提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜   作:ふかひれ

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別ゲームキャラがメインで出ます。
ご注意下さい。



232話 不思議なハロウィン ② とある空の下で

目が覚める…。

体が軽い…熱が下がったのかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

「……は?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは…

 

 

 

 

 

 

 

見知った所だった。

 

 

 

死ぬ前の…駅のホーム。

 

 

 

 

無人の駅のホームは…肌寒くて……。

 

 

 

アレ?俺は…どこから来たっけ?

…家に帰らなくちゃ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

–––ん

 

 

 

 

 

 

 

–––きかん

 

 

 

–––指揮官!!

 

 

 

 

 

 

待ってて…必ず助けに行くから!

 

 

 

「?声?……気のせいか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人が居ない…。

…色々と不安になる。

 

 

見慣れたはずの街中も

懐かしいはずの場所も

人が居ないだけで…こんなにも…

いや、人が居ないのだ…それは異様な事であり、余計に不安を大きくする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………金剛……皆…」

 

?誰だ今の名前は…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「む…?何だアイツらは」

 

陰から見ると…そこにはどこかで見たような…奴らが…ダメだ思い出せない。

 

 

「おい!ここにブルースフィアの指揮官が来ているらしいぞ!」

「見つけ次第抹殺との事だ!」

 

 

 

 

 

 

 

「居たぞっ!!奴だぁ!!」

うちの一体に見つかり…砲撃された!

 

「な、何だ?!映画の撮影…じゃねえよな!?」

 

ドゴンと撃たれたビルが抉られるのを見てそんな馬鹿な話では無いと理解した俺は逃げ出した。

何故狙われるかなんて分からないままに…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

隠れながら様子を伺う。

 

 

その時、ポンと肩を叩かれる。

びっくりしながら振り返る…と同時に抱き締められた。

近接戦闘かッ!?!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「マイネリーベ!!マイネリーベ!!!」

 

「ほえ?」

 

 

 

 

 

 

「あぁ!やっぱりマイネリーベよ!オイゲンの予想通りね!」

 

 

 

「オイゲン…!?って?ええと?そんな声出したら…」

 

 

 

「居たぞッ!!!」

 

ほら見つかったぁぁあ!!!

 

 

 

 

「大丈夫よ!オイゲンか守るから…」

 

 

オイゲンと名乗る女性は黒い兵器を使って敵を殲滅した。

 

 

「か、殺したのか?」

 

「?どうしたの?マイネリーベ?何だか…変よ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やほー…オークランドだよ……」

オークランドと名乗る帽子を被った女性が

 

「指揮官様…あぁ…私の祈りが通じたのですね」

ベルファストと名乗る修道女のやうな女性が…

 

「………」

 

 

 

わからない。

 

 

 

 

 

 

 

ズキンと頭が痛んで…ぐるぐると頭の中がかき混ぜられるような感覚になった。

 

 

「大丈夫?指揮官…」

 

「あぁ…大丈夫だ()()()()()()

 

ん?…あれ?分かるぞ?

 

 

 

 

 

「…!!思い出した?!?」

 

「ん、…あぁ」

 

 

歓びに溢れる3名。

 

彼女達は……ブルーオースというスマホゲーのキャラ達だ。

彼女達もまた…艦と同じ名前を冠して戦う戦姫(せんき)と呼ばれる者達なのだ。

 

さっき俺を襲ったのはムーバーという世界からこちらに侵略をしてきた戦鬼という奴だ。

 

オークランドは1番最初にソロモン基地が強襲された時に出会った戦姫であり…苦楽を共にした存在である。

彼女達が生まれる際は"誓い"が必要であり…

そこは恥ずかしいから省略するが……強い想いと絆で結ばれている。

 

 

 

プリンツ・オイゲンは……

ヤバイ桜赤城。

傷付こうが瞬く間に回復する。

俺の事を赤い糸で結ばれてるの♡と言ってくれる……ヤベーヤツ。

でも、グイグイ行くと照れる可愛いところもある。

 

ベルファストは…

お淑やかな修道女。

いつも、祈りを捧げている…俺のために。

お淑やかな修道女ではあるが、ロックが好きと言うギャップを持ってたりする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そーいや…指揮官!びっくりしたでしょ?!私達が居て!?」

 

 

 

 

「……うんにゃ?」

 

 

 

 

「「「「えええええ!?!?」」」

 

 

「い、いや!もっと驚くとこでしょう?!マイネリーベ?!」

 

「いや…何つーか…慣れた」

 

「慣れるようなことですか?!」

 

「うん…艦これとか…アズレンとか…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……詳しく説明してくれるかな?」

 

 

 

かくかくしかじか…

まるまる…うまうま

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で?つまりは…?」

「指揮官殿は…すでに別の世界の女と邂逅したた訳で…?」

 

「そだねえ…」

 

「許せねえっ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まあいいや…これも夢だしね」

オークランドが言う。

 

 

「夢?」

 

 

「はい、指揮官様の見てる夢です」

ベルファストが言う。

 

 

 

 

 

そう言われると少し寂しくなる。

 

 

「マイネリーベはまだ熱でうなされてるのよ」

「世界の境目が曖昧なこの時だから…心がきちゃったのよ」

 

 

 

 

「…あなたの魂は輝いて眩しいくらいだもの…。放っておいたら…狙われちゃうから」

 

 

 

 

 

「ただ…その為に?」

「ただその為に…俺の為に来てくれたのか?」

 

 

 

「当たり前だよ!指揮官!」

オークランドが言う。

「誓ったでしょう?どんなことがあっても守り切ってみせるって」

「あの戦いが終わろうとも…死が2人を別つまでって」

 

 

 

 

ちぅ…と唇が触れられた。

ムスッとした2人も続く。

 

 

 

「……」

体が浮いてくる。

「なんだこれ?」

 

 

彼女達に触れた手が……透けてしまった。

 

「お、オークランド!?これは?」

 

「…指揮官の世界に帰るんだよ」

ポスっ…と彼女自慢の帽子を俺に被せた。

 

 

「お守りがわりだよ!次会ったら返してね?」

 

 

どんどんと体が浮いて…浮いて。

 

 

「一緒に来てくれないのか!?」

 

 

 

「行きたいけど…まだ無理なんです」

ベルファストが寂しそうに返した。

 

 

「…あなた様は…為さるべき事を為して下さい」

「私の指揮官様…武運長久をお祈り申しております」

 

 

 

 

 

 

 

体が地上から離れながら…彼女達を見つめながら…

ありがとうと必死に叫んだ。

 

 

 

 

 

 

「いい?指揮官…」

 

「私達も…いつでも隣に居るから…ピンチになったら叫んで?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どれだけ離れていても…どれだけ遠くに居ても…すぐに駆けつけてみせるから!」

 

目に涙を浮かべる彼女達が…オークランドは笑顔で言った。

 

「そうよ?マイネリーベの敵は…壁はぜーーんぶオイゲンが取っ払ってあげるから♡」

 

 

 

「さあ…私の指揮官様…お目覚めの時ですよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハッと目覚めた景色は…俺の私室。

隣では…ずっと居てくれたのか…麗ちゃんが手を握って寝ていた。

 

 

 

枕元には……彼女の帽子があった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「…ん……救君…?まだ寝てなきゃ…ってその帽子は?」

 

「……これは…大切な人がくれた帽子なんだ」

 

「…泣いてるの?悪い夢を見たの?」

 

「……ううん、夢じゃ無いんだ…それが嬉しくて…」

 

「そっか…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「行っちゃったね」

 

「そうね…少し寂しいけど…会えたからよかったわ」

 

「…祈ります。あの方の無事と…輝かしい明日を…そしていつかその隣に私達が居られるように……」

 

 

 

 

 

「おーい、みんなぁ〜」

 

「朝日さん!」

 

「指揮官クン…帰れたんだね」

そう呼ばれたのは朝日。

敷島型の超超大先輩。

 

 

「また会えるわよ、きっとね」

 

 

 

 

 

 




ホラー…よりは少し不思議な体験。

熱で死にかけた彼を助けに来たとある戦姫達のお話。



以前、熱中症でぶっ倒れた時に見た光景なんですけど

川に居たんですね。
向こうから呼ばれたんでそっち向いて行ってた訳なんですけど

後ろから、バカヤロォ!こっちだろうが!!と、来いよ!と言われて
ハイハイと言いながら引き返したら目が覚めた事がありました。


そんな事を思い出しての話。
美少女は出てこなかったし帽子も貰えなかったけどな!


少しでもお楽しみ頂けたら嬉しいです!


感想などありましたらよろしくお願いします!
お待ちしていますっ!!
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