提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜   作:ふかひれ

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173話 提督 桜赤城と1日夫婦 ①

何気に桜赤城がソワソワしている気がする。

 

 

 

「あ…そういや…」

 

「明日から…私と1日…夫婦ですね」

 

「はぁっ!?どういう事ですか!?」

桜大鳳が言う。

 

「…日付的には…私も着任記念日なので…ウフフ」

 

 

「ちょっ…狡いですわ!!」

 

「ちなみに私も…申請済みで御座います」

 

「ベルファストまで!?」

 

 

キャーキャー言い合う3人。

 

 

 

 

「?何の話だ?」

アズレン組の皆を代表してエンタープライズが俺に尋ねる。

 

 

 

「ん…あぁ…毎年…着任記念日にな、色々と各個人に俺が何かしてるんだけど…」

 

「何か最近はもっぱら…俺と1日夫婦をやってみるってのが流行してて」

 

「「「「ほう?」」」」

新規参入組が反応する。

 

 

「私と指揮官が…」

 

「…汝と妾が……夫婦…」

 

「…我と………えへへ」

 

「…まあオサナナジミとは結婚する約束もしてるしね?予行演習だよね〜」

 

約1名は通常運行だった。フルスロットルだった。

 

 

 

「明日が楽しみですわあ〜」

 

「…桜赤城よ…我と変わるつもりは無いか?」

「ありません」

 

「おおう…」

 

「桜赤城?」

 

「はい」

 

「楽しんでいらっしゃい?」

 

「は、はい!」

 

 

 

さて…どうなるかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………」

 

夜から部屋に来ているが…

さっきからずーーーっと黙ったままな桜赤城。

 

 

 

実の所、彼女は…かなりシャイである。

他の誰かが居る時は…しっかりせねばスイッチがONになるので…わりとしっかりしているが…

 

本当に2人きりの時は

「…あ、あの…し、指揮官様?」

みたいな感じになる時もある。

 

 

 

「……」

 

モフッ…

 

 

 

「ひゃぁう!?」

「し、ししし指揮官様!?」

 

彼女の尻尾に埋もれてみる。

 

 

「……」

 

「…指揮官様?」

 

「心配をかけた…」

 

「…私も…かなり辛かったのですよ?」

 

「コピーといえど…」

 

 

 

KAN_SENはメンタルキューブが「リュウコツ」と呼ばれる艦船の中枢の元となり…そこに艦船の頃の記憶…「カンレキ」を持って生まれる存在である。

ただ全てがそうでなく…

過ごす環境等でも性格等は変わるらしい。

 

 

そして

彼女達KAN_SENは同一個体が存在する。

 

それは…メンタルキューブから生まれる存在だからである。

 

詰まるところ…

桜赤城には素体となる赤城が存在する。

 

その赤城は…

かの大戦に参加して…その記憶を有している というものだ。

 

桜赤城も情報としては有しているが…

例えば…"運命の5分間"等についてはよくわかっていないとか…個体差があったりする。

 

覚醒…なるものをすれば…パワーにしろ記憶にしろオリジナルに何の引けも取らないようになるらしいが…。

 

 

正直なところ

メンタルキューブに関しても謎な点が多く…

セイレーンもそれに無関係では無いので不安な要素もある。

 

 

 

そして以前

陣営の分裂により…敵対関係があると言ったと思う。

ベルファストやエンタープライズと桜赤城達は敵対関係にある。

 

 

 

 

 

俺の着任したゲームの母港でメンタルキューブから生まれた彼女達は

その性質上、俺の先の下と言う形なので敵対関係には無い。

苦手意識等はあるようだけど…。

 

 

 

 

 

「桜赤城は桜赤城だよ」

「コピーとか…そんなの関係ない…」

 

「俺との思い出は…お前だけのものだろ?その俺へ向けてくれる愛情も…お前のものだろう?」

 

 

 

「はい…」

 

 

ぎゅっと彼女を抱き締める。

 

「……ありがとうございます」

 

そしてそのまま…

初めて…かな?彼女にキスをする。

 

「んむ…!!し、指揮官様ぁ!? …はう!/////」

 

 

…気絶してしまったじゃないか…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハッ!!私は……寝て…いや、気絶…でしょうか」

 

少し惜しい事をしました。

 

でも…指揮官様から…口付けをしてもらえるなんて……

ダメよ!思い出しただけでも…

 

 

私はある意味覚醒しているので…

セイレーンの戦力にも対応できるでしょう。

 

例え素体との戦いとなっても……

 

 

きっと…大変で辛い戦いになるでしょう

 

それでもあなたは…進むのでしょうけど…

 

 

 

ひとつだけ確かなのは…

私は何があっても…あなた様の傍から離れません…という事です。

 

それだけは…

それだけは…信じてください

 

 

指揮官様の頭を撫でながら…そっと唇を…。

 

 

本当に不思議な方…。

 

こんなに小さな存在で…

何の力もない…ただのヒトなのに…その光は…

何よりも暖かくて…

本当にあなた無しでは…ダメね

 

 

ふふっ…本当に愛してますわ?

 

 

 

さて…

指揮官様の為に…朝ごはん…作ろうかしら?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おはよう御座います?指揮官様?」

 

 

 

「おはよう…」

 

「朝食のご準備ができてますわ?」

 

「ありがとう」

 

「おお〜豪華」

 

ご飯に卵焼き…

これは…筑前煮…かな?

揚げ出し豆腐に

あと油揚げ入りの味噌汁

 

桜赤城のは大量の油揚げが入っている。

 

……狐だから?

 

 

 

 

 

「…やっぱり美味しい」

 

「うふふ♡褒めても何も出ませんよ?」

 

 

 

 

朝食を済ませてから出発の準備をする。

 

 

 

 

 

「「「いってらっしゃーーー!」」」

桜大鳳達はぶーぶー言ってたがそれでも見送りはしっかりとやる。

 

「…何だか新鮮な気分ですわ。見送られる側というのは」

 

 

 

 

 

「さて…今日は私の艦で行きましょう」

 

「あーー…そうか」

 

 

桜赤城達の艤装

実はメンタルモデル化…つまり、艦船化させることができる。

その質量はどこから?なんて質問はやめよう。

 

故に戦闘時は艦船か艤装かを切り替えることができるという艦娘達にはない手法が取れる。

 

 

「2人きりですわあ♡」

 

「そだねえ…」

 

 

空母でデートねえ

なんか新鮮だねえ…

 

 

ほら…なんか見られてるし…

見ないでぇ……。

 

 

「この前の休み以来かな?2人でデートするのは」

 

「違いますよ?」

 

「え?」

 

「初めてですよ?」

 

「うそぉ!?!?」

 

「夫婦としては…初めてですわ?」

 

「なるほど…ね」

 

 

 

「……」

 

この桜赤城は一歩後ろを歩いてくる。

 

曰く…目の前から何かが来ても対応できる。

後ろから来たら直ぐに盾になれる…から

 

あと後ろ姿を見られるから♡らしい。

 

 

 

「…隣来ないの?」

 

「…ここで大丈夫ですよ?」

 

「夫婦なんだから…ほら」

 

と…手を差し出してみる。

 

「…はい」

 

と言いながらめっちゃ腕組んでくる。

「隣から見る指揮官様も……いいですわ♡」

 

「この距離で見る桜赤城も素敵ですわよ?」

とイタズラっぽく言い返してみる。

 

 

「え、え!?あ、あの」

と、テンパる彼女…可愛いなあ。

 

 

 

 

「……もう…指揮官様ったら」

 

 

 

 

 

 

 

 

まあ…街に着いたら…

騒ぎになってたけどね

「でっけえ平な船がいたんだって!!」とか…

 

 

俺…しーーらない!!

 

 




2部入りしたのでカタカナ表記がひらがな表記になりました!
だからといってどーもないです!

アズールレーンのキャラの説明…とかも入れるのでいつもよりは少し文字数が多いですわ!



少しでもお楽しみ頂けたら幸いです!

感想などおまちしてまーーす!(๑╹ω╹๑ )
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