提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜 作:ふかひれ
三笠は日露戦争で活躍した艦である…。
つまり明治時期な訳で…。
敷島や朝日と言ったメンツが居ない訳で…。
大正時期や昭和生まれからしても…
超大先輩な訳で…。
いつの間にか
ウチの重役ポジになった。
当時は最強、最先端な戦艦だったが、時代と共にそれは変わる。
正直、三笠は強いとは言えない。
が…記念艦として現代にも唯一残る戦艦三笠は…ずっと見てきた。
この国の全てを見てきた。
彼女の演習訓練は的確に実力を伸ばす。
かなり厳しいトレーニングだが…根を上げるものや逃げ出す者はいなかった。
あの桜赤城でさえ震え上がり大人しくなる程だ。
「勇猛精進!」
「甘いぞォ!そんなので指揮官が守れるのかッ」
旗艦を務めて勝利へ導いたのもあってか
演習における指示等は抜き出るものがある…。
「第一次攻撃隊…正面…「待て!瑞鶴」
「え?」
「瑞鶴、榛名は右側から、大鳳とベルファストは左側から攻めろ!合図と共に艦爆を放て」
「なるべく高高度を維持して大きく円を描いて回り込むように…だそ!」
「初月は我と共に…正面から行くぞ!!」
とかね。
演習先には
「あんな艦娘見たことがない!」
「三笠?え?何それ」
「流石…ハーレム閣下…」
と言われるけど…
ちなみに「なるほど…おばあちゃんか」と言った長門は天に召された。
「生きてるぞ」
早く成仏して欲しい。
「だから生きてるって」
「我の今日の仕事は…お主の手伝いだな?」
「何だ!?音が鳴ったぞ!?」
電話です…。
「は、箱の中に人が!?」
テレビです…
「って…三笠は今も在るだろ!?」
「冗談だ」
と言う感じの少し…あの…昔の人だけど
「……なあ…あなた?…疲れたなら…私が膝枕くらいしてあげるよ?」
「ほら…おいで?」
「いつも頑張る君を…少しくらいなら甘やかしてあげる」
ニコリと笑う三笠。
ってくらい2人きりの時は緩かったりする。
んで…何でこーなったかと言うと……
全員からお願いされた。
もはや懇願だった。
あの桜信濃までお願いして来た。
何でも…あの人を差し置いて若輩者の私達が…そんな真似できないと。
艦これ勢も…その名前の偉大さは知ってるらしく…
ぶんぶんぶんと首を縦に振っていた。
当の三笠は…
「順番とか、そういうしきたりは守るべきだぞ?」
と言ってたけど…結局周りに圧倒されていたな…。
てな訳で前日から始まる…2人の生活。
「えへへー」
そのスタートは三笠の膝枕に戻る…と。
「ん〜指揮官〜♡可愛いなあ…好きだぞー?好き好き♡」
「三笠はそんなキャラだったっけ!?」
「し、仕方ないだろう?!私も寂しかったんだからな!?」
「それに…周りの目もある…ゴニョゴニョ」
「す、すまない…あなた…」
「どうも…料理は苦手で…その……なんだ…」
「明日は俺が作ろうか?」
「い、いいのか!?しかし…男子たるもの…」
「時代よ時代」
「じだッ…我が時代遅れとでも言うのか!?」
ほほを両手でむにゅーーーとしてくる三笠。
「ひがいまひゅーー」
「おはよーー三笠〜」
目を覚ますと…指揮官の顔が目の前にあった。
「…ん……おはよ…う」
「ごはん出来てるよ」
「………ハッ」
わ、我とした事が…
料理を教えてもらうと言う体で一緒にご飯を作る作戦がぁぁあ!!!
「くううううっ!我とした事がぁぁぁあ!!」
「ええ…」
「うう…頂きます…」
メニューは…
ごはんと、味噌汁…ほっけの塩焼きに卵焼き…
ほうれん草のおひたし…。
私も大好きな品目……指揮官とお揃いの大好きな和食♡
「美味いぞぉ…指揮官〜」
涙を流しながら食べる三笠。そんなに美味しいのか?
「我も作れるようになりたいが……同じに毎日作って貰うのも幸せかも知れない…いや、幸せだな」
「今度は三笠が作ったのを食べたいなあ」
「が、頑張ってみる」
「「「「「「「行ってらっしゃいませっ!!」」」」」」
整列するアズレン組、微笑む信濃。
「さ、さあ!行こうか!指揮官!!」
三笠に手を引かれて歩み始める。
「………もう力抜いて大丈夫だぞ?」
「はふううぅう〜〜」
「ほんとか?もういいか?」
アニメで真面目なキャラがデフォルメキャラに変わるように一気に脱力する三笠。
「あなた〜♡腕組もう!」
……そりゃこんなキャラ見せられないわなあ〜
…信濃は気づいてそうだけど…
黙っとこ……
「えへへ〜」
ニコニコしながら歩く三笠と共に歩いた。
さーせん!
三笠…ねじ込ませてください…
すみません
体調があまり良くないので更新が送れたら申し訳ないです。
少しでもお楽しみ頂けたら幸いです。
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