提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜 作:ふかひれ
170話 アズールレーン
「おはよう御座います、提督」
「おはよう…大淀」
「お、おはようございます!!ご主人様」
「おはよう…ベルファスト。どした?寝不足か?」
「いえ…」
「お、おはようございます!指揮官!」
「お?早いね桜赤城に、桜隼鷹に桜大鳳…てかどしたの?」
いやあ…と固くなる3人
どしたのかな?
「おはよう、指揮官」
「ん…ああ」
「おはよう…………
「あ……」
自分で返事して思い出した…
彼女達の存在を…。
「うむ!重桜艦隊旗艦・前弩級戦艦三笠、過ぎた栄光を再び手にするまで、勇往邁進を止めぬ為にやって来た!!と言うか!忘れていただろう!?」
「妾も居ます…お忘れとは…悲しい」
「……ごめん(๑╹ω╹๑ )…」
「…てか、帰ったんじゃなかったの?」
「…ずっと居るが?」
「え?皆知ってたの?大淀」
「はい、先の作戦の後からずっと居られますよ」
「まじか…バタバタしててスルーしてた…すまん」
戦艦三笠
明治時代に活躍した超先輩
露国との戦では旗艦を務めた…今なお軍神として知られる。
空母信濃
大和型三番艦として建造されたかの空母。
見ろよ!
重桜組が廊下に立たされた生徒みたいに直立不動だ!
まあ…重桜の中でも大物だもんなあ…そーなるよねえ…
「ヘーイ…ダーリン!!」
都合良く来てくれた金剛。
「…誰デース??」
「む?我は戦艦三笠だ」
「え?」
「三笠!?!?!?really!?!?」
「あ、あぁ…」
「英国の大先輩ネー!!!」
「?」
桜三笠が不思議そうな顔をする
「戦艦の金剛もヴィッカース社で生まれたんだ」
「なんと!!ここに来て後輩ができたか!!会えて嬉しいぞ!!」
2人は話に華を咲かせている。
「やはり…信濃なのですね」
「…別世界の…信濃…か」
「はい、妾は…別世界の信濃のKAN_SENです。ですが…世界は違えども…信濃の名前を持つ事に変わりはありませぬ。宜しければ…お姉様達の下で…お役に立ちたく存じます」
「…せっかく大和型が揃ったんだ!!これからは心強いぞ!なあ!相棒よ!」
「そうだな…力を貸してもらえるなら…ありがたい」
さて…
アズールレーン組が揃っている時に話せる事を話そうと思う。
先の作戦……
作戦?違うな
先の戦いでは…御蔵のじーさんが艦の魂を使った事が発端だった。
ならば…
その技術は誰が与えたのか…?
「……」
じーさんの手記の中に「カミは実在する」とだけ有った。
まあ…じーさんにしたら…俺も神そのものと捉えると思ったのだろう。
だが…
姿なく介入し…
技術を与え…
崩壊する様や新たな可能性を見る
カミと呼ばれる存在…
「神…ですか?」
大和が言う。
「ああ…」
「し、指揮官様…まさか」
そう…
「……今回の…元凶となる敵は……俺の予想が正しければ…セイレーンだろうな。」
「「「……」」」
アズレン組が黙る。
セイレーン
アズールレーンの世界では世界の7割が海という中で…人類から約9割の海を奪い、陸地へと追いやった侵略者達。
その戦いの中で
唯一対抗できたのは…メンタルキューブから生まれた桜赤城達…KAN_SENと呼ばれる存在。
セイレーンに対抗する為に各国は連合を組む。
ユニオン ロイヤル 鉄血 重桜 という陣営が対セイレーンの為に組んだ軍事同盟がアズールレーンである。
彼女達の戦いによって…人類圏からの追いやりには成功した。
ただ、今はその後の在り方について意見が割れ、鉄血及び重桜はアズールレーンから離脱。
レッドアクシズを旗揚げし、セイレーン、アズールレーンと交戦を続けている…。
セイレーンを倒す事を目標にしているのはどの陣営も同じであるが…。
故に…本来なら…ベルファスト、エンタープライズと桜赤城達は対立関係にある。
本来なら…というのにはまた意味があるが…それは後ほどに。
そして…
レッドアクシズはセイレーンの力や技術を取り入れており、とりわけ重桜の中ではカミと呼ばれていたりする。
まあ…その技術もセイレーンが流入させたとされているが…
故に…セイレーンの目的や、介入の理由ははっきりとはわかっていない。
ただ…
俺が恐れているのは…
彼女達の対立、俺達との対立だ。
ましてや相手がセイレーンとなれば…
確実にこちらの内部分裂を起こす為に動いてくるだろう。
鉄血達が離反したのはセイレーンの介入によるものでもある。
「私達は…指揮官様の味方ですわ?」
「あ…桜赤城!?」
「なるほど…カミ…技術…確かにセイレーンが手を出してそうですわね」
「指揮官様はご心配なのでしょう?私達が……敵対する事になるのでは…?と」
「いや、戦いにくいのではないか…と」
「……指揮官様?」
「私達は…指揮官様に忠を尽くします。それが例え…今の敵同士で手を組むことになろうとも…神を相手にする事になろうとも…例え…世界を敵に回す自分を相手にしようとも…この愛も何もかも全ては貴方様に…」
「例え…信濃様や三笠大先輩に咎められようと…私は」
「妾達は反対しませんよ?」
「信濃様!?」
「…やっとお会いできたのですから。それに…セイレーンは確実に汝に目を付けているでしょう…皆で守らないと…。」
「……ありがとうございます」
「そして……ベルファスト、エンタープライズ」
「同じ指揮官の下で指揮を受ける身として…互いに協力しましょう」
「…私達はご主人様のKAN_SENでございます。ご主人様の敵でない限り…私達は敵対する事はございません」
アズールレーンの世界でも奴らを全て排除することは…できなかたったそうだ。
どこからともなく現れる奴らに対応するしかないのがあの世界の現状だとすれば…
この世界でも…完全に撤退させるのは現状不可能だろう。
おいおいにその作戦を立てるとして…
今は…皆に休んでもらわねば…
奴らの目的がわからない以上
そして接触方法がわからない以上…
周知して注意喚起するしかない。
そして
そんな事より間宮でパフェ食おうぜ!!
そんな流れになって俺の財布は氷河期を迎えそうだ。
カミがスッとやって来てお金を……くれないよねえ…。
キャラの棲み分けの為に
桜赤城や赤城と表記分けしておりますが…
呼び方としては 同じく あかぎ と呼んでる…と言う事でお願いします(๑╹ω╹๑ )!今更ですけどね
艦こレーンのタグの通り…
2部からはアズールレーンの敵対組織が物語に関わってきますが…
未だに設定的にも明かされていない謎が多いので
アズールレーン本編とは食い違い等も多く出てくると思います。
ストーリー上は…結構オリジナルな要素を多く含むと思います。
所謂…自分に都合のいいところを選んで使う所もあると思います。
アズールレーンを知らない方も居られるとは思いますので置いてきぼりにならないストーリー展開を目指しますのでよろしくお願いします。
第二部…スタートという事で
お気に入りも550とね…ありがとうございます(´;ω;`)
本当にありがとうございます!
タイトルのない導入ですとか
主人公が死にかけるとか
シリアスからのシリアス続きで本当は終わるんじゃないの?的な心配メッセージを頂きましたが、私は元気です。
タイトルのない164話は本当にビビったという声も少し頂きまして…
ちょっとした不気味さ、怖さ演出になれば…と思っていました。
大筋はできています。
ただ…肉付けなり、独自解釈の設定等は完全ではないので…
わかりやすさとか…ストーリーへの親しみやすさとか重視したいので
伏線になりきってないかも知れない伏線も有ります!
これからも出すかも知れません。
あと多分…殴り合いはあんまり変わらないかと…
さーせん…。
ストーリーのネタバレ等は出来ませんが…
色々とお話をメッセージで送ってきて頂けるのも嬉しいです、ありがとうございます!
評価や感想コメントもとても嬉しいです。
いつでもお待ちしておりますので…ぜひ!ぜひ!お気軽にお願いします!
少しでもお楽しみ頂けたなら幸いです。