提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜   作:ふかひれ

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146話 再 鳳翔と1日夫婦 ② あなたに贈る"愛してる'"

「いらっしゃいませ…神崎御夫妻様でございますね?本日はご来館ありがとうございます」

 

「あ…どうも」

 

「…はい」

神崎御夫妻…だなんて////

 

 

 

 

部屋は広い!綺麗!

部屋の奥には…露天風呂付き…!

 

あー残念だ!この素晴らしさを伝えきれないのが残念だ!語彙力が足りねえ。

 

そのくらいいい部屋。

 

そのくらいいい部屋!!!

 

 

 

 

「お部屋にも露天風呂がございますのでお楽しみください。その間に御夕飯の準備をしておきます」

 

 

 

 

まあ…温泉旅館といえば…?

 

 

そう…

 

 

 

露天風呂

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……」

 

「…お背中…流しますね?…」

 

「あ…あぁ」

 

「力加減は…?大丈夫ですか?」

 

「ちょうど良いよ」

 

「前は…」

 

「自分でやるよ!」

 

 

 

 

 

部屋の方では夕飯を運んでくれているのかパタパタと音が聞こえる。

 

 

 

 

 

 

むぎゅ

鳳翔が背後から抱き付いてくる。

 

「……!?!?ほ、鳳翔!?」ボソボソ

 

「……少しだけ…このまま…」ボソリ

 

 

 

 

背中ッ!!

せなかぁぁぁぁぁあ!!!!

 

やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい!!

背中に…感触がッ!!

鳳翔の……つつま…「あなた?」キュッ

 

「ゔっ!?」

 

 

首ッ!!首はマズイですよ!

 

くるりと振り返る。

 

 

 

「あ」

 

「あ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2人ともの顔が紅いのは…のぼせたからでは無いだろう。

 

 

 

 

 

「地元で取れた鯛のお造りと……」

と、説明が入る。

 

 

「「いただきます」」

 

 

「…うまっ!!」

 

「美味しい…!!」

 

 

「ありがとうございます。心ゆくまでお楽しみくださいませ」

と女将さんは去って行く。

 

「美味い」

 

「む…少し悔しいですね」

「でも…美味しい」

 

 

「鳳翔と2人きりで温泉入って…食べるから余計に美味しいんだよ」

 

「私…とだから?」

 

「うん…愛する人と食べるから美味しい」

 

「……////」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほい、飲むでしょ?お酒」

 

「はい、頂きますね」

 

「何か新鮮ですね、あなたにお酌してもらうなんて」

「ぷはぁ…美味しい…です」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あなたあ〜〜もっろ飲みましよおお」

 

「鳳翔…?もう…」

 

「まだ飲みます!!」

「あなたも飲むの!」

 

「え!?」

 

 

「美味しい〜れす」

鳳翔…?コレ…そんなに強いの?

 

 

 

 

「えへーあなたあ〜だいしゅきーー!!」

 

「うおおおお!?!?」

 

「あなたあ♡しゅきー…らびゅーー」

ちゅっ ちゅっ

 

 

「逃しませんよ?」シュルシュル

 

 

「ほ、ほうしょおおおおおお!!ちょっ!帯!俺のも!?アカンて!!鳳翔さんんんんん?!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んっ…ふぁあ……おはようございます、あなた」

 

 

 

「……おはよう…鳳翔…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

乱れた服装の提督。

 

 

 

 

首元とかには……キスマーク…。

 

 

 

同じく乱れた服装の私…。

 

 

 

 

「…あ、あなた?私…もしかして…」

 

「…無理矢理…(酒を飲ませようと…)…(お酒の強要とスキンシップが)激しかった…」

 

「んなっ!!わ、私ッ」

 

 

ええええ!?わ、私…やってしまったの!?

ついに!?ついに!?

提督を…押し倒して…襲ってしまったの?!

 

 

「あ…あなた?その…責任とります」

 

「…大切に育てるので幸せな家庭築きましょうね?」

 

 

「え!?」

 

「え?」

 

「お酒の話…だよね?」

 

 

「……え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おはようございます、お楽しみ頂けましたか?」

 

「はい!!」

「ええ、もちろんです!お料理も美味しくて…」

 

「うふふ、良かったです。またお越しくださいね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

帰り道を…歩く。

この時間が…終わってほしく無い。

永遠に続けばいいと思う。

 

 

このまま…2人で逃げ出せたなら……なんては思わないけど…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あなたにこの世界で会った時…

あの時は…無我夢中だった。

 

いいえ…生きる事に疲れて…諦めていた。

あの子をいじめるあなたを突き飛ばせば…

ああすれば…私はこの苦から解放(解体処分)されると思っていました。

 

 

なのにあなたは…

私に謝って…泥も払ってくれて…

 

 

 

あなたは…私を建造してくれた(呼んでくれた)時…喜んでくれましたね。

 

決して強いとは言えない軽空母の私を…あなたはコツコツと育ててくれました。

 

 

こちらから見えるあなたは…

画面越しにでも暖かくて…。

着任(ログイン)を毎日楽しみにしていました。

 

 

他の空母が来てからは…会える時間が少し減りましたね。

少し寂しかったですけど…仲間も増えて嬉しかった。

 

遠征…出撃…演習…あなたは私に色んな居場所をくれました。

 

 

私は幸せでした。

 

周りが改ニが増えて行く中でも…

私は改のままでした…もっとお役に立ちたいのに…。

 

それでもあなたは…私を見捨てないでいてくれましたね。

 

 

ある日…

あなたは私に指輪をくれました。

その日から…私の左手は少し重くなりました。

幸せな…重みです。

 

 

 

 

 

あなたのいない

あの日々は…思い出したくもない。

 

 

あの時も…今も

 

 

 

やっぱり…私を救ってくれるのは…あなたなのですね。

 

 

 

 

 

もう…あなたのいない世界なんか考えられない。

 

 

 

 

 

 

 

私の愛は…

きっと…駆逐艦にも、巡洋艦にも…正規空母にも、弩級戦艦にも負けません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつか本当に…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あっという間だったなあ」

 

「そうですね…でも私は……とても幸せでした」

「また連れてきて下さいね?」

 

「もちろん!」

 

 

 

恋人繋ぎする手を…ぎゅっと握り言う。

 

 

 

「あなた?」

 

「何だ?鳳翔?」

 

 

「…もっと呼んでください…私の名前を」

 

「鳳翔」

彼はその名前を呼ぶ。

 

 

「はい」

笑顔で答えます。

 

「鳳翔」

もっと…慈しみを含んだ声で彼は呼ぶ。

 

 

 

「はい!」

それを噛み締めるように…私は答えます。

 

 

 

もっと呼ばせてください。

愛しい…愛しい…あなたを。

 

「あなた」

 

「なに?」

 

「あなた!」

 

 

「なんだい?」

 

 

 

 

 

彼女は最高の笑顔で言う。

 

「愛しています…」

「心の底から…私はあなたを愛しています!!」

 

 

ありがとう…提督。

愛をくれて…ありがとう。

この温もりを…ありがとう。

 

 

 

 

 

 

 

「お酒は程々にね?」

 

「う……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「皆…ありがとうね?」

 

 

「楽しかったなら良かったよー」

 

「せやなー次はアタシらの番やけどな」

 

「……で?どこまでやったんや?」

 

「え?」

 

「2人で温泉旅行でしょ?!…やっちゃった?」

 

「……秘密です♡」

 

「ノーデース!!意味深な発言はノーデース」

 

 

 

「お腹空いたよー鳳翔ー」

 

「あ!!ダーリン!!」

 

「ねえ!!やったの!?やったの!?」

 

「え!?何が!?」

 

「営み」

 

「営み言うな!」

「ノーコメントで」

と、笑いながら彼は言う。

 

 

 

 

「ああああ!!!」

「だーーりーーーん!何!その首元おおお!!!」

 

 

 

 

「鳳翔さんも意外と…積極的な……!あ?!?」

 

 

 

「鳳翔さん…首元…」

 

 

「え…?」

 

 

「あああああ!!!」

「ダーリン!?!?」

「ご主人様ぁぁあ!!!!」

 

 

「大丈夫!!それだけだから!!」

 

 

「「「「「うがーーー!!!!」」」」

 

 

 

 

 

 

 

ほんの少しの…朧げな記憶。

「鳳翔…?俺だって…我慢してんだぞー」

「今は…これまで」 チュウー

 

 

「うふふ…」

 

 

「あなた!逃げましょう?」

「え!?あ?!」

 

彼の手を引っ張り逃げる。

 

 

 

「待てええええ!」

「「「にがすかあ」」」

 

居酒屋も鎮守府もいつにも増して賑やかになりました。

 

 

 

 

いつか本当に…2人でお店をやるのを楽しみにしてますね。

 

 




お気に入りが……500…だ…と?

夢…なのか?

焼肉…いいすか?
焼肉…食べたくて…。


この作品は皆さんのお陰で支えられております。

本当にありがとうございます。
他にも良作がたくさんある中で…お時間を頂いて見て頂けるだけで幸せです。


これからも…暖かく…暖かく!!見守って頂けたらと思っています。








部屋の説明…は
俺の語彙力が足りませんでして…さーせんした。


旅館とかにある謎のスペースってあるじゃないですか?
窓際の…机と椅子置いてあるやつ
アレって何なんでしょう?





R-18にはできません(๑╹ω╹๑ )
主人公はきっと人間離れした理性の持ち主なんだと思います!!


甘すぎる話でした。後悔はしていない!むしろ
そっちの方がいい!


お楽しみ頂けましたか?
少しでもお楽しみ頂けたなら幸いです!


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