提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜 作:ふかひれ
そんな2人が少し奮闘する話。
ほのぼの…日常話です!
2度言います!
ほのぼの日常話ですッ!!!
少し胸糞表現ありマス
「あ?何だテメェ…」
「今日から暫くよろしくな」
「ケッ…馴れ馴れしい」
とある鎮守府の天龍と加古を預かることになった。
この2人…相当な問題児らしく
かと言って改ニなので…戦力的も期待できる。
なので解体や退役にも出来ない…。
今後の方針を考えてくれないか?何なら無茶を押し付けられた。
…かといって彼女を受け入れてくれるような鎮守府はない。
『ケッ…お偉いさんだか知らねえけど…調子に乗ってんじゃねえぞ?誰だろうと…気に入らねえ奴は殴る!それが俺だ』
「………」
『何だ?ビビってンのか?』
「……仕事中だ…」
『あん!?』
「すまん!本当に忙しいんだ」
「適当にくつろいでくれ。腹が減ったら食堂に行ってくれ」
天龍が胸ぐらを掴んでくる。
「なっ…おい!何するんだ」
『何だって…?テメェ!!』
「天龍さんッ」
大淀が叫ぶ。
ベルファストは今は備品を取りに行ってるし…秘書艦の夕張も…
「…提督ー!開発が完了しまし…」
「おお、夕張か!お疲れ様…お、鈴谷も」
「あの…何をしてるんですか…天龍さん」
『あ?何だ…実験感触の夕張か…』
「…その手を離してください」
天龍の腕を掴む夕張。
『仲良しごっこかよ』
ペシペシと救の顔を叩く加古。
「離しなよ…その手」
「違います」
『…センノーかよ。お前達も可哀想だよなあ…』
と天龍が言う。
『 アレか?毎日…夜のお世話か?こー言う奴は大体そうなんだよなァ…。雑魚のくせに権力にモノ言わせてよぉ…』
加古がゲラゲラ笑いながら言う。
「提督はそんなことないですよ」
『あン?どれも一緒なんだよ!コイツも所詮!クズで外道なクソ野郎なんだよ!』
『んでテメェらはそのカスに媚び諂って従う同じカスなんだよ』
「あ?」
「何て言いました…?」
大淀はギョッとした。
2人が…キレた。
『あ?聞こえなかったか?』
『どっちもクズで外道でカスなクソ野郎って言ったんだよォ!!』
「おい…天龍………」
『何だよ…』
「今の言葉取り消せ」
『やだね』
『どーしてもってんなら…この天龍様…と加古様改ニを倒してみな』
何でそーなるんだよ…。
「お前な…「「わかったわ…」」
「夕張!?鈴谷!?」
救は驚いた。
「ごめんなさい…提督。でも私…許せないです」
「…夕張……」
2人の目は本気だった。
「……はあ…。わかった。夕張…鈴谷…3人で戦おうか」
「「…はい」」
『早速やろうじゃねえか』
演習場にて……
「天龍…夕張からの伝言だ…。お前は武装して構わん。実弾で良いッ!!コッチは…模擬「やっぱり素手で良いです」
救の言葉を遮った鈴谷。
「え?…す、鈴谷さん?」
「素手で十分です…こんなハンパな跳ねっ返り…素手で十分よッ」
『ほー!言うじゃねえか!』
………
……
…
『どーしたよ!?さっきまでの威勢はよおおお!!』
夕張も鈴谷も天龍と加古に追い詰められ、ボコボコにされてた。
『おらよ!!』
「きゃあ!!」
「夕張!」
『余所見してる暇あんのか!?」
バキィ!!
「ぐはっ!!」
分かってる…
改ニ相手に私が…相手にならない事くらい
なんで素手とか言っちゃったのかな…
ううん……これは意地だ
私は……負けられないんだ!!
夕張が攻撃を繰り出すが天龍は笑いながら避ける。
『ほらよ』
ゴスッ
『どこ見てんだバァカ」
ドコッ
『オラァ!!』
バキッ
「くぅ……」
なのに…頑張ってるのに……
届かない…なんて悔しい…!!
『雑魚が調子に乗るな!!蜂の巣にしてやんよ!!クソ艦娘!』
『あのクソ提督も…お前も!ぶち壊してやる』
天龍が離れて掃射してくる。
逃げるな…私ッ!!
決めたんだろ!
強くなるって!!
「訓練もまともにやって無いバカの弾なんか…当たるかッ!!」
夕張はその弾雨の中に突っ込んでいった!!
強くなるって決めたんだ…
こんな奴に…負けるものか!!!
砲撃の合間を潜り抜けて一気に距離を詰める。
「ちょこまかと!!!」
と、天龍が右腕を大きく振りかぶり…殴ろうとしてくる。
「勝手に…カスだの何だのと決めつけてッ」
その右腕を左手で受け流し…
胸ぐらを掴んで
背負い投げを喰らわせる。
ドスン!!
「ぐっ!!」
天龍が地面に叩きつけられる。
「私達の大好きな提督を虚仮にしてッ」
起き上がった天龍の腹に回し蹴りをブチ込む!!
「ごほっ……」
「ガハッ…ゲホッ……このクソッ!ぶっ殺してやるッ」
天龍が刀を構えて突っ込んでくる。
「しねええええ!!!!」
天龍が刀を横に払う…横一文字斬りを繰り出す。
飛ぼうと思っても無駄だぜ!
俺の剣戟は…早えぞ
夕張は天龍の思惑通り飛ぼうとしている…
が、刀は既に夕張の肩の近くに有る。
確実に捉えたッ!!
飛べ…!
そうすりゃ…胴から真っ二つだッ!!
「あの人が…どれだけ優しいか!どれだけ私達の為に涙を流してるかも知らないくせに…ッ!何も知らないくせに!!」
手応え…有りッ!!
天龍は確信した…斬った!!と。
「どりゃぁぁあ!!!」
刀を振り抜いた天龍が見たのは…
遥か数メートル上空にいる夕張だった。
「嘘だ…間違いなく斬った!!なのに何でそこにお前が居るンだよ!!」
「お前がッ…あの人を語るなァァァア!!」
自由落下をしながら前方に一回転しながら勢いをつける。
そしてそのまま…何度も何度も何度も何度も回転する。
回りながら…奴を確実に捉える。
そして…
溜められた速度を持った状態で踵落としを天龍の脳天に突き落とす!
バカァン!!!!
「ぐっ…は」
天龍が膝をつく…
額には血が流れてきたらしい
何だよ…あのデタラメな動きは…
「立て…立ちやがれッ!クソやろう!!!お前が馬鹿にした…提督の艦娘の力…見せてやるっ!改ニだから何だ!!」
「ぶっ殺す…絶テェぶっ殺してやるッ!!俺は天龍様だぞ!!」
『死ねェェ!!』
夕張はその砲撃を躱す。
が天龍は見逃さなかった。
砲撃が地面に炸裂し…跳ねた石が当たるのを…。
「…ッ!!」
それを見てニヤリと笑う天龍。
そして……天龍は距離を詰めバッと手を夕張の前にかざす。
その手には砂が握られていた。
「うぅ!」
目に砂がッ…!!
夕張の動きが止まる。
「余所見とは余裕だなッ!!」
ドスッ!!
天龍の前蹴りが腹に突き刺さる。
「うっ!!」
そのままラッシュを打ち込まれる!!
「チョーシに乗んなよ!このクソがッ!!何が艦娘の力だぁァ?!やられてんじゃねーか!!オラッ」
「ぐっ…うあっ!!」
鈴谷も同様に加古と対峙していた。
割とすばしっこいらしく加古を翻弄しながら戦っていた。
『オラよ!!』
「当たんないわよ!」
加古のパンチを回転して躱しながら肘打ちを見舞う。
『んぐ!!』
フラつく加古に足払いを仕掛けて転倒させる。
『いで!!』
そこに腹めがけて拳を振り下ろす。
『ぐうっ!!…てめぇえ!!!』
鈴谷は戦闘のセンスがあった。
特に動体視力が良いのか、加古の攻撃をよく躱していた。
『このクソビッチがぁあ!!!』
「絶対に後悔させるから…」
「あの人のことを馬鹿にしたことをッ!!」
鈴谷は距離を取る。
『舐めんなァァ!!』
加古が鈴谷に向かって乱射する。
地面を蹴って前に飛ぶ。
更に蹴って前へ飛ぶ!!
どんどんと速さを増して距離を詰める!
乱射…?余裕ないのね…でも…
当たんないわよ…そんなの
「あんたらには絶対に負けない!!大切なものを踏み躙られる痛み…何倍にしても返してやる!!」
「くらええええ!!!」
ドスッ!!!!!!
加古の腹に鉄拳が突き刺さる!!
吹き飛ばされた加古は苦痛の表情を浮かべる。
『ぐぼっ…がは……』
『この…クソビッチめ…俺は…加古様だぞ!改ニの……ガハッ…チクショ…もう…いい』
更に距離を詰めてきた鈴谷にニヤリとする加古
加古は何かを投げた。
「爆弾…?いや…コレは!!」
そして鈴谷はそれを見てしまった。
パァン!!!
ソレは爆ぜた。
凄まじい音と光を撒き散らして
閃光手榴弾…だった。
「うっああああ!!!」
鈴谷は視力と聴力を奪われた。
何も見えないッ!!
気配も…音も……
『オラァ!!仕返しだッ!!』
鈴谷の腹を殴る。
「ぐっ……このっ!!」
『おーっと…当たるかよ!!』
バキイ!!
「ぐあっ」
転んだ鈴谷を踏みつける。
『オラ!オラァ!!死ね!死ね!!』
「うっ!」
「ぐぅっ!」
………
……
…
夕張の髪を引っ張り上げて…いる天龍
そこに同じく加古も鈴谷を連れてくる。
「す、鈴谷……」
天龍がコソコソと加古と話をしている。
加古は…話を聞いてニヤリと笑った。
加古が2人の髪を掴み顔を持ち上げる。
そして天龍が言う。
「おいカスども…参りました天龍様…加古様…私はカス提督の雑魚の艦娘ですって言ったら許してやるよ」
「……」
ボコッ
天龍がそのまま夕張の顔を殴る。
「……言えよ」
それでも夕張は何も言わない。
ボコッ!
ボコォ!
『意地張ってんなよ!言えよ……』
ボコォ!!!
『そーいや…あのクソ提督…言ってたなァ…。負けたら俺の言いなりになるってヨオ!!どんだけお前のような雑魚を信じて…いや…お前レベルの雑魚しか居ねえってことか!!』
『あははははは!!!面白えよ!!』
バキッ
ドコッ
『早く認めろよ』
「……〜〜」
鈴谷と夕張がボソリと何か言った。
2人は嬉々として耳を近づけた。
2人は大声で叫んだ
「「クソ喰らえ!!誰がお前なんかに負けるか」」
ブチィ!!
天龍はキレた。
『コノオオオ!!』
力任せに思い切り2人を殴りつける。
バキィッ!!
「ガハッ…」
殴り飛ばされる…
「もう良いよ…死ねよ」
天龍は刀を手に取った。
「……」
負けたくない!!
私は…負けられない!!
だって!!
だって!!!!
「夕張!!鈴谷!!」
立ち上がる夕張と鈴谷に救が声を掛ける。
「て…提督…」
私は…弱いよね…ごめんなさい…
提督の顔に泥…塗っちゃう…。
負けたら……
「忘れるな……お前達は1人じゃ無いッ!!
実の所
救は、負けたら同じカス扱いで構わないとしか言ってない
だが…天龍の言い方では…まさに下僕にされるとしか思えなかったようだ。
そして何より2人はキレていた。
そして…忘れていたのだ。
自分が何を言って…戦うするのかを…
そうだった…
私が忘れてた…。
私が言ったんだ。
「そうだ…ごめんなさい…提督…私、1人で戦ってちゃいました……」
「鈴谷も…忘れちゃってた…」
「忘れられると寂しいぞ」
呼吸を整える。
うん…大丈夫!!
「鈴谷…いける?」
「もちろん…夕張は?」
「余裕…よ!」
「なら…親友同士で…提督も一緒に行きましょう!!」
「行くよ…!見てて…力を貸して!!」.
「行きます…提督…力を…勇気を…踏み出す心を私に貸してくださいッ!!」
夕張と鈴谷は駆け出した。
親友コンビの戦…成長物語!
天龍も加古も…別の存在ですからね!
シリアスではありません!
日常系ほのぼの話です…!
会話が拳で行われてるだけなんです!
肉体言語って奴ですね!
少しでもお楽しみ頂けたなら幸いです!
感想などお待ちしていますー!