いやー、この一ヶ月の間、一日も早くリィンとツナを登場させたいという思いを掛けて、バイトの時間以外は他の趣味にかまけず炎の軌跡の下書きを書いて書いて書きまくり、やっとの思いで目標のシーンを書き切って見れば、何時の間にか三万字以上書いていましたよ~♪ おかげで三話に分ける作業もして、あー、疲れた……。
三話とも殆ど書き殴ったままに上げたから、大変雑な文章構成になってしまいましたが、今回は更新を優先する事にしました。
あと、今回は主人公初登場回という特別な話という事で、リィンの技名にフォント機能を使ってみました。 しかしW主人公なのにこれでは不公平なので、ツナの技には色付けてます。
そして今回から後書きコーナーを不定期にやります。 メインの司会を務めるのはあのファルコムキャラ全員大崩壊四コマ漫画でお馴染の“超ヒロイン(自称)”です。
それと、黎の軌跡の最新PV見ましたが、創の軌跡の追加コンテンツの小説に出ていた新最年少A級遊撃士のエレイン・オークレールさんらしき人物の姿がプレイヤブルキャラとして映されていたのもそうですが、空の軌跡シリーズから実に七作品ぶりに登場が確定したジンさんとヴァルター……それに帽子を被ったフィーらしき銀髪の双剣銃使いと、エレインさんに同じく創の軌跡の小説に登場したリィンの姉弟子を名乗っていた“姫”らしき着物姿の美女剣士が八葉一刀流壱の型の螺旋撃っぽい技を放つ姿も確認できて、今回もマジテンションアガットしてしまいました! 発売日が来るのが超楽しみ過ぎてヤバイ。(笑)
では、本編をどうぞ!
「この拳でブチ抜く! うぉぉおおおおおーーーっ!!」
スバルが先陣を切って包囲に突撃し、真正面に突出する一体の
「この程度の数、どうって事無いわよ! ランスターの弾丸と幻影に踊り惑いなさい!!」
ティアナが幻影魔法《フェイクシルエット》を使用して自身の幻影体を複数人投影し、それ等に取り囲む敵機械兵器群を攪乱させて攻撃と陣形の足並みを乱し、その隙を見て本体の彼女が
「この半年間今までになのはさんの教導訓練とJS事件での死闘を乗り越えて培ってきた魔法と
エリオがストラーダの穂先を前方の縦一列に密集陣形を取っている敵小型ユニット隊に向けて突貫し、柄尻から吹かした
「一緒にやるよ、フリード!」
「ギュオオオオーーーン!!」
キャロが鎖状捕縛魔法《チェーンバインド》で敵ユニットの動きを次々と束縛し封じ込めていき、彼女の直射魔力弾攻撃《ウィングシューター》と成長竜形態のフリードが吹き放つ《ブラストレイ》の同時掃射をもって無防備状態にした敵ユニット達を纏めて焼き払い、広範囲を駆逐していく。
「一気に道を切り拓く! いくよ《バルディッシュ》ッ!!」
『イエス、サー!』
そしてFW陣の攪乱攻撃で敵の包囲に綻びが生じた所に真ソニックフォームのフェイトが一筋の閃光となって突貫。 両手に持った
「なのは! スバル! 今がチャンスだ──ッ!!」
フェイトが切り拓いた敵大将首への道をなのはとスバルが並走(前者は飛翔魔法での低空飛行、後者はマッハキャリバーを床に転がして高速滑走)してスクルドの正面へと突撃。 操縦者が素人だからか攻められて来ているのに相手機体の反応が鈍く迎撃態勢への移行が遅い、というか全くその場から動く気配が見られない。
──相手の無反応がなんだか嫌な予感を漂わせるけれど……わたしの体力も限界に近いし、相手が何かを仕掛けて来る前にスバルとの大技コンビネーションで一気に決着を着ける!
「スバル、魔力を合わせて!」
「わかりました、なのはさん!」
無言で佇むスクルドを射程位置に捉え、なのはとスバルは身を寄せ合って一緒に
「いきますよ!」
「これがわたしとスバルの全力全開!」
なのは&スバルのコンビクラフト──
「「──
猛烈な轟音と共に撃ち出された薄紫色の魔力大砲丸が射線上の物を跡形も無く蹴散らし、
『……ニヤァァ』
だが、薄紫色の破滅が迫る中でも不動を崩さない柴焔の武士の腹の中で、ラコフはしめしめと笑みを浮かべた。
『バ~カ~メェェ! 引っ掛かったなぁぁああああ! 《リアクティビ・アーマー
Wディバインバスターが当たる直前になって、仁王立ちしていたスクルドが身を丸め竦めて強力な導力エネルギーの防御結界が巨大な機体全身を丸く包み込むようにして形成される。 そしてその直後に超濃度の薄紫色の魔力大砲丸がその障壁に正面衝突し、間に
「「「「「「な────ッッ!!?」」」」」」
眼を疑うようなその結果を目の当たりにして思わず大口を開ける程の驚愕を露わにするなのは達……そして、跳ね返されて来たWディバインバスターがそれを撃った二人を無慈悲にも飲み込んだ。
「「きゃぁあああああああああっ!!!」」
自分達自らが創った魔力大砲丸を受けて為す術もなくその圧倒的に巨大な暴力の塊に全身を嬲られて、なのはとスバルは爆音を突き破る勢いで錐揉みと吹き飛び、艦首へと向かう滑走路とその上に偶々陣取っていた敵機械兵器達をド派手に爆砕した末に、艦首に取り付けられたラコフの黄金巨像の後頭部へと叩き付けられてそれを粉砕した。
「ななっ、なのはああぁぁあああぁあああーーーーッッ!!!」
「スバル……ッ! よくも、お前ぇぇええええっ!!」
二人がやられた事にその親友達が悲痛に友の名前を叫び、大切な友をやった紫焔の武士へ嚇怒を向ける。 だがそれも直ぐに無駄な行為となる。
『うるさーーーーい! ピーピー騒ぐな。 お前達はこれでも喰らっとけーーーっ!!』
フェイトとティアナの絶叫を耳障りに感じたラコフが逆ギレを呈してスクルドに機関砲剣を構えさせ、忽ち
「チィィーーーーッ!」
「嘘でしょ!? この紫色の炎の弾、
「持ち堪え……られない……っ!!」
「この……ままじゃ……みん……な……っ!!」
「ギュクゥゥ……」
フェイト達は全員咄嗟に防御障壁(フリードはキャロが自分の身と一緒に守っている)を張って雨嵐の如く飛んで来る紫色の炎の弾幕から被弾しないように防いで攻撃が止むまでやり過ごそうとしたが、スクルドの機関砲剣の乱射は止まる事を知らず、紫色の炎の弾丸は無尽蔵に放たれてくる。 弾切れの無い無差別攻撃を前にフェイト達は絶望の色を見せ始め──
「「「「うあ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"ァァァァーーーーッッ!!!」」」」
四人全員の防御障壁の耐久値がとうとう限界を超え、その瞬間にそれがガラスのように無惨に撃ち砕かれた。 忽ち紫色の炎の雨嵐に飲み込まれた四人と一匹は成す術も無く全身を紫色の炎に燃やし尽くされて地獄のような苦鳴を叫び、もはや何もかも燃やし尽くされて何一つ物が残らない焼け野原と化したガラハッドの甲板上に転がり倒れるのだった。
これでこの場に戦闘継続可能な魔導師は誰もいなくなった。 新暦開闢以来、次元世界最大の危機とまで呼ばれたJS事件を解決し“奇跡の部隊”と謳われた古代遺物管理部機動六課は今ここに完全敗北を喫したのだった……。
ラコフは機関砲剣の乱射を止めて甲板上を見渡し、機動六課全員が全身潰れた蟻のような満身創痍で野晒し倒れ伏し、誰一人として立ち上がる気配を見せず沈黙している様子を確認すると、スクルドの三重胸部装甲越しに大歓喜を上げた。
『グヘヘヘヘ……ドンッ、チェルルルルルーーーーッ!! イィィィヤッターーーーッ! 遂にあの生意気な管理局のエースの小娘共を──管理局最強の部隊、機動六課を吾輩がこの手でやっつけたんーーだっ! イエェーーイ★ ザマーミロォォ♪』
ラコフは管理局の英雄である魔法少女達を自分が倒した事に抑えきれない喜悦に酔いしれ、彼の喜びを表すかのようにスクルドが愉快に頭部の真上で両手を叩きながら巨木のような脚でコサックダンスを踊りだした。
『どーだ参ったか忌々しい時空管理局めっ! これが次元世界の外に存在する二つの異世界の異端技術──《可能世界》の“導力技術”と《七輪世界》の“死ぬ気の炎”を取り入れた新生ミッドナイト軍の力なのだぁ! 最早今ッ、魔導師やロストロギアなんてものは時代遅れなのだぁぁい! そんなものを最強の力などと勘違いして持ち上げている管理局などに次元世界の秩序と法の統制管理なぞ任せられん。 これからはミッドナイト軍の……否、次元世界の英雄をも下したこの吾輩、ラコフ・ドンチェル様の時代となるのだぁぁ!! ドンッ、チェルルルルルルーーーーッ!!!』
「そうは……させない……っ!」
ミッドナイト軍の完全勝利……ミッドチルダの全ての空に轟き渡らせる勢いで高々と上げられたラコフの勝鬨を破ったのは……艦首の方に濛々と立ち込める爆煙の中から脚を覚束なくよろよろと、しかしまだ倒れはしないという覇気を纏って一歩一歩確実に焼け焦げた床を踏みしめてゆっくりと歩み出て来た、不退転の意志を凜然と秘め続ける白き不屈の魔導師──高町なのはの声だった。
『……おやおやぁ? これはこれは……そんなにゴミみたいにボロボロな姿になっても、まだ懲りず吾輩に抗うつもりのかい、なのは嬢や』
「なの……は……」
見るも無残な程に満身創痍のダメージを負いながら毅然と退かない意志を奥に燃やし続けている碧い瞳でしっかりと相手の巨体を厳かに見上げ、やれやれと機関砲剣を肩に担いだスクルドの目の前へ堂々と立ちはだかった次元世界の英雄……その雄姿を闇に閉じかけた視界に薄らと映し、其処らに疎らと倒れて戦意喪失しかけていたフェイト達が意識を振るい起こす。 なのはの背中を追うようにしてスバルも怪我を負った利き腕の右腕をもう片手で押さえながら覚束ない脚で後ろから現れ、自身が負っているダメージの大きさに耐え切れずに力尽きてなのはが立っている真後ろの床に倒れる。
「なのは……さん……やめて……ください……」
スバルが床に腹這いになりながらなのはの背中に届けとばかりに震える手を伸ばし、縋るような声で彼女に何かを収めるように訴え掛けているようだ。 周囲の注目がなのはに集まると、彼女の全身から桜色の燐光が立ち昇り始めた。
「急激な魔力量の上昇……ま……まさか!?」
「なのはさんは【リミットブレイク】を……《ブラスターモード》を使うつもりですッ!!」
周囲に離れて倒れている仲間達が動揺し出すのを余所になのはは
『チェルルル、先日のJS事件の決戦時に聖王のゆりかご内部の玉座の間から何十層もの壁を撃ち抜いて最深部に居たDrジェイル氏の戦闘機人を超遠距離砲撃したという、管理局の切り札たる《エース・オブ・エース》高町なのは嬢の
ゆりかご決戦中にあったそんな細かい場面の出来事の情報まで、どうして貴方が知っている? などという疑問を聞いている余裕は今のなのはにはない。 極限の集中を貫いて胸の激痛に歯を食い縛って堪えつつ、限界を超える魔力を練り上げる。
圧倒的な力の差を見せつけてこれだけ叩きのめしても倒れずに立ち向かう意志を見せる不屈のエースにラコフが呆れ半分に彼女が悪足掻きする様に、足下の小さく無力な蟻を踏み潰して遊びたがる残虐無邪気な子供のような嗜虐的悦楽を擽り、ボロボロな身体で頑固として自分に逆らい続けて目の前に立ち塞がるなのはをこれ以上の絶望を与えて虐め抜いてやろうと思い付く。 彼女の不屈の心をへし折ってやるべくして、ラコフは挑発するように言ってゲラゲラと嗤いながら手元の
「これって……」
「ま、まさか……!?」
先程も見た
「やだ、嘘でしょう!? さっき地上本部の屋上で戦った物凄く強い人型ガジェットまで、しかも三体も出てくるなんて……っ!」
「あいつ、本気の本気でなのはさんを叩き潰すつもりだ……!」
「そ、そんな……!」
「逃げて、なの……は……ッ!?」
甲板上に出現して来た敵の増援がわらわらとなのはの周りを取り囲み、絶望的な戦力差がボロボロの身体で無防備な姿を曝している親友に向けて差し向けられていく光景を倒れて見ている事しかできないフェイトとFW達はこれまでに無い焦燥と絶望感に苛まれた。 しかし次には彼女達の目に更なる絶望が映る。 それは敵機械兵器群の増援によって完全包囲されたなのはが己の中の魔力を限界以上に絞り出さんとまでに意識を集中させた事で極限の負荷を受けて拒絶反応を起こし、彼女の全身に巡る血管が次々と沸騰・破裂を起こして大量の血を流し出し、惨く危険極まりない無茶を晒している姿だった。
──多分……このボロボロになった身体とリンカーコアで、リミットブレイクを使って戦ったら、良くてリンカーコアを破損……最悪なら命は無いかもしれない……だけど、それでもみんなを……大切な人達を守れるんだったら……!
「だ、駄目だなのはッ!」
「もう止めてええぇぇっ!!」
大切な親友と教え子達が必死に制止を呼び掛けても、彼女達を含める彼女の大切なもの全てを護る為に、高町なのはは止まらない。 己の全てを犠牲にしてでも戦い抜く覚悟を決めて、英雄はどこまでも己の限界を超えていくのだ。 たとえその先で独り果てたとしても……。
「このままじゃ……あたし達の
「「──任せろ!」」
自分が最も憧れ、最も敬愛し、だけど大切な友や仲間達を護る為にならその人は逡巡せずに己の身を傷付ける。 そんな誰よりも優しい不屈の英雄を、誰か破滅の運命から護ってください……頭上空高くに浮かぶ“二つの灰色の炎”に届けと言わんばかりに手を伸ばして叫んだスバルのその願いは、直後に突如としてその“二つの灰色の炎”それぞれの中から勢いよく飛び出して来て、ミッドチルダの黄昏空に只今参上した、二つの異世界の若き英雄の二人によって聞き届けられた!
【“無明の闇を斬り裂く一閃”の如き強さ】と【“遍く総てを抱擁する大空”のような優しさ】を思わせる、その何処までも頼もしさを感じる青年と少年の声が頭上高くから聴こえてきた瞬間、ガラハッドの艦上に乗る人間全員がはっと真上を見上げる。 すると彼女達の目に飛び込んできたのは、“立派な業物の太刀を携えた精悍な黒髪の青年”と“【橙色の炎】を額と両手の甲に【Ⅹ】という数字が大きく刻まれている指抜きグローブに灯した凛々しい茶髪の少年”を先頭にして【武装した歳若い男女の集団】計11人が上空から隕石の如く真っ直ぐとガラハッドへ向けて高速落下して来ているという、誰もが一度眼元を手で擦るような常軌を逸した事象の光景であった。
「えっ、ええええぇぇーーーっ!?」
「空から人が大勢、こっちに墜ちて来る……!!」
いきなり上空に現れてはどんどんとこちらへ向けて落下して来る謎の武装集団を見上げて、ガラハッドに乗っている一同は皆一斉に訳が解らなく狼狽えた。 安全なスクルドの三重胸部装甲の内側で、先程まで余裕気分で調子に乗っていたラコフですらも、この乱痴気な事象を前にはビックリ仰天し、凄まじい動揺の声を荒げてしまう。
『ななななっ? なんだぁ貴様らh──』
ラコフの言葉を待たずして、謎の武装集団の先頭を切ってガラハッドの甲板上へと飛来してきた黒髪の青年と茶髪の少年が、それぞれが手に構えた得物に煌豪とした凄まじい“炎”を纏わせて上から振り下ろし、ラコフが駆るスクルドの頭上へと叩き付けられた。
「
「ナッツ、
落下の勢いを利用して黒髪の青年が大上段より振り下ろした業炎の龍を纏う太刀が、茶髪の少年が右手の指抜きグローブを甲に【Ⅰ】と刻まれた
実のところ、ガラハッドの甲板は先のゆりかご決戦において首都航空隊が破壊できなかった聖王のゆりかごの外部装甲よりも頑丈な作りに出来ていたのだが、二人が叩き付けた技の衝撃が途轍もなく重過ぎた所為で、機体が踏みしめていた足下から半径約10m程の床に蜘蛛の巣状の亀裂が入り、挙句の果てには床下から船底にまで届いた衝撃エネルギーが母艦の真下をド派手に爆破して刳り貫き、底に大孔を空けたのだった。
『──って、ぎにゃああぁぁああぁあああっ!!!』
結果、スクルドの頭部上半分が陥没して首の付け根が胸の位置まで凹まされ、丁度その真下に在る操縦席に座っていたラコフの脳天を強打した。 機体全身が鉄鐘を打ったかのように高速小刻みに振動して瞬間的に麻痺し、焼け焦げた頭部と胸部装甲の表面から濛々と爆煙を上げながら一歩脚を後退させて大きな怯みを見せた。
「バルキリースマァァアアアッシュ!」
「ランブルスマッシュ、でりぇああぁっ!」
その隙に次々と艦上へ飛来してきた後続集団が着地と同時に甲板上中央でなのはとスバルを包囲している機械兵器群を攻撃し蹴散らしていく。
まず最初に黒髪の青年の背中を追って落ちて来たピンクブロンドのショートポニーテールをした明朗快活な雰囲気を放つ美少女が、両手に力強く握った機械仕掛けの
それと同時に、彼女の横に並んで落下して来た金混じりの茶髪をした大胆不敵加減が前面に滲み出ている顔付きの少年が、小型の機械兵器が数多く密集している地点の上へと勢いよく着地すると共に長柄の戦斧を頭上から大きく振り下ろし、ド派手に床へ叩き付けて発生させた凄まじい衝撃波が命中地点付近に居た機械兵器達を薙ぎ払って母艦の場外までブッ飛ばした。
「果てろ、ロケットボムッ!」
「紺碧の翼よ……オゾワー・アズレ、シュートッ!」
「《アルカディス・ギア》展開。 ブリューナク──掃射!」
それに続いて、見るからに未成年喫煙禁止法を思いっきりガン無視して銜え煙草をしている銀髪の不良中学生が、
ミント色のゆるふわショートカットをしたあざとそうな雰囲気を醸し出している美少女が、ティアナの側に優雅に降り立つと、膝立にマスケット銃を構えてその正面に隊列を組んでいた敵機械兵器群を狙い撃つ。 紺碧に輝く鳥の形状と取った高エネルギー弾がスラリと細長い銃筒の先の砲口から飛び出し、碧い雷のような尾を引いて機械兵器達を貫いては夕焼けの空の彼方へと飛び立って征き、貫かれた機械兵器達が連鎖的に爆散する。
黒い案山子のような機械兵器と合体してアニメとかで視る露出の多い軽鎧を身に纏った武装少女のような恰好に変身した艶やかな銀髪の
「
「往くぞ──ラグナッ、ストライク!」
最後に黒い短髪をした背の高い少年剣士と蒼髪をした中性的な顔付きの美少年双剣士が、それぞれ右翼付近と左翼付近に陣取っているオーバル・モスカに目掛けて、短髪の少年剣士が“青い炎”、蒼髪の美少年双剣士が翠の雷電を、それぞれ突き伸ばした刀剣から全身に向けて展開するように発生させて、隕石の如く高速突撃落下。 強敵の人型戦闘兵器に何もさせる間も与えず、“青い炎”と翠の雷電の
こうして突然上空に出現し、落下してきて絶体絶命の窮地に立たされたなのは達へ加勢しに参上した謎の少年少女達によって、ガラハッド艦上をほぼ埋め尽くしていた機械兵器群の内、三分の二という頭数が一気に殲滅させられたのであった。
「……え……?」
「ななな……何なんだ、この人達は……!?」
甲板上の其処ら中に散乱した大量の敵機械兵器の
動揺が広がる中、謎の集団のリーダー的存在だと思われる黒髪の青年と今も額に橙色の炎を灯している茶髪の少年が歩を合わせて、背後のなのはとスバルに振り向いた。
「もう大丈夫だ。 安心してくれ」
「オレ達は君達の味方だ。 警戒しなくていい」
レイジングハートを床に着いて倒れそうな身の支えにして疲労困憊の様相をしているなのはには黒髪の青年が、全身のダメージが酷い所為で床に伏せたまま自力で立ち上がれない様子のスバルには茶髪の少年が、それぞれの身体と心境を気遣って安心させるように言葉を掛け、頼もし気な笑みを浮かべた。
この二人こそ、次元世界の外に存在する二つの異世界からやってきた歴戦の若き英雄──
≪灰色の騎士≫リィン・シュバルツァー CV:内山昂輝
≪ボンゴレ
“空の女神”の加護を受けし大陸に数多の絆の軌跡の伝説を紡ぐ若き英雄達。
“虹”の導きで遥か過去から連綿と受け継がれてきた大空の想いを継承し死ぬ気の覚悟の炎を灯すアサリ貝の家族達。
“数多の海と星々”を守護する叙情的な魔法少女達。
このミッドチルダに今、三つの英雄伝説が交わったのだった……。
あとがきコーナー『リリカルマジカル
アリサちゃん「超絶最強ヒロイン、アリサ・ラインフォルトちゃん、リリカルマジカル
シグナム?(ね◯どろいどぷちサイズ)「ショウブ! ショウブ! ショウブ!」
アリサちゃん「そしてこの子は、この“炎の軌跡講座”で私の助手を務める、自律機動型ね◯どろいどぷち【シグナムちゃん人形】の“グナちゃん”よ。 この小説の作者が別に投稿している『蒼空の魔導書 カーニバル・クロノファンタズマ』で使うのに量産された余り物を、私がこのコーナーのマスコット欲しさに一体(勝手に)拝借してきたわ!(エッヘン)」
グナちゃん「マタセタナ!」
アリサちゃん「てな訳で、今回から偶に後書きで、私とグナちゃんと一緒に『英雄伝説リリカルREBORN! 炎の軌跡』の謎に迫っていくわよ! 例えば【軌跡シリーズ原作ではゼムリア大陸の全生命は“女神の枷”という謎の因果律に縛られている所為で誰がどうやっても大陸の外に出られない、という設定が明かされていた筈なのに、何故リィン達はゼムリア大陸の外にある異世界のミッドチルダへ来られたのか?】とか、【今回登場したツナヨシ君は初撃でナッツを“一世のガントレット”に形態変化させてビッグバンアクセルを放っていたけれど、REBORN!サイドの原作時系列って未来編後? それとも原作終了後?】とか、今話だけでもこの作品の設定に色んな疑問点やツッコミ所が出てきたと思うわよね? ぶっちゃけると、このコーナーはそれ等の謎についてを、閃の軌跡シリーズのメインヒロインであるこの私が、知りたがりのせっかちな読者達の為に手取り足取り丁寧に解りやすく補足説明してあげる場所なの!」
グナちゃん「ワタシノコトワスレンナ!」
アリサちゃん(某鉄機隊筆頭の鎧コスに早着替え)「でも、今回は教えて差し上げませんわ!」
グナちゃん「ホワッツ!?」
アリサちゃん(某鉄機隊筆頭の鎧コス)「気になって気になって、夜も眠れなくなるといいですわ! フンッ、ザマーミロですわっ!」
グナちゃん(ミニレバ剣装備)「シデンイッセン!」
アリサちゃん「んぎゃー!?」
グナちゃん「チャントヤレ」
アリサちゃん「いたたた……そんなに目くじら立てなくてもいいわよ。 この二つの疑問については此処で説明しなくても、後数話程度更新を進めれば解るんだから……」
グナちゃん「ソウカ……」
アリサちゃん「てな訳で、今回はここまで! 次回の『英雄伝説リリカルREBORN! 炎の軌跡』の本編も『炎の軌跡講座』もお楽しみに!」
グナちゃん「サラダバー!」