくるもんなぁ…そりゃあ食うか……。」

 

 

「…相変わらず食うんだな今も……」

 

 

翔は佐介もこの大食い大会に参加させれば大喜びで来たんじゃないかと尋ねると葛城はそう言った。……どうやら佐介は普段の昼飯から三段の重箱を弁当箱で持ってきてる程食べる様子であった為にそれを聞いた翔は昔から変わらずに大食いである事を把握するのだった。………その翔も人の事言えない位の大食いであるが……。

 

 

「…ゴホンッ!ところで翔くん?そちらのお嬢様方とは……お知り合いなのでしょうか?」

 

 

「ゑ?まぁこの間知り合ったんだけどな……。ジジイの寿司屋で寿司食ってた時にな……」

 

 

「……ハァッ!!??」

 

 

そんな時、詠は咳払いをしつつ少し引きつった笑顔で翔に尋ねると翔がそう答えた為に詠は声を上げつつも突如両手で翔の胸倉を掴んでは……

 

 

「ちょっと翔くん!?お寿司って……お寿司って何ですのぉ!?ジジイの寿司屋でお寿司食べたってどういう事ですのぉ!?そんな高級食品を食べたってどういう事ですのぉ!?」

 

 

「ちょ!?何すんじゃいおめー!?前にちょいと付き合えつったのに用事があるからと言って着いてこねぇからよー!」

 

 

「だからと言って何故にお寿司を食べれるんですかぁ!?ま、まさか翔くんもお金持ちに……お金持ちに毒されたのですかああぁぁぁぁあぁぁ!!!???」

 

 

「だー!!てめー落ち着けや!!」

 

 

「んがっ!?」

 

 

そして詠は胸倉を掴みつつも揺すっては翔を問い詰めた。……以前の半蔵の寿司屋に行く際に翔は詠を誘ったのだが詠は貧民街に行く為に誘いを断ったのだ。それが寿司屋に行くという件だった事に詠はショックと同時に翔がいとも簡単に寿司屋に行けるほどの金を持っている事から何を勘違いしているのかそう思い込んでは更に翔を勢いよく揺する為に翔はそう言っては詠の鼻の穴に人差し指と中指を突っ込んだ。

 

 

「………えっと……お二人もお知り合いですか……?」

 

 

「ゑ?あ、あぁ幼馴染だよ。癖があって好き嫌いが激しいけどな……」

 

 

「あだだだだだ!?しょ、翔くん刺さって……奥に刺さってますわぁぁぁ!!??」

 

 

「…それ女子にする事かよ師匠………?」

 

 

そんな様子の2人を見て斑鳩が翔に尋ねると翔はあえてそう答えた。(単純に詠は金持ちが嫌いなだけであるのだが気分を悪くしない為でもあるのだろう…)すると鼻の穴に指を突っ込まれた詠はどうやら爪が刺さったのかそう騒ぐために翔は詠の鼻の穴から指を引っこ抜いた。(案の定少し血が付いていた……)

 

……その様子を見て葛城は少し呆れた表情になりつつもツッコミを入れるのだった…。

 

 

「……ほれ、1回戦はお前だろ?早く行ってこい。」

 

 

「…はっ!そ、そうでしたわね……行って参りますわ。」

 

 

そして翔は詠にそう言うと詠は少し出てしまった鼻血を拭いつつ大食いが行われる机へと向かうのだった……。

……詠の初戦の相手は白い学生服を着た男でまるで太陽の陽を浴びていないような不健康そうな顔をしていた。

 

 

「……アイツは……?」

 

 

「…あっ………」

 

 

その男を見た翔は何処かであったのか知っている様子でそう呟く。その際、斑鳩も何故かその男を見て驚きの表情を浮かべていたが……。

 

 

……とりあえず1回戦が始まるも……どう言う訳か本来であれば1回戦はキャベツ丸ごと1個の大食いだったが倉庫にはキャベツの芯しか残ってなかったというよく分からないトラブルがあった模様だが難なく1回戦は開始された。(その際に詠の対戦相手はギャーギャー騒いでいたが……)

 

 

そして結果はと言うと……詠の圧勝であった。普段から空腹である詠にとって皿に盛られたキャベツの芯を食べ切るなど朝飯前であったのだろう……。

対する男は対戦前に調子に乗って散々詠を煽り倒していた割には口に押し込み過ぎたせいで酸欠になり口にキャベツの芯を詰めたまま失神していた……。

 

 

 

 

 

 

「お兄様!!」

 

 

「「「……ゑ?」」」

 

 

そんな時、斑鳩がその失神している男…『村雨』の元まで駆け付けた。斑鳩が村雨を『お兄様』と呼んだ事に翔、詠、そして葛城は少し驚き唖然とした。

……それもその筈兄妹と言う割には見た目があまりにも似ていないからであろう……。

 

 

「触るな!!」

 

 

「…っ………!」

 

 

斑鳩が村雨の横に膝をついて介抱しようと手を伸ばすが突如村雨は斑鳩の伸ばした手を払いのけては斑鳩に怒鳴りつけた。

 

 

「…俺に触れていいのは……まともな家族だけだ……」

 

 

「………………。」

 

 

村雨は捨て台詞のようにそう吐き捨てると全力疾走で会場から去って行った…。そう言われた斑鳩は落ち込むかのように顔を伏せていた……。

 

 

「……随分と嫌われている様子でしたわね……。でも1回戦はわたくしの完全完封大勝利ですわね!翔くん、見ててくださいましたか?」

 

 

「…………………。」

 

 

「…翔くん?」

 

 

斑鳩のあまりの嫌われ様に詠はそう言いつつもそれはさておきな様子で自分の勝利を翔にそう伝えるが翔は黙り込みつつも村雨が去って行った方向を見つめる為に詠は首を傾げた……。

 

 

「………ワリィ詠、あとは任すわ。」

 

 

「…え!?あの、翔くん!?」

 

 

「用事が出来た、埋め合わせは今度寿司奢ってやるから勘弁してくれよー」

 

 

「ちょ!?翔くん!?どこ行くんですのおおぉぉぉぉぉぉぉ!?」

 

 

すると翔は立ち上がってはそう言うと村雨が走って行った方向へと去って行ってしまう為に詠はそう叫ぶのであった………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

___________________________________________________

 

 

 

 

 

 

 

「………ハァ…………」

 

 

その一方、詠に負けて走り去っていった村雨はトボトボと歩いてはため息を吐いていた……。

 

 

「…………何やってんだろうなぁ……俺は………」

 

 

村雨はため息を吐きつつもそう呟く……まるで何かを後悔するかのように……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……オーーーーーーッス!!!」

 

 

「どぼごぉっ!!??」

 

 

そんな村雨の背中に突如大きな声と共に飛び蹴りが炸裂し、村雨はその勢いで顔面から地面に激突してしまった。

 

 

「な…なんd…むぎゅぅっ!?」

 

 

「声が小さい!オーーーーーーーーーッス!!」

 

 

「お……オーーーーーーーッス……!」

 

 

何事かと振り返ろうとするもどう言う訳か巨大な足のようなモノでムギュッと踏まれてしまい、自分を踏みつけている人物がそう言う為に村雨はやむを得ず掛け声を返すのであった………。

 

 

「……って翔の旦那ぁぁ!?」

 

 

「んだよあの会場に居たの気付いてなかったのかよ」

 

 

踏みつけから解放され、いったい誰が踏みつけてきたのかと思い睨みつけようとするも翔の姿を見て村雨は驚愕するのであった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いや~~~旦那が居たなんて全然気付かなかったっすわ。そう言えば響輝のアネゴは一緒じゃないんすか?」

 

 

「今日は響輝とは別行動だな。……多分寝てると思うが………」

 

 

とある喫茶店にて村雨は翔にそう尋ねると翔はそう答えた。

 

 

………彼、『村雨』は『鳳凰財閥』と言う表向きは日本でもかなりの大きな企業組織であり裏では名門の忍一族の組織の1人息子であった。かつて村雨はとある化物の集団に襲われた際に翔と響輝に助けられた事があり(その際村雨は情けなくも失禁していたが…)翔と響輝のその強さを見て翔を『旦那』、響輝を『アネゴ』と呼ぶようになり回数は少ないが関りを持つようになった…。

 

 

「ところであの…斑鳩さんだっけ…?彼女がお前をお兄様とか呼んでたが…まさか……」

 

 

「……あぁ、例の言ってた妹さ……」

 

 

「……和解するとか言ってたのにまだしてねーのかよ。そんな悪い子じゃねぇと思うぜ?短気らしいけど……」

 

 

「…分かってる……分かってるが…………ハァ………」

 

 

翔は先ほど斑鳩が村雨をお兄様と呼んだ事を尋ねると村雨はそう答える。

 

 

………村雨と斑鳩は兄妹……だが本当の血の繋がった兄妹ではなくう斑鳩は鳳凰財閥に養子として迎え入れられた義理の妹であったのだ。村雨には忍としての素質や才能が無かった為に斑鳩を迎え入れたのだがそれが原因で村雨は逆恨みをして斑鳩をぞんざいに扱うようになったのだ。……最も村雨が化物に襲われた際に才能の無さを一番に痛感した為に自分が今まで斑鳩にしてきたという事を少しずつ悔いるようにはなって遂に和解をしようと考えていたのだが………どうやら村雨自身も自覚しているのか無駄にデカいプライドが斑鳩を認めないという気持ちがあったが故にまたもやあのような行動を起こしてしまったという事であった……。

 

 

「……そんなにそんな気持ちになるんだったら決闘してぶつかり合ったらいいんじゃねぇか?1対1のサシのケンカでよ。そうすりゃあ互いに気持ちも晴れるんじゃねぇか?」

 

 

「…よしてくれよ……この間だって飛燕を奪い取ろうとした際に簡単にあしらわれて手も足も出なかったんだぜ?」

 

 

「…お前のその行動、本当に和解する気あんのか……?」

 

 

そんな村雨に翔はそう提案した。……話すのがダメであれば拳…でなくともぶつかり合えばその中で友情みたいなのが芽生えてくるんじゃないかと言う感じで…。しかし以前村雨は斑鳩が持つ鳳凰財閥の宝刀『飛燕』を奪い取ろうと彼女の寮部屋に侵入して戦闘になったもののまるで相手にならずに手も足も出ずに退場してしまった事を話す。……最も傍から聞けば村雨の行動がまるで和解する気もなさそうな行動である為に翔は呆れていたが…。

 

 

「………しゃーねぇなぁ……俺も忙しいからそこまで付き合えるか分からんが俺が鍛えてやるよ。」

 

 

「ゑ?」

 

 

「その斑鳩さんがどん位強いかは知らんがせめてもの食らいつける程度には仕上げてやれるかも知れんぞ?」

 

 

そんな村雨に時間が空いた時に稽古をつけてやっては斑鳩にかなわずとも食らいつける程には鍛えてやると言い出した。

 

 

「…無論、その分お前じゃキツイ鍛錬もさせるかも知れねぇけどな……どうだ?」

 

 

「……………分かった……それでアイツと和解できる可能性のある光が見えるってんなら……お願いしやす!!」

 

 

「おう、その意気だぜ!」

 

 

そんな翔の提案に村雨はそう思ったのか翔に鍛錬を頼み込むのであった…。

 

 

………こうして空いた時間ではあるが村雨は翔からの指導を受ける事となった……。

 

 

因みに大食い大会の方はと言うと本来の大食い大会用の食材を裏方でキャベツの芯やらハチノコやらミミズ等にすり替えて妨害し優勝を狙っていた卑怯な集団がいたらしくその行動にブチギレた詠がその集団を完膚なきまでに叩き潰したらしい…。

 

翔が駆けつけた頃には全て終わっていたが詠に拗ねられたのは言うまでもなく翔は約束通り寿司を奢ろうとしたのだが何故か詠は「もやし10袋でいい」と言われその事に翔も戸惑うが結局もやし10袋で機嫌が直ったらしくその際に翔は「…金がかからない女だよなぁ……」と地味に酷い事を呟いたのだった……。

 

 

 

 




久しぶりに書いたので若干書き方忘れた……

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