提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜   作:ふかひれ

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続きです!!

少しでもお楽しみ頂けたら幸いです!


コメント等お待ちしております!!


163話 舞鶴の虎 2.........

「………」

 

「ぷりん?」

「それで怒った?…え?プリンだけで?」

 

 

「あぁん!?」

 

「オイ!ヤメロ!姉貴!まじで洒落になんねえ!!」

 

 

 

 

「桜さん…だっけ?」

「ガキみたいな事言うけどさ…めちゃくちゃ楽しみにしてた訳ですよ。それをめちゃくちゃにされてさ…プリンだけ?って言われると…腹立つんですけど」

 

「てか…ドア蹴り破ったらあかんでしょ?」

 

 

「それはご主人様も言えますね」

 

「今は置いておけベルファスト」

 

「畏まりました」

 

 

 

 

 

 

「まあ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぶっちゃけ…将ちゃんから電話なくて本当にテロリスなら…かち割ってました」

 

 

 

 

 

 

 

 

ああ…本気なんだなコイツは…。

そんなにプリンが好きなのか?

 

 

というか…

 

 

 

「いや…そうではなくてな…そのプリンなら……手土産に持ってきてるんだが…」

 

 

「お体は痛くありませんでしたか??お嬢さん」

 

 

「え!?」

 

 

 

「ベルファスト!!早く紅茶をお出ししてッ!!」

 

「既にご用意が済んでおります」

 

 

「「「「おい!!!」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あああああああッ!!!

幸せだぁぁぁぁぁあ!!!

 

この食感…風味…

卵の濃厚な味わいなのにクセは強すぎない…

バニラビーンズか!?

くううっ!!見た目と口に入れるまでは硬めのプリンなのにッ

口に入れた瞬間にとろける…

 

カラメルの甘さの向こう側にある…ほろ苦さ……

 

 

 

これこそ究極のプリンじゃあ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そ、そこまで褒められると…嬉しいな」

 

 

「最高でした」

 

 

「良かったな姉貴」

 

「本当に美味しい。思いの籠ったプリンだ…これは食べる人を幸せにするスイーツだな」

 

「……//」

 

 

「ご、ご主人様がそこまで褒めちぎるなんて…」

 

「う、うん…救君はスイーツには本当にガチな人だけど…そこまで褒めるのを見たことがないよ」

 

 

 

「皆も食べなよ。本当、皆でこれ食べたら戦争なんてくだらなく感じるくらい美味しい」

 

 

 

パクリ……

 

「……美味しい…」

 

「…これは…救君がキレるのもわかるかも…」

 

「すごい…美味しい…」

 

 

 

「何だか、俺まで嬉しいな」

 

 

「あん?何で?」

 

 

 

「おい!愚弟!やめッ」

「いいだろ?姉貴…」

 

「〜ッ!!!」

 

 

 

 

 

 

「その店…姉貴の店なんだ」

 

 

 

 

「ほーー………」

 

 

「……」

 

 

 

 

「え!?」

 

 

 

「「「えええええ!?!?」

 

 

 

「その反応…だろうねえ〜」

 

 

 

 

 

 

「そ、そうだ…俺が作っている……す、すまんな…もっと可愛い奴でなくて」

 

 

 

「……何故謝る?」

 

 

「…え?…それは…俺が…こんな無骨だから」

 

「今の言葉は訂正して欲しいな」

 

「何で?」

 

 

「自分の頑張りや努力やその結果を…自分が否定してどーすんのさ」

 

「並の人間にはできないよ…これほどのプリンを作るのは……俺はコレが大好きだからねえ…それも否定されたくないんだよねぇ」

「ああ…おいしい」

 

 

「それに…桜さん……かなり美人だよね、言葉遣いが男っぽいってだけじゃん」

 

 

「なっ!?」

 

 

 

 

「むっ」

「むっ」

何名かがムッとした、麗ちゃん?睨まないで?

 

 

 

 

 

獣のように強いと思えば

全く掴めない男だし…

そ、それにわ、わ私が美人…だと!?

 

 

 

 

 

「……あ…ぁ…ありがとう…////プリンの事も…」

桜は顔が真っ赤になっていたそうな。

 

 

 

 

京極 桜は

男勝りだった…てか負けたことがない。

 

家訓は

"強くあれ"

それに従って生きてきた。

 

 

本当は可愛いものも好きだった。

でも軟弱と言われるから…それを隠して生きてきた。将大は知ってたけど…。

 

口調も荒くなった。

 

 

色恋には興味があるのに…

強くあろうとすればする程に…なぜか舎弟が増えた。

 

 

 

父は言う。

お前の結婚相手は…お前より…俺より強い奴じゃないとダメだ。

 

故にお付き合いを申し込んできた者を片っぱしからボコボコにした。

 

 

 

主に父が…

 

 

 

あのイケメンも御曹司もetc…

「顔で娘が守れるのか!?」ボコォ!

 

「金持ちが何だ!」 バキイ

 

今思えば…ただの八つ当たりもあったなあ…。

 

 

 

結果として誰も寄り付かなくなった…

 

 

 

 

いつの間にか…舞鶴の虎とか言う異名もついた。

個人的には猫の方が好きなのに…

 

 

 

 

周囲の友人から結婚も出産もする中で置いていかれる…。

 

背中にのしかかる婚期の2文字。

 

 

 

 

 

 

この国の平和の為と…言い聞かせる毎日。

 

せめて…と内緒で始めたスイーツ屋さん…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし…彼女には…免疫が無さすぎた。

 

 

故に…

 

「わ…わた、俺も!お前が気に入ったぞ!!よ、よく見ればお前も中々いけてるし…強い男はき、嫌いじゃない!!」

 

こんな反応しかできない。

 

「わ、私に勝ったと言う事は…次はお父様に挑んでもらうぞ!!勝ったら晴れて…おおお、お前はわ、わたっ私の夫となる!!」

 

 

「どゆことよ…将ちゃん?」

 

 

「姉貴…恋愛経験0だから…」

 

 

「う…仕方がないだろう…」

 

 

 

「救君…?」

 

 

麗ちゃん!?…他の娘までッ!?

 

 

 

ちょっ…やめっ…いやぁぁあ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そうだ将大…お前の言っていた情報…艦隊計画たったか?」

「あまり残ってないな…」

 

 

「まあ…実際に研究に着手されたのは…艦娘と言う存在が現れて約2ヶ月後らしいぞ」

 

「そんなに早いの!?」

 

「ん…あぁ…あとは…魂…とか艦データとか…そんなワードだけだったな」

 

 

「ありがとう姉貴」

 

「いいんだ…私も真壁閣下の件で少し気になってたからな」

 

「神崎…お前のこともな」

 

 

「……俺?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何かね…この状況は……」

 

麗や艦娘に首根っこ掴まれてる救

 

それをスルーして世間話してる京極姉弟。

 

 

 

 

 

「…ッ!!閣下!!」

「ご無沙汰しております」

 

すぐさま敬礼する皆

 

 

 

 

「ねぇ!救君ッ!どういうこと!?何があったの!ねえ!」

 

「ちょ…麗ちゃん…ッ死ぬって」

 

 

 

 

「ああ…いいよ楽にして」

 

今すぐにでも楽にされそうな主人公も居ますが…。

 

 

 

 

「あれ?じーさんどうしたのさ?」

 

「ん…近くまで用があったもんでな…って!コレはアレか!ふわとろたまごプリンじゃないか!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まあ…皆で食べるよねえ〜。

 

 

 

 

 

 

「じーさん…コレアレだよね…俺らの世界の、あの有名な明報堂のプリンに近いよね」

 

「…ん…そうじゃな!ワシも若い頃からよー食べたわい」

 

「……」

 

 

目の前では弟に絶対喋るなよ!喋ったら殺すからなと合図する姉。

 

 

 

 

…本当美人なんだけどなあ…。

 

 

踏まないで?麗ちゃん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「本当にプリン食べに来ただけなのね…」

 

「まあ…お前さんの傷の状態を見にきたと言うのもあるんじゃがな」

 

「お優しい…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うまいのー…コレは。ワシかて…なかなかお取り寄せ出来んしなあ…アレ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ…そうだ…閣下!聞きたいことがあるんですよ!」

 

 

「何じゃ…?改まって」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「艦隊計画から今日までの騒動の黒幕って…じーさんですよね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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