英雄伝説リリカルREBORN! 炎の軌跡   作:蒼空の魔導書

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読者の皆様、大変長らくお待たせしました。 炎の軌跡の序章『《三世界英雄連合》発足』編の開幕です!

六課の部隊長の女性「今話で私もようやっとパーティ参戦や♪ よっしゃあ、今日をもって不遇な名無しキャラの立場からはオサラバやでぇ!」

フッ、果たしてそうかな? 某共和国の準S級遊撃士不動産のように最初のシリーズから主人公パーティINしている強プレイヤブルキャラなのに公式にまともな活躍をさせてもらえていない人もいるからね。

部隊長の女性「そんなまっさか~! 私は長いことリリカルなのはシリーズのメインキャラで張っとる、スーパーヒロインなんやで? そないな人気者の私が、ゲームのメイン舞台が活動本拠地(ホーム)に移って約13年ぶりに再登場させてもらってもゲーム本編でのプレイヤブル参戦がたったのイベント戦一回のみで次回作も梯子降ろすぐらいしか大して活躍できなかった不動産みたいな、不遇の扱いなんてされてたまるかいな♪ ……せやろ?」

不動産「それを俺に聞かないでくれよ……orz」




序章『《三世界英雄連合》発足』
【三世界対談会】開会


王道だろうと邪道だろうと、何事も主役の登場人物達が運命の流れの中で出会い、彼らの間に関係が結ばれる事で物語は大きく動き出すものだ……。

 

例えば……そうだな。

 

桜舞い散る始まりの季節に光輝く夢と無限の可能性を胸に秘めながら希望への未来を目指して学園の門を潜った新入学生の主人公が、これから同じ教室の中で長く共に手を取りっ合って助け合いながら色様々な学問や経験を学んでゆく事となる同年代のクラスメイト達と出会い、青春の学生生活がスタートする。

 

運動も勉強も最底辺で纏う雰囲気も冴えない所為で恋人も友達も一人もできず、周りの人間から馬鹿にされて鬱暗い日々を過ごしていた主人公の落ちこぼれ劣等生の少年のもとへある日何処からか忽然と現れた、一度教えればどんなにダメダメな子でも必ず優等生にしてしまう高名な家庭教師や現代工学では絶対に造れない未来の超高性能ロボットなどの()()()()()()()()()()()()()()()が、主人公の少年の手助けをする代価として彼の家に居候する事になる。

 

平凡で退屈な日常に飽き飽きして自分の将来の夢も描けないでいた主人公の幼い少女が邪悪な侵略者に襲われた魔法の世界から助けを求めに地球へとやって来た妖精や魔法使いと運命の邂逅を果たし、魔法の契約や変身アイテムを貰うなどをして魔法少女へと変身し、邪悪な侵略者との戦いの日々が始まる。

 

その他にも、特に優れた能力の一つも持っていない平凡な一般人の主人公が車に轢かれそうになった幼子を助ける為に身代わりになって轢き殺され、その勇気ある善行を気に入った神様が死んだ主人公を特別に全知全能級の魔法が使える特典付きで中世ファンタジーの異世界へ転生させたり。 第三次世界大戦が勃発して世界は核の炎に包まれ、全ての国と文明が滅亡し荒廃され尽くされた灰と絶望の世界に生き残った主人公が、同じ生き残りの人々を見つけ彼等と共に世界に文明を立て直そうと立ち上がっていく。 等々、切っ掛けとなる事件や展開は無数に考えられるものだが、確かに主人公が主人公の人生を大きく変える力や影響を持つ重要人物との邂逅を果たす事で物語の流れに激的な変化が確実に生まれてくる。

 

そう、物語の主人公(ヒーロー・ヒロイン)とは確かに脚光を浴びて光り輝く中心人物だがその一人だけでは決して物語に魅力は宿らない。 友人、恋人、知人、隣人、学園の同級生、職場の同僚、遭遇した非日常的な事件や境遇の中で出会った他人などでも、偶然でも必然でも、英雄(ヒーロー)となる主人公と仲間達が邂逅を果たして“絆”という関係を結び始める場面は物語の序章に必要不可欠な要素(ファクター)になるのだ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「──新暦75年10月11日 時刻03:08。 ……武装所持した不審な次元漂流者計11名、【管理世界司法外の違法武装介入】と【質量兵器無断所持】の罪により、今回の事件の重要参考人として全員身柄を拘束させてもらう」

 

ガチャリ! という手錠機器が掛けられる鈍い音が、戦闘跡が刻まれた時空管理局地上部隊本部屋上ヘリポートに虚しく響いた。

 

今宵の【第二次ミッドチルダ大空襲】の戦犯であった反管理局軍ミッドナイトに出所不明の管理局の極秘情報やリィン達とツナ達の世界の技術を売り渡す等といった多大なる支援提供を執り行い、支援先のミッドナイト軍が時空管理局の最精鋭部隊たる古代遺物管理部機動六課に加わり二つの異世界より次元間転移されて来て現れたトールズ士官学院Ⅶ組と十代目ボンゴレファミリーによって撃退された直後に彼ら三世界の英雄達へ戦いを仕掛けてきた、《次元魔王》イノケント・リヒターオディン……この星(ミッドチルダ)全体を震撼させる異次元規模(レベル)の戦闘力、高位相次元空間に自分の思い通りの法則(ルール)が支配する領域(テリトリー)を創造構築し既存の導力魔法(アーツ)の最上位のものより更に上位となる【究極上位導力魔法(アルティメットアーツ)】をも使用可能にした近未来の戦術オーブメント《PARAISO(パライゾ)》を用いて、リィンやツナ達歴戦の若き英雄らを大いに苦戦させて追い詰めた後、突如として出現した彼の率いる【次元魔王軍】の最高幹部《七星勇士(グランシャリオ)》と共に、次元魔王軍の旗艦《甘粕》に乗って嵐が過ぎ去るかのようにミッドチルダより飛び去って行った。

 

ところが、敵の強大さを思い知らされた《次元魔王》との激戦が終わってから数十分後にやっとミッドチルダに到着した時空管理局本局主力の次元航行艦隊に何故か完全包囲されてしまい、今回の戦いの立役者である筈のリィン達トールズⅦ組とツナ達ボンゴレ組は11人全員、近未来SF映画などで見た事あるようなカラフルな電光(レーザー)ライトのラインを走らせたハイテク手錠を両手に嵌められて、逮捕されてしまったのだった……。

 

「嘘だろおおおおおおおおっ!!?」

 

ハイテク手錠に引き繋げられた自分の両手を前に眺めて、白目を剥きながら素っ頓狂に嘆き叫ぶツナ。 一体何なんだこの状況? 突拍子も無くこんな理不尽な仕打ちを受けるだなんて、何がどうして訳が分からない。

 

右を見れば獄寺が自分の大事なボスに手錠を掛けた次元航行艦隊の武装局員達に激怒してダイナマイトを投げつけようとしたら、その瞬間にトールズⅦ組とボンゴレ組の身柄確保を武装局員達に命令を出した黒髪長身の男性魔導師が空の上から放った光鎖状の拘束魔法(チェーンバインド)によって縛り付けられて忽ち無力化されていて。 それを目隠しにして冷静に刀を抜こうとした山本も隣に立っていたシグナムに気付かれ、彼女に刀を抜こうとした腕を取られて制止される。 左を見れば、トールズⅦ組の生徒の一部(ユウナ、クルト、アッシュ)が抵抗しようとして武装を構え出そうとしたのをリィンが「ここは下手に抵抗しない方がいい」と言って生徒らに武装を下げさせ、大人しく全員手錠を掛けられていた。 最後の頼みの綱で管理局の一員であるなのは達機動六課に情けない泣きっ面の視線を向けて助けを求めて縋ろうとしてみたものの、彼女らからは申し訳なさそうな顔か合わせた両手を前に一回コクリと謝る素振りをされるだけで、誰も庇おうとはしてくれなかった。 ツナは呆気なく万策尽きた……。

 

「そそ、そんなぁー! こんな知らない世界に飛ばされて来て、警察に逮捕されるなんて、嫌だよおおおおおおおっ!!!」

 

やむを得ずリィン達異世界勢は武装局員達の御縄に頂戴されて、艦隊の司令艦であると思われる大型の黒い次元航行艦に乗せられて時空管理局の本局へと護送されて行ってしまう。 海の波のように歪む紫色をした次元空間にボンゴレファミリー十代目ボスの慟哭が響き渡り、なんとも言えない哀愁が次元世界に木霊するのだった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新暦75年10月12日 時刻 9:31──第一管理世界ミッドチルダ北部ベルカ自治領、聖王教会本部応接室。

 

「異世界の助っ人の皆さん。 昨日は大いに私の部隊を助けて頂いた御恩をあのような仇で返す事になってしまい、どうも申し訳ありまへんでしたアアァァァァァ!!!」

 

「ゴメンナサイですぅぅぅ!」

 

あれから本局へ連行されたリィン達は保護観察の名目で客室に押し詰め込まれ、其処に丸一日拘留された後に彼らの許へやって来たのは、なのはやフェイトと同じ歳の茶髪の女性局員と同じ茶色の局員制服を着た蒼銀髪の妖精(?)であった。 彼女達の計らいによってようやく釈放されたトールズⅦ組とボンゴレ組はこの二人に連れられて銀色の次元航行艦に乗り、再びミッドチルダへと戻って来られた。

 

そして此処《聖王教会》でなのは達機動六課と再会し、隊長陣と六課の後見人三名を交えて異世界勢への事情聴取を表向きにした対談会が開かれる事になったが、その前に先日管理世界の司法組織の一員である立場上に則らざるを得ずに【第二次ミッドチルダ大空襲】【魔王降臨事件】という管理世界の危機から救ってくれた英雄達に対して身柄の拘束を行ってしまった事に対し、機動六課の総部隊長(せきにんしゃ)だという茶髪の女性局員と蒼銀髪の妖精(?)が経った今こうしてリィン達の眼前で床に丁寧に折曲げた両膝を着けて座りつつ額を膝前の床に煙が立つ程強く擦り付けて深々と謝罪したのであった。

 

 

≪夜天の主≫八神はやて CV:植田佳奈

 

 

≪蒼天の融合機≫リインフォース(ツヴァイ) CV:ゆかな

 

 

「ほんまにすまへんかった。 機動六課総部隊長並びに昨日の戦いの作戦現場の全指揮兼責任者として皆様に大変失礼な対応を執り行ってしまった事を深~く謝罪します!」

 

「謝罪しますぅ!」

 

高町なのはやフェイト・T・ハラオウンら時空管理局のトップエースや未来のストライカーが集う最精鋭部隊、機動六課の部隊長──八神はやて二等陸佐は背中を縮こめて丸めつつ両手と頭を冷たい床に付けて平伏す姿勢を保ち続け、無礼を行ってしまった目の前の異世界から来た英雄達に許してもらうまで謝罪の言葉を吐き続けるその誠意的な姿は、それはもう見事な“JAPANESE・DOGEZA”であった。

 

「い、いえ! そんな大袈裟に謝らなくても許しますってば!」

 

「ツナの言う通りですよ。 管理局(そちら)の法と立場上の問題で違反をした次元漂流者(俺達)を仕方なく逮捕したのだと聞いていますし。 それに拘留中も広く快適な客室で、侍女や管理人の方々がこちらが不自由しないようにと無料のルームサービスを色々としてくれて、寧ろ至れり尽くせりでしたのでこちらが申し訳なくなるくらいでしたから」

 

「ケッ! 十代目がお許しになるなら仕方ねーな。 さっさと頭上げて立てよ」

 

誠意を籠めて深々と下げられたはやてのショートボブカットの後頭部の上に鏡餅の蜜柑のように乗りながら同じく平謝りをする小さな六課部隊長補佐官──リインフォース(ツヴァイ)空曹長の存在に加え、応接室の奥の壁いっぱいに広げて貼られている網目状硝子貼りの窓から射し込んで来ている神聖っぽい陽光が平伏する彼女達に突き刺さって照らし出され、野晒された夜天の主の“光煌く鏡餅DOGEZA”はそのシュールな格好を見下ろすツナやリィン達異世界からの助っ人達の片足を擦り退がらせて凄くドン引きさせた。

 

リィン達もツナ達も今回の事件の黒幕であった次元魔王軍の最高幹部《七星勇士(グランシャリオ)》筆頭にして灰の勇士《灰氷の剣帝》ジークレオンの襲撃によって元居た世界から次元世界へ強制次元間転位させられて、挙句に助太刀して機動六課の窮地を救い、共に侵略者(ラコフ)次元魔王(イノケント)と戦って、結果的にだが彼らを撃退してみせてこの世界(ミッドチルダ)の危機を救ってやったというのに、その恩をふいにされ理不尽にも身柄を拘束された事に対しては流石に大変不快な思いをしていたが、拘留中は外に出られない以外は大して不自由していなかったので、これ以上自分達と同年代のうら若い女性と可愛らしい妖精(?)に床に正座させたまま頭を下げさせ続けるのは流石に忍びないと思ったようだ。 まだ納得いかなそうにムスッとしている獄寺がそっぽを向きながらも許してやるからとっととDOGEZAを止めろと促すと、その途端にはやてはケロッとして頭を上げた。

 

「え、ほんまに許してくれるん? よっしゃ! これで仲直りやな♪ いや~、よかったよかった☆

 

「「「「「「「……」」」」」」」

 

誠意が籠ったDOGEZAによる謝罪から早変わりし、にへら~っとして緩んだ笑顔を見せて右手で後頭部を掻きながら一瞬前の悪気が無かったかのような調子の良い態度を取り出したはやてに、異世界の英雄達が全員言葉を喪失させて細い目になってしまう。 このやり取りだけで皆がこの子狸のように小柄で小顔の可愛らしい機動六課の部隊長の性格を理解したのだった。

 

「もう、はやて! 許してもらったからって、その態度はリィン達に失礼でしょ!」

 

「あははは、せやな……。 戦いが終わってから現場にやって来ようたから事情を全然知らへんかった本局次元航行艦隊(クロノ君達)がやった事とはいえ、私の大切な家族や友達や部下達が危ないところを助けてもろた上に一緒に協力して戦って侵略者のミッドナイト軍(デカッ鼻チョビヒゲオヤジども)や未知の強大な力を持っておった《次元魔王》を撃退してもろといて、身内の管理局員が異世界から来た英雄である彼らに対して大変な失礼を行ってしもうたもんやから、丸一日かけて上を説得して彼らの釈放許可を貰うまでの間どの面下げて会えばええのかと思っとって、そのぅ……めっちゃ気まずかったんや。 せやから一所懸命に謝って許してもろたら気が抜けてもうて……堪忍してーな、フェイトちゃん」

 

「まったくもう。 疲れてるのは解るけど、機動六課(私達)の部隊長なんだからちゃんとしっかりしてよね……だいたい、あの時あの場に作戦現場責任者(はやて)がちゃんと駆けつけて何も知らなかった本局次元航行艦隊(クロノ達)に事情を説明してくれていれば、リィン達の誤認逮捕を防げたっていうのに。 それをはやてとツヴァイったら、リィン達がクロノの艦(クラウディア)で本局へ連行されて行った後になってからノコノコとやってきて──」

 

いや~みんな~、助けに来んの遅れてどうもすまへん。 今日はツヴァイと二人でちょっと人生という道に迷ってしもうてな?

 

「──じゃないよ! 君は任務の待ち合わせに遅刻して来たカ○シ先生か? 全てが終わってから救援に来たって、既にもう後の祭りだよ!!」

 

「せやかて工藤。 今回の敵の《次元魔王》とか言うておったごっつぅ素敵な笑顔のおっちゃんが所持しておったっつぅスマホっぽい導力の携帯端末器……え~っと、確か《PARAISO(パライゾ)》やったか? それのTTO(テリトリーオーダー)とかいう滅茶苦茶にごっつぅハイテクな機能を使って次元魔王のおっちゃんが自分とフェイトちゃん達全員纏めて高位相次元空間に閉じ込めてしもうたからなぁ。 おかげで最初、私とツヴァイが救援に向かって地上本部の屋上に到着した時には、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()んやで? せやからみんな他の場所に移動したやないかと思うたさかい。 そんでクラナガンの外まで飛んで行って捜索しに離れとる間に戦いが終わってしもうたんやから、しょうがあらへんかったんやもん♪

 

「な~にがもん♪ だよ? そして工藤って誰なんだよ!? 言い訳は理屈が通っているからいいとしても、人に悪いと思っているのならヘラヘラしないで真面目な態度をしなさいッ!!」

 

「フェイトちゃん! はやてちゃんの悪ふざけがウザ過ぎてムカっ腹が立つのは分かるけれど、少し落ち着いて! リィン君やツナ君達、君のお兄ちゃんやお母さん(クロノ君とリンディさん)だって見ているんだよ!!」

 

短くてカワイイ舌を出して【てへぺろっ♪】というお茶目でしたと装う顔をしながら友人を揶揄う時に使う軽々しい口調で言い訳し続けるはやてが凄まじく小憎らしいあまり、公共の場なのにも拘らず蟀谷に大きな青筋を作って彼女に掴みかかろうとするフェイトを必死に羽交い絞めにして制止しようとするなのは……機動六課が誇る麗しき美女の三隊長が年頃の中学生のように稚拙な揉め合いをしている光景を眺め、リィン達異世界の助っ人勢も、取っ組み合う三隊長の背後に設置してある会議用の大きな円卓テーブルの奥の席に座っている偉い地位を持つ者独特の雰囲気を放ってきている三名の要人も、皆疲れたように呆れ果ててしまっていた。

 

「あのー……もしもし?」

 

「なのは、フェイトと……ヤガミ総部隊長といいましたか? 三人共、喧嘩する程仲が良いのは()き事だと思うけれど、そろそろ話を進めてはくれないだろうか?」

 

「「「……ハッ!?」」」

 

どうにか沈黙の線を切ったツナとリィンの口によって諫められた三隊長が淑女らしからぬはしたない姿をこの場の皆の視線に晒していた事にようやく気付いて、正気を取り戻したような呆け面をしてから慌てて喧嘩を停止した。

 

「皆さん大変見苦しい姿を見せて申し訳ございません、調子に乗り過ぎました……じゃあ気を取り直して、早速【三世界対談会】を始めよか」

 

「ハ、ハハハ……みんな、とりあえず奥の円卓テーブルの席に適当に着いてくれるかな。 機動六課の後見人を務めてくれている御三方も出席するけれど、あまり硬くならなくても大丈夫な人達だから気軽にしてね」

 

畏まって今度は普通に頭を下げて本日二度目の謝罪をしたはやての音頭と恥を誤魔化したような苦笑を浮かべるなのはの案内で、リィン達異世界からの助っ人総勢11名はぞろぞろと円卓テーブルに着いていく。

 

談話室の扉側から正面手前の椅子に、中央の左側からトールズ士官学院第Ⅱ分校Ⅶ組特務科担任教官でトールズⅦ組勢の重心(リーダー)であるリィン、彼と同期の卒業生であるエマとガイウス、現Ⅶ組特務科クラス代表生徒のユウナが順に座り、他のⅦ組生徒四人は座る席が無かったので仕方なくそのすぐ背後に立つ。 中央の右側からボンゴレファミリーの十代目ボスであるツナ、その嵐の守護者にしてツナの右腕を自称する獄寺、同じく雨の守護者の山本の順に着席。 奥の窓側の席には、中央正面の会議長席に機動六課総部隊長のはやてを据えて、左内側からライトニング分隊隊長のフェイトと同じくスターズ分隊隊長のなのは、彼女達三隊長の背後にはライトニングとスターズの副隊長であるシグナムとヴィータ、更には部隊の医務官である事を示す白衣を纏った金髪ショートボブの()()()()()()美女と通常の大型犬よりも一回り以上大きな体躯を持った青い体毛の狼らしき四足歩行の動物(?)が控え、会議長席に座るはやての右耳辺りの位置に部隊長補佐役のリインフォースⅡ(以後“ツヴァイ”と呼称する)が滞空している。 そして窓側の右内側から順に、昨日リィン達を誤認逮捕し大型の黒い次元航行艦で連行した黒髪長身の男性魔導師(今の彼の衣装はバリアジャケットではない黒一色の制服姿)、長い緑の髪で柔和な雰囲気を醸しながらも抜け目が無い感覚を放つベテランキャリアウーマンの風格の美女、微妙にウェーブが掛かった長い金髪(ブロンド)で青いカチューシャを頭に着けている温厚な雰囲気の美女だがどう見ても官職の人間には見えない修道女の装束を身に着けている歳若い要人が既に着席していた。

 

「異世界から助っ人に来て頂いた英雄の皆様方、重ね重ねになりますが昨日は大変な失礼を致しまして本当に申し訳ございませんでした。 そして本日はお集まりいただき、誠にありがとうございます。 ……まあ、校長先生のような長い前話は退屈になるから抜きにして、【三世界対談会】開会や!」

 

異次元の戦力と数多くの異端技術を保有する次元魔王軍の打倒を目指す為、三つの世界の若き英雄達が“炎の絆”を結び始める。 その大事な第一歩となる【三世界対談会】が今、開会した……。

 

 

 

 




もう既に2月後半になってしまいましたが、2024年明けましておめでとうございます♪

前話のあとがきにも書きましたけれど、今年は本作のクロス先である『英雄伝説軌跡シリーズ』『家庭教師ヒットマンREBORN!』『リリカルなのはシリーズ』、三つの原作が揃ってコンテンツ開始20周年を迎える記念すべき年度。

軌跡シリーズ公式では、早速ゲームシリーズの物語の佳境を迎えてくるといい、大作の予感をビンビンに感じる最新作『英雄伝説 (カイ)の軌跡 -Farewll(フェアウェル), O() Zemuria(ゼムリア)-』の制作発表と今年発売が決定されました!
ゲームの内容がどうなってくるかはまだ出てきている情報が少な過ぎて予想不可能ですが、新作サブタイトルの頭に書かれている“Farewll”とは英語で「別れ」を意味し、特に再会の見込みが薄い場合に使われる単語……この言葉からしても凄く不吉なヤバイ予感をせざるを得ないですね。 ゼムリア大陸は本当に滅びてしまうのだろうか……。(自分の考えでは、結社の『永劫回帰計画』が重要な鍵になってきそうな気がしてならないです)

なにはともあれ20周年記念の今年、軌跡シリーズは『界の軌跡』。 REBORN!とリリなのシリーズからは何を出してくるのか、果たして?


閑話休題(それはさておき)


昨年から活動報告で開催している【“炎の軌跡”オリジナル敵キャラクター募集その1『【次元魔王軍】中堅幹部』】に四名のユーザー様方から大変魅力的な個性溢れるオリ敵キャラの応募を頂きました!

貴重な時間を使って大変素晴らしいオリキャラのアイデアを考えて応募してくださった《聖杯の魔女》さん、《SOUR》さん、《ursus》さん、《D》さん(メールでの匿名希望の応募の為、当ユーザー様の頭文字アルファベットのみ公表)、御応募ありがとうございます!

そして大変残念な話ですが、今回のオリキャラ募集は今月末の2月29日23:59の時刻をもって締め切りとさせていただきます。(詳しくは活動報告の募集の追記にて)
【次元魔王軍】中堅幹部として是非参戦させたいオリキャラがいるというユーザー様は月末までに活動報告の募集へ応募をお願いします。


さーて、ここまで長くなってしまったので、予定していたあとがきコーナー『リリカルマジカル復活(リボーン)! アリサちゃんの“炎の軌跡”講座!』の第7回は……次回へ回させていただきますね☆

アリサちゃん(散々出番遅らされてストレス怒マッハ)「おいッッ!!」

グナちゃん(マイペースなのでノーストレス)「ヤレヤレダナ」

リボーン(退屈で昼寝中)「zzz~」

次回もお楽しみに!


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