提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜 作:ふかひれ
「まだ見つからんのか?奴らは…」
「…申し訳ありません…」
「チッ…使えねえ奴等だな」
目線を移して話しかける。
「で?お前らは協力する気になったのか?」
その先には何名かの艦娘が居た。
「は…はい……」
1人の艦娘が答える。
「私達は平和の為に…」
1人はそう答える…が
「うるせえ!!」
「てめーらは黙って俺の言う事を聞けば良い!無駄な事は考えるな!」
「それとも…またアレ…されたいか?」
林が艦娘を脅す。
「ひっ…い、いいえ!従います!従います!!」
少し前の話…
「これだけのしざいがあれば…ちんじゅふがつくれるよ」
「ほかのちんじゅふのこもてつだってくれるから」
「……でもこの島の資材だけじゃ…」
「食べ物も…」
「…行こう!資材を探しに!」
「でも…補給もギリギリラインだよ?!危ないよ」
「こんな時だからこそ…私達が提督を支えないと!」
「あの人は今、自分を責めてる…表面には出さなくてもいつか限界が来る。だから少しでも私達が支えなくちゃ」
「うん…ならやろう!提督も皆も守り抜かなくちゃ!」
「よし!比較的に損傷の少ないメンバーで海域の調査並びに資材の確保!あわよくば…魚が手に入ると良いな」
「その他のメンバーで島の探索…つまり、水や食料の確保だ。浜の方で何か流れ着いてたり、食料があるといいが」
「…おお!?島の裏側は…資材だまりじゃねえか!……多いとは言えないが有難いな…」
「浜辺は…うん、ここら辺なら釣りとかできるかな?」
「…あさりとか出てくるかなあ…」
「芋と……うーん…山菜くらいかなあ…」
「荒波だからな!予定航路から外れたら流される可能性もあるから気をつけろ!」
「深海棲艦すらいねえなあ…」
「ん?アレは…?」
『アナタ達…何シテルノ?』
「おお!深海夏姫達か!先日は助かった、ありがとう」
『アナタ達ニオ礼ヲ言ワレルト…ナンダカムズガユイワ」
『…デ?何シテルノ?』
「実はな…」
『…なるほどね。人も愚かなものね…。あなた達は海軍の所属じゃないのでしょう?なら戦う理由は無いわ…』
『そんな余裕もないしね』
『ここら辺には手を出さないでしょうけど…気をつけなさい。奴らは今、大きく軍拡を進めているわ…多くの仲間が狩られているもの…』
『アナタ達を探しているのもあるでしょうけど…狂気じみた軍政を行なっているそうよ…』
「…完全に私らが悪者の扱いだろうからなあ…」
「住める環境にはして行くが…お前達も危なくなったら…あの島に来ると良い」
『あの島ならある程度は安心よ…そうね、助かるわ。私達も危なくなったら避難させてね』
『なら、お礼に…近海の情報や食料…資材だまりの場所の情報を提供するわ…』
「何故そこまでしてくれる?」
『敵意はなくてもね…この姿だと何処でも歓迎されないのよ…でもアナタ達は…私達と普通に接してくれたの。アナタ達には普通の事かもしれないけど…私達にしたら返しきれない程の喜びなのよ」
「なら…ウチの所属になれば良いじゃないか?ウチにも深海棲艦は居るぞ?」
夏姫達は嬉しそうな…でも少し寂しそうな顔をした。
『それも良いかもな…考えておくわ』
『嬉しかったわね…』
『本当に…』
完成した新しい鎮守府は大きかった。
お風呂も広くて…
部屋も広くて…仲間も増えたけど…やっぱりあの場所が少し恋しい。
「どうしたの?」
ボケーっとする俺に麗ちゃんが話しかけて来た。
「ん…なんか眠れなくて」
「新しい所は慣れない?」
「うん」
「ねえ…?」
「うん?」
「もっと…頼ってよ」
「え…」
「この指輪は飾りじゃないんでしょ?」
「なら…頼ってよ?あなたの全てを受け止めるから…」
「どんな敵でも…どんな場所でも…絶対に駆けつけるから!支えるから!」
「ありがとう」
「今後のことも含めて考えないとなあ…」
「情報が必要だよねえ…」
「私達が居るじゃないか」
話しかけて来たのは桜霧島だ。
「私達なら顔も割れてないし…役に立つと思う」
「危険だぞ?」
「任せろ…」
桜霧島はニヤリと笑った。
少しシリアスでは無いですけど
そんなパートも続きます!
気長にお付き合い頂ければと思います。
少しでもお楽しみ頂けたら幸いです!
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