提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜 作:ふかひれ
「
おや?耳が悪くなったようだな……?
「夜戦にしか聞こえないんだが…?」
「そう言ってるもの!」
「結局夜戦じゃねえか」
「違うよ!trickは提督も現場に出るんだよ!」
「戦闘要員かよ!!……treatの夜戦とは!?」
「……えへへ」
あ…コイツ酔ってるな?これ以上は危険と判断して速やかに脱出する。
「む……意気地なし…」
「明石と夕張は…」
と、工廠の扉を開き、覗きながら中を窺う。
「提督!見てください!!フランケンシュタイン…」
「おっ!コスプレか?」
「ーーーを作り出しました!!」
ゔぉーーとうめくフランケンさん…。
俺は工廠の扉をそっと閉じた…。
「「見てくれないんですか!?!?」」
ばかやろー…それ以上は手に負えねえよお…。
目の前にいるのは……
「……」
「アイドル!」
アイドルと言い張る那珂ちゃん。
「あいどる…」
「アイドルの仮装よ?」
「ハロウィン関係なく毎日アイドルやん…」
「まあね♪わたしってば…永遠のアイドルだからね⭐︎」
「いえーい↓那珂ちゃん⭐︎↓いえーーい」
と、おひねりならぬ…お菓子を渡す。
「テンション低くない?棒読みじゃん………てか、無駄にチョコ豪華だね!やっぱりアイドルへの貢物はこうでなくっちゃー!」
満面の笑みで言う。
「提督…ありがとうね!」
那珂に正直少しドキッとした…。
可愛いから?
違うッ!この後「お礼に歌うよー!」って2時間くらい歌いそうだからだよっ!!
「……はやくもらってください…」
花嫁衣装は反則だろ…赤城?てか俺が貰う側かよ…
ん?合ってるっちゃ合ってるな…。あれ?何だっけ?
「私との式はまだですか?」
やめろ!加賀っ!
……後ろに似たようなのがたくさん並んでるのが見えた。
「提督さーん!お菓子ちょーだい!」
サキュバス的な暁…かわいい!
「ちゃんとtrick or treatって言わなきゃダメなのです」
ナース服の電…いいね…!!…その血糊はなにかな?
「…はらしょー」
狼男?の響…にあってるぞ?でもそれ…うさ耳じゃね?
「とりっくおあとりーと!!」
キョンシーかな?雷…お札で前が見えないのか?そっちは壁だぞ?
「はい!チョコレートどうぞ!」
「何これ…高級チョコじゃない…提督…お財布は大丈夫なの?」
「ははははらしょーー!もったいなくて食べれない…。」
「やったのですー!こんなにいいのですか?」
「何かあったの?提督?大丈夫?」
何か…逆に心配されてるんだけど…。
で、そのまま、目線を移し替えて言う。
「……で、お前はアレか?島風コスから死体にジョブチェンジか?」
「…幸せだ…天使達の姿を見られただけで…未練はない」
そこには血みどろの長門がいた。コスプレではない。自前の血だ…鼻血だけなく口からも目からも出てる。
天使の姿を見たと言う悪魔が目の前にいるんだが…お前のコスプレの元の島風も駆逐艦だからな…?
その天使の服が血に染まっているぞ?
「長門さん!?!?」
「ひっ…血みどろの島風さんなのです!?」
「怖いッ…」
「きゃぁぁあ!!」
天使達は恐怖に慄いてるぞ?
長門がそんな格好をしているからか?
長門が血まみれで泣いているからか?
天使達は逃げていった。
「ま、待ってくれ!マイエンジェル達ッ!お菓子…用意…したのに………提督うううう!!」
「自爆だろ……って、待て!血と涙まみれで抱きつくなー!! あーー!もう仕方ないな…」 よしよし
「提督はやさしいなあ……チョコあげる…」
やめい!怖いわ!
もはやホラーじゃねえか…。
「あ……………」
声のする方を見ると青葉が棒立ちしていた。
「青葉…?」
「…………」
島風コスの長門が血と涙まみれで、提督に抱きつき、なでなでされながらチョコを提督にあーんしているこの状況…。
「………」 スチャ…。(カメラ構え)
パシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャ!
「おおおおおい!?青葉ッ!ヤメロッ」
「どういった嗜好のプレイですか!?ハロウィンプレイですか!?!?」
「ちげーーって!!オイ!長門も…離せって!!」
「もう…(天使達にあんな姿を見られたら) 私は…(恥ずかしくて、悲しくて、それを慰めてくれる) 提督無しでは生きていけない…」
「おおおおい!?勘違いさせること言うなよ!!!」
「提督ううううう!?一体どんなプレイをおお!」
パシャパシャパシャパシャ!!
「ちょっと!!待ちなさい」
この声は陸奥か!……助かった…。
「あなたッ!!私と言うものが有りながら…姉に手を出すなんて!酷いじゃない! そーいうのは私だけにって言ったのに…」
「陸奥ううう!?」
陸奥も島風コスして来やがった…。
コイツッ…完全にわかってやってんな…。
「あらーーー!姉妹でドロドロな感じですね!?!?提督!見損ないました!最低です!」
パシャパシャ!
笑顔で辛辣なこと言うなし…。
「ちなみに陸奥さん!どんなプレイをされましたか!?」
「******とか*****とか…伝えきれないわ」
「ひゃーーー!クズです!この提督は鬼畜ですううう!」
パシャパシャパシャパシャパシャパシャ
カッチーーン…⭐︎
青葉ァ……。
「おい…3人とも…??おいたが過ぎますわよ?」
と、提督ゲンコツを3人の頭に叩き込む
「あ…」
「うっ」
「いだいっ!」
「陸奥…」
「は、はい?」
「本当にやる?○○○○○を」
「え!?あっ!え? えと 」
「やるの?」
と、言いながら近付く。本当に目と鼻の先まで…。
「あ…う……えと……提督がしたいなら…」
デコピンしとこ…とりあえず。
「うっ! もお…提督の意地悪…」
「青葉ぁ…?」
「すみません!悪ノリが過ぎました…」
「写真…消そうか?」
「嫌です!」
「あぁん!?」
「消しませんー!最近で1番大事な新聞ネタなんですううう」
逃げようとする青葉。
いかん!ここで逃したら…いけない気がする!!
が!!!
「ねえ…置いていかないで?」 ガシッ…
「私を置いて他の女を追いかけるなんて嫌よ…」
陸奥うううう!!
柔らか…じゃねえ!!抱きつくな!
離せ!俺は青葉を…!!奴をおおおおお!!
「提督うう!離さないでえええ!」
長門おお!!!
お前もかよおおお!!
巨悪は逃げ去った…
詰んだ…。
新聞発行で詰んだ……。
暫くは…鬼畜プレイの大好きな提督さん…略して、鬼督さんと呼ばれるようになってしまった……無実なのに。
後日…青葉狩りを行う修羅の提督が居たとか。
「青葉ぁぁぁぁぁぁあ!!!」
「痛いッ!ひいっ!!お尻は叩かないでえええ!!」
「お前のせいだろうが!!!!」
「やっぱり提督は変態だった!?」
今日も鎮守府は平和です。
出てないキャラはそのうち続編で出そうかなと思います!
お楽しみ頂けたなら嬉しいです!
アンケートありがとうございました!
深海組ネタ…つくります!お楽しみに…。
感想等おまちしています!ぜひ!よろしくお願いします!