提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜   作:ふかひれ

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122話 鎮守府の日常?

秘所艦の雷は突然言った。

 

 

「提督!私がママよ」

 

「は?」

救はキョトンとしている。

 

「ママをもっと頼ってもいいのよ?」

 

「な、何言ってんだ!?お前は…」

 

 

 

「何って…全艦連の雷の集いでね?」

 

「ちょちょちょ!何それ?!」

 

「全艦連…よ?」

 

「何それ初耳…」

 

「全国艦娘連盟…雷の部よ?全国の雷と通信やオフ会で交流できるの」

 

「……おう」

ツッコミはしないぞ!!

 

「そこで何名かの雷が言ってたのよ…(提督からママと呼ばれてる)と」

 

「「え!?」」

大淀とベルファストも目を見開いてコッチを見る。

 

いや、知らん知らんと首を横に振る。

 

「頼られたい雷からすれば…最高なんでしょうね…」

 

 

「と言うわけで…提督!私をママと呼んで頼ってちょうだい!」

ふんす!と意気込む雷。

 

「……犯罪だろ」

 

「合意の上よ?」

 

「俺の心がフルブレーキをかけるんだよ」

 

「…私じゃダメなのかしら……」

 

ウルウルした目で見るな!

大淀とベルファストはジト目で見るな!!

 

…てかなんだこの構図は。

涙目でママと呼んで頼ってと言う(ロリ娘)と、俺をジト目で見る大淀とベルファスト(大人たち)

 

俺の脳みそがバグったのか?

 

そもそも2人のジト目は俺に向けられるモノではないはず。

そして、ここで雷に「ママ!」なんて呼んだら「うわっ、コイツ本当に呼びやがった」の間に変わるだろう…。

 

 

断ったら断ったで可哀想〜って目に変わるんだろうけど…。

 

 

 

詰んでるなこりゃ。

 

 

 

 

 

 

手を繋いで食堂へと向かう。

 

 

 

 

「はい提督〜。あーーん」

 

「…あーん」

 

「美味しい?」

 

「お、美味しいよ………雷ママ……」

 

 

 

 

「ママだってよ…プッ…クスクス」

 

 

 

「天龍…出撃停止と減給な…」

 

「嘘おお!!?ごめん!ごめんて!」

 

「こらこら、喧嘩はダメよ?めっ!」

 

「…はぁい…」

 

「すんませんした」

 

 

 

 

「さあ…おいで!提督!」

 

「……」

雷に抱きつく…クッソ恥ずかしいッ!殺してくれ!

 

「…愛宕さん達みたいに胸なくてごめんね……」

 

「いや…落ち着くよ?」

やめろよおお。何で返したらいいか分かんねえよお…。

くっそー!いい匂いなんだよなー。

 

 

なんて思ってたらいつの間にか寝てしまったらしい。

 

 

「よく寝てるわね」

 

雷の膝には膝枕をされた救の姿が。

「いいこーいいこー」

と、頭を撫でる雷。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

を見つめる艦娘達。

「う、羨ましすぎるッ」

 

「私だって…いや、私の方が…」

 

「桜赤城さん?目から血涙が出てますよ」

「我慢…我慢」

メキィ…と柱を握る彼女ら。

 

 

 

 

「長門さん?」

「天使が…尊い…。愛する提督の姿も…尊い……ここが天国か?」

「目からも鼻からも血が…」

 

「ふむ、ああいうのも面白そうだな」

「武蔵さん?目が輝いてます…」

 

 

 

 

 

 

 

「でも…やっぱり私は…ママより…あなたの奥さんで居たいわ」

と、救にキスをした。

 

 

 

 

 

「ぬううううううう!!!!」

「あんにゃろおおおおおおお!!」

「ぐはぁぁぁぁ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「提督!今日はありがとう!楽しかったわ!」

 

「恥ずかしかった……」

 

「ごめんね?でもやっぱり私は…」

 

「だからコレ…」

 

「……何で?」

 

「……奥さんで居たいって言ってたから」

 

「起きてたの?」

 

「あ…………」

 

顔を真っ赤にする雷。

「ヒドイじゃない!!」

 

まあまあ…とソレを差し出す。

「受けてくれる?」

 

「もちろんよ?」

 

 

「これが…指輪なのね…」

と左手を見る。うん、嬉しい。

 

そして目を閉じて待つー。

 

「好きよ、提督」

 

「ありがとう、俺もです」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「雷が幸せそうな顔をしてるのです」

 

「あ!!ソレ!指輪じゃない!」

「え!?は、はらしょお」

 

「えへへー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で…何してる?愛宕…」

 

「ぱんぱかぱーん!愛宕ママよ〜?」

 

「おいおいおいおいおい」

 

 

「私も居るわよ〜?」

「指揮官様あ〜」

 

龍田に桜あか……他にもいらっしゃるうううう!!

 

 

 

 

俺は逃げた!!

恐ろしい速さで逃げた!!

 

 

そして、とある部屋に隠れようとした。

 

「いらっしゃーい」

「あら?提督?どうしたの?」

 

「提督…?」

 

おや、姫ちゃん、鬼ちゃん、羽黒…。

「追われてるのですか?相変わらず大変ですね」

 

「そーなんだよ…」

はいどうぞと渡された水を……!?

 

こ、コレは…哺乳瓶…だとッ!?!?

 

ハッと3人を見る。

 

 

 

ニタァ…と笑ったその顔はこちらをじーっとみている。

 

 

 

 

 

ドアを蹴り破り逃げ出す俺!!

 

「待ってください!!!」

 

「待つか!!!」

 

 

「居たぞッ!!!そこだー!!」

 

 

「ひいいいい!!!!」

 

マジな顔でガラガラやおしゃぶりを持って迫ってくる艦娘を想像して欲しい。

恐怖だッ!!!

 

 

 

 

 

相変わらず提督の悲鳴が鎮守府には響いた。

 

 

 

 





勢いとは恐ろしい…。

少しでもお楽しみ頂けたなら幸いです(๑╹ω╹๑ )
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