提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜 作:ふかひれ
(๑╹ω╹๑ )お楽しみいただけたら幸いです!
「おはよう御座います、あなた」
目覚めるとベッドの横には鳳翔さんが正座をして俺の顔を覗き込んでいた。
「おはようございます、鳳翔さん」
「今日1日よろしくお願いね あ・な・た」
「いつからそこに?」
「3じか…ゴホン 3分ほど前からですよ?ふふふ」
夜中の3時から居たの?鍵閉め忘れたかなー?あはは…。
「朝ご飯、出来てますよ。用意してきてくださいね?」
「ありがとうございます、すぐに用意します」
鳳翔がムスッとしている
「あ・な・た?」
「はい、どうしましたか?」
「もう… 私達は夫婦なんですよ?言葉遣いと呼び方、堅苦しいのは嫌ですよ」
「あ…あぁ!そういう事か!わかったよ、ほ…鳳翔//」
なんかものすごく照れ臭い。
「はい!あちらでお待ちしていますね」
部屋にあるちゃぶ台に座る。
割烹着姿の鳳翔が朝食を運んでくる。
「お待たせしました」
鯵の塩焼きに青菜のおひたし、卵焼き、すまし汁、麦ご飯
これも、俺の好きなthe 和食
「いただきます」
「はい!いただきます」
あぁ…胃に染み渡る優しい味付けだ。薄すぎず濃すぎず。
秘書艦の時に何度か作ってくれたが、体調等に合わせて色々と考えてくれる、これに落ちない奴はいないだろう。
「やっぱり美味しいなあ …幸せだよ」
「そう言っていただけると嬉しいですよ」
「こうやって君の料理を毎日食べられる人は本当に幸せ者だろう、味付けにしても色々と考えてくれているしな… あ、おかわりいいか?」
「まあ 煽ても何もでませんよ?/////それにその幸せ者はあなたじゃないですか」
すごく照れているんだろうな、ご飯が赤城が食べるの?ってくらい山盛りにされている。
「ご馳走様でした。とっても美味しかった!」
「うふふ。お粗末様でした、食器を片付けてお茶をお持ちしますね?」
「あぁ…ありがとう、手伝うよ」
しかしなんだこの圧倒的な良妻感は!安心感は!!
結婚なぞよくわからんが…これは 金剛の初々しさとはまた違ったずっと連れ沿ってきていた感…。
「むっ あなた?今別の娘の事を考えていませんか?」
むーっと少し膨れている様子の鳳翔が手を止めてこっちを見る。
コイツっ…!?エスパーか!?
「んん!?いや…アレだ、長年連れ添ったような安心感がするなと思っていただけだ」
「そういうことにしておきますね?でも嬉しいです。あなたさえ良ければこの先もずっと私はそうしていたいですよ?」
「ははは…ありがとうな、そうなると嬉しいな」
「…本気なんですけどね、私は」 ボソリ
さて…
「今日は何をするんだ?」
「一緒に買い物に行って欲しいです。そして夕方から……その一緒にお店に立って欲しいんです」
お店というのは鎮守府にある居酒屋である。
カウンター数席と座敷が2つ程のこじんまりしたものだ。
食堂とは違ったお酒と料理を等を楽しめる空間を趣味でやりたいという声を聞き、やってみたらいいじゃないか!と始めたものだ。
「よし、わかった。なら早速買い物にいくか」
はい準備してきますねと、暫し待つことに。
「お待たせいたしました」
そこにはやはりいつもの同じ感じの鳳翔さんがいた。
和装は本当によく似合う。
きっとそうだろうと思い俺も長い黒の外套を羽織っている。
さて行くか、と声を掛けると鳳翔が待ってくださいと言い俺の目の前に来る、そして外套を脱がせシャツのボタンを外す。
「ほっほほ鳳翔!?!?」
朝から!?なんと え!?え!?とパニクっていると
「やっぱり… あなた?今日は私があなたの妻なんです、別の日ならいいですが今日くらいは私以外の人のものは外してください」
と金剛に貰った指輪のネックレスを外し、しまっておいてください?と渡してくる。
失念していた。確かにこれは失礼だった…。
「すまん、鳳翔……」
「いいんですよ これで許してあげます」と口づけをしてきた
「!?!?」
「うふふ」
さあ行きましょう!と言う鳳翔にあぁと気の抜けた返事をする事しか出来なかった。
これで今日は私だけを意識してくれるかな?なんて考える。
何となく金剛さんと提督を見ているとキスくらいはしたのかな?なんて思えた。女の勘ってやつですね!
私…意外と負けず嫌いなんですよ?
初めて出会った時に怪我をさせた私を許してくださり、戦力としては弱い私に鳳翔さんには鳳翔さんしか出来ないことがある。強さだけじゃないんですと言ってくれた。
夜中からずっと寝顔を撫でながら見ていました
普段見せない寝顔が愛おしくてずっと…
私だってずっとあなたのことを…
だから今日は精一杯頑張ります!あなた♡