提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜   作:ふかひれ

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215話 呉鎮守府奪還作戦 ①

思い出すのは…

いつも姉の背中を追っていたあの日の自分。

 

厳しい父に厳しい姉。

 

2人とも憧れだった。

今もそれは変わらない。

2人に追いつきたくて追いつきたくて…俺は頑張っている。

 

 

 

姉の桜は強かった。

 

 

『やられっぱなしで終わるなッ!!』

 

『泣くな!将大ッ!』

 

 

俺はそんな姉に認められたかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

立地や今後を考えても

中四国地方の要とも言える呉鎮守府の奪還を作戦として立てることになった。

 

 

 

 

 

「しかし、守りは強固だろう。…作戦はあるのか?」

 

「…正面からかなあ…」

 

「作戦と言うほどではないが…策は弄してあるぞ!」

京極将大は言う。

 

「来るべき日に備えてはある…だが…うん、基本は正面からやりあうしかないだろうな」

 

 

「何の備えなんだ?」

救ちゃんが聞いてくる。

 

「それは…うん、秘密だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

今回の作戦指揮も救ちゃんだ。

 

「……」

 

「救ちゃん…協力してくれるか?」

 

「もちろん!任せろ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………俺の力が必要か?」

 

桜が言う。

 

 

「いいや…大丈夫」

 

 

 

本当は…姉貴が来てくれたら心強い。

でも…それじゃダメなんだ。

 

このくらい乗り越えられないと…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作戦としては

救ちゃん達が2方向から鎮守府を攻める。

 

穴が空いたところへ俺達が攻める…と言うものだ。

 

 

 

籠城を決め込むなら補給断絶や交代射撃等方法はたくさんあるが…

住民達もそんなに離れていない所にいる事や、相手の全軍総数を考えたら…そこまでの長期の時間はかけられない。

 

 

 

そして、事前情報だと…鎮守府に居座るのは金谷という奴らしい。

これもエリートだと。

というかアイツは昔から俺達を目の敵にしているからな…。

 

つまるところ新堂達と違って…最後まで抵抗する可能性もあるという事だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「全員!大破以上の攻撃はしないように!目的は奪還であってで…殲滅ではない!」

「降伏してきた者は艤装解除の上、輸送部隊に引き渡すように」

 

 

 

「「「「「「「はい!!」」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

「将ちゃん…焦るなよ。きっと上手くいくし、将ちゃんの秘策、頼りにしてるから」

 

「うん、任せろ!」

「俺は…姉貴達に認められたいんだ」

 

「……」

救ちゃんは何かを言おうとしたが…やめたようだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あー…あー……聞こえるか!?呉の金谷とやら!」

 

めちゃくちゃデカいスピーカーで話し始める救ちゃん。

 

 

 

 

「金谷提督!敵の演説が…」

 

「ふむ…まあ聞いて見るか…」

 

 

 

 

 

「我々は………………」

クルリとこちらを向く救ちゃん。

 

「何だっけ?」

「名前…考えてない!」

「ノリと勢いでいい?」

 

 

 

「あー!我々は海軍及び鎮守府解放部隊であるッ!」

 

 

 

 

「何だあのアホ集団は…新堂達はあんなのに負けたのか…?」

 

 

 

 

 

 

「大人しく…可及的速やかに鎮守府を明け渡しなさーい」

 

 

「拒否や抵抗をする場合はやむなく[ズドォン!]

 

 

 

 

 

「え?」

 

 

「あっ……」

 

 

 

 

「え?」

横を見ると口をあんぐり開けて青ざめる武蔵の姿。

 

 

 

 

 

 

ドカァァァアン

 

 

砲撃は見事に鎮守府に着弾。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うおおお!撃ってきやがった!?」

「アイツら何なんだ!?戦闘態勢に入れーー!!」

 

 

 

 

 

「うおおおおい!?!?」

 

「降伏勧告の意味は!?バリバリの武闘派じゃん!!」

 

「ご…ごめんなさい…くしゃみと同時に…」

西波島の武蔵がしょぼくれていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さ……さぁ……奪還作戦開始だ…!!」

 

 

 

 

 

 

 

西波島の武蔵の砲撃と共に戦闘が開始された。

 

 

 

 

「あんなカスどもに負けるかァァ!!」

金谷は伝令を出す。

「…あんな馬鹿どもに……俺の方が…優れてる事を証明してやる」

 

 

 

 

 

 

「行けええ!!」

 

 

 

「貴様らのような…カスは居なくなるべきなんだッ!!」

「俺たちのようなエリートが正しく引っ張るべきだ」

 

 

 

 

「転生したお荷物のお前も…桜さんのお荷物のお前もッ!!ぶっ潰してやる」

「そして…桜さん!俺がお迎えに行きますからね」

 

 

「「「「え?」」」」

 

提督勢全員が驚いた。

「さ、桜ちゃん……?」

 

「……わ、わわ私だとォ!?!?」

 

 

 

「姉貴だとォ!?」

 

 

「………」

 

 

 

 

 

 

「あー……金谷とか言ったかな?」

 

 

 

「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お断りするッ!」

「俺は…そこに居る神崎に惚れているからな」

「君のその声には答えられない」

 

 

 

「……えぇ…」

麗がジトーと桜を見る。

 

 

 

 

 

 

 

「…奴を潰せば良いんですね!?わかりました!!」

金谷が全力で救ちゃんにヘイトを向ける。

 

 

 

 

 

 

「やってみろォ!!」

桜三笠がコンチクショウ!と言いながら砲撃する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

将大はその戦いに圧倒された。

 

 

 

さすがは元帥に推薦された男の率いる艦隊。

的確な指示と連携で敵艦娘を次から次へと撤退、降伏へと…。

 

 

 

何より艦娘やKAN-SEN達の練度が高い…。

 

 

「バックは…任せたネー!ぶっきー!!」

 

「はい!任せてください!」

 

 

 

「陸奥さん!射撃角度…15度訂正してください!」

 

「了解〜」

 

 

 

 

 

「オラオラァ!天龍様のお通りだァ!!」

 

あの大破で有名な天龍は傷一つ負う事なく敵陣に刀を持って突っ込んでいる。

 

その後ろには…うん

龍田を始め…ナントカ組とか呼ばれてそうな奴らが……

ん?いや…アレは駆逐艦達!?

うそぉ……ヤクザやん…アレ…

 

「オラァ!退くのです!」

 

「今日はレディじゃないわ!女…姐御と呼びな!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「危ねえ!」

その一言にハッとする。

 

気を取られていた…。

こちらに砲撃が–––!!

 

 

 

「ベルファスト!シリアスッ!!」

救ちゃんが叫ぶ。

 

「「お任せくださいッ」」

 

2人が砲撃を撃ち落とす。

どうやったらそんな芸当が出来るんだ…。

 

 

 

 

 

焦る…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「将ちゃん!」

「ただいま…して来い!!」

 

 

 

 

いや…俺のやるべき事をやらねば…

 

 

「呉長門!行こう!」

 

「ああ!」

 




鎮守府奪還編。
柱島とか…他にも要所あるやん……ですって?!

………

裏でお話しようか…。





シリアスなはずなんですけど
ネタを挟んでみまして……
真剣な方が良いのかな…うーん…






少しでもお楽しみ頂けたなら幸いです!



感想などお待ちしています!
ぜひぜひよろしくお願いします!





質問にお答えします!
蒼藍の誓いとか…蒼き鋼の…とか…ブラサジ…とか…そこらのキャラは出ないんですか?


ブルーオースはお気に入りのキャラも居ますねえ…
話は書いたりしたのですが…
何せ、広がりすぎるとアレなので…
うーーーん…






主人公はそろそろ限界じゃないですか?(貞操的な意味で)


普通なら死んでますね。
R-18はまずいでしょう……。
あと私にそこまでの勇気と文章力が無いッ
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