提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜   作:ふかひれ

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204話 足掛かりを求めて…

「まだ見つからんのか?奴らは…」

 

「…申し訳ありません…」

 

 

「チッ…使えねえ奴等だな」

 

 

 

目線を移して話しかける。

「で?お前らは協力する気になったのか?」

その先には何名かの艦娘が居た。

 

「は…はい……」

1人の艦娘が答える。

 

 

 

「私達は平和の為に…」

1人はそう答える…が

 

「うるせえ!!」

「てめーらは黙って俺の言う事を聞けば良い!無駄な事は考えるな!」

 

 

「それとも…またアレ…されたいか?」

林が艦娘を脅す。

 

「ひっ…い、いいえ!従います!従います!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少し前の話…

 

 

「これだけのしざいがあれば…ちんじゅふがつくれるよ」

 

「ほかのちんじゅふのこもてつだってくれるから」

 

 

 

「……でもこの島の資材だけじゃ…」

「食べ物も…」

 

 

 

「…行こう!資材を探しに!」

 

「でも…補給もギリギリラインだよ?!危ないよ」

 

「こんな時だからこそ…私達が提督を支えないと!」

「あの人は今、自分を責めてる…表面には出さなくてもいつか限界が来る。だから少しでも私達が支えなくちゃ」

 

「うん…ならやろう!提督も皆も守り抜かなくちゃ!」

 

 

 

 

「よし!比較的に損傷の少ないメンバーで海域の調査並びに資材の確保!あわよくば…魚が手に入ると良いな」

 

「その他のメンバーで島の探索…つまり、水や食料の確保だ。浜の方で何か流れ着いてたり、食料があるといいが」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…おお!?島の裏側は…資材だまりじゃねえか!……多いとは言えないが有難いな…」

 

「浜辺は…うん、ここら辺なら釣りとかできるかな?」

 

「…あさりとか出てくるかなあ…」

 

「芋と……うーん…山菜くらいかなあ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「荒波だからな!予定航路から外れたら流される可能性もあるから気をつけろ!」

 

 

「深海棲艦すらいねえなあ…」

 

 

 

「ん?アレは…?」

 

 

『アナタ達…何シテルノ?』

 

「おお!深海夏姫達か!先日は助かった、ありがとう」

 

『アナタ達ニオ礼ヲ言ワレルト…ナンダカムズガユイワ」

『…デ?何シテルノ?』

 

 

 

 

「実はな…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『…なるほどね。人も愚かなものね…。あなた達は海軍の所属じゃないのでしょう?なら戦う理由は無いわ…』

『そんな余裕もないしね』

 

 

『ここら辺には手を出さないでしょうけど…気をつけなさい。奴らは今、大きく軍拡を進めているわ…多くの仲間が狩られているもの…』

『アナタ達を探しているのもあるでしょうけど…狂気じみた軍政を行なっているそうよ…』

 

 

「…完全に私らが悪者の扱いだろうからなあ…」

「住める環境にはして行くが…お前達も危なくなったら…あの島に来ると良い」

 

 

『あの島ならある程度は安心よ…そうね、助かるわ。私達も危なくなったら避難させてね』

『なら、お礼に…近海の情報や食料…資材だまりの場所の情報を提供するわ…』

 

「何故そこまでしてくれる?」

 

『敵意はなくてもね…この姿だと何処でも歓迎されないのよ…でもアナタ達は…私達と普通に接してくれたの。アナタ達には普通の事かもしれないけど…私達にしたら返しきれない程の喜びなのよ」

 

 

 

 

 

「なら…ウチの所属になれば良いじゃないか?ウチにも深海棲艦は居るぞ?」

 

 

 

夏姫達は嬉しそうな…でも少し寂しそうな顔をした。

 

『それも良いかもな…考えておくわ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『嬉しかったわね…』

『本当に…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

完成した新しい鎮守府は大きかった。

 

 

お風呂も広くて…

部屋も広くて…仲間も増えたけど…やっぱりあの場所が少し恋しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうしたの?」

ボケーっとする俺に麗ちゃんが話しかけて来た。

 

「ん…なんか眠れなくて」

 

「新しい所は慣れない?」

 

「うん」

 

「ねえ…?」

 

「うん?」

 

「もっと…頼ってよ」

 

「え…」

 

「この指輪は飾りじゃないんでしょ?」

「なら…頼ってよ?あなたの全てを受け止めるから…」

「どんな敵でも…どんな場所でも…絶対に駆けつけるから!支えるから!」

 

「ありがとう」

 

 

「今後のことも含めて考えないとなあ…」

 

「情報が必要だよねえ…」

 

 

 

 

 

 

「私達が居るじゃないか」

話しかけて来たのは桜霧島だ。

 

「私達なら顔も割れてないし…役に立つと思う」

 

「危険だぞ?」

 

「任せろ…」

桜霧島はニヤリと笑った。

 

 

 




少しシリアスでは無いですけど
そんなパートも続きます!

気長にお付き合い頂ければと思います。


少しでもお楽しみ頂けたら幸いです!

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