『
てかシリーズ前半終わって一段落したから一旦インフレが落ち着くだろうかと思っていたら、全然そんな事はなかったZE☆ 何だよあの魔人と化物のバーゲンセールは!? エプスタイン博士の遺産の古代導力器オクト・ゲネシス? 宇宙基地開発計画? 世界全体が
しっかし、今作の宿敵だったマフィアのアルマータは思った以上にヤベー連中でしたね。 まさか“あの大陸最低最悪の邪教団”がシャロンさんの元巣の暗殺組織と合併していまだに生き残っていて、そのヤベー組織と繋がっていたのには背筋が凍りました……。 ボスのジェラールといい、その右腕でサイコホモのメルキオルといい、その他の幹部も本当に良い悪役でしたね。 もし自分がツナ達REBORN!キャラを軌跡シリーズ本編に介入クロスさせるものを書くとしたら、絶対黎の軌跡でやりたいと思いました。(まあ、これ以上連載作品増やすと手が回りそうもないので、書く可能性は限りなく低いですがね……)
突拍子もなく上空から落下して来て助っ人に参上したリィン達《トールズⅦ組》と綱吉達《ボンゴレファミリー》によって絶体絶命の窮地を救われたなのは達時空管理局機動六課前線攻略部隊。
時空管理局地上部隊本部上空に陣取った反管理局軍ミッドナイトの主力航空艦隊、その中心に座する艦隊の司令母艦《ガラハッド》甲板上を守っていた無数の機械兵器群……もといリィン達曰く“人形兵器”と呼ばれた自律機械ユニットの大軍を一息に大半殲滅してみせた異世界からの助っ人達が機動六課前線攻略部隊と共に一丸になって、残る敵軍の御大将のラコフ・ドンチェルが駆る《紫焔大将軍スクルド》と対峙するその光景を、六課の部隊長が予め飛ばしておいた
「あ、ありのまま今起こった事を話すで? 敵の大将のラコフが鎧武者みたいな姿をしたデッカイ魔煌機兵を出して乗りよって、ソイツに前線攻略部隊の皆が全員やられてしもうて、そんでなのはちゃんが全身血だらけになってリミットブレイクを解放しようとしたらさっきこっちで余震観測しとった小規模次元震が発生したと思ったら、いきなり震源座標空間に発生して燃えておった二つの灰色の炎の中から私等と歳が近い二組の武装した集団が出現しおって、そんで何故だかなのはちゃん達を絶体絶命の危機から助けてくれて、トントン拍子に彼等と共同戦線を張る事になって、全身紫色の炎を纏って更に巨大化しおった敵大将の魔煌機兵と全員で向き合った途端に、何でかなのはちゃんとフェイトちゃんがいきなりクラナガンの空中に反響する程の大声で素っ頓狂な奇声を上げた! 何を言っとるのか理解できへんかもしれへんが、私も何が何だかサッパリ分からへんのや! 頭がおかしゅうなりそうやった! 闇の書の復活やとか、聖王のゆりかごが百隻出現やとか、そんなチャチな出来事じゃあ断じてあらへん! もっとハチャメチャが押し寄せてくるような事象の片鱗を見たで! 泣いてる場合じゃあらへんな!」
「落ち着いてください八神部隊長。 寧ろ今の貴女の方がハチャメチャになっていますよ。 大丈夫ですか、頭?」
「IPPAI OPPAI 私は元気や! そんな事よりもあの助っ人の協力者達の事や。 次元震の震源座標空間から出現したという現場状況から推察するに、あの人等は
「はい。 しかも、どうやら彼等が使用していた力はこの度の戦いでミッドナイト軍が正体不明の協力者からの提供を受けて投入してきた異世界の異端技術・異能と同じもののように視られます。 恐らくは敵軍を陰で支援している謎の協力者と同じ世界からやって来た可能性が非常に高いと思われますね」
「これは凄い……映像データから推定される戦闘力も彼等全員、魔導師のトップエースやストライカーと同等かそれ以上の数値が計測されています。 特に助っ人のリーダー格らしき黒髪の剣士の青年と茶髪の
「そんならどうあれ、頼れる助っ人の彼等は敵軍の裏に潜む影の正体を暴く鍵になりそうやな。 この作戦が無事に終わったら、是非とも彼等から詳しく話を聞かせてもらわんとアカンな……」
せわしなく端末ボードを打つ通信士達からリィンやツナ達異世界からの助っ人等の情報が伝えられ、そう呟いて異世界からの助っ人であるリィンやツナ達と共になのは達最前線攻略部隊六名が紫焔大将軍スクルドとの決戦に挑もうとしているガラハッドの甲板上や異世界からの助っ人の別動隊であるガイウスとエマがシグナムとヴィータに合わせて即席ながらも見事な連携を組んで強敵のオーバル・モスカを追い詰めていっている地上部隊本部屋上ヘリポートや地上部隊の武装隊が敵軍の人形兵器群と激しい市街地戦闘を繰り広げている首都クラナガンの各所など、戦域各所の状況が映し出されている空間モニターを流し見した部隊長の女性は、ふと丁度鮮やかな槍捌きを回し鮮烈な竜巻を起こして
「大地のようにガタイのイイ長身の褐色肌でおって、尚且つ涼風のように優しそうな雰囲気を纏う、包容力高い系イケメン……タイプやな」
「……はい?」
クラナガンの時刻は18:00を過ぎる。 地上約5000m以上という管理世界最高層の建築を誇っている地上本部屋上から更に約1000m上空……陽が西へ完全に沈み、ミッドナイト軍主力航空艦隊が未だに陣取るこの空は完全に暗闇に染まりきり、二つの月光と空の中心に君臨せし《紫焔大将軍スクルド》がその巨大な全容に煌々と纏う
「共に戦うのなら名乗っておく。 オレの名前は沢田綱吉。 後ろにいる二人は俺の友達。 皆からは“ツナ”って呼ばれているから、気軽にそう呼んでくれ」
「じゃあそう呼ばせてもらうよ。 俺はリィン・シュバルツァー。 “トールズ士官学院”という所の戦術教官を勤めていて、後ろの青い学生服を着ている五人は俺の教え子達だ。 よろしく頼む。 共に力を合わせて戦おう、ツナ、それになのは達も」
「うん! よろしくね、リィン君、ツナ君。 奇遇だけどわたしもリィン君と同じ戦闘の教官だから、この戦いが終わった後で時間が出来たらお互いの教え子達にやっている戦技教練についてお話しようね♪」
「あ、あのっ! あたし、スバル・ナカジマっていいます! さっきは危ないところを助けていただき、どうもありがとうございました! この御返しはこの自慢の拳で存分に!」
実は互いに初対面だったリィン達トールズⅦ組勢と綱吉改めツナ達ボンゴレファミリー。 こちらを赤い三ツ目のレーザーアイレンズで睨み真正面に機体の肥大化に合わせて
『お前ら吾輩を無視して、な~にを和気藹々としとるんじゃーーーい! どこまでもコケにしやがって、もう許さんぞぉ! 纏めてギタギタにしてやるから、覚悟しろいッ!!』
怒りに燃え盛った紫焔で機体を纏い大幅にパワーアップしたスクルドの威圧を前にしておいて、畏怖するどころか愉しそうに友好を交わしているリィン達の構える態度が凄まじく気に食わなかったのか、紫色の炎に覆われて更に分厚くなった機体の胸部装甲越しにラコフはもう我慢の限界と言わんばかりに怒声を張り上げて、スクルドに構えさせていた機関砲剣を大きく振り上げ、先制攻撃に切り掛かって来た。 ガラハッドの鋼鉄の床を踏み砕き大きく陥没させる程の機体重量と脚力でズッドン! ズッドン! という激震と衝撃波を撒き散らしながら、人形兵器達が包囲する中心に密集しているにっくき英雄等に向かって一直線に突進してくる。
『でりゃぁぁあああああああッ!!』
「ッ! 総員、分散して回避しろ!!」
進行上に陣取っていた味方の人形兵器すらもお構いなく無用に蹴散らし踏み潰して、機関砲剣の砲身の先に取り付けてある高周波ブレードに激しく迸る紫色の炎熱を纏って豪快にリィン達へと振り下ろした。 リィンの咄嗟の指示が功を奏し、全員スクルドの不意打ち先制攻撃を緊急回避する事に成功するが、周囲を取り囲む人形兵器達が彼等の行く手を阻む。
「俺が敵大将の魔煌機兵を引き付ける。 トールズⅦ組特務科各員、ARCUSⅡの戦術リンクを駆使して敵の包囲を破れ!」
「山本と獄寺君、残った一体のモスカの動きを封じてくれ。 オレはリィンと共に大将を叩く!」
「スバル以外のFW陣とフェイトちゃんは周りの援護をお願い! スバルはわたしと一緒にリィン君とツナ君のサポートを!」
「「「「「「「了解ッ!!」」」」」」」
だが彼等は全員、それぞれ過去に数多く死闘を潜り抜けてきた歴戦の英雄だ。 リィン、ツナ、なのは──団体別にそれぞれのリーダーの三人が指揮下にある仲間達に適格な役割分担と行動指示を即座に伝達し、敵の人形兵器群からの一斉射撃が来る前に全員一目散と回避して、皆それぞれ役割分担された通りの標的へと向かっていく。 この程度の対処などはお手の物だ。
「アル、あたしとリンクを繋いで一緒に行くわよ!」
「了解です、ユウナさん」
「ヘッ、ならオレはクルトとだな。 遅れんじゃねぇぞ!」
「言われるまでもない。 そっちこそ下手を打つなよアッシュ!」
鉄の粉塵を撒き散らして派手に打ち付けた床から機関砲剣の高周波ブレードを引き抜いてこちらを追撃して来る敵軍大将の足止めに、太刀を手に頼もしく向かっていく、頼れる自分達の教官を背にユウナ達トールズ士官学院第Ⅱ分校Ⅶ組特務科生徒一同は早速、敵人形兵器群の包囲を破りに取り掛かる。 その際に
「あらあら、わたし一人だけ溢れてしまいました♡ なんだかちょっぴり淋しいですねぇ、うふふ」
『あの人達、いったい何をしているんでしょうか?』
『さあね。 見たところミッドナイトの連中も使っている“導力”という異世界のエネルギーの
トールズⅦ組の五人の中で奇数という人数の事情でリンクを繋ぐパートナーがおらず一人余ったミュゼが何故か愉しそうに微笑む横で、彼等の援護に来ていたティアナ達がユウナ&アルティナとクルト&アッシュの二組を繋いだ不思議な“
しかし、魔法の世界しか知らないティアナ達にとって、魔法ではない未知の異端技術である
「真っ直ぐ一直線に、正面からブチ破る! でやぁぁあああああああッ!!」
まずは裂帛の気合いと共に銃
「ええーーっ!?」
「あのピンクのポニーテールの人、一人で真正面からあれだけ多くの数が集まった敵の包囲網の中央へ突貫していってますよ!」
「うそ、冗談でしょう!? あの数のど真ん中にバカ一直線の突攻をかますだなんて、無謀すぎるわ! バカスバルじゃあるまいし」
無謀にも敵集団の中央に単独で突撃していくユウナに顔を青ざめさせて驚愕を露わにするティアナ達。 それは当然の事だ。 圧倒的な物量の敵に完全包囲されている状況で単独で飛び出せば容赦なく挟撃されて即蜂の巣にされる事は火を見るよりも明らかだろう。
「っ!? 正面左翼と右翼の敵部隊の砲門が一斉にあの人の背中に!」
「あ、危ない!!」
突破を狙っている
普通ならそうなるのが必至だろう……しかし、今のユウナには“繋がりの力”で結ばれている
「させません!」
「敵部隊
『崩したわ!』
そして
ユウナとアルティナによる目にも留まらぬ超速の
「今だ! タコるぜクルト!!」
「ああ!」
「「そらァ! / セイッ!」」
敵部隊が怯んだまた一瞬の内に跳び掛かってきたアッシュが長柄の
「よしッ! 最後は五人で一斉に蹴散らすわよ!」
「了解」
「承知」
「これを待ってたぜ!」
「うふふ、ようやくわたしも皆の輪に加わって活躍できますね♡」
「「「「「ヴァリアントレイジ!!!」」」」」
その名が勇壮に叫び放たれた直後には、既に彼女達トールズ第Ⅱ分校Ⅶ組特務科による一斉攻撃が壊滅状態の
「一瞬で敵の一部隊を……全滅させた……!!」
「え……ええええっ!!?」
「今……いったい何が起きたんですか……?」
「キュルルーーッ!」
開いた口が塞がらないとはこの事か。 ざっと数百体は居た
──あのバカスバルに近しい突撃一直線の女性(ユウナ)が無闇に突出して背中を攻撃目標外の敵部隊に狙い撃ちされそうになった時に、彼女と“
だが驚く事に、機動六課随一の分析力を有するティアナの思考回路は確信無くも、たったの一見でユウナ達の使う“繋がりの力”の核心部分を見抜きつつあった。 これは《ARCUSⅡ》同士を介して接続した導力の
“戦闘は数が多い方が勝利する”と言われているが、
そんな集団戦闘において、連携する際に味方と
──極めつけに最も驚愕したのは、あの人達が《ヴァリアントレイジ》とか言っていた最後の“全員一斉総攻撃”ね。 アレは正直、私の目じゃああの人達が攻撃した瞬間が全然見えなかったわ……。
しかし、極めて有能な分析力を持つティアナも、流石にユウナ達が最後に敵部隊を全滅させた時に行った、電光石火の如き早業の全員一斉総攻撃──《ヴァリアントレイジ》は見破れなかったようだ。 詳しいシステムの詳細については後々の機会に話すが、今のところは《ARCUSⅡ》を持つ五人以上が集まる事で
「これって、僕達の援護は必要ないのでは……」
「あ、ははは……確かにそうかもね」
たったの五人、しかも誰一人無傷で数百体もの敵人形兵器部隊を難なく全滅させてしまう程の強さとチームワークを見せたユウナ達に、先のJS事件でスカリエッティ一味とガジェットドローン程度ぐらいしか交戦経験値の無い未熟者の自分達が手助けに割って入るなどと、余計な御世話なのではないかと思った機動六課前線メンバー最年少ペアの少年少女が無理して苦笑を浮かべている……だが、その間に先程ユウナの背中を弾幕で狙い撃っていた、
「どうやら私達の出番が無くなる心配については杞憂のようね。 ……エリオ、キャロ、フリード、助けに入るわよ!」
「「は、はい!」」
「キュクー!」
FW陣年長者のリーダーであるティアナの号令と共に、今度も逆境を破壊すべく三人と一匹のストライカーはユウナ達を挟撃しようとしている敵人形兵器群の背後へと踊り掛かっていった。
……その一方で、未だに生き残っているガラハッド上の人形兵器の中でも強敵中の強敵である、残り一機のオーバル・モスカの足止めに回っていたのは、獄寺&山本コンビにフェイトを加えた三人の精鋭チームであった。
「フォトンランサー!
「くらえっ!
三人は飛び道具や射撃魔法を多用して、オーバル・モスカを隠れる障害物が無く逃げ場のない空中へと巧みに誘導。 フェイトは飛翔魔法、山本は左手の指に挟む三本の“
「
数多の死線を潜り抜けてきた十代目ボンゴレファミリーの一員である山本と獄寺、時空管理局の執務官のフェイト。 いかにリィン達の世界の技術である“導力結晶回路”を搭載した最新鋭の“モスカ”であろうとも、流石にこの百戦錬磨の精鋭三人に挟み撃ちにされては下手に身動きが取れなかった。 包囲を突破しようと試みて一人に向かって突進してみれば背中を残りの二人に狙い撃ちにされ、ならばと指先から炎弾を連射して満遍なく三人へ弾幕をばら撒いてみれば山本の刀が放つ“
「オレの“雨属性の炎”は万物の全てを
「す、凄い……相手の射撃や動きの速度も威力も減衰させてしまうだなんて、反則的な……(だけど、なんで煽り言葉の例えが野球?)」
その右手に誇らしく握られた“燕の彫刻が施された両刃の刀”──《
マフィアや
『──ピピピッ、敵性戦力ノ解析完了。 時空管理局遺物管理部機動六課所属《フェイト・T・ハラオウン》──固有戦力脅威度判定“S”ランク……並ビニ、データベースニ該当ガ無イ
「ドヤ顔してる場合か野球バカが! 油断してんじゃねぇぞ。 あの紅いモスカのヤロー、何か仕掛けて来やがるつもりだぜ!!」
山本の時雨金時の刺突を受けた腹部を押さえて巨体を蹲らせながら不気味に機械音声で何やら呟いている敵のオーバル・モスカを対面に挟んだその先から獄寺がそう警戒を呼び掛けてくる。 そうとも、死ぬ気の炎を持ち、その他にも
『直チニ敵ノ包囲網ノ突破ヲ敢行シマス。 攻撃
機械音声でそう言ってガスマスク越しのアイレンズが気の緩んだ山本に狙い定めたように殺伐と朱く発光した直後にオーバル・モスカの巨体を青く光る魔法術式が球状に覆う。
「この術式はさっきの……まずいっ! 発動する前に奴の詠唱を止めて!!」
「ちっ!」
その術式と同じものを、先程の地上本部屋上ヘリポートで交戦し今現在も足止めに後方に残ったシグナムとヴィータが助太刀に現れた異世界の騎士と魔法使いと共に奮戦継続中である別のオーバル・モスカが使用していたのを、見たのを記憶していたフェイトが【それを撃たせては危険だ】と感じ取り鬼気迫る形相になって敵の詠唱を妨害するように獄寺へと呼びかける。
獄寺にとって
『
「ダメだ、間に合わないッ!」
『《ブルーアセンション》!!』
「ちぃぃっ! 避けろ山本ッ!!」
「嘘……やられちゃ……た……ッ!!?」
渦の中心に居た山本は完璧に水流爆発の勢力が最も強いだろう爆心に完璧に取り込まれてしまっていたのは見るからに明らかだった。 余波によって発生した水蒸気の濃霧が辺りに蔓延していく中、フェイトは知り合ったばかりの自分より歳下の少年剣士の尊い命が卑劣な次元犯罪組織の兵器によって奪われてしまった可能性を脳裏に思い浮かべて茫然自失と立ち尽くす。
「……」
獄寺も浮遊台の上で腕を組み、硬い表情で山本が水流爆発に飲み込まれた方を見据えている。 山本が居た空間は高圧水流の炸裂爆発により発生した真っ白な濃霧に覆いつくされて中の様子を目視では確認できない。 従って敵の《ブルーアセンション》の直撃を受けたと思われる山本の安否は不明。 しかし、もし彼が無防備に超高圧水流の渦に巻き込まれたのなら、仮に悪運良くも生存していたとしても五体満足でいる可能性は絶望的だ。 何しろ超高圧の水流は
『……ピピピ、
術を放った
「おいおいモスカさんよぉ、つれねーな。 人を勝手に
『──ピピッ!?』
突発として蔓延していた真っ白な濃霧が濛々と
「時雨蒼燕流、守式七の型──
「……生き……て……ええええっ!?」
「ちっ! 水の攻撃じゃ、やっぱピンピンしてやがったかコノ野球バカ」
「そしてこっちの子もさっきのあの黒髪の子に【避けろ】と言ってた割に、まるでそれと矛盾して心底残念そうに悪態を吐いてる!?」
あれだけの規模の水流爆発を高速回転剣だけで受け流しきった山本と同じ世界の仲間の身をあんじているのか素っ気ないのか判らない態度の獄寺に、フェイトは思わず白目で素っ頓狂な声をあげてビックリ仰天してしまう。 いったい何なんだ、このどこか調子を狂わされる異世界の助っ人達は?
「ったく……遊んでんじゃねぇぞ。 ちょっと変わった機能が追加されてようが、
「へへへっ、りょーかい♪」
そんなこんなで未だに白目を剥いて泡食ってポンコツ化している執務官の事は横に置いておき、そろそろ本気を出して敵を撃破するとして示し合わせたボンゴレの嵐と雨の守護者両名は、それぞれが身に付けていた【
「出て来やがれッ、《
「ニャアア!」
「待たせて悪かったな、出番だぜ《
「ピュイ!」
獄寺の
≪
≪
──今度はカワイイ子猫ちゃんと小さな燕が、あの二人の手に掲げられた、
何故そこで愛ッ!? ……ではなくて、何故そこで愛くるしい小動物ッ!? フェイトは獄寺と山本が反撃に転じるこの局面で見るからに可弱そうな小動物を出してきた事に、更なる困惑を覚え内心で忙しく疑問の声をあげている。 いかに無数にある次元世界を股にかけて数々の魔法事件や厄災神秘と相対して解決してきた時空管理局員魔導師である彼女達とて、これだけ立て続けと自分の理解の及ばない事象を矢継ぎ早に前にしては、頭から煙が昇るのも無理はないと言うものだろう。 これでどうやって戦えばいいんだ?
「そんじゃ、いくぜ瓜ッ!」
「こっちもやるぜ、小次郎!」
だが災難な事に、まだまだフェイトの脳細胞はボンゴレ守護者二人による非常識劇場によって休みなく焼き殺され続けるのだった。
「「
意★味★不★明。 二人が同時に叫んだ直後、瓜が「ニャアアア!!」と咆哮して眩く光放った刹那に獄寺の左手の
荒々しく吹き荒れる疾風──≪Gの
すべてを洗い流す恵みの村雨──≪
『ピピッ!!? 敵性戦力SランクUNKNOWN二名、共ニ
「おっと、逃がさねーぜ! 同時に決めるぜ獄寺、金髪のねーちゃんも!」
「あは、あはははは……あんなにカワイイ小動物が武器と合体しちゃった……
「テメェがオレに指図すんな! それから其処の“デカパイケツマルダシ女”も何をテンパってんだよ! 数えてんのそれ全部素数じゃない合成数だからな!!」
「──9……10……ハッ!? デカパイケツマルダシ女……って、それ私の事ッ!!?」
山本と獄寺の武装が変化したと同時に二人の戦闘能力値が格段に
『退避! 退避!』
「ほら、あーだこーだ言ってる間に敵さんが逃げちまいそうだぜ? 文句なら後で聞いてやるから、さっさとやろうな♪」
「チッ! 後で覚えてろよ野球バカ。 デカパイケツマルダシ“痴女”もいい加減に正気に戻ったか? なら、とっととあのモスカのヤローをスクラップにするぞ!!」
「一言増えてるし!? ああーっ、もうこうなったら何も考えずにやってやる!!」
フェイトは近いうちに真ソニックフォームの衣装デザインを変更する事を決意して、考えるのを止めた。
「貫けぇぇッ!
「時雨蒼燕流、総集奥義──
「ライオットザンバー・カラミティ! てりゃあああああああッッ!!」
夜天の暗闇の中へと逃亡しようとし両手両足の噴射口から炎を全出力で吹かして上空高くへと飛び立とうとするオーバル・モスカに、三人三方向からそれぞれが持てる必殺技で全力全開の挟撃を仕掛ける。
獄寺がGの
今回の『炎の軌跡講座』はお休みです。
代わりに活動報告では、昨日からこの小説の物語中に登場する味方陣営の合体戦技──《コンビクラフト》のアイデア募集を開催しました。
これからはこの作品の更新が進み次第で、オリキャラやオリジナル
ではまた次回更新で会いましょう! コンビクラフトのアイデア応募もお待ちしております♪