提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜   作:ふかひれ

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指輪とプチ波乱


17話 消エタ指輪

鳳翔との夫婦生活から2日後ー

 

これは…ついにきたか!

ケッコンカッコカリの指輪…。

黒い箱に入ったそれは大本営から届いたものだ。

なぜ指輪型なのか?なぜ名称がケッコンカッコカリなのかは謎であるが

提督との絆がなんやかんやして…

指輪の力でなんやかんやで艦娘の力が上がるとか言う代物らしい。

 

まっ、ゲームでは毎月の生活費を削りケッコンカッコカリしまくったなあ…。

 

最初は金剛、そして鳳翔、秘所艦の吹雪、加賀、時雨、榛名、…他にも居るが割愛しよう。

 

そして今、ここに画面の向こうのものでないモノホンの指輪がある。

 

 

渡す相手は決めてある。

     

 

 

 

コンコン

「失礼します…今日の執務ですが…」

 

「あっ…」

 

「…」

ニヤニヤ キラキラ

 

よりによって…パパラッチに見つかってしまったとは。

 

「それはもしや…生きる乙女の夢の夢の!指輪では?!まさか相手が!?…いや もしかしてこの私に?」

 

「違う!これは大本営からの任務で…カクカクシカジカ」

 

「つまり、渡す相手がいるわけですよね?誰ですか?」

 

うっ…それは…

 

 

「「「ちょっと待った!」」」

ドアからゾロゾロと入ってくる艦娘達。

 

この際、執務室の広さは考えないで欲しい。

 

提督の手を煩わせるまでもない!受け取りに来た!

馬鹿を言うな…私に決まっている!

違います!司令官は私にくれるんです!

ちょっと!何でしゃばってんのよ!芋!!

誰が芋だって?!

ノーノーノー!私に決まってマース!!

気合!入れて!もらいます!

榛名は貰えないと大丈夫じゃないです!

貰ってあげてもいいのよ?

貰いにきたのじゃ!

 

 

 

何故こんなに情報が早い…??

 

 

「あー…内線をオンにしてました」

 

青葉はどこまでも青葉だった。

 

 

 

 

 

おおおお落ち着いてくれ!

これはな!大本営からの通達でたまたま!たまたま!指輪の形をしている君達の強化アイテムなんだ!

今はひとつしかないが… いずれは…だな!

 

 

「指輪なんですよね?」

 

はい…。

 

「薬指ですよね?左手の…」

 

 

ええ、はい…。

 

 

「ひとつしかないんですよね?」

 

 

はい…。

 

 

 

「なら…」

 

「「「「「「「「私に!!」」」」」」」」

 

 

提督は逃げた!恐らく五輪選手も

「ハハハ!あれは無理だ勝てない!」

と褒めてくれるであろう速さで窓から飛び降り敷地内を逃げた。

 

 

「「逃すなっ」」

 

 

 

「いたぞ!! ちっ!そっちに行った!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

こ    指     けとって  い

 

 

「!?」

金剛、榛名、加賀は提督を追い詰めたときに何かが頭に流れた。

 

 

何今のは?

 

 

長門、吹雪達他の艦娘も同じように何かを感じたらしい。

 

 

 

お    と   絶対    ないから   な

 

 

 

 

わからない…

何この感じ…

何かが自分の中から消えているかのような…

 

 

 

「…何だか気分が優れない…すまないが部屋に戻る」

と何故か艦娘達は部屋に戻っていった。

 

 

 

その後皆に声をかけて回ったが普通そうだった。

ただ。何かモヤモヤすると言っていた。何だろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして夜

とある部屋の前に俺は立っている。

コンコンとノックをする。同居人は今は居ないことを確認している。

 

 

「はい」

「テートク?どうしたの ?私ならもう大丈夫ネー?」

 

 

あー…いや、違わないけど違うんだ。

 

 

「?」

 

 

これを受け取って欲しい…。

また君に渡したい…… 金剛。

 

 

「……!?!?いいんですか!?」

皆にも渡したいが最初は君にあげたい。

ずっとそばにいる事を誓う!どうか受け取って欲しい!!

 

 

「はい…よろこんデ!」泣きながら左手を出してくる。

 

 

俺も震えながら指に入れて行く。こう言う感じなのかと思いながら。

 

 

 

指輪は最後まで入ることはなかったーー。

 

 

何故なら指輪は消えてしまったからだ。

 

 

「アレ?テートク?指輪は?」

 

 

「あれ?!消えた…何で」

 

「むーーーー!!!何でデスカ?!うわーん!せっかくの指輪がぁあ」

 

ちょっ!大声出すと皆が…!!

 

 

 

 

「指輪が何ですか?」

 

あぁ!窓に!窓に!!

だけでなく至る所に!! 

 

いやぁぁぁあ !!!

提督はまた逃げ回るのだった…。

 

 

指輪消えたネーなんでだろうネー。

でも指に少しだけ感覚が残ってるのが嬉しいネー。

 

 

ゆ      これで    金    

 

 

 

 

んーまたコレネー何なんでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何故指輪は消えたのか?

 

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