提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜 作:ふかひれ
後日談…的な?
現在の話数にご注意下さい!
ただ今…元帥執務室の前…。
神崎 救は扉の前に立って居た…。
立つ事約15分…。
そう…
両手は傷だらけで…骨も折れてるので…ノックもできません。ドアも開けられません…。
「誰か…助けて……」
「ダーリンさん……無理なら言ってください」
榛名が助けてくれました…。
元帥からこの度のお礼と辞令、勲章の授与が行われた。
「手がこんな状態なので物理的に受け取れないので…」
と言うと…
我こそがと手を上げる艦娘が絶えなかったとか。
理由は勲章を胸につけてあげる仕草が嫁っぽい…からだとかで。
「由良、鬼怒の2人を正式に西波島鎮守府の艦娘とする」
「お前達は…多くの事をやった。まさか戦死と報告されていた裏で真壁がそこまでやっていたとは…。それを見抜けずにここまで大事になったのにはこちらにも責任がある」
「だが…お前達のやったことの責任は取ってもらう」
閣下は言った。
「そこの愚直な提督を支えなさい。彼程に真っ直ぐで艦娘大好き提督はいないだろう。ただ、今回のを見てわかるように無茶をする。その彼を支え続けるのがお前達に与える任務だ」
「そんな…「そんな事でいいのか?とは言わせんぞ?」
と、由良達の言葉を遮る御蔵。
「提督を支えるのは簡単な事ではないぞ?其奴の周りといい…どんな星の下に生まれたのかは分からんがトラブルだらけだ…特に女性関係でなあ……きっと苦労するぞ?良いんだな?」
「「はっ!!謹んでお受けします」」
と、2人は言った。
今回の功績にあたり、勲章やら何やらをたくさんもらった。
俺はこってりと叱られた。
「全く無茶をするッ!もう少し考えてから慎重に作戦をだな…何?!体が勝手に動いた…?馬鹿者!それではいくつ命が有っても足りんぞ!!」
「何?仲間を信用していた……じゃと?」
「ククク…ハァーーッハッハハハハ!!!」
閣下は笑い出す。
「全くお前は大馬鹿だ…。 しかし、良き仲間を持ったものだ」
と。
両鎮守府のメンバーには報奨金、特別休暇と勲章。
作戦立案の大和、金剛
元帥奪還チームにはそれにプラスして楯を貰えたとか。
呉?
辞退したらしいよ。
「俺は何もしてねえよ…若えのがやったのを手伝っただけだ。
麗…の奴の方が先に動いてたんだからな」
とのことで。
麗達は…
金剛は本日付けで、雪風、島風、霧島、龍田に天龍、飛龍が治療後から
猛武鎮守府に合流するらしい。
それと…
この度の活躍の報酬のひとつとして
鎮守府の名前が、かつての英雄の居た猛武鎮守府としての名称を継ぐ事が決まったそうだ。
「救君!!」
「麗ちゃん」
「隣…良い?」
「どうぞ」
麗が隣へと座る。
沈黙が続く。
「武蔵から聞いたよ。俺のために命懸けで動いてくれたんだってね」
「う…最初は武蔵に怒られたけどね…」
と、頬を撫でながら言う。
「大好きなあなたを死なせたくなかったから必死だったの」
「一緒に戦えて嬉しかった」
救君は立ち上がって私へ頭を下げた、
「ありがとう…君のおかげで俺はここに居られる」
「そんな、私は……。最初にあなたを救ったのは…鬼怒なのに」
「でも、君が金剛を連れて来なければ…俺と共に戦ってくれなければ俺はここに居ない」
「本当にありがとう」
「ううん…良かった。あなたが無事で良かった…」
それにね?と麗は言う。
「まだ幸せにして貰ってないからねえ〜」
「うっ…」
「嘘、幸せ…だけとね。本当にお嫁さんにしてね?」
「ねえ…救君」
「ん?」
麗は優しい笑顔で言う。
「お帰りなさい」
「ただいま!」
「君も無事でよかった…」
と、彼は彼女を抱き締める。
はーーーーっ!!嘘おお!
救君が!!はうう。
「頭…撫でて?」
「手が折れてるから…アレだけど…」
あーーーーーっ!幸せええええ!!
嬉しいよおおおお!
感触は手じゃないけどねえええ。
「ねえ?……その…キスして?」
彼はそのまま…麗にキスする。
あぁーーーーーっ!!
生きててよかったぁぁあ!!!!!!
このまま時が止まれば良いのにいいいい!!!!
「そろそろ戻ろっ……か?」
麗は離れない。
「離れません!」
「何故!?」
「寂しかったんですよ!その分が埋まるまでは離れません!」
「あーーー!!!抜け駆けだぁぁあ!!!」
「麗ちゃん!ずるいよーー!」
「キスしてたの見たよ!!」
「私もして欲しいー!!」
「そこは譲れません…」
あっという間に囲まれる救。
手!手はダメだかんな!折れてるからな!!!と叫ぶ。
「麗ちゃん…後日埋め合わせでもいい?」
「はい!お待ちして居ますね?」
あと少し引っ付いて居たかったなあ…むう。
「おーい!麗提督ー!帰るぞー」
と猛武蔵が麗を呼ぶ。
「あっ、武蔵が呼んでる…私も帰るね?」
「うん、またね」
と、麗は帰って行く。
猛武蔵に手を軽く振ると…ニッコリとして親指をグッと立てた。
「よーーし…帰るぞー俺らも…」
「帰ったら間宮さんのアイスが食べたい!」
「あー…はいはい。1人一つな」
「ケチー!お金いっぱい貰ってたでしょー!」
「お前らもな!!」
なんて笑いながら帰る
来た時より…仲間が1人増えた…笑顔は2つ増えた。
誰一人欠けることはなかった。
それだけでも大勝利だ。
「「お帰りなさい」」
留守番組も迎えに出てきてくれた。
鎮守府の守りも文句ひとつ言わずやってくれたのだろう。
俺は帰ってきたんだ。
仲間と共に。
「皆…俺のわがままを聞いてくれて…ありがとう!」
あぁ…本当にありがとう…お前達。
本当に…本当にありがとう。
「ただいま!」
皆が微笑んでくれる。
「お前らに改めて紹介するぞ!鬼怒と由良だ!仲良くするように!」
「「「「はい!」」」」
また…日常が戻ってきたーー。
ちなみにアイスは1人4つ食べられたッ!!
おのれぇ大和めえええええ!!!!!
11まで来るとは思ってなかった…
ここまでご覧いただき、本当にありがとうございました。
星に手を伸ばす者へ
この小説のシリアス部分のテーマでもあるのですが諦めない…前へ進み続ける事を出したつもりです。
副題も、話と話で対比させたり…的な。
私はー提督とは呼ばないから、〜提督と呼ぶ。
手を伸ばす〜諦める〜伸ばし続ける〜掴むとか
武蔵の129話(133)で言っていた〜何故人は〜からのセリフが核となります。
いつもはヒロインなはずですが
もう1人の主人公が麗でした。
かなり成長したキャラだと思います。
推してあげて欲しい…。
キャラの崩壊もありますし、ひどい目にあうキャラも居ますので…
お好きなキャラの受け入れられ難い場面は出てくると思います。
構成もなにぶん、素人なので稚拙で何番煎じな所もありますが
少しでもこのシリーズを好きになって頂けたならこの上なく嬉しいです。
次回からはほのぼの系日常パート…のはず!
コメントや評価、メッセージ等、お待ちしています!
頂けると物凄く嬉しいです!!
お気軽にお願いします!!