提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜   作:ふかひれ

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235話 霧島と1日夫婦 ①

さあ!皆さん…やって参りました!

金剛型四姉妹の…末っ子の刺客!

 

 

 

「さあ!提督…!私の出番ですよ」

ドアを勢いよく開けて入室したのは霧島。

 

 

「おー!霧島ー!よろしくなあ」

窓の外を見ていた顔を霧島の方に向けて声を掛ける。

 

 

 

 

「ふふふ…全て私にお任せ下さいッ!」

彼女は腕組みをして、フンス!と…そして眼鏡をキラリと光らせて言った。

 

 

「かなりの自信だなあ!」

 

 

もちろんッ!!

この霧島…全てをリサーチしております!

 

朝の目覚め、朝ご飯から、出発…

その後のショッピングから…お昼ご飯…その後のデートプランから夜まで……全て…綿密なるリサーチの下で構成されております!

 

 

ニヤニヤが治らない霧島。

霧島らしいと言えば霧島らしい。

 

 

 

 

 

 

そういえば…と思い出す。

 

 

『ヘーイ!ダーリン♡霧島もかなり楽しみにしてるヨー』

 

『頑張って色々と調べてるみたいですよ、霧島らしいですね』

金剛と榛名だ。

 

 

 

霧島は姉妹の中では論理的な方だ…………………姉妹の中ではね。

データや数字にこだわる面も少なからずあるタイプ。

 

故に計算能力は鎮守府の中でも上位である。

特に着弾観測射撃に関してはトップクラスの実力を誇る。

少なくとも…彼女の射撃は確実に当たるのだ。

 

だが、補正…だろうか?

金剛四姉妹の中からは抜け出せない!

姉妹絡みとなると途端にポンコツチックな一面を見せる。可愛いところではあるんだけどね。

 

一例を挙げると…

とある駆逐艦を探し出す時に罠を仕掛けたんだケド…。

 

その罠が

金剛のグラビア本だった。

 

ザルに棒と紐で作った罠だった…。

 

 

え?その駆逐艦はかかったのか?って?

 

かかったよ?

 

 

 

 

 

 

 

 

比叡って馬鹿がね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後も色々あるけれども…少しツンデレな所も含めて可愛いんだ。

 

 

 

 

 

 

 

「…………」

 

その霧島が目の前で複雑そうな顔をしている。

 

その霧島と俺に挟まれるように…朝食が並べられていた。

トーストにハムエッグに紅茶…ミルクティー。

 

「……美味しいぞ?」

 

いや、普通にうまい。

紅茶に関しては言うことなし!

 

何が不満なのか?

その時の俺はその理由を知らなかった。

 

 

「あ、ありがとうございます…」

「私的には納得のいくものではなかったので……」

 

「そうか…」

 

 

 

やはり、少し気恥ずかしそうな…というよりは悔しそうな表情をする霧島に俺はそれ以上の言葉をかける事をやめておいた。

 

 

 

 

 

と、それでも美味しい朝食を堪能した。

 

 

 

 

 

実は…霧島は和食を作りたかった。

だが、上手くいかなかったのだ。

少しでも健康的にとこだわる分失敗…そうする内に時間が来てしまい…

仕方なく洋食モーニングにしたのだ。

 

出来は完璧なのだが…それでは納得がいかない。

紅茶も…金剛には及ばないと思っており…複雑な表情なのはそれが原因だったりする。

 

 

だがそれでは挫けない。

何故なら彼女にはあるから!

何日もかけて練りに練り上げたプランが!!

 

 

 

金剛お姉様をはじめとして、皆に見送られる。

「「「「行ってらっしゃい」」」」

 

霧島なら完璧よねぇ…と恐らく1番安心して見送られたのではないだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

船が来ない。

時間を20分過ぎた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

街に着く頃には…35分の遅れがでていた。

 

 

 

 

 

 

そして…朝一に考えていたショッピングでの事だった…

 

 

 

 

「…改装の臨時休業……??」




お気に入りが640!ありがとうございます(´;ω;`)
少しでもお楽しみいただける作品になるように頑張ります!


出張はホテル暮らし…




少しでもお楽しみ頂けたなら幸いです!



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