閃乱カグラ ~光と影の忍達~(仮)   作:レタスの店長

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第1章 超秘伝忍法書の乱編
波乱のチーム戦


……忍の朝は早い。特にここ、蛇女子学園では日々強くなる為に、選抜メンバーに選ばれる為にとそれぞれ考えは違うが強くなることを願っている忍達は既に朝早くから朝練を行っていた……。

 

 

「やあぁぁぁぁぁっ!!」

 

 

「…………。」

 

 

その中で翔達も朝練を行っており、唯依と響輝が模擬戦を行っていたのか戦っていた。…最もただ単に唯依が響輝に攻撃を当てようと拳を振るっては連続攻撃をするも響輝はいとも簡単に唯依の攻撃を回避していた……。

 

 

「うぅぅ!くそぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

 

「足元がお留守。」

 

 

「ぎゃんっ!!」

 

 

攻撃が当たらず悔しそうにしつつも連続攻撃を仕掛けるが響輝に足を引っかけられて唯依は盛大に倒れ込んでしまった。

 

 

「ぅぅぅ……少しは手加減してよ……」

 

 

「…手加減したら意味無いだろう?それとももう音を上げたのかい?」

 

 

「むぅぅ…やあぁぁ!!」

 

 

攻撃が全然当たらず悔しそうにしつつムスッとしてそう言う唯依に響輝はそう軽く挑発すると再び唯依は連続攻撃を仕掛けて響輝に攻撃を仕掛けた。

 

 

「…青春だねぇ…って何かガイセンセみてぇな事言ってんな…。……まぁ今の唯依じゃ響輝に攻撃を一発でも当てるのは難しいだろうな…俺でも真正面でやり合って勝った覚えねぇしな……。」

 

 

唯依と響輝の修行を見つつ翔はそう呟いた。そんな時……

 

 

「きゃあっ!!」

 

 

「おん?」

 

 

突如自分の前にて何者かが落ちてきた。どうやら他にも模擬戦の修行をしていた女子生徒が居たのかその生徒が落ちてきた様子であった…。

 

 

「っっっ!す、すみませんすみませんすみませんっっ!!!」

 

 

「いーよ気にすんなって。てか逆にそんなに謝られた方が気ぃ悪いぞ…」

 

 

「ひぃ、す、すみません!!」

 

 

その生徒はすぐさま立ち上がっては慌てて頭を下げつつ翔に謝罪する。……選抜メンバーだからかそれとも去年の問題の件でなのかここまで怯えられた方があまりいい気がしない為にそう言いつつ許すも更に怖がらせてしまった様子であった。

 

 

「……ちょいと失礼。」

 

 

「…え!?あ、あの……」

 

 

そんな時翔はふと何かに気付いたのかしゃがみ込んではその女子生徒の足を…スネ辺りを見つめる。……案の定そんな事をされる為に生徒は戸惑うも……

 

 

「…そぉい!」

 

 

「……いっ!?~~~~~~~~~~~~~っっっ!!!???」

 

 

「……やっぱしな、今の落下で痛めたろ。」

 

 

突如女子生徒のスネに軽くチョップを喰らわせた……瞬間にその女子生徒は激痛に蹲ってしまう。どうやら足を見ていた訳では無く今の落下で足を痛めた事に気付いたからであったのだ…。

 

 

「………よっこいせっとっ!」

 

 

「…え!?ちょ、しょ、翔様!?////」

 

 

「気にすんな。俺が医務室まで連れてってやるよ。」

 

 

「だ、だだだ大丈夫です!ひ、一人で歩けます!!///」

 

 

「怪我人が無茶すんなって、ここは俺に任せとけって。」

 

 

「で、でででですが…!!///」

 

 

「あーもーめんどくせぇなー…命令だ、黙って俺に医務室まで運ばれろ。」

 

 

「~~~~~~~~~~~~~っっっっ//////」

 

 

そして翔は怪我をした女子生徒を抱きかかえ医務室に連れて行こうとした。案の定そんな事をされた為に女子生徒は顔を真っ赤にして騒ぐために翔はそう言いつつ黙らせた。……案の定黙り込んだ女子生徒は湯気が出てしまう程に顔を真っ赤にしてしまっていたが……

 

 

「……むぅぅ~~~~!」

 

 

「…チッ………」

 

 

そんな光景を見ていた他の生徒は何処か嫉妬するような表情となっており、案の定唯依もムスッとしており、響輝に至ってはつまらなさそうにしつつ舌打ちまでもしていた…。

 

 

「…って…わぁっ!?ひ、響輝さん!?」

 

 

「……修行を再開するよ。こんなレベルじゃ選抜メンバーからすぐ外されるぞ…」

 

 

「わぁぁん!!だからって八つ当たりはやめてよぉぉぉぉ!!!」

 

 

その瞬間、突如響輝が攻撃を仕掛けてきた為に唯依は慌てて回避するも今度は響輝が連続で攻撃を仕掛けてくる為に唯依はそう言いつつも必死に回避するしか出来ないのであった………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

____________________________________________

 

 

 

 

 

朝練が終わり午前7時……。翔達、そして蒼鬼以外の選抜メンバーは既に揃っていた。焔と光牙は武器の手入れを、春花は傀儡のメンテを、日影は日向ぼっこを、そして未来と詠は何やら小声で打ち合わせ……と言う名の詠のもやしトークに付き合わされている未来の姿があった……。

 

 

「おいっすぅ~~~!!おはよ~~~~さ~~~ん!!」スパーンッ!

 

 

「……おは~~~」バチーンッ!!

 

 

「あいだあぁぁっ!!!??」

 

 

そして登校してきた翔達……主に翔と響輝は挨拶をしながら前かがみになって突き出していた詠の尻をいい音がするかのように叩いた。よっぽど痛かったのか詠は尻を抑えながら蹲ってしまった………。

 

 

「な、何するんですのぉぉ!!??」

 

 

「オメーが叩いてほしいとばかりにケツ突き出してるからだよ」

 

 

「右に同じく。」

 

 

「理不尽ですわ!?てか響輝ちゃん力加減可笑しくないですかぁ!?……絶対赤くなってますわ……(涙)」

 

 

「そりゃー悪い事したなー。どれどれ…?」モミ

 

 

「ひゃわんっ!?///ちょ、しょ、翔くん!!///」

 

 

「相変わらずのデカケツだなオイ。ほ~れよしよ~~~し♪」モミモミ

 

 

「……本当だよ。何人産めるんだろうね…」ギュ~

 

 

「しょ、しょしょ翔くん揉まないでくださいましっ…あだだだだ!?ひ、響輝ちゃんは引っ張らないで!?」

 

 

(……色々ツッコミどころ多いけどそろそろ解放されたかったからある意味助かったね……(汗))

 

 

突然尻を叩かれた為に詠は翔と響輝に盛大にツッコミを入れるも2人は堂々とそう答える。特に響輝の方が痛かったのか詠は尻を擦りながら涙目でそう言う。そんな詠に翔は本当に悪いと思っているのだろうかと思うようにそう言いつつも翔は詠の尻を揉みだし、響輝も便乗するかのように詠の尻を引っ張るのであった。

一方もやしトークに付き合わされていた未来はそろそろウンザリしてて解放されたいと思っていたのかこんな形で解放された事にツッコミはあるが助かったと内心で思っていた。

 

 

「………何してるんですかみなさん…?」

 

 

「お~蒼鬼か。おはよう。」

 

 

「…おは~」

 

 

(……た、助かりましたわぁ………)

 

 

蒼鬼も登校してきて忍部屋にやって来ては早々にこんな光景を見せられる為にジト目になりつつ呆れながらも翔達に尋ねた。やって来た蒼鬼に翔と響輝は挨拶をしては詠は尻揉みや抓りから解放された為に尻を擦りながら内心でそう思うのだった。

 

 

「はい、おはようございます……いや、挨拶は良いですが朝から何してるんですかお二人は……」

 

 

「いやな、詠が「叩いてください♪」と言わんばかりにケツ突き出すからな、リクエスト通り叩いたら滅茶苦茶怒りだすから癒してやろうと撫でたら騒ぐし…ワガママだよ詠は……」

 

 

「…右に同じく」

 

 

「いやいやいや色々理不尽ですし可笑しいですわぁぁ!?てかお尻突き出していたからって普通は叩きますかぁぁ!?」

 

 

「いや、叩くだろ常識に考えて。」

 

 

「そうだよ(便乗)ケツバットやタイキック受ける際もケツ突き出すんだから常に詠は「叩いてください」って言ってるようなモンだよ。」

 

 

「………わ…わたくしが……間違ってるの…ですか………?」

 

 

「いやいや!?詠さんは間違っていないですよ!?てか翔くんも響輝さんも間違った入れ知恵しようとしないでください!!」

 

 

挨拶は一応返すもやはり何故にこんな事になっているのかを蒼鬼が尋ねると翔と響輝はそんな事を言い出す為に詠がそう返すも翔と響輝がそう主張する為に段々と詠は自分自身の常識が間違っていると錯覚を起こし始めるので蒼鬼は詠を落ち着かせつつも2人に注意をするのであった……。

 

 

「と、とりあえず詠お姉ちゃんのお尻の話は置いといて「置かないでくださいまし!?」蒼鬼、今日も朝から長時間修行してたの?」

 

 

「ゑ?あ、はい…日課ですから。」

 

 

このままじゃ話が終わらない為に未来は話を切り上げ蒼鬼にそう尋ねると蒼鬼は未来の問いにそう答えた。監督生である為に蒼鬼も普段から鍛錬も怠らず下手すれば常人では出来ないレベルの修行法を行って自分を追い込んでいるのだ。

……その事を未来も知っている為に心配していたのだ。

 

 

「ねぇ蒼鬼……幾らなんでも詰め込み過ぎじゃない?焔や光牙達だって修行の量は同じかも知れないけど、アンタには監督生って立場が「いえ、そうはいきません。」返答早っ!?まだ最後まで言ってないんだけど!?」

 

 

未来は蒼鬼を心配してそう声を掛けるも言い切る前に蒼鬼がそう返す為にツッコミを入れた。

 

 

「私には絶対にやり遂げなくてはならない事があります。…その為には多少の無理はしても気にしてはいられません。」

 

 

「……多少って……でも「まぁ良いじゃねぇか未来」しょ、翔?」

 

 

「本人がそう言ってんだし。やらされてとか嫌々やってる訳でも無いし本人がやりたいようにやってんだ。だったら本人の好きにやらせてやれば良いと思うぜ。俺も好きにやってるんだし……」

 

 

「…アンタのは好き放題な気がするけど………」

 

 

蒼鬼はやらないといけないという事……以前翔にも話した蛇女を最強の忍学校にしたいという目標の事であろう。それを目指す為には自分自身が強くならねばいけないという事でもある為に気を抜けないという事だろう。

 

…それでもやはり未来は心配するが翔がそう言う。蒼鬼自身がやりたいと願っているのだから好きにやらせてあげた方が良いという事を翔はフォローするように言うのだった。

 

 

「…けどな、未来の言う通り無茶し過ぎて倒れるような事があるんだったら俺は許さんぞ?そん時は尻を千叩きだ。」

 

 

「尻叩きって……子供か……ってか千!?お尻壊れるわ!?」

 

 

「……は、はい…分かりました…。」

 

 

しかし自分自身で追い込んでおきながら倒れるような事があれば翔もそれは許さないと言いつつ、そうなれば仕置きとして尻叩きを伝えた。その事に未来は子供の仕置きかと呆れつつも………回数にギョッとして想像したのか自分の尻を抑えた。

一方蒼鬼も少し間はあったがそれは流石に嫌な為に納得するのであった……。

 

 

 

 

 

 

「………あの子達、朝からよくお尻であそこまで語れるわね……」

 

 

「…いや、アンタがそのツッコミを入れるんかい……」

 

 

一方翔達の会話に春花は少し呆れながらそう言う……も普段から春花も結構な下ネタ発言したりする為にそのツッコミを自分が入れるのかと日影がツッコむのであった。

 

 

 

そんなやり取りをした時、突如忍部屋のエレベーターが到着した。

 

 

「よぉ、今戻ったぜ!」

 

 

「あっ!籠鉄さん、お帰りなさい。」

 

 

「よー、暫くぶりだな。」

 

 

エレベーターから出てきたのは籠鉄であり、任務が終わって帰ってきた様子であった。

 

 

「抜忍の捕縛任務、お疲れ様でした籠鉄君。」

 

 

「おう、サンキュー蒼鬼。でもまぁ真司蛇の方が上手くやってたんだけどな!」

 

 

「いえ、籠鉄君は篭鉄君で真司蛇君は真司蛇君ですから余り気に病む必要はありませんし誰も気にしませんよ。」

 

 

「そっか…サンキューな!」

 

 

蒼鬼が労いの言葉を掛けると籠鉄は素直に受け取りつつ笑顔でそう返した。

 

 

「ところで…俺達が居ない間には何かあったか?」

 

 

「それなら昨日の組手で焔が光牙をかなり追い詰めてたよ。」

 

 

「おっ!マジでか!?詳しく聞かせてくれよ未来!」

 

 

籠鉄の問いに未来がそう答えると籠鉄は食いつく様に問い詰めた。やはり好戦的な性格である為に興味が沸いた様子であった。なので未来は昨日の戦いの事を話すと……

 

 

「マジか……凄えな焔の奴。…よし、久々に組手でも頼むか!」

 

 

「元気やねぇ君~」

 

 

帰ってきて早々焔に勝負を挑もうと思っている籠鉄に翔がそう言う。確かに任務から帰ってきてそう思えるほどに元気なのであった。

 

……そんな時再びエレベーターが到着し…

 

 

「…あっ!お帰りなさい真司蛇さん。」

 

 

「…あぁ、今戻った。」

 

 

同じく籠鉄と共に任務に出ていた真司蛇も戻って来た。

 

 

「おうよ、どうだったよ任務の方は?」

 

 

「…手応えがなかった……と言いたい処だが籠鉄がいなければ危なかったな。」

 

 

「そ、そうか?へへへ……サンキュー」

 

 

翔が真司蛇に任務の感想を尋ねると真司蛇は思う様な結果は得られなかった様子でありそう答えるも任務の中で籠鉄が居なければ危ない場面があったのかそう評価する為に籠鉄は少し照れくさいのか軽く頬を掻きつつもそう返した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…全員揃っているな?」

 

 

そんな時、突然に鈴音が忍部屋に現れて一同に尋ねる。どうやら本日の訓練の内容を伝えに来たのであろう。

 

 

「今日からの訓練は、個人戦ではなく連携を行う為のチーム戦を重点的に行う」

 

 

「…チーム戦だと?」

 

 

鈴音の説明に光牙は首を傾げる。連携の修行は今まで何度か行った事があるがチーム戦の経験は無かったからだ。

 

 

「そうだ。お前達には4人1組のチームを3つ作りサバイバル戦を行ってもらう。…忍は個人の実力もだが任務は基本的にチームで行う為如何に連携出来るかが鍵となる。この訓練は連携力を向上させる為の物という事だ。」

 

 

「……へぇ、面白そうじゃん。」

 

 

「…了解した。」

 

 

鈴音の説明に響輝がそう言い、光牙も了承して頷いた。

こうして本日の修行はチーム戦という事になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

______________________________________________

 

 

 

 

 

チーム分けをする為に春花はすぐさまクジ引きを用意し、翔達はクジを引く事となった。クジには赤の印と青の印、そして色無しである白が3つずつ用意されており、クジ引きの結果、赤のチームが響輝、焔、籠鉄、光牙。青のチームが翔、蒼鬼、詠、未来。白のチームが唯依、真司蛇、春花、日影となりチーム分けが完了したのだった。

 

 

「ではこの3チームで競い合ってもらう。それぞれ指定場所に集合、合図があるまでは待機していろ。」

 

 

「「「「はい」」」」

 

 

「おう」「うっす」「…了解」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして場所は変わり翔達青チームは天守閣付近にある橋がスタート地点であった。

 

 

「…さてと…皆さん揃いましたので勝利条件の確認をしましょう。」

 

 

「えっと…各チームに3つずつ渡された天と地と海の巻物を相手チームから奪って天と地と海の全てを揃えるか相手チームの全滅かだったよね?」

 

 

「……となるとどちらの勝利条件を目指すかが鍵ですわね。」

 

 

「………正直に言えばチーム全体の戦力を考えると強さだけであれば光牙くん達のチームが一番でしょう。正面戦闘では倒しにくいし春花さん達のチームも唯依を除けば全員3年生……戦闘以外の心得もある筈ですから奪うにしても容易ではないでしょう。」

 

 

スタート地点に揃った蒼鬼は勝利条件とルールを確認する。各チーム毎に渡された巻物を全種類揃えるか相手チームを全滅させるかの二択である。因みに蒼鬼達は海、光牙達は地、春花達は天と1チームに同じ巻物が3つずつ渡されており巻物は蒼鬼が持っていた。

 

そして戦力であれば光牙達のチームが一番強いと蒼鬼は想定し、春花達のチームも唯依以外は3年メンバーである為に容易にはいかないと想定していた。

 

 

「…光牙やシスさん達は兎も角……響輝が敵に回るのは厄介だな……。」

 

 

「……そうですわよね……普段何考えてるか分からないし何仕掛けてくるかもわかりませんし……。」

 

 

「………やっぱりそんなに凄いの、響輝って……?」

 

 

「凄いも何も……その気になったら俺はアイツに勝てねぇだろうな。」

 

 

「…ヴェ!?」「そ…そんなに……!?」

 

 

(………成程……やっぱり響輝さん、普段は手を抜いてたって事ですか……)

 

 

普段共に行動している響輝が敵に回った事に翔はそう言いつつ、普段の行動や考えが読めない為に詠も同感した。その際に未来がそれ程凄いのかと尋ねると翔の発言に未来は勿論のこと、詠もその事に驚いていた。そして蒼鬼も響輝が普段から本気を出さずに手を抜いていた事を把握していた。

 

 

「…じゃあ相手チーム同士をぶつけてその隙を伺う?」

 

 

「……それもそれも難しいでしょう。能力相性から考えて、真っ先に私達が狙われると思います。」

 

 

「では、分散して不意打ちを狙いましょうか?」

 

 

「……不意打ちは春花さんのチームに真司蛇君が居るので恐らく効きません。光牙君のチームにも焔さんや光牙君なら戦いに集中している時を狙えば可能性はありますが、敗して籠鉄君に捕まれば一貫の終わりです。…ですが分散に関しては同意見です。全員纏めてやられたらそれこそ意味がありませんからね。」

 

 

「…だな。籠鉄のヤツもそうだが響輝のヤツも勘が鋭いからな……下手すりゃ場所も特定されちまうしな。」

 

 

「じゃあどうするの?」

 

 

未来と詠がそれぞれ案を出すも蒼鬼はそれらは難しいと思いつつも分散した方が良さそうである事を提案する。そして策を練る為に蒼鬼は黙り込みつつ策を考えこみ……

 

 

「……皆さん、いい策を思いつきましたよ。」

 

 

策が練られたのか小さく笑みを浮かべつつ翔達に伝えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……蒼鬼が策を練っている一方の春花達白チームは……

 

 

「……やっぱり厄介なのは翔くんと蒼鬼ちゃん、そして光牙くんに響輝ちゃんね。他の皆も確かに強いけどその4人がそれぞれ2人揃ってるのが本当に厄介ね。」

 

 

「…うん、お兄ちゃんも蒼鬼姉も……響輝さんも光牙さんも……みんな強いよ…。」

 

 

「…だろうな。じゃあどうする?罠を張るにしてもあいつらには恐らく通じないし日影も能力的に恐らく光牙との相性は悪いしな。」

 

 

「せやね。儂も光牙さんが相手やと足止めも大して長続きしない気がするで。」

 

 

春花を中心に作戦を決めていた。やはり翔や蒼鬼、光牙に響輝が敵に回ると同作戦を練れば良いかと悩むところであった。特にメンバーの中でも上位のスピードを誇る日影を光牙にぶつけようと思おうとも光牙は日影にも劣らない素早さを持ち、遠距離攻撃を持っている為に近距離型の日影には天敵その物であった。

 

 

「……実力的に光牙くんの足止めは真司蛇くんがベストだとして…翔くんや蒼鬼ちゃん達の事を考えればとなると……二手に分かれた方が良いかもね。光牙くんの足止めは真司蛇くんと唯依ちゃんに任せて蒼鬼ちゃん達は私と日影ちゃんで頑張りましょうか。」

 

 

「了解や」

 

 

「……で……出来るかな………?」

 

 

「…だがそれだと焔達はどうする?」

 

 

春花はここは二手に分かれる作戦にする事にした。その事に日影は軽く頷き唯依はかなり緊張している中、真司蛇がそう尋ねると春花は小さくニヤリと笑みを浮かべる……どうやら既に対策は考えている様子であった。

 

 

「心配しなくても大丈夫よ、私にもとっておきの拘束術があるから。成功すれば他の皆も止められる筈。その為にもそっちはお願いね。」

 

 

「分かった。」

 

 

「了解や。」

 

 

「……………………。」

 

 

「……唯依、そんなに固くならなくても良い。お前は自分自身でやれるだけの事をやれば良い、それだけだ。」

 

 

「は、はい…!」

 

 

春花がそう言うと真司蛇と日影は頷くもやはり唯依は緊張してしまい黙り込んでしまう為に真司蛇が唯依の頭を軽く撫でつつそう言うと唯依は力強く頷くのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その一方の光牙達赤チームは……

 

 

「本当にこれで大丈夫なんだろうな?」

 

 

「当たり前だ。お前と一緒にするな」

 

 

「な、何だと!?」

 

 

「張り合うな、こんな時に!!」

 

 

「………………。」

 

 

何やら術を仕込んでいる様子であるが焔と光牙がよく張り合う為に度々籠鉄が止めては響輝は呆れた表情をしていた。

 

 

「……まぁ良いだろう。私には口寄せ以外の時空間忍術は使えないしな。」

 

 

「それで良い。」

 

 

「…ハァ…やれやれだぜ……「バンダナの人」ん?」

 

 

そんな2人を制止しつつ呆れていると響輝が突如声を掛ける為に籠鉄は振り返る。

 

 

「………本当に受けるのかい?あの提案。」

 

 

「…まぁな。心配してくれてるのか?」

 

 

「………まぁね、ハッキリ言ってあの作戦は反対だよ。ある意味チームワークも糞も無い。止めるんだったら今の内だ、あのバカ共が何言おうが断るんだったら断った方が良い。」

 

 

響輝がそう言う。………どうやら光牙達は何やら響輝が不快に思うような作戦を立ててはそれを籠鉄にやらそうとしている様子であった為に響輝は籠鉄に断るように言うのだった。

 

 

「…心配してくれてありがとうな。でもこれで勝利に繋がるんだったらそれはそれで構わねぇよ。」

 

 

「…………………。」

 

 

しかし籠鉄はその作戦を反対するどころか引き受ける様子であった為に響輝は段々と呆れた表情となり……。

 

 

「………馬鹿ばっかり………」

 

 

「!?お、おい……まだ始まっちゃいねーんだぞ!?」

 

 

響輝は呆れつつそう言うと武器の滑空砲を手に持ち砲撃する体制になる為に籠鉄は驚きつつも止めようとするが響輝はそのまま発砲してしまう……。

………しかし既に空には『始』の信号弾が浮かんでいた為に戦闘が始まったという事になっていた。どうやら開始の合図と同時に響輝は滑空砲をぶっ放したという事であったのだ………。

 

 

「………う、撃って……良かった……のか…?」

 

 

「当たり前じゃん」

 

 

籠鉄がそう言うも響輝は平然と答えた。……戦いは始まったのだから卑怯も何もないという事であった。

 

 

「…おい貴様ら、何している?早く行くぞ。」

 

 

「ゑ?あ、お、おう!」

 

 

「……偉そうに……」

 

 

そんな2人に光牙がそう言うと籠鉄は慌てて駆け寄り、響輝はそう吐き捨てつつも光牙達の元へと行くのだった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……チィッ!」

 

 

「ヴェ!?」「ふぇ!?ちょ、しょ、翔くん!?///」

 

 

翔は何かに勘づいたのか舌打ちをしつつ突如未来と詠を担ぎ……

 

 

「蒼鬼!下がるぞ!!」

 

 

「ゑ!?ちょ、翔く……っ!」

 

 

翔がそう言いつつ2人を担いでこの場から離れようとする為に蒼鬼も動揺するが彼女も察したのか翔の言う通りこの場から離れ……そして何かが着弾したのか爆発を起こした……!

 

 

「ひ…ひえぇ……」

 

 

「な、何が起きましたの……?」

 

 

「響輝の奴だろう。アイツ開始と同時に滑空砲を放ってきたな。」

 

 

「………精密にここを狙ってくるとは……。でもという事は今ので場所を察されたという事……ですね……。」

 

 

突如自分達が居たスタート地点が爆発を起こした為に未来と詠は一体何が起きたのか理解できずに驚き、翔がそう言うと蒼鬼もそう察した。響輝には場所を察されており、今の爆発によって自分たちの居場所が他のメンバーにも悟られてしまったという事であった。

 

 

「……とりまーアクシデントがあったがやる事は蒼鬼の作戦通りにだ、その通りにやれば良い。だが響輝のヤツが来たら知らせろ、俺が止めるからよ。」

 

 

「…そうですね……お願いします。」

 

 

アクシデントがあったもののやる事は変わりが無いので翔がそう言うと蒼鬼は頼み、作戦を開始するのであった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『日影ちゃん、そっちはどう?』

 

 

「いや、まだ誰も見当たらん。」

 

 

一方春花達は無線通信で状況把握を図っており、案の定先ほどの爆発地点を探っていた。

 

 

『真司蛇君は?』

 

 

『……案の定未来と詠を見つけた…。……そして近くに…光牙か……どうやらやり合うつもりらしい。』

 

 

『……恐らく光牙くんは気付くわね……真司蛇君、唯依ちゃんと一緒に戦いに乱入して最低でも光牙君の足止め、可能なら殲滅して』

 

 

『了解した。』

 

 

『は、はい!!』

 

 

真司蛇は早速未来と詠を発見し、光牙と戦おうとしている様子を確認した。それを把握した春花は短時間で真司蛇と唯依に指示を出す。

 

 

「……春花さん、蒼鬼さん見つけたで。」

 

 

『他には誰かいる?』

 

 

「後は焔さんや。翔やんや響輝さん、籠鉄さんは見当たらんけどなぁ」

 

 

『…そう……私も行くから足止めしておいてもらえる?』

 

 

「了解や」

 

 

日影も蒼鬼を見つけ状況を伝えると春花は指示を出して日影はそれを了承する。そして日影が通信を切った瞬間……

 

 

「ハアッ!」

 

 

「ッ!?」

 

 

焔が正面から斬りかかって来た為に日影も飛び上がっては回避する。

 

 

「チッ!流石だな日影…!」

 

 

「焔さんこそ……何時から気付いとったんや?」

 

 

「蒼鬼がやけに余所見するからな……嫌でも気になるさ」

 

 

「…成る程なぁ、蒼鬼さんのお陰か」

 

 

「う、五月蝿い!とにかくだ!お前達を倒させてもらうぞ!!」

 

 

「ええで。まぁ倒される気は更々無いけどなぁ」

 

 

両者そう会話をすると日影はナイフを構え、焔も六爪を構えてぶつかり合おうとした瞬間……

 

 

「水遁・スイレイハ!」

 

 

「「!」」

 

 

突如水の攻撃が飛んできた為に2人は素早く回避する。今の攻撃を行ったのは蒼鬼であり、彼女もクナイを構えて戦闘態勢になっていた。

 

 

「……やはりこの程度の不意打ちは効きませんか。」

 

 

蒼鬼がそう言うと巻物を取り出し、同じく焔と日影も巻物を取り出した。その巻物は奪い合う方の巻物ではなく忍が戦いに使う為の巻物…『秘伝忍法書』であった。

 

 

「「「忍・転身!!」」」

 

 

3人はそう叫ぶと同時に衣装が変わった。

 

……忍転身とは忍が持つ本来の力を発揮する為に必要な技であり、衣装を自身のイメージした物に変換し更にはダメージを軽減出来るという防御に秀でた能力である。無論攻撃力も上昇し正に忍が戦う為には不可欠な能力なのだ。

 

 

「…行くぞ!!」

 

 

「…望むところや」

 

 

「参ります!」

 

 

そして3人は一斉に動き出しぶつかり合った………!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……よぉ。」

 

 

「………やっぱり翔が来たか……。」

 

 

その一方、翔と響輝が対峙していた。翔は素手で、響輝はメイスを手に持ちにらみ合っていた。

 

 

「開始早々良い所にぶっ放してくれたな。また射撃の腕上がったんじゃねぇか?」

 

 

「…やっぱり翔達が居たんだね。卑怯とか言ってくれないでよ?開始の合図は出ていたんだし。」

 

 

「たりめーよ、勝負に卑怯も糞もねぇしな。」

 

 

翔と響輝はそう会話をする。開始早々に放ってきた砲撃の事を言うも別にケチをつける訳でも無く翔自身も戦いに卑怯も無いという事を言うのだった。そして会話が終わった瞬間、両者は動き出しぶつかり合った……!

 

 

翔が拳を振るえば響輝は回避又はメイスで受け止め、響輝がメイスを振るえば翔はそれを回避しつつ当たりそうになれば武器の1つのトマホークを手にしてメイスを受け止める。両者目にも止まらぬ攻防戦を繰り広げていたが……

 

 

「………?」

 

 

攻防を繰り広げつつもふと翔は響輝から違和感を感じる。何やら何処か怒っているような何かを感じたからだ。

……そんな時に響輝がメイスを振るい翔が受け止めるもダメージは受けずとも威力がある為に吹き飛ばされてしまう。しかし何とか体勢を整えては着地をした。

 

 

「…どうしたよ響輝、随分機嫌悪いな?」

 

 

「……分かる?」

 

 

「あたぼーよ、何年ツレやってると思ってんだ。」

 

 

響輝の機嫌が悪い事に翔が尋ねると響輝がそう答える。やはり翔が察した通り響輝は何故か機嫌が悪い様子であった。

……両者会話をしつつもしかし激しい攻防戦は止めなかった。

 

 

「……悪いけど翔、多分私途中で戦い止めてリタイアすると思う。」

 

 

「そんなにか?何があったんだよ?」

 

 

「………直に分かるから作戦内容は言わないけどけったくそ悪い作戦だから気分が悪いんだよ。チームワークも糞も無い……クソみたいな作戦さ……」

 

 

(…………一体どんな作戦立てやがったんだアイツら……?)

 

 

響輝の発言に翔は驚きつつも尋ねると響輝がそう答える為に翔は内心でそう思う……。響輝がここまで機嫌が悪くなっている為に光牙達は一体どんな作戦を立てたのかと疑問に思いつつも今は蒼鬼の作戦通り響輝を食い止める為に翔は響輝と激しい攻防戦を繰り広げるのであった………。

 

 

 

 

 

 

 

 

その一方、未来&詠と光牙、真司蛇&唯依の三つ巴の戦いは……

 

 

「秘伝忍法『ヴァルキューレ』!!」

 

 

「チッ!」

 

 

どうやら現在は連携しながら戦っている未来達、そして真司蛇達が有利の様子であった。未来はスカートの中から鈍器を出しては大砲を乱射し、これに対して光牙は辺りの木々を上手く使い、未来の秘伝忍法を回避した。

 

 

「火遁・豪火球の術!!」

 

 

「雷遁・竜雷刃!!」

 

 

その隙を突き真司蛇は火遁を放つも光牙は竜の姿をした雷遁の刀で切り裂いた。

 

 

「…流石だな、光牙。……秘伝忍法『千鳥』!!」

 

 

「ッ!?光遁・影分身!」

 

 

真司蛇が左手の掌に雷のチャクラを練ると青色の雷が真司蛇の左手に宿った。それに気付いた光牙はすぐさま光遁で分身を作り出す。しかし真司蛇の千鳥は光牙の分身を容易く消していき、更に凄まじいスピードで光牙に接近していた。

光牙も素早く矢を連射するが千鳥によってスピードが上がり更に真司蛇は写輪眼で相手の動きを見極める事が可能な為に光牙の攻撃を全て回避する。

 

 

「ハァァッ!!」

 

 

「ぐあっ!!?」

 

 

秘伝忍法による真司蛇の突きが光牙の胸部に直撃する。流石の光牙もこれには応えたのか胸部からはかなりの血が流れていた。

……しかし光牙を相手にするのに集中していた為に真司蛇はすぐさまには詠の攻撃態勢には気付けず…

 

 

「秘伝忍法『ニヴルヘイム』!!」

 

 

「!」

 

 

詠は両手のボウガンから手裏剣やクナイ、大砲を発射し二人を狙った。攻撃してきた事に真司蛇は察知するが慌てる事は無く瞬時に飛びあがっては辛うじて回避した。一方光牙は避け切れないと判断し、盾を形成して可能な限り防ぐもパワータイプの詠の秘伝忍法は遠距離型でもかなりの威力を誇る為に防ぎ切れずダメージを受けてしまう。

 

そして真司蛇は光牙と詠を狙おうと火遁を構えるも彼に向って飛来物が飛んできては直撃と同時に小爆発を起こしては吹き飛んでしまった。

 

 

「…ガハッ!?」

 

 

そう、未来が真司蛇を背後からバズーカタイプの傘で撃ったのだ。

…真司蛇の能力である写輪眼は、発動しているだけでチャクラを使う。少しはセーブして使わなければ消耗が激しくなり長期戦となると不利になる。故に真司蛇は飛んだ僅かの時間に写輪眼を切ったのだ。このスキを狙って未来は攻撃を仕掛けたのだ。

 

 

「真司蛇さん!?……っ!『雷閃光』!!!」

 

 

「うわあっっ!?」

 

 

真司蛇がやられた事に気付き唯依は額の前で掌を重ねては両手に雷のチャクラを練り咄嗟に未来に向けて雷撃を放った!しかし未来は間一髪その雷撃を回避したのだった。

 

 

「し、真司蛇さん大丈夫…?」

 

 

「…あぁ、大丈夫だ。……随分成長したな、今のは効いたぞ未来」

 

 

「当たり前よ!私だって蛇女の選抜メンバーの一人なんだし唯依にも負けてられないんだから!」

 

 

唯依は真司蛇を心配して駆け寄るも真司蛇はそう返しつつ未来を評価する。未来はそう返しつつ再び真司蛇と唯依に向けて銃弾を乱射した。真司蛇は写輪眼を駆使して紙一重で回避していき、唯依は日頃の響輝との訓練もあってか危なげな部分はありつつも回避しては未来に攻撃を仕掛けようと徐々に回避しつつ近づいていった…!

 

 

「……わたくしが居る事もお忘れなく」

 

 

「!」

 

 

そんな時、詠が真司蛇の背後から大剣で斬りかかってきた。対する真司蛇も愛刀のチャクラ刀『草薙の剣』を使い防御を図るが相手は蛇女一のパワーファイターの詠、徐々に押され始めていた……!

 

 

「秘伝忍法『千鳥刀』!!」

 

 

真司蛇は千鳥を草薙の剣に流し貫通力を高めては詠の大剣を切り落とそうとするが……

 

 

「秘伝忍法『シグムンド』!!」

 

 

詠もこれを読んでいたのか秘伝忍法を発動させた。大剣を巨大化させ更に風のチャクラを纏わせる事で絶大な威力となり強大な力が激突しては爆発を起こし互いに吹き飛んだ!

 

 

「…わあぁっ!?」

 

 

「……ちょ…ぶへぇっ!?」

 

 

その際に起きた衝撃波により銃弾を回避しながら少しずつ近づいていた唯依が吹き飛ばされては勢いよく未来へと吹き飛んでいきその事に少し驚いてすぐに判断できなかった未来は吹き飛んだ唯依を顔面で受け止めてしまった。

………かっこいいとは言えないが唯依にとっては何とか未来に頭突き攻撃が成功した……と言う形になった。

 

 

その一方での真司蛇と詠だが元々のパワーの差が激しいせいか詠は精々数メートルだが真司蛇は数百メートル先まで吹き飛ばされてしまい、両者互いの攻撃により負傷してしまう。更に真司蛇は吹き飛ばされた勢いで巻物を落としてしまい、それを見逃さなかった詠は巻物を回収すると即座に医療忍術を使い自身の傷の治療を行った。

 

…しかしこの隙を見逃さなかった光牙は秘伝忍法を放った…!

 

 

「…秘伝忍法『輝迅』!!」

 

 

「…っ!秘伝忍法『ヴァルキューレMAX』!!」

 

 

だがそれを察知した未来は目を回して気絶した唯依をどけつつも頭突きで出てしまった鼻血の痛みを気にせずとも秘伝忍法を発動させ先程とは違い一点集中型の威力を高めた一撃を放った!これによって両者の秘伝忍法が相殺し大爆発を起こした。

 

 

「……予想以上に強くなったな。正直お前達にここまで手間取るとは思ってもみなかった……これも蒼鬼との訓練のお陰か?」

 

 

「はぁ!?サラッと失礼な事言ってくれるわね!?」

 

 

「み、未来さん落ち着いてくださいまし!……ですが確かに成長できたのは蒼鬼さんのお陰ですわ。」

 

 

光牙の発言に未来はキレつつも鼻血を袖で拭い、詠は未来を落ち着かせつつも光牙の言葉に頷いた。

………すると光牙はすぐさま冷静に…だが何処か怒りを少し覚えるような表情を少し浮かべると…

 

 

「……だがお前達に俺は倒せない……勝つのは俺だ…」

 

 

「……そうですか…では光牙さん、そろそろ決着をつけましょうか。」

 

 

「…望むところだ。」

 

 

光牙の発言に詠はそう返しつつ未来も再び構えなおす。

 

 

「……未来さん、行きましょう!」

 

 

「任せて、詠お姉ちゃん!」

 

 

詠と未来は同時に光牙に向かい、光牙も迎え撃つ為に構えた。

……しかしこの時の光牙は気付く事は無かったが2人の掛け声は気合いを入れたものではなく……これも作戦の1つの掛け声であったのだ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……その一方で数分前。日影の援護へと向かおうとした春花であったがそんな彼女の前に唯一所在が不明だった籠鉄が立ちふさがっていた…!

 

 

「悪いな春花さん、アンタをここで倒させてもらうぜ!」

 

 

「……仕方ないわね。ここは一旦籠鉄君を倒して作戦を練り直しましょうか…。」

 

 

互いにそう言うと秘伝忍法書を取り出しては忍転身を行った。

 

 

「……そんじゃあ…行くぜ!!」

 

 

籠鉄は二本の槍を抜くと同時に春花に接近し、即座に春花に槍を刺した……のだが人を刺した手応えが感じないという違和感を感じた。影分身等の実体を持った分身術かと考えるもそうであれば本体を攻撃した時との手応えの差はほんの僅かしかない為に今の様に相手に違和感を感じさせる程度の分身など悪手である為に春花程の実力者がこんなミスをする筈がないと考えた……瞬間にどう言う訳か背後から重い一撃を受け籠鉄は勢いよく前方に吹き飛んだ。

 

籠鉄は態勢を立て直し直ぐ様背後を向き直したが姿が無かった。春花は体術も優れているがどちらかと言えば物理で戦うような戦法は余り得意としておらずどちらかと言うと忍術や幻術を主体とした戦法を行うような性格であった。その為に春花が自分以上の速度で動けるとは思えないと思った籠鉄は幻術であると判断した為に印を結び……

 

 

「……解!」

 

 

幻術を解く為に自身の乱されたチャクラの流れを正常に戻す為にチャクラの流れをコントロールした……しかし…

 

 

「…何だとっ!?」

 

 

何も変化が起きない為に籠鉄は驚き動揺が隠せない中、再び背後から強い衝撃に襲われた。しかし今度は何かを投げられた痛みが感じ……その瞬間に体が痺れ始めた。

バランスを失い何とか倒れまいと地面に槍を刺すも再び投擲攻撃が2~3回直撃し遂には完全に体が痺れてしまい倒れてしまった。

 

 

「く……くっそぉ……!」

 

 

「ふふ、ごめんなさいね?悪いけどこれは貰ったわよ」

 

 

気付いた頃には春花が立っておりその手には地の巻物が握られていた。

 

 

 

………窮地に立たされてしまった籠鉄……果たして彼に打開策があるのであろうか?

 

 

 

………そして勝利するのはどのチームなのであろうか……?

 

 

 

 

 




終末好きの根暗さんの所とほぼ同じような内容に少し変えた内容になってますw(許可はとっています)そして長くなりそうなので同じように前編後編に分けます。

忍装束についてですが終末好きの根暗さんの所の通り蒼鬼の忍装束は謎のヒロインXオルタの衣装、籠鉄は戦国BASARAの真田幸村、真司蛇の忍装束はNARUTOのイタチ戦以降のうちはサスケの衣装となっています。

因みに翔の忍装束は真ゲッターロボの流竜馬の服(赤いマフラーとコートのヤツねw)、響輝は艦これの響の服、唯依はドラゴンボールの悟飯の紫の道着(インナー着ています。……まんまだと胸モロ見えなので……w)
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