提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜   作:ふかひれ

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アズールレーン原作とは違った設定の感じになります。
そこだけご了承ください。


鏡面海域…
セイレーンが再現する
とある戦いの記録…の海域。
駒はその、役割に順じて動く。


セイレーン
何かを目的として…世界に介入する勢力
人間とKAN-SENの共通の敵…らしい。



話的には……重めですね。



KAN-SEN
桜赤城達のような存在。 艦これで言う艦娘。
救達と行動を共にしているアズールレーンの世界からのKAN-SEN達はオリジナルの素体でなく…メンタルキューブと記憶等から生まれた存在。所謂コピー…駒となる。


と言う感じですね。





177話 虚を映す鏡の中で ① 邂逅と悪意と絶望と

これは…苦い…

とても…とても…

苦くて苦しくて

 

 

 

……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「通信が遮断される海域」

とやらの調査に来た俺は…信じられない光景を見た…

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

…桜赤城と…金剛も驚く

 

「だ、ダーリン?」

 

 

「指揮官様…これは…」

 

 

 

あの時の…戦線。

深海提督との戦いが……行われていた。

 

 

「……鏡面海域…?」

 

 

「正解だ」

 

 

「!?」

 

お前は…

 

「セイレーン…テスターだったか」

 

「ふむ…やはり君か…画面の向こうの…人間」

 

 

「お前か!!御蔵のジーサンを唆したのは!!」

 

「違うな…可能性を与えてやっただけだ…彼は失敗したけどね」

 

「次は俺達ってか?」

 

「……さあね…まあ…君達にはで痛い目にあわされたからね…今回は

仕返しも含んでるよ」

 

 

 

 

「さあ…初めよう…見せてくれ…敗北を」

 

その言葉と共に…視界が歪む…

意識が……遠くに…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「気がつきましたか?指揮官様」

 

 

「ダーリン!!」

 

金剛と桜赤城…

 

 

「…ここは…」

 

「鉄底海峡の再現なのは変わってないか……」

 

 

ん?、お前ら…指輪は?

 

 

 

「オー…無い…え…何で無いデスカ!?」

 

「……右手には……」

 

 

 

……そこまで状況を再現されてるのか…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ひとまず自分でわかってること…

 

ここは鏡面海域…

セイレーンが…恐らく鉄底海峡戦線を再現したとされる

特殊海域だ。

 

 

そして…金剛と桜赤城以外は…

セイレーンが用意した駒…だと推定する。

 

 

 

そして…奴らが見るのは

俺たちの敗北らしい。

 

しかし…謎だ…俺達は勝ったのだから。

…わからん。

 

 

 

 

 

 

 

 

とにかく準備だ。

 

 

「ダーリン…やっぱり不安?」

 

 

「…銃はいつでもあるけどな……」

と、弾を込める…あまり意味はないけどね

 

「ダーリン?ダーリンは1番はこれを使わない事デース」

金剛はチュッ…と弾丸にキスをした

「……祝福デース!なんちって…」

 

「ズルイですわ!私もーー!」

 

 

 

…こんな緊張してやばい時は…2人には癒される。

すこしでも緊張がほぐれた…。

 

 

 

 

「はは…とにかく!この状況からの脱出と…ウチのメンバーを助けにに行こう」

 

 

 

 

 

 

 

 

「本来なら死ぬはずだった指揮官…艦娘…」

「試験者として見たい…。さあ…君はどうする?」

 

 

 

 

 

「おい!吹雪!状況は!?」

桜赤城の背中から話しかける。

 

「……」

 

「…おい!大井!加賀!」

 

「……敵を殲滅します」

 

 

と、味方は敵へと突っ込んで行く。

 

 

ドォン!!と敵の深海棲艦の攻撃が行われる。

 

 

 

このまま立ち止まっては…やられる!

とにかく…味方は…味方らしいから…まずは敵を退けるしかない!

 

 

 

 

「金剛!桜赤城!とにかく敵を攻撃するッ!!」

 

「はい!」

 

 

しかし…テスターの言うことが気になる。

本来は死ぬはずだった…?

どう言うことだ…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

が…

「違う…俺の記憶と違うッ!!」

 

 

目の前に広がる光景は…

 

 

 

 

 

 

 

敵に弾丸を打ち込む吹雪。

 

が…横から胴体に噛みつかれる。

「……」

敵の口内へと魚雷を放ち…共に沈む吹雪。

 

敵魚雷の総攻撃を受けて轟沈させられる加賀。

 

他にもどんどんと仲間が死んで行く。

 

 

 

 

 

 

ありえない…こんな結果…俺は知らない。

 

 

 

敵と相討ちになる加古。

 

 

空母爆撃により…沈む電。

散ったところを各個撃破されて行く響達。

 

 

 

 

 

 

これが本来の戦いの流れだった…?

ありえない!!

 

 

 

 

 

 

 

「ほらほら…早くしないと……」

 

「…上だよ?」

 

 

 

 

 

 

直上…!?

 

 

「くそっ!!」

 

 

「指揮官様ッ!!」

桜赤城が、俺を投げる。

 

「ぐっ…回避いいい!!」

 

 

「良い判断だけど…そこもダメ…」

 

 

ここも…か!!

 

 

「……」

 

艦娘が俺を庇う。

 

 

 

「やめろ!!今のまま食らえば…お前達は…」

 

 

無表情の大井達がニコリと笑った。

 

 

 

「やめろおおおおおお!!」

 

 

 

ズドオオオン!!

 

 

 

轟音と共に投げ飛ばされた俺。

 

目の前には…

 

 

 

「………」

 

無言のまま沈みゆく艦娘達。

 

「やめろ!やめろおおお!!!」

 

大破の艦娘に容赦なく攻撃する深海棲艦。

 

そこまで泳いで行くが…沈む彼女達に手を伸ばすが……

 

 

届かない…。

 

目の前で大井や不知火達が沈んだ。

 

 

 

「嘘だっ!!行くな!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふむ…」

 

 

 

 

……

 

 

「指揮官様!お乗りください!!」

 

メンタルモデル化した桜赤城の艤装に乗せられる。

 

 

「…あ…あぁ…皆が…」

 

「お気を確かに!!アレは本物ではありません!」

 

 

「敵!退いて行きマース!!」

 

 

 

茫然とする俺の前で…

2人を除く全員が死んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とにかく…避難をということで近くの島へと運ばれる。

 

「皆が…皆が」

 

「ダーリン!」

 

「金剛…桜赤城?」

 

「大丈夫です!どうにかここを抜け出せば…皆が居ますから」

 

「……」

 

 

 

 

 

 

 

「…本来ならね?君達は死ぬ運命なんだ…でも生きている…それは何故か…気になるんだよ」

ふと現れたテスターが言う。

 

「さっきも…駒に庇われた様だけど……ふーーむ…君に…何かあるのかな?」

 

 

「ならば…試すしかないか…」

 

 

 

 

 

 

 

「何を言って…」

 

 

 

 

 

 

 

 

金剛が俺を突き飛ばす!

 

「ぐっ!!」

 

「金剛!?」

 

 

俺が目の当たりにしたのは…

 

 

 

 

 

 

間一髪の所で桜赤城の蹴りを躱した所だった。

 

 

 

「指揮官様…死んでください…」

 

 

桜赤城の声だった。

 

 

「桜赤城…!何故デース!?」

 

「…私は…!!セイレーンの駒!!……あなた達を…殺します」

 

 

 

「どう?このシナリオは…?さあ…味方を撃てるかな、」

 

 

「指揮官様…申し訳ありません!!」

桜赤城が艤装を展開する。

 

 

「させないデース!!」

 

 

 

 

「そら!」

桜赤城が爆撃機を出して金剛を攻撃する。

 

 

「くっ!!」

金剛も艤装を展開して応戦する。

 

 

「やめろ!桜赤城!やめるんだ!!」

 

「申し訳…ありません!」

こちらへ…艦載機を…向けてきただと!

 

 

 

「ダーリン!!しっかり!!桜赤城は敵デース!」

…金剛が艦載機を撃ち落とす。

 

「でも…あいつは…操られてるだけじゃ…」

 

 

 

ズドオオオン!!

 

近くが爆撃された。

 

 

「ダーリン!!」

 

 

 

 

 

「指揮官様ッ!!私を…討って下さい!」

桜赤城が金剛を攻撃する。

桜赤城が蹴りのラッシュを浴びせる。

 

 

 

 

「でもッ!!」

 

金剛が腕で蹴りを捌きながら…

掌底を当てる。

 

 

「ぐっ!!」

 

 

 

「正気を…保ってるうちに……あなたを…」

 

 

「うあああッ!!」

桜赤城が金剛に蹴りを加える。

 

 

「くっ…!!」

 

「嫌ッ!私は…私はッ!!」

 

「桜赤城…!!」

金剛が応戦する。

蹴り返し距離を空ける。

 

「だ…ダーリン!」

 

「金剛…」

桜赤城が目配せをする……。

 

 

「こめんなさい…ダーリン…桜赤城…」

 

 

 

「指揮官様…ッ……!!!」

 

 

 

 

 

「こ……」

 

金剛は俺か何かを言う前に動いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズドン…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女の砲撃は…桜赤城を討ち取った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「指揮官様……お手を煩わせて……申し訳ありません…」

 

「金剛さんも…ごめんなさい…」

ぽろぽろと目には涙が流れていた。

 

「ごめんなさいデース…」

金剛も涙をながす。

 

 

「なあ…嘘だろ…?桜赤城…」

「元に…戻るんだろ?なあ!!」

 

 

「…申し訳ありません…指揮官様…私は…ここまでのようです…」

 

 

 

 

「…羨ましいわ…指揮官様と居られるあなた達が…なった…桜が……なんて………羨まし…いのでし……天城……様…エン…ー…ズに…いたかっ…」

 

 

「そんな顔をなさらないで…指揮官様………私が貴方様を傷つけなくて……良かった…」

 

 

「指揮…様…一つだけお願いが…」

 

「何だ!?」

 

「手を…握って貰……ませんか?」

 

「ああ!!」

 

桜赤城の手を握る…。

 

「温かい…ですね……指…官様…私の指揮官様は…あ…だけ…例え…ピーでも…お慕い…申し……」

 

 

桜赤城はそのまま

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

砕けたキューブに戻った。

 

 

 

 

 

 

 

「赤城いいいい!!!」

 

「嘘だろ!なあ!!金剛ッ!頼む!嘘だと言ってくれ!!」

 

 

「ダーリン…ごめんなさい…」

やめろ…きっと夢だ…そんな目をするな!!

そんなはずは無い!コレは夢なんだ…絶対にあり得ない…。

 

 

 

 

「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこに響くのは…

救の悲痛な叫び声だけだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜になってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…くそ…俺が…俺がもっとしっかり…」

 

「ダーリン…」

 

「すまん…お前に嫌な思いを…判断できず…味方を討つ事をさせた…俺は…」

 

「…提督失格なんかじゃありまセン」

 

「え?」

 

「ダーリンが皆を思う気持ちはわかりマース。でも…あのまま…にしてたら…桜赤城の自我が消える方が…残酷でシタ…」

 

 

 

「すまん…」

 

「…頑張ってこの海域から脱出しまショウ!」

ぎゅっ…

金剛が俺を抱き締める。

「今日は…このまま少しでも休んで下サーイ…」

 

……

俺はそのまま…眠りに…。

 

 

 

 

 

ダーリン…

絶対にダーリンは私が守りますカラ…。

ちゅっ…。

 

 

 

ぎゅう…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「good morning!ダーリン♡」

 

 

「……うん…おはよう…」

 

 

 

……残念なことに…夢じゃ無い…。

 

やはり…現実というのは……どんよりとするものだな。

 

とにかく…この状況からどうにか脱出しないと…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………つまんないなあ…」

テスターがそこに居た。

 

 

 

「テメェ…」

 

 

「…特に進展なしか〜」

 

 

一気に昨日の事が思い出される。

…寝てた自分に嫌悪感すら覚えるくらいに!!

 

「テメェは…」

 

「許さない…??」

 

 

 

 

 

 

 

「……言ったでしょう?」

「君への…仕返しも兼ねてるって…本当に絶望しろ」

 

 

 

 

 

「金剛…奴をやるぞ」

 

 

()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…は?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『死んでください』

 

金剛の攻撃!!

 

間一髪で躱す。

 

 

 

『……逃げて…ダーリン』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこまで考えてなかった

 

 

 

 

 

まさか金剛が…操られているなんて

 

いつからだ?

 

 

 

 

 

『…ダーリン…』

 

「さあ!殺せ!!」

「どうだい!?最愛の人に裏切られる気分は…」

 

 

 

 

 

 

「皆死んだ!だってそれが…本来あるべき姿!!」

「お前は…以前は私達を破った!!痛かったぞ?!」

 

 

 

 

 

金剛に投げ飛ばされる。

 

「ぐぁっ!!」

 

 

「くっ…誰か居ないのか!?」

 

 

「居ないさ…沈んだからねえ!!」

 

 

「金剛ッ!!頼む!目を覚ませ!!」

 

お前を撃つことなんて…出来ないッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「操ってないさ」

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「人が願うからヒトの形になるんだ…だから私達が作っても人型になるよ…艦娘とやらのデータもあるしね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()

 

 

()()()

 

 

 

 

 

 

最初から…?

 

そうか…

 

最初から俺1人だったのか?

 

 

 

だからか…

 

 

鉄底海峡の戦線のデータだから

その時点では向こうの世界の桜赤城は右手に…金剛は何もつけてない外見データだったのか

 

 

 

 

「まあ…桜赤城は本物かもだけど…?」

 

「何ッ!?」

 

一瞬金剛から目を離した時だった。

 

「ぐふっ…!!!」

 

金剛の蹴りが…腹に…

 

後ろに蹴飛ばされる。

 

 

「ゴホッ…ガハッ…こ…金剛」

 

 

 

『ダーリン……』

 

 

 

 

「さあさあ!死ぬよ!死んじゃうよ!!…何故君たちが生き残ったのか…淘汰を打ち破ったか……新しい進化か…覚醒か…さあ!それを見せてくれ!!」

 

 

 

 

 

 

「さあ!!!」

 

「やれ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『出来まセン』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なに?」

 

 






また始まるシリアスパート
何卒応援していただけたら嬉しいです!

わかりやすい…溶け込みやすい話作りができたらと思います!
色々と試行錯誤やって行きますのでよろしくお願いします。

少しでも楽しんで頂けたなら幸いです!


感想等おまちしております!
お気軽によろしくお願いします!


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