提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜   作:ふかひれ

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141話 提督 電ト1日夫婦 ① なのです!!

さて、目の前に居るのはデストロイヤー()…。

ドジっ子属性で全てを破壊し尽くす超魔人。

 

はわわ…!からの確定8割コンボは触れるものを奇跡的に軽傷でも…中破…最悪では三途の川を見せるまでに及ぶ、ある意味深海棲艦よりも被害を味方に与えているかも知れない今、俺の中で話題の駆逐艦である。

あの長門や武蔵ですら、大破状態で赤子のように震える訳なので…。

 

俺の中では艦娘ブレイカーのロリっこ…略してブロリーと呼ぶときもある。

 

 

 

しかしながら、意外や意外に家事は優秀であり、以前に比べたら料理も美味くなった。

 

 

 

 

 

 

 

「提督さん!今日からよろしくお願いします!」

 

「なのです!は?」

 

「…雷と間違われるので…」

 

「立ち振る舞いが違うから大丈夫だよ」

 

「それもキャラ付けです」

 

「…普通でいいよ」

 

「わかりました」

と、タバコに火をつける電。

 

「え?」

 

「フーーーッ」

「やっぱり…我慢してると…キツいっすわ」

 

「え?え?」

 

「本当マジで皆雷と間違えっから…せっかくキャラ付けしてんのによぉ…やってらん…

 

 

 

 

 

 

「電んんんんんん!!!おおおおおおお!?!?!?」

 

目が覚めた。

 

 

どうやら夢のようだった…マジでよかった…。

この前のアレ…引きずってんのかなあ…。

 

恐る恐る隣を見ると…、

隣で電はぐっすり眠っているようだ…。

 

 

 

 

 

「おはようございます!提督さん!」

 

「お、おはよう…」

 

「どうかしましたか?顔色が…」

 

「なあ…電はタバコ吸ったりするの?」

 

「吸わないわ?」

 

「ならよかった…」

 

「??朝ごはんにしましょう!」

 

 

本当によかったです…。

 

「いただきます!」

 

電の作るのはサンドイッチ。

そして、淹れ方を覚えた紅茶とコーヒー。

 

野菜は六駆組の畑で栽培されたもの、卵も新鮮とれたて、パンもこだわったものである。

 

たまには洋食も悪くない、というか和食が好きと言うから皆がこぞって和食を出してくれる訳で。

 

「美味しいよ!電。好きな味だ」

 

「提督さんさえ良ければ毎日でも…作るわ!///」

 

なんだかんだで少し積極的になってきてる気もする。

 

電はコーヒーを飲んでいたが…なんとブラックだった!

 

「電!ブラックなんか飲めるのか?」

 

「電は…大人なのです!」

 

「……?」

 

「マスタードもたっぷりつけるわ!」

 

なんか…違和感が…。

 

 

 

 

 

 

「通報されないようにね?」

「もう連行されないようにね?」

 

「電ちゃん?防犯ブザー持ってく?」

 

ガチトーンで心配してるな…これは。

 

 

「……」

「皆が心配そうにしてるのです…」

 

「行ってきます」

 

 

「「「「「行ってらっしゃい」」」」」

 

「電!知らない人にはついて行かないのよ!」

「夕方には帰るのよ!」

 

 

「子供じゃないのですわ!!!!」

電がプリプリ怒っていた…かわいい。

 

 

 

何だか大人びたファッションだ。

歩くペースが少しぎこちないのはヒールを履いているからか。

化粧もしてるっぽいな。

 

可愛いじゃないか。

 

 

 

 

 

「船の上も気持ちいいものですわ!」

 

「そか、電は初めてか…いいだろう?」

 

「ええ!そうね」

 

 

「電?何か違和感が」

 

「どこに…かしら?」

 

「口調…?」

 

「?気にするとこはないわよ?」

「あ!着くみたい!行くので…行きましょう!」

 

「…?」

 

 

 

 

 

 

 

電とデートの時は…いや、電に限らず駆逐艦勢とのデートの時は注意が必要だ。

警察?憲兵?通報?

 

そんなのは慣れているッ!

 

違うのだよ…。

 

 

うっかり妹ですなんて言ったら…ね。

その後は不機嫌になられるので注意しなくてはならない。

 

とは言え、妻ですと言っても通報されかねんがな…。

 

 

 

パパ!とか言われた日にゃ…確実に牢屋の中だけどな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

んで…

「可愛いねぇ〜妹ちゃんかいー?」

と、聞いてくるおばちゃん。

 

葛藤する俺

葛藤する電

 

 

「ち、違うのです!私達は夫婦…な…んです!」

 

「え?」

と、通報態勢にはいりそうなおばちゃん。携帯に手を伸ばさないでッ。

 

「ほ、本当ですわ!この指輪も見て欲しいのです!」

と、指輪を見せて言う。

 

「…おもちゃじゃないわね。なら奥さん…若いのねえ…小学生か中学生かと思ったわ…」

 

「よ、よく言われるのです…」

 

「背伸びしたくなるお年頃じゃないのよね?」

 

「違ういます…」

 

こうかは ばつくんだ!

電の精神がゴリゴリ削られたようだ。

 

「よく言われますが…夫婦ですよ!俺も指輪してますしね!」

 

「そうかい…」

 

訝しげな目で俺を見るなッ

キリキリと胃が痛むううう!!!!羽黒!?羽黒はどこだ!?胃薬をくれえええええ。

 

 

 

 

 

 

 

「提督さん…私はやっぱり…妹なのですか?」

 

電はホロリと泣いていた。

 

 




アンケートご協力ありがとうございます〜!

何日か置いておきますのでよろしくお願いします!


電…嫁編…!!
続きます!

逮捕?多分されませんよ!…多分!!



少しでもお楽しみ頂けたなら幸いです!
続きます!!

好きなシリアスエピソード

  • 1 鉄底海峡編
  • 2 蒙武との演習編
  • 3 紫陽花の咲いた日に
  • 4 正義の在りどころ
  • 5 誰が為に鐘は鳴る
  • 6 西波島大決戦
  • 7 焦がれる背中に
  • 8 あなたと逢いたくて
  • 9 青い海に燃える
  • 10 星に手を伸ばす者へ
  • 11 麗と武蔵 最強の名の下に
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