提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜   作:ふかひれ

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115話 武蔵ト1日夫婦 ② 不器用な…

他愛のない雑談の後、またまたデートの続きに繰り出した。

 

「夕飯前ではあるが…すいーつなるものを食べてみたいのだが…」

 

「何が食べたい?」

 

「…マカロン」

 

「何ダース?」

 

その質問に顔を赤らめて反応する。

「そんなに食べない!!私をなんだと思っているんだ…まったく…」

「雑誌で見てな…可愛らしくて食べてみたくなったんだ…」

 

 

そんな訳でスイーツ屋にレッツゴー!

実は俺も…マカロンは食べた事がないのさ…。

 

ガチガチに緊張しながら入店!

 

注文を終わらせて待つのみ!

 

 

 

「早く来ないかな…みたいな顔をしているな?」

 

「楽しみなんだ…仕方ないだろう」

 

運ばれてきたのは……んまー…可愛らしいマカロンだった。

 

「…これがマカロンとやらか…」

と、言う俺。

 

「クッキーや最中を想像してたが…違うな!甘くて…美味しいな…」

と、食べる武蔵。

 

「まだまだいけるな!追加をください!」

 

「美味しい!おれもください」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、結局調子に乗って食べてから夕飯が入らなくなった…。

 

「キャラメルラテすら甘く感じない…」

 

「ブラックでも飲める…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…鎮守府で2人で夜食にするか…」

 

「はい…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

帰りの船で…。

甲板のベンチに座る俺の横にちょこんと座る武蔵。

心なしかいつもの武蔵よりも一回り小さく見えてしまう。

 

「誰だお前は?」の言葉を喉に押し込める。

 

「今日は…いや、いつもか…。私の我儘に付き合ってくれて…ありがとう」

 

「その…なんだ、私は…別段他の艦娘のように可愛い訳でも…愛想が良い訳でも無い…。素晴らしく頭が良い訳でも無いし、燃費が良い訳でも無い。…それどころか、男は強くないと!と、あなたをトレーニングで追い込むこともある…。」

 

「この指輪を貰っていることすら…夢でないか?大和と間違ってないか?なんて思うこともある」

 

「正直間違えた…」

 

「む!?……そ、そうだろうな」

 

「嘘だ」

 

「なっ!?」

 

「お前だから渡したんだ…」

「確かにゲームの中では大型建造で初めて来てくれたのが武蔵だった。相棒と呼んでくれるお前のその感じが好きだったんだ。姉御肌みたいでな。そして……この世界でのお前は…どんな時も叱咤激励してくれて…行く末を見守ってくれ、時に…いや、いつも助けてくれるお前だからこそだ。」

 

「提督…」

 

「時々やりすぎだがな…」

例えば…メイドの時とかバレンタインとか……数え切れないな…

 

「それは…すまない」

 

 

 

「あなたよ…提督…いや、救…さん」

 

「ん?何だ?」

 

「わ、私も…あなたと……口づけを…したいんだが」

 

「いつでもいいぞ?」

 

「む、む!そうか!そうか!では…遠慮なく…頂くぞ!」

 

ガシッと俺の肩を掴む武蔵。

緊張してるのか、その手には力が篭っており、息遣いも少し荒い状態で真っ直ぐと俺を見つめている。

 

「頂くぞって…俺は食べられるのか?」

 

「あながち間違ってないな」

 

「え?」

 

「頂くぞ!!」

 

キス…された。

抱き締める腕にめっちゃ力込められてるううう!

めっちゃ痛いッ!!

 

けど…

震えてるのか?武蔵…?

 

不安だったんだろうな…。

思った以上に武蔵は繊細なんだろう。

普段の立ち振る舞いも…異色を放つところがあるが、その豪快さは他の艦娘の指標になっているのは間違いない。

 

ただ…ケッコンカッコカリにしても…恋愛にしても…戦とは違う。

愛嬌や可愛らしさでは他の艦娘には及ばないと思っているのだろう。

 

そんなことはないはずだ。

お前は十分魅力的だと思う。

 

 

 

 

…スパルタだけど。

 

 

そっとその頭を撫でる。

震えが止まったみたいだ…。

 

 

 

「ありがとう…あなた」

 

「柔らかかった…」

唇も…胸もな…

 

 

 

 

 

 

2人で夜食を食べながら話す。

伊良胡には健康に悪いですよ!なんて言われたが…。

 

 

さっきのアレのせいか武蔵がぎこちない。

 

 

 

「飾らなくていいんだぞ」

 

 

「ん?」

 

 

「戦艦だからとか…艦娘だから…とかじゃなく、ありのままのお前で居てほしい。スパルタな所も、少し強引な所も、実は可愛いもの好きで甘えたがりな所も含めてお前なんだから」

 

「俺はそんなお前が大好きだ」

 

 

 

胸がきゅうっとなる…。

私は戦艦武蔵の名を冠する艦娘だ。

常に先陣に立ち、戦い…その背中を見せるのが私だと思っていた。

 

その私が…わがままを言って甘えて…。

落胆する人も居るだろうか?

 

でもこの人は違う。

どんな私でも受け止めてくれる…。

飾らなくていいと言ってくれる。

それがたまらなく嬉しい。

 

 

この人と食べる料理がさらに美味しく感じる。

この時がずっと続くようにと思う。

 

 

「ありがとう…」

本当にありがとう。

 

 

「こちらこそ」

と、提督は笑顔で答えてくれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

寝る時もずっと引っ付いていた。

この人が寝てしまうまで、私が寝てしまうまで…。

ずっとこの人の体温と鼓動を感じていた。

私の鼓動は早かっただろう。

 

それでも…この熱さは、幸せな…熱さだった。

 

 

 

 

え?メイド?

またやるぞ?やるからな?

 




金剛のぬいぐるみはLoppi予約じゃなかったのね…店頭販売だったのね…
くじは引きましたよ!



お気に入りが420ということで…
ありがとうございます(´;ω;`)
本当にありがとうございます!





どんどんとキャラが崩壊してブッ飛んだキャラになってますが…ご愛嬌ということで……



お楽しみ頂けたなら幸いです(๑╹ω╹๑ )!

感想や評価お待ちしております!
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