僕のローゼンメイデン 作:MP
出久「真紅?ローゼンメイデン?」
真紅「ええ、貴方は私の質問にYESの答えを返した。
だから私はここに来たのよ」
出久「質問?…もしかしてこれ!?」
出久はノートの最後のページを真紅に見せた
真紅「ええそれよ、そう言う訳だから出久。
私と契約して頂戴」
出久「ちょっと待ってよ!いきなりそんな事言われて…それに契約とか言われても理解が追い付かないよ!!」
真紅「……そう言えば、貴方さっき個性がどうとか言っていたわね。
まずはその事に関して教えて貰える?」
出久「良いよ」
出久は真紅に現在の人間社会の事、自分がどう言う人間でどんな人生を送って来たかについて話した
真紅「……なるほど、では話しを整理させて頂戴」
出久「わかった」
真紅「今の人間には個性と呼ばれる特別な能力を持っている」
出久「うん」
真紅「その個性を犯罪の為に使っている者をヴィランと呼び、それを警察とは別に捕まえる為にある職業が誰もが憧れるヒーローである事」
出久「うん」
真紅「しかし貴方はそんな時代で個性を持たない無個性として生まれてしまった」
出久「うん」
真紅「貴方は無個性が原因で悪質極まりない3人組にいじめられている」
出久「うん」
真紅「挙げ句の果てにはその3人組にカツアゲされている子を助けようとしたけど一方的にやられた。
それでも貴方はヒーローになる夢を諦めたくない…と言う事ね?」
出久「そうだよ、無個性はヒーローになれない…回りから何度もそう言われて来た…でも…それでも…やっぱり小さい頃からの夢を諦めたくないんだ…」
真紅「そう……出久、契約して私のミューディアムになって頂戴。
そうすれば…私の力を半分あげるわ」
出久「真紅の…力の半分?…」
真紅「ええ、私達ローゼンメイデンは戦闘用に作られたドールなの。だから結構強力な力を持っているのよ。
貴方が契約して私のミューディアムになってくれると言うのなら、その力を半分あげるわ。
どう?出久、貴方にとっても悪い話では無いはずよ?」
出久「……わかった、契約するよ。真紅」
真紅「良い子ね。じゃあこの薔薇の指輪にキスをして頂戴」
出久「キス!?随分刺激的な契約の仕方なんだね……わかったよ」
出久は真紅の持つ薔薇の指輪にキスをした。
すると、出久の左手の薬指に金の薔薇の指輪が嵌められた
出久「これで契約出来たの?」
真紅「ええ、じゃあ約束通り。私の力の半分は今日から貴方の物よ」
出久「ありがとう……ってよく考えたら指輪の位置がまずいよ!!これじゃあ婚約指輪みたいになっちゃうよ!!」
真紅「そんなに心配しなくても大丈夫よ。
その指輪は指輪をしている本人と契約しているドール、
その指輪を見せても良いと思っている相手にしか見えないようになっているから」
出久「だったら良い…のかな?…」
2人の契約が完了したその時、真紅が何やら難しい顔になった
出久「どうしたの?」
真紅「…嫌な気配をキャッチしたわ…出久、着いて来て頂戴」
真紅は近くの鏡に手をかざすと、鏡が光りだし、真紅はその中に入っていった
出久「鏡に入った!?どうなってるんだ!?」
真紅「何をしているの!?早くして頂戴!」
2人は鏡に入った。
するとそこは無数の鏡がある空間に繋がっていた
出久「ちょっ!?何ここ!?」
真紅「ここはNのフィールド、鏡を通じて様々な場所に行く事が出来る空間よ。
ローゼンメイデンと限られた者だけがこの空間の扉を開ける事が出来るのよ」
出久「色々と凄いんだね、ローゼンメイデンって…」
真紅「嫌な気配はあっちの鏡からね。行くわよ、出久」
出久「わかったよ」
出久と真紅は鏡に入った。
そこは廃墟のビルに繋がっていた
出久「うわぁ、本当に別の場所に繋がっているんだ。
ここはどこかのビルかな?」
真紅「気配はこの建物の屋上からするわ。
急ぐわよ」
廃ビルの屋上。
そこでは1人の少女と桃色の服を来た女の子の人形が巨大な猫のぬいぐるみに襲われていた
「ローゼンメイデン…ローザミスティカ…」
雛苺「うゆー!これ以上お茶子に近づくとヒナが許さないの!!」
お茶子「雛苺!1人で無理したら駄目や!ウチも戦う!!」
雛苺「駄目!お茶子はヒナが守るの!!」
お茶子「守られるのは雛苺の方や!あいつどう考えても雛苺を狙ってるよ!!」
「ローザミスティカ…よこせ!!」
出久「待て!!」
ぬいぐるみが2人に飛びかかろうとしたその時。
出久と真紅がぬいぐるみに立ちはだかった
出久「その人達に手を出すな!!僕が相手だ!!」
お茶子「誰か知らないけど…助けに来てくれた人?」
出久はぬいぐるみと戦おうとしたが、真紅は凄い勢いで後退った
出久「真紅!?どうしたの!?」
真紅「ひいいいいい!!猫おおおおおお!!」
雛苺「あ!真紅!!ヒナ達を助けに来てくれたの!?」
真紅「そうだけど!…そんな状況じゃないのだわああああああ!!!」
お茶子「雛苺、あの赤い服の子と知り合いなん?」
雛苺「うん!真紅はヒナと同じローゼンメイデンなの!」
お茶子「え!?あの子もローゼンメイデン!?」
出久「真紅落ち着いて!!相手はぬいぐるみだから!!」
真紅「ぬいぐるみでも猫は駄目なのよおおおおおお!!出久!私のあげた力でなんとかして頂戴!!」
出久「そんな事言われてもまだ力の使い方知らないんだけど!?」
真紅「そう言えばそうだったわ…出久、耳を貸して頂戴」
真紅は出久に力の使い方を教えた
出久「よし!じゃあ僕にまかせて。おい!ぬいぐるみヴィラン!!僕と戦え!」
「うがああああああ!!人間ごときが調子にのるなああああああ!!」
ぬいぐるみは出久に襲いかかったが
出久「絆パンチ!!」
出久の放ったパンチによってぬいぐるみは消滅した
お茶子「す、凄い…」
雛苺「真紅ー!久しぶりなの!」
真紅「え、ええ。久しぶりね、雛苺」
出久「真紅、この子と知り合いなの?」
真紅「ええ、この子は雛苺。ローゼンメイデンの第6ドールよ」
出久「ええ!?この子もローゼンメイデンなの!?」
お茶子「あの、助けてくれてありがとう」
出久「え…いやいや!別に良いよお礼なんて!(わあ!同年代の女の子だ!桂さんの時もそうだけど…まだ女の子とは話しなれてないのに///…まあ真紅は人形だから別だけど…)」
お茶子「そう言えば、その真紅って子、ローゼンメイデンだよね?貴方はその子のミューディアム?」
出久「そうだけど…って言う事は君も?」
お茶子「うん、ほら!」
お茶子は左手を見せる、薬指には出久と同じ金の薔薇の指輪が嵌めてあった
出久「契約の指輪だ、じゃあ本当に…」
お茶子「雛苺のミューディアムの麗日お茶子です!」
出久「あ!…僕は緑谷出久、真紅のミューディアムでヒーロー目指してます!」
お茶子「緑谷くんもヒーロー目指してるの?」
出久「緑谷くんもって事は、麗日さんも?」
お茶子「うん、私もヒーロー目指してるの。その為に雄英かよおう思って」
出久「麗日さんも雄英志望なんだ!実は僕もそうで…」
お茶子「緑谷くんも雄英志望なん?じゃあ一緒に頑張ろ!」
真紅「それなら本当に一緒に頑張る事にしましょう」
出久「真紅、どう言う事?」
真紅「雛苺は正直私が側で見てないと心配なのよ、今日からは雛苺と雛苺のミューディアム、お茶子には私達と一緒に住んで貰うわ」
雛苺「真紅と一緒に暮らせるの!?うわーい!!」
出久「ええええええええええ!?!?待ってよ真紅!それって麗日さんと雛苺が僕の家で一緒に住むって事!?」
お茶子「ウェッ!?何言うの真紅!!いきなりそんな事言うたら緑谷くんと緑谷くんのご家族に迷惑かけちゃうって!!」
真紅「あら、貴方達が来なくてもどのみち私は出久と一緒に暮らすのは確実しているのよ。
それにローゼンメイデンの契約者同士なら一緒に居た方が安全よ。
さっきの奴みたいなのがいるって事は、あの子も目覚めている可能性が高いし…」
出久「あの子?」
真紅「それに関しては今は言えないけど、いずれは話すわ。
だからその為にも私達は一緒に暮らした方が良いって事よ」
出久「いやいや!急にそんな事言ったって!麗日さんの家の都合を無視する訳にはいかないでしょ!?」
お茶子「……私の家は両親が遠いところで泊まり掛けの仕事に行っていないんよ」
出久「え?そうなの?」
お茶子「うん、雛苺が来る前までは私1人暮らしだったんよ。だからその…緑谷くんさえ迷惑じゃなかったら…一緒に暮らしても良いかなって…」
出久「そ、そんな!全然迷惑じゃないよ!!」
真紅「決まりね。それじゃあ行きましょうか」
出久(お母さんにどうやって説明しようかな…)
お茶子と雛苺は今住んでいるアパートを離れ、出久の家に住む事になった。
出久の母親である引子は滅茶苦茶驚いていたが(まあ当たり前である)
出久が色々と説明すると納得してくれた。
お茶子は引子が押し入れから二段ベッドを出久の部屋に持って来て、一緒の部屋で寝るように言われた。
当然出久とお茶子は真っ赤になってあわてふためいていたが、真紅と雛苺にうまい事言いくるめられ、結局折れて二段ベッドの上にお茶子、下に出久が寝る事に決まった。
それからは真紅の提案の元、雄英入試試験当日まで学校には行かずトレーニングを積む事になった。
そして入試試験当日。
真紅「出久、お茶子、ヒーローを目指している以上無様な姿はさらさないように、トレーニングの成果を存分に見せてやるのだわ」
雛苺「お茶子、出久、あいと!あいと!なの!」
お茶子「うん、わかっとるよ」
引子「2人とも、気を付けてね」
出久「うん、行って来ます!」
雄英高校
お茶子「ついに来たね。雄英高校!」
出久「うん!緊張するなぁ…」
爆豪「おいこらクソデク!!」
出久とお茶子の後ろから爆豪、甘露寺、加藤の3人が来た
出久「か!…かっちゃん!?」
爆豪「このクソナードが!!雄英来るなっつったよな!?だのになぁんでここに来てんだぁ!!あぁん!?」
甘露寺「あんたあれだけやられといてまだ懲りてない訳?」
加藤「つーかあんたあれから学校に来なかったじゃん?引きこもって何してた訳?」
出久「え…えっと…それは…」
爆豪「まあいいわ、どうせテメェなんか速攻で入試落ち確定だろ。
だってテメェは無個性のザコなんだからなぁ!!!」
お茶子「ちょっとあんたら、いきなりなんやの?」
爆豪「ああ!?テメェには関係ねぇだろ!!消え失せろ!丸顔!!」
お茶子「ま!…丸…」
甘露寺「って言うかあんたなんでクソデクなんかとつるんでんの?」
加藤「七海、クソデクなんかとつるんでるって事は。
こいつも無個性なんでしょ」
出久「麗日さんは個性はちゃんとある!!」
爆豪「ほぉ、どんな個性だ?」
お茶子「私の個性は『無重力』やけど…」
爆豪「無重力だぁ…」
その瞬間、爆豪、甘露寺、加藤の3人は大爆笑した
爆豪「テメェwww無重力とかとんだ没個性じゃねぇか!!!wwwww」
甘露寺「物の重さ無くすだけとかクソザコじゃん!!wwww」
加藤「そんなんでよく雄英これたわねwwやっぱデクなんかとつるんでる時点でろくな奴じゃないわ!!wwww」
お茶子「ちょっとあんたら!!失礼すぎるんとちゃうの!?」
爆豪「いいか丸顔にデク!!俺達はなぁ…」
そう言いながら爆豪達は出久とお茶子に自分達の個性を見せびらかす
爆豪「無個性と無個性同然の没個性のザコと違って強個性持ちの超エリートなんだよぉ!!!」
甘露寺「ああ可っ笑しいww腹捩れるわwww」
加藤「勝己、こんな入試落ち確定な奴らなんか放っておいてさっさと会場行こwww」
爆豪「そうだなwwせいぜいクソモブはクソモブ同士くっだらなねぇお友達ごっこでもやってろ!!」
「「「クソナード&クソ丸顔!!!!ギャハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!wwwwwwwwww」」」
3人組は笑いまくりながら会場に向かって行った
お茶子「なんやのあいつら!!めっちゃ腹立つわ!!!」
出久「かっちゃん達…変わってないなぁ…」
お茶子「緑谷くんはあいつらと知り合いなん?それにあいつら緑谷くんの事デクとかナードとか言ってたけど…」
出久「ああ…それは…」
出久はお茶子に3人組の事を話した
お茶子「そっか…真紅が言ってた緑谷くんをいじめてた3人組ってあいつらの事だったんだ…」
出久「うん、それで、デクってのはかっちゃんが何も出来ない木偶の坊って意味で馬鹿にしてきて…ナードって言うのもヒーローオタクって意味で…」
お茶子「そっか…でも私、デクって頑張れって感じで好きだ!」
出久「デクです!!//」
お茶子「そうや!緑谷くんさえ良かったらデクくんって呼んでも良い?」
出久「はいいい!!麗日さんさえ良ければ!」
お茶子「じゃあデクくん!頑張って入試受かってあいつら見返そうよ!!」
出久「そうだね!頑張ろう!!」
NEXT……
作者のMPです。
麗日さんマジ麗かで尊い…
雛ちゃんは何気にローゼンメイデンで一番好きな子だったりします