提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜   作:ふかひれ

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15話 鎮守府ノ日常 ①

ここは西波島鎮守府、別名最果て鎮守府。

ゲームでもサーバープレイ人数が著しく少なく、仕方なくここから始める人しか居ないと言われるような所だ。

 

「いい天気だなぁ…」

この男は神崎 救 この鎮守府の提督である。

この男の日常を見てみよう…。

 

 

05:00 提督私室

男の朝は早いー

ベッドから起き上がり伸びを……できない!そもそも起き上がれない!なぜなら夜な夜な忍び込んだ艦娘に抱きつかれて身動きが取れないからだッ!

 

「またお前らか… 何度言えばわかるんだ?」 ギリギリ

 

「あ"っ" 痛いよ?!アイアンクローで持ち上げないで提督!? 扉が開いてたから入っただけだよ!あだだだだだ!!僕浮いてるよ?! 」

 

「痛いデーーース!!耐久には自信ありマスが…これは…いや!これも愛情と思えば…いだだだだだだだだ!!」

 

「何…?確かに鍵は閉めたはずなんだが…」

 

ドアのない入り口 「 ハ ァイ 」

 

「開いてるどころかドアごとねえじゃあねえかぁぁぁぁ!!!!」

 

「「ぎゃぁぁあ!!あっ一周回って……」」

 

ポイっと外へ放り出す 艦娘を片手で持ち上げられるなんて人間やめてる? おいおい、冗談だろ?これくらいできないとこの先生き残れないぜ?

 

「ふう… さて…… 次はお前らかぁぁあ!」

とベッドの下!タンスの中ァ!テーブルの下もォ!屋根裏!床下!

 

お前らは忍者か!!!!

 

 

「ぎゃぁぁぁぁあ!ごめんなさいいいいいい」

と朝から叫び声が鎮守府にこだまする…。

 

 

 

 

 

06:00 食堂

 

「…間宮さん 朝からこんなに食べられないよ?」.

 

「何言っているんですか!朝ご飯は1日の力になるんですよ?赤城さん達を見てください!」

と、赤城と加賀を指差す。

 

「はい!提督!このくらい食べないとダメですよ!」

 

おいおい見間違いか?ご飯茶碗が炊飯器に見えるんだが…遠近法かな?きっとそうだ…。

 

ピリリリー

「加賀さんおかわりが炊けたようですよ」

 

「……」

 

「そんなに見て…提督も食べたいんですか?」

 

「吉○家行ってきます…」

ヒュッ!! ーーーードスッ!!

と明らかに間宮さんの方から俺の隣の壁に包丁が飛んできた。

 

「あらすみません…手が滑りまして……あはは…」

 

「おっちょこちょいだなあ…間宮さんは」と笑う

 

「あはは!すみません…次は当てます」

 

「すみませんでしたぁぁぁあ!!!」

提督の90°謝罪! リーマン時代に培われてきた角度!背筋共に完璧とも言える謝罪!

 

「提督?(料理係として伊良胡と、鳳翔さんと)私と言う者が居ながら(ご飯を外で食べるなんて)浮気ですか?私…悲しいです…ぐすっ」

 

おい!何だその言葉の間は!勘違いを生むようなコトを言うとだな…。

 

 

「フムフム…提督は浮気性…と、」

 

ほら、言わんこっちゃない!!こーなりますよ、

 

んで〜ここから…

 

「号外ーーー!提督はーーーー!!!モゴゴゴ」

「青葉ちゃぁぁん?少し黙ろうかー?」

「んーーーー?!?! んふふふふふー!(襲われるー!)」

「カメラ返さないよ?」

 

「…すみませんでした」

 

 

 

 

 

 

やっと飯が食える……。

 

 

ジーー

そんなに見られると食べれんぞ。

 

 

 

 

 

08:00 執務室

提督は基本執務室で書類仕事、作戦の立案を行う。

大淀を執務担当艦とし、その補佐を他の艦娘でローテさせる。

コミュニケーションも取れるし仕事も覚えてもらえる、一石二鳥だ。

 

今日の秘書艦は…霞か。

コイツは口が悪いんだよな…ふとした時と素直な時は可愛いのになあ。

 

「フン!何で私がこのクソ提督の仕事の手伝いなんて…」

 

「嫌なら演習か遠征を組み込むぞ?」

 

「ばっ、馬鹿じゃないの?アンタは私が居なけりゃ仕事もできないでしょうが!」

 

「大淀いるし…」

 

「あっ… ふ、ふん!2人より3人のが早く終わるでしょ?それくらい考えなさい!!」

 

可愛いなあこいつはと提督が、頭を撫でる

「はぅ…ってこのクソ提督!セクハラよ!」

 

 

「早く執務を始めませんか?」

と、むすーっとした大淀が立っていた。

 

「ちょっと!クソ提督!書類はまだなの?!」

「ああ、すまん」

 

「ちょっと!ここ間違えてるわよ! これだからクソ提督は…」

 

「あぁ…すまん」

 

「何よ 文句あんの? こっちは嫌々やってやってんのよ?」

 

「ちょっと霞さん!!!」

 

「な、何よ…」

 

「大淀、」

「しかし…!!」

 

「いいんだ… 霞」

 

「何よ」

 

「嫌なら辞めてもいいんだぞ?嫌いな奴やつと部屋で仕事、どれだけ辛いかはよく分かる… だから」

本当に気持ちはよく分かるのだ、これ以上は霞に悪い気がしての本音なのだ。本当は上手くやりたいしたまに見せる仕草はは可愛い。

でも本質的には私の事は嫌いなのだろう。

 

 

「あっ…」

霞は本当はそんなつもりじゃなかった。

照れ隠しのつもりだったのだ。本当は一緒に仕事ができて嬉しいのだが上手く表現できない…もどかしさが募り余計に言葉がキツくなる。

 

嫌いな訳無いのに… どうして私は。

 

「はん!なら丁度いいわ!私が居なくて後で泣きつかないでよね!」

 

バタン!と霞は出て行ってしまった。

 

なんで私はこんなコトを…。

 

 

ガタッ…

「大淀?!」

 

「一息入れましょう…昼食を食べてきてください」

 

 

 

 

 

 

「霞さん…」

 

「あら大淀じゃない 仕事は?あなたもクソ提督が嫌になって飛び出してきたの?」

 

「……」

 

「そーよね! だって、あいつはノロマでグズで…それで…私だってアイツなんか嫌ーーー……」

 

パァン 

と、乾いた音が響く。大淀が霞にビンタしたのだ。

 

 

「ーーーーっ!!何すんのよ!」

 

「あなたがですよ、霞さん」

 

「は?!意味分かん「そんなに自分に嘘をついて楽しいですか?」」

 

「嫌いなら近づかなければいいじゃないですか、あんなに時々にこやかに接しなくても いいじゃないですか自己嫌悪で余計に態度が悪くなるなんて子供じゃないですか!!いい加減になさい!!」

 

「それは…」

 

「いいですか?私達は艦娘です。明日も明後日も皆と会えるとは限らないんです!それが戦争なんです!」

 

「っ!!」

 

「提督はいつも皆を沈めまいと作戦立案から何まで考えています。それしかできないからと」

「その沈めたく無い中にはあなたも含まれているんですよ?霞さん」

 

「…うっ…でも私…」

 

「少しくらい素直になってください.、金剛さん達みたいにまでとはいいませんが……後悔したくないでしょう?

ぶってごめんなさい。私は仕事に戻ります…そうだ、霞さん?」

 

 

「な…なによぉう ぐすっ」

 

 

「待っていますよ、提督は怒ってなんか無いですから」

 

「うううう…うあぁ」

 

 

ひとしきり泣いた。

もう会えなくなることも想像したら余計に泣けてきた。

 

「うっ… 馬鹿なのは私の方ね…」

謝らなくちゃ…

霞は執務室へと向かった。

 

 

コンコン

 

「失礼する…します」

 

「おかえり、霞」

提督は笑顔だった

 

「っ!その さっきは、、いや 今までごめんなさい…」

 

「なんだ、そんなことか」

 

「そんなことって、、アンタね」

 

「気にしてない」

 

「えっ」

 

「ほら!早く座る!仕事はまだ残ってるんだぞ!終わったら間宮さんのところで甘味を食べるんだから!!」

 

 

呆気にとられて大淀を見る。

 

 

ふふふ、ねっ?言ったでしょう?と笑ったような気がした。

 

 

 

で間宮の甘味を食べているのだが…。

 

「提督〜♡あーんしてほしいなあ?」

 

なんだこの霞の代わりようは?大淀お前は何かをしたのか?

 

「素直になるように言っただけです。ね?霞さん」

 

「うんー!提督〜はやくーあーんしなさいよー!」

 

なんでこうなった!!!!!

 

 

 

 

 




霞がデレるようになりました

また1人 やべーやつが増えそうな予感(๑╹ω╹๑ )

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