閃乱カグラ ~光と影の忍達~(仮)   作:レタスの店長

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キャラ崩壊でカオスな回注意!w




ハチャメチャの温泉旅行!

「ここが温泉旅行の温泉だぜ!」

 

 

「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!?すげぇぇぇぇ!!お前ら去年にこんなスゲェ場所に来てたのかよぉ!?」

 

 

「……滅茶苦茶はしゃぐじゃん」

 

 

「…ま、まぁ去年来られなかった籠鉄くんにすれば興奮しても仕方無いかと思いますよ。」

 

 

期末試験から数週間後、翔達選抜メンバーは温泉旅行に来ていた。……そして籠鉄が居ると言う事から何とか全員合格ラインを突破して遂に念願の全員で温泉旅行へと行く事が出来たのであった。

 

 

「それにしても籠鉄さん、よく受かったよね~」

 

 

「それは俺も驚いたさ、まさか蒼鬼の勉強法があそこまで上手くいって尚且つ覚えた所が頭の中に残っていたからなぁ……。蒼鬼には足向けて寝られねぇぜ。」

 

 

「そ、そこまでしなくても……でも籠鉄くんも無事に受かってよかったです。」

 

 

「おう、ありがとなみんな!でもあの勉強法さえあればもう怖い物無しだぜ!」

 

 

唯依がそう言うと籠鉄はそう答える。もはや絶望的だった状態から蒼鬼が提案した勉強法で籠鉄は何とか成績が合格ラインを突破し無事に温泉旅行へと行く事が出来たのだった。籠鉄の言葉に蒼鬼は苦笑いをしながらそう言いつつ彼女も籠鉄が無事に温泉旅行に来れたという事に喜びを見せた。

 

 

「んじゃあ克服した籠鉄くんに問題。忍の忍術の属性を全て答えよ!」

 

 

「そんなの簡単だぜ!火、水、雷、光、闇…………………あとなんだっけ?」

 

 

「「「「だぁちゃああぁぁぁ!?」」」」ズドーーーッ!

 

 

「……全然ダメじゃん……」

 

 

「ありぃ?可笑しいなぁ……テストの時にはちゃんと思い浮かんだってのによぉ……」

 

 

そう主張した籠鉄に翔が問題を出す。すると籠鉄は自信満々に答えようとする……が、答えられなかった為に一同はズッコケた。そんな籠鉄に少し呆れつつ響輝がそう言うと籠鉄は不思議そうな表情で理由が分からなそうな表情になっていた。

 

 

(…確かに可笑しいんですよね……籠鉄くんは覚えたことの記憶が一定期間しか長続きしないという所が……。ただ頭が悪い…いや、覚え続けるのが苦手と言うよりも……まるでその部分の記憶が消去されている(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)かのように……)

 

そんな籠鉄を見て蒼鬼はそう考える。去年の試験も同じ事があり、覚えた事は一定期間は覚えているのだがその一定期間を過ぎればまるで記憶が消去されたかのように忘れ去っていたのだ。そんな籠鉄に疑問を浮かべたのだった……。

 

 

「まぁ良いじゃねぇか。今日は勉強も忍も忘れ去って楽しもうぜい!!」

 

 

「うん!」「うむ」「ウェエェェェェェイ!!!」

 

 

「よっしゃあ!突撃じゃあぁぁぁいい!!」

 

 

翔はそう言いつつ掛け声をあげると唯依、響輝、籠鉄と共に本日泊まる旅館へと乗り込むかのように駆け込んで行った。

 

 

「…テンション高すぎでしょ……」

 

 

「……全くアイツらは……」

 

 

「…まぁ翔くん達らしくて良いじゃないの。ね?詠ちゃん」

 

 

「フゥゥゥゥゥゥゥ~~~~♪」

 

 

「いや!?アンタもかい!?」

 

 

そんな翔達を見て未来と真司蛇は呆れた表情になるも春花がフォローするようにそう言っては詠に話を振る……も詠も出遅れたかのようにそう言っては旅館に乗り込んでいく為に未来は盛大にツッコミを入れた。

 

 

「…ま、まぁとりあえず私たちも行きましょう。」

 

 

「……旅行に来ているのに疲れそうだ……」

 

 

そんな翔達に苦笑いしつつも蒼鬼がそう言う。既に翔達のテンションについて行けないのか光牙は呆れつつもそう呟くのだった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「よっしゃあ!温泉と言えば卓球!!卓球すんぞぉぉぉぉぉ!!」

 

 

「私も同行しよう」

 

 

「いや!?早くない!?少し休んでからでも……」

 

 

「何言ってんだ!1分1秒多く今を楽しむのが温泉旅行だって古事記にもそう書かれているだろう!」

 

 

「いや、知らんがな!?」

 

 

到着早々翔が卓球を始めようとする事に未来はツッコミを入れ一同は呆れた表情になる。

 

 

「焔、卓球しようぜ!お前卓球結構うまかったろ?」

 

 

「……知るか、他の奴らとでもやってろ。」

 

 

翔は焔を誘うように言うも焔は呆れつつもそう言うが……

 

 

「なんだぁ?逃げるのかぁ?そうかそうか、実際の戦闘とかでも俺に負けるもんなぁ……所詮焔は俺には勝てない……『敗北者』じゃけぇ……!!」

 

 

「………」イラッ

 

 

翔はそんな焔を某海軍大将のような挑発で煽るも焔は少しイラッとしながらも挑発には乗らなかった……が……

 

 

「……ぶっ!?」

 

 

「…ゑ!?」

 

 

突如翔はピンポン玉をラケットで打ったかと思いきや焔の頬に直撃させ、その光景に蒼鬼はギョッとした。一方打った方の翔はニヤニヤした表情をしており……

 

 

「…上等だぁ!!お前なんか叩き潰してやる!!野郎ぶっ殺してやるぅ!!」

 

 

「そう来なくっちゃ!相手にとって不足はねぇ!!おい光牙、お前も焔の相方で来い!異論は認めねぇ!!」

 

 

「…巻き込むな。そんなくだらないお遊びなどお前らでやってろ。」

 

 

流石にキレた焔はラケットを手に叫ぶ。翔はそう言いつつも巻き込むかのように光牙にそう言うも案の定光牙はそう言って宿泊部屋に行こうとするので再び翔はピンポン玉を打ち込むが……

 

 

「……そんなものが俺に通用するとで……も゛っ!?」ゴスッ

 

 

「「「ちょ!?」」」

 

 

案の定それを回避した光牙はそう言った……瞬間にどういう訳かこめかみにラケットが飛んできては直撃し、一同はギョッとした。

 

 

「………ごめん、手が滑った………」

 

 

「…えぇ…(困惑)」

 

 

飛んできた方向を見ると……響輝がそう言うも思いっきり投げたような体制だった為に流石の翔も困惑するような表情となっていた……。(※良い子は真似しないでね!)

 

流石の光牙もこれにはキレたのか……

 

 

「…いいだろう……その勝負受けてやる……!!そして俺に勝負を挑んだことを後悔させてやる…!!焔、足を引っ張るんじゃないぞ…!!」

 

 

「当たり前だ!今日の所は一時休戦だ!!アイツらを叩きのめしてやろうぞ!!」

 

 

「そう来なくっちゃな!!来いやぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

ラケットを手に取り焔とタッグを組んで翔と響輝を相手に卓球勝負を始めるのであった………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…ふん、他愛もない。」

 

 

「フハハハハ!!当然の勝利だ!!ザマミロ!!バーカ!!ヴァアアアァァカ!!!」

 

 

その後、長い勝負となって一時間は軽く超えたが光牙と焔コンビが勝利し、光牙は鼻で笑うようにそう言い焔の方は勝ち誇るかのように中指を立てながら翔と響輝を煽り倒していた。

 

 

「「…やるじゃん」」ボロボロ

 

 

「いやいやいや!?白熱してたけどただ卓球勝負で何でアンタらボロボロになってんのよ!?」

 

 

「そう言う仕様だ。」

 

 

「んな仕様あるかぁぁぁぁ!?」

 

 

一方負けた翔と響輝はただ卓球勝負をしていたのに何故か戦闘が終わったかのようにボロボロになっている為に未来は盛大にツッコミを入れた。

 

 

「よぉぉし!!気を取り直して今度はゲーセンコーナー行くぞ!!旅館にアーケードゲームが置いてるのは常識だぜぇ!!」

 

 

「あ、それならアタシも行く!」

 

 

そして今度はゲームコーナーへと向かう。未来も結構なゲーマーなので今回は一緒について行く事にした。

 

 

「あ!『街路戦士2』じゃないの!懐かし~!」

 

 

「おぉ未来!お前やった事あんのか!?」

 

 

「たり前よ!不登校時代世界ランクとは言わないけどやり込んだわよ!!」

 

 

「上等!そんじゃあ勝負だぜ!!」

 

 

そして未来は過去に自分がやり込んだ格闘ゲームを見て懐かしむ表情をしていた。そんな未来を見て翔は彼女がやり込んでいる事に気付いては今度は未来と格ゲー勝負を申し込むのであった。

 

 

 

「あ、あの翔くん、未来さん白熱してる所申し訳ないですけど…詠さんがお腹空いたとの事で……」

 

 

「あ、あら?もうそんな時間なの?」

 

 

「んじゃあ飯にすっか!!」

 

 

数十分後、翔と未来が格ゲー勝負で白熱している中、水を差すようで少し申し訳なさそうに蒼鬼がそう伝えると未来も時間を見て少し驚き、翔もそう言いつつ泊まる部屋へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

部屋にたどり着くと既に食事の用意が出来ており旅館の豪華な料理のフルコースが並べられていた。

 

 

「おぉ~こりゃあ旨そうだ。」

 

 

「み、皆さん……た、食べきれないのなら残してもいいんですのよ!?」

 

 

「…持って帰る気満々やん……」

 

 

「…しょうがないよ、詠だもん」

 

 

「それじゃあいただきましょうか。」

 

 

並べられた料理を見て翔達は目を光らせており、詠は案の定残った分は持って帰る気満々である事に日影と響輝は呆れていた。そして蒼鬼がそう言うと同時に一同は食べ始めるのであった。

 

 

「おぉうめぇ!うめぇぞお!!」

 

 

「くぅぅぅぅ~~~!去年にもこんなにうまいモン食えるんだったら勉強頑張るべきだったぁ~~~!」

 

 

「……こんなに旨い料理だったら酒が合う…。日本酒でも頼むか「響輝さん何を頼もうとしてるんですかぁ!?私たちは未成年ですよ!?」…監督生の人、何も青筋たてんでもええやねん……」

 

 

ガツガツ食事を食べる翔達…籠鉄も食べながらそう言う。すると響輝は酒を注文しようとするので蒼鬼が響輝を止めてそう言う。

 

 

「……あれ?…ちょ!?詠お姉ちゃんが気絶してる!?」

 

 

「…えぇ……?」

 

 

「よ、詠ちゃん……大丈夫?」

 

 

「…はっ!?わ、わたくしとした事があまりの美味しさに気絶していましたわ…」

 

 

そんな中、ふと詠があまりにも静かだった事に気付いた未来はふと詠を見ると気絶していた為に未来はギョッとしてしまい、春花はそんな詠を揺すると詠は我に返って目を覚ますのだった。

 

 

「ありぃ?何だ詠、飯中に寝ちまうなんて行儀悪いなぁ。食わねぇんなら俺が食う「はああぁぁぁ!!??あなた何をしようとしてるんですのぉぉぉ!!?」…よ、詠ちゃん何もそうムキにならんでもええやねん…」

 

 

「……めっちゃキレるやん…」

 

 

「…食い物の恨みは恐ろしいという事か……」

 

 

そんな詠に翔はニヤニヤしながらそう言いつつ詠の料理へと箸を伸ばそうとすると詠は怒鳴りながら翔の胸倉を掴む為に翔はそう言う。そんな詠を見て日影と真司蛇は食べながらそう呟いた。

 

 

「……ふぅ…ご馳走様でした」

 

 

そんな中、光牙は食事を終えてその場から去ろうとした……時だった…

 

 

「……っ!?…なんだ詠?」

 

 

「光牙さ~ん?いつも言ってますわよね?にんじんを残してはダメですって……」

 

 

「…………お前まだにんじん嫌いなのかよ……」

 

 

突如詠に腕を掴まれた為に光牙はギクッと少し震えるも冷静に尋ねると案の定詠がそう問い詰め、翔はそんな光牙に呆れていた。

 

 

………冷静で戦闘力も完璧に見える光牙であったが彼の唯一の弱点…と言うよりも苦手な物はにんじんであり、食べると白目を剥いて気を失う程に嫌いであったのだ。

そして食べ終えた光牙の料理皿には案の定にんじんだけ残っておりそれが詠にバレたという事だった……

 

 

「……旅館まで来てにんじんを食べる必要などないだろう」

 

 

「ほらまたそうやって駄々をごねる…ダメですわ好き嫌いは!という訳で!!」

 

 

そう言う光牙に詠は呆れつつも箸でにんじんをつまみ光牙の口元へと運んだ。

 

 

「…だからいらんと…って離せ…ってか力強!?おいやめろ!?」

 

 

「さぁ召し上がれ♪」

 

 

「HA NA SE!!」

 

 

「………情けねぇ……(某サイヤ人風に)」

 

 

そんな詠の腕を掴んでいる手を振り払おうとするもどういう訳か普段よりも力が強く振り払えない為に光牙は焦りを見せつつも騒ぐ。そんな事はお構いなしに詠は光牙の口へとにんじんを入れようとする為に光牙は騒ぎながら抵抗していた。

 

…そんな光牙の姿を響輝は呆れた表情でそう呟くのだった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_____________________________________________

 

 

 

 

 

 

 

「どーだ!!ここがこの旅館の風呂だ!!」

 

 

「うおおおぉぉぉぉぉ!!でけぇぇぇぇぇぇ!!」

 

 

「…騒ぐな喧しい…てかタオル巻け、他の客に迷惑だろうが……」

 

 

「……幸い俺たち以外は居ないが……」

 

 

夕食が終わってからしばらくした後……翔達はこの旅行のメインである旅館の風呂場に来ていた。翔が籠鉄にそう言うと籠鉄が騒ぎ立てる為に真司蛇に注意されるが幸い光牙の言う通り翔達以外の客がおらず貸し切り状態であった……。

 

 

「うっしゃあ一番乗り~!!」

 

 

「あ、ズリいぞ!俺が一番乗りだ!」

 

 

「…あ、おい…走るな…」

 

 

そして翔がそう言うと籠鉄も張り合おうと走り出す…その事に真司蛇が制止しようとするが……

 

 

ズリンッ

 

 

「「ぎゃあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」ゴチーン!

 

 

「……阿呆……」

 

 

案の定滑ってしまいその勢いで壁に激突してしまい、そんな2人に真司蛇と光牙は呆れてしまうのであった……。そして各々別に体を洗うか湯船に浸かるのであった……。

 

 

「見ろ!これが滝風呂だ!滝行出来るぞ~」

 

 

「おぉスゲェ!風呂に入りながら修行できるのかよ!真司蛇と光牙もやらねぇか?」

 

 

「…勝手にやってろ……だが他の客来たら止めろよ?」

 

 

滝風呂がある為に翔と籠鉄が滝行し始め、真司蛇と光牙を誘うが案の定光牙は無視し、真司蛇は呆れつつも2人にそう注意するのであった。

 

 

「……我ながら…呆れるな…元々、蛇女に来たのは任務でその過程で選抜メンバーの新たな枠として入った。ただそれだけのはずなのに…」

 

 

そんな馬鹿やっている2人を見つつも光牙は真司蛇に聞こえない位の声で呟きつつ、今までの出来事を思い出す。

 

 

 

今のように馬鹿をやったりしつつも実力者であり、尚且つ昔のように鬱陶しい位に自分に絡んでくる翔

 

同じく監督生でありつつ実力者で聞かずとも悪忍でありながらも仲間の大切さを言い聞かせてくる蒼鬼

 

恐らく自分の事が嫌いなのだろうが翔曰く自分以上の実力者の響輝

 

頭は悪いが好戦的で自分を超えようと努力しつつ戦いを挑んでくる籠鉄

 

恐らく自分と同じく何か隠し事をしているも同じ蛇女のメンバーとして自分や仲間を思っている真司蛇

 

未熟ながらも未来と共に頑張ろうとしている唯依

 

翔には何故か愛想が悪いが口うるさく勝負を挑んで来ていろんなことに自分を巻き込もうとする焔

 

笑顔で優しく接する時もあれば自分がにんじんを食わないでいると叱ってくる詠

 

無関心なように見えて本当は違う自分なりに自分がどう在るべきかを探している日影

 

世話が焼けるも自分にも分け隔てなく関わろうとしてくる未来

 

危険漂う雰囲気で厄介事を自分に擦り付けてくる春花

 

 

 

迷惑としか思えないそんな彼ら彼女らだがなんだかんだ言って一緒にいたせいか自分も気づかぬうちにそんな他愛ないやり取りが当たり前のように思え、皆といることが当然のようにすら感じてしまう自分がいる……なんだか懐かしい…たとえるならそう家族のような存在にすら思えてきそうな心境に光牙はあった…

 

 

(………バカバカしい……)

 

 

そう思ってしまった光牙はそう思いつつも自分にはそれよりも優先しなければならいことがあるのだと自分に言い聞かせていた……時だった……

 

 

 

 

バシャアアァァァン!!

 

 

「「……………」」

 

 

突如水しぶきが光牙と真司蛇に襲い掛かり、湯には入っていたもののずぶ濡れになった。

 

 

「ぷはぁー!貸し切り状態だとこういうのやりたくなるよなぁ!」

 

 

「だよなー!俺も…………………やめとくわ……」

 

 

今の水しぶきは翔が温泉に飛び込んだ為に起きたのだ。翔がそう言うと籠鉄も真似てやろうとする……も突如青ざめて指を指しつつそう言った。

 

 

「おん?どうしたよ……指なんか指し…………」

 

 

そんな籠鉄に翔は「?」を浮かべつつも振り返り籠鉄が指さす方を向く……と翔も少し青ざめる……。何故ならば俯きつつも途轍もないオーラを出す真司蛇が目に入ったからだ。

 

 

「………俺、喉乾いたから水飲んで……ぎゃっ!?」

 

 

「限度と言うモノがあるだろうがド阿呆!!」ベシーンベシーン!

 

 

「ぎゃーーーー!やめれーーーー!?」

 

 

「…最近だらしねぇな?」

 

 

逃げようとする翔を真司蛇は捕まえては尻を引っ叩き叩かれる翔はギャーギャー騒ぎ立て何故か籠鉄はそんなセリフを言った。

 

 

「……相変わらず騒がしい奴らだ……」

 

 

翔達の馬鹿騒ぎを見た光牙は真面目に物事を考えていることが馬鹿らしく思えてきて鼻で笑いつつもそう呟いた……時であった……

 

 

 

 

 

ガララララ

 

 

「…む?」

 

 

「あっ!シスさん他の客が来たんだから騒ぎ立てるのやめろ…ぶぅっ!?」

 

 

入口から誰かが入って来た事に気付き、翔はまるで真司蛇が馬鹿騒ぎしていたかのような言い方で言う為に真司蛇は翔をそのまま温泉に放り投げた。

 

 

「本当に広いですね……ってあ、先客がいらっしゃいましたか……」

 

 

「……」

 

 

「……む?」

 

 

「…お?」

 

 

「あっ……」

 

 

入ってきたのは10代後半ではあるもののその容赦は10代前半の顔立ちをしているが肉体はしっかりとたくましく光牙達に負けず劣らずがっちりしているところはがっちりしていた。

 

…そしてなによりその肉体が物語るこれまでの修行の数、修羅場の数…それが肉体を見ただけで感じ取れるものであり、何よりもこの少年も同じくこちらを見て何かを勘付いていた……。

 

 

 

 

……そしてしばらく光牙達と少年は互いらを観察しあっていた中……

 

 

「ぶはぁっ!!ゲホゲホゲホッ!…オェッ!!し、シスさん何も放り投げる事ないやねん…!」

 

 

「……えぇ!?しょ、翔兄さん!?」

 

 

「「「!?」」」

 

 

温泉に放り投げられた翔は咽込みながら湯から上がる。そしてその少年は翔の姿を見て驚きつつ翔の名前を呼んだ。

 

 

「…おん?あれぇ佐介ちゃんやないけぇどうしたんだよこんなところで?」

 

 

「しょ、翔兄さんこそ何故ここの温泉に?」

 

 

「え?……あ、あぁ丁度部活仲間と共にプチ旅行に来ててこの温泉旅館に来てたんだよ、な?」

 

 

「は?……あ、あぁ…そうだな。」

 

 

「……………。」

 

 

「…?部活?何でぶか…むぐっ!?」

 

 

翔もその少年を見て彼にそう言う。…そう、少年はかつて半蔵の寿司屋にて再会を果たした弟分である佐介であったのだ。翔がそう尋ねると佐介もそう返す為に翔は……誤魔化すように佐介にそう言いつつ真司蛇にもそう言うと真司蛇は少し唖然とするも理解したのか頷き、光牙も頷く。しかし籠鉄は理由が分からないのか何か言おうとするも真司蛇に口を押えられるのであった。

 

 

「ぶ、部活って…翔兄さん学校には行ってないって……クシュン!」

 

 

「まーまーそんなカッコで寒いさかいに湯にでも入りなさいな。」

 

 

「は、はい……」

 

 

「…だから何故に関西弁なんだ……」

 

 

佐介は以前の話にて学校には入っていない事を思い出し尋ねようとするもくしゃみをするので翔はそう言いつつ佐介を湯に浸からせた。

 

 

「…はぁ~……気持ちいいですぅ~」

 

 

「だろ?」

 

 

「………とりあえず聞くが知り合いか?」

 

 

「あぁ、俺の弟だよ。血の繋がりは無いけど大事な弟さ。」

 

 

「そ、そう言うと照れてしまいます…///」

 

 

(……と言う事は…コイツも忍か……)

 

 

湯につかりまったりして」そう言う佐介に翔はうんうん頷きそう言う。すると真司蛇は佐介との関係を尋ねる為に翔はそう答えると佐介は少し照れながらそう言う。この事から光牙は佐介が忍である事を察しつつ佐介の体付きに納得した。

 

 

「…それで……翔兄さん部活仲間とは…?学校には行ってないんじゃ……?」

 

 

「…あ~それな…やっぱ将来学歴が無けりゃ就職出来ねぇからお前らには内緒でガッコ通ってたんだよ。奨学金とか色々な免除とかでな…まぁ遊ぶための銭稼ぐためにバイトもやってんだけどな。」

 

 

「そんな……それだったらはんぞ…おじい様やおばあ様に相談して僕たちと同じ学校に……」

 

 

「今更ジジイやババアに縋る訳にゃいかんさ。……どうせ今までこうやって生きてきたんだからよ……」

 

 

「………………」

 

 

そして佐介は翔に尋ねる。以前寿司屋で翔は学校に通っていないので霧夜が半蔵学院の忍生徒としてスカウトしたのだが断りつつバイトしていると答えたが先ほど部活仲間と言いだした為に疑問に思った佐介は翔に事情を尋ねると翔はそう答えた。……これも誤魔化している部分はあるが……。そんな翔の事情に佐介は驚きつつもそう言うも翔がそう答えた為に佐介は暗い表情となった……

 

 

「んな顔すんじゃねぇっての、偶にならジジイの寿司屋に帰ってくんだからさ。」

 

 

「………はい……」

 

 

そんな佐介を励ますように翔はそう言うと佐介は小さく頷いた。

 

 

「そう言えば飛鳥達も来てんのか?」

 

 

「ゑ?あ、はい。飛鳥ちゃんは勿論斑鳩さん達も一緒です。」

 

 

「おぉ、やっぱ来てんのか~。んじゃあ覗いて声かけるか。」

 

 

「いやいやいやいや!?」

 

 

「待て待て待て待て!!」

 

 

ふと飛鳥達も来ているのかと思い翔が尋ねると佐介は頷いた。なので翔は壁に上り飛鳥達に挨拶しようかと言い出す為に佐介と籠鉄に止められた。

 

 

「翔兄さんそれはマズいですよ!覗きになってしまいます!!」

 

 

「普通にこっから声かけりゃいいだろうが!お前馬鹿かよぉ!?」

 

 

「む…それもそうだな。……そんでもって籠鉄に常識を注意された……死にたい……」

 

 

「うおぃ!?俺そこまでアホ扱いかよぉ!?」

 

 

佐介と籠鉄に制止されてそう言われる為に翔はそう言いつつも籠鉄に常識を注意された為に落ち込む表情を浮かべた為に籠鉄は盛大にツッコミを入れた。

 

 

「まぁその話は置いといて……てことは男子はお前ひとりか。ハーレム状態じゃあねぇかw憎いね、この、このw」

 

 

「は、ハーレムて……い、いえ…実はもう1人男子が居るんですが……どこ行っちゃったんでしょうか……?」

 

 

話を変えて翔は佐介以外が女子である事を知っている為にニヤニヤしながら肘でツンツンと佐介を突く。そう言われた佐介は困りつつも…実はもう1人男子が居るという事らしいがこの場に居ない為に佐介はそう言うのだった…。

 

 

「……そろそろ上がるぞ。」

 

 

「ゑ?あ、おぉ…。そんじゃあ佐介、またな。多分旅館内でまた会うかも知れんが会えなかったら飛鳥達によろしくな!」

 

 

「あ、は、はい……。」

 

 

真司蛇が翔に声を掛けると翔も頷きつつ佐介にそう言った。……そして暫く佐介は黙り込むが……

 

 

「あ、あの…!翔兄さんのお友達の皆さん!」

 

 

佐介は光牙達に声を掛ける。出ようとしていた光牙達は呼び止められたために足を止めて佐介の方を向いた。

 

 

「……翔兄さんは凄く良い人なんです。確かにお調子者な部分はあると思いますが……」

 

 

「…酷ぇw」

 

 

「…でも……口で全部言い切る事が出来ませんが……優しくて…凄くて……良い人なんです……。なんだか僕がこういうのも可笑しいかも知れませんが…。翔兄さんの事……よろしくお願いしますね?」

 

 

「……あ…あぁ……。」「…分かった。」「おう!任しとけって!」

 

 

佐介は光牙達に翔の事を頼む。……自分から見て自分が思う翔の事を伝えつつも…。そんな佐介の言葉に光牙はそう言われるとは思わなかったので少し戸惑いつつも頷き、真司蛇も頷き、籠鉄は自信満々に頷いた。

 

 

そして翔達は佐介と別れ風呂から出ていくのだった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

___________________________________________

 

 

 

 

 

「へへ、良い弟じゃないかよ。」

 

 

「血は繋がってないけどな…。でも大事で自慢の弟だぜ。」

 

 

脱衣場にて…籠鉄は翔にそう言うと翔は自信満々に頷く。……その時に真司蛇は何処か翔が羨ましそうな表情だった事に翔達は気付いてなかったが……。

 

 

「……だがあいつ等も忍と言う事か…。別に隠す必要は無かったんじゃないか?」

 

 

「…俺が忍…特に悪忍だった事を知ったら佐介の奴はショックを受けるだろうからな……敢えて伏せておいた。」

 

 

「…フン、実戦の時には容赦ない癖にこういう所は甘いな…」

 

 

「…かもな。」

 

 

真司蛇は翔にそう言うと翔がそう答える為に光牙は呆れつつもそう言う。……翔が敢えて忍…悪忍である事を佐介に黙っていたのはそれを知ったら佐介がショックを受けてしまうのではと思ってのことだった。

 

 

(…だがあの佐介とやら……ただものではないモノを感じた…。……期待は出来そうだな……。)

 

 

そんな中、光牙は佐介の中にある何かを感じ取ったのかもしも佐介と戦う機会があれば楽しみだという期待を抱いていた。

 

 

………それが後に自分の最大最高のライバルで友となる存在であった事を今は知らずに……

 

 

 

 




な…中々話が思い浮かばなかったが…ようやく書ききれた…w(約半年w)

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