提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜 作:ふかひれ
全ては…かけがえのない一瞬とも言える幸せの為に…
俺は…歩むことをやめない。
…家族体験…だとう?
パンフレットにはこうある。
あなたの未来の姿かも?
温かな家族があなたの帰りを待っています♡
目の前には一軒家が2つ…つまり、2回は体験できる…とね?
とりあえず手前の家から入る。
形が大切だからね?
「ただいまー」
と、エントリー!
パタパタと奥から誰かがやってくる。
「…あら?あなた。おかえりなさい」
と、出迎えてくれたのは……
やはり、ラスボスの榛名だった。
「お…おう…」
漂う緊張感。
近くの部屋からがちゃりと出て来たのは…
「ダディ………」
「金剛…」
血涙を流す金剛(長女)
「納得いかないデース!私が正妻のハズデース!なのにッ!なのにッ…番犬ワンワンで負けたばっかりに……ッ」
「あー…あの骨を取るやつね?割と平和的な決め方だったんだなぁ…」
「だぁぁりんんんんん!」
ひしっと提督に抱きついて泣く金剛(JK)
「こら!金剛おね…じゃない。こら!金剛!ダメでしょ?お父さんは疲れてるんだから…!あと、ダーリンじゃないでしょう?」
「うぐはぁぁうう!!榛名…」
「お母さんを呼び捨てしちゃあ…だめでしょ!そんな言葉遣いは…めっ!です」
榛名から…めっ!てされる金剛。
「ご、ごめんなさいて…お、おおおおお母さ…ん」
「うぐううっ!堪えろッ…堪えるデース……ううっ」
ヘソどころか全身のどこでも茶が沸かせそうな金剛…。
別の部屋からヌッと顔を出した娘が居た。
「チッ…なんだ……親父かよ」
タバコ…ではなくてキャンディを咥えた娘のエントリー。
「お前はチョロそうだな」
「あん!?」
「俺はなぁ!高校シメてる番格だゾ?」
反抗期設定の天龍(次女)
「こら!普段はパパのこと凄く心配して寂しそうにしてるクセに…会ったときには照れ隠しするのやめなさい?」
「…んなッ……ちょっ…」
みるみる顔が赤くなって行く天龍。
「あぁ…そういう……」
ニヤリと笑う提督。
「ええ〜そうなんですよ?」
ニタリと笑う榛名。
「…泣いて良いか?」
「パパー!おかえりー!」
「予想通りッ!、山風ぇぇ!!」
ノリノリの山風(三女)
「……別の女の匂いがするよ?」
「………は?」
驚く俺。
「…え?」
包丁を取り出す榛名。
待て、それは仕舞おうぜ?
「ウフフ…きっと疲れてるのね?あなた?お休みします?」
それは永眠かな?
お休みというよりは君から逃げたいな。
「ねえ?あなた?」
榛名が上目遣いで問いかけてくる。
ヤバいスイッチが入ってない榛名は本当に可愛いのになぁ…
「ん?」
「子供…もう1人…欲しくないですか?」
「え」
はい!入ったままでした!ヤバいスイッチ!!
「「あん?!」」
明らかに表情が変わるお姉ちゃんズ。
「本当?!お父さんか妹できるの?やったあ!」
お前は平常運転なのか役者魂の塊なのか……?
「待てコラ…まだ昼間だし…小さい子も居るんだぞッ」
そこか?大切なのは?
「教育上よろしくねぇだろうが!」
さすがは天龍保育園の先生だな…。
「ノー!そーじゃナーイ!ダメ!ダーリンは渡さないネー!」
「ダメですぅー!ダーリンさを…いえ!旦那様は榛名の旦那様なんでふぅー!」
「あぁん!?」
「喧嘩しないでよお…ぐすん」
以下省略
え?わかるでしょ?
大戦争ですよ。
崩壊待ったなしな家庭を飛び出して、新天地であるもう一軒へと行く。
「お帰りなさい!あなた♡」
おー…安心と信頼の鳳翔さん。
青葉はホッとしている。
ちなみに…私、鳳翔さん達の嫁決めUNO対決見てましたけど…
鳳翔にほぼドローカードとか集まってましたね…
対戦相手泣いてましたもん…
「あ!おかえり!父さん」
「あきつ丸…語尾まで変えてからに…」
「……言わないで」
あきつ丸(長男)
「……おかえり」
「ただいま」
神州丸…(長女)
「ほら…赤ちゃんと4歳児が来るよ…パパ」
「ほーら…2人とも〜ぱぱが帰ってきたわよー?」
「ほ〜…そこまで凝ってる……の………」
俺は固まった。
「…ぱーぱ」(虚な涙目)
「まるゆうううううううううう!?」
おまっ……最初の登場シーンがコレって……コレって!!
「えへへ…えぇ…私のキャラで…こういう役回りなのは…何となく想像つきますけど……実際にやるとコレ…結構きます…ね………………………………主に心…に」
もう片方の鳳翔の腕の中にいる娘を見た。
「ぱ…………ぱ…」
「妖精さぁぁあん!?」
虚な目をしたまるゆがあきつ丸に、妖精さんが鳳翔に抱えられていた。
「ホラーや…ホラーやでぇ…」
「…いくさよりもきずはふかい」
「えへへ……ま〜るゆだよぉ〜保育園行きたくないょぉ…」
俺はそっと飛び出した。
なんやかんや楽しかった。
ぞろぞろと集まってくる皆。
楽しそうな顔や…絶望の底に染まる顔や…
「皆…ありがとうな」
「俺の為に(?)…俺は幸せ者だ」
「今度は皆で出掛けような」
「約束ですよ?」
そして今…
俺の目の前には……俺がこの世に来る原因となったであろう奴がいる。
林…部長。
吹雪、天龍、山城、武蔵、桜三笠はそれぞれ、仲間を率いて別鎮守府へ。
俺はて金剛、桜赤城達を筆頭に鎮守府で奴らを迎え撃っている。
圧政とも言える軍体制は国民を確かに守っていた。
金と服従を条件に。
不満すら握りつぶす奴らをこれ以上野放しにはできない。
その時にある情報を入手した。
2日後に大規模掃討作戦を行う…と。
つまり…コレを逆手に打ち倒す必要がある訳だ…。
やるか…
例えどうなろうとも…世界を守ると言うことは…
奴等ともやり合わなくてはならない!
全てを取り戻して…俺と奴の浅くはない縁を断ち切らなくては…。
これが…きっと………だとしても
皆と明日も笑顔で歩む為に!
次回からシリアス回
胸糞表現や…色んな展開が待ってます。
少し長いかなと思いますがお付き合い頂けたらと思います。
まるゆ…ごめん…
少しでもお楽しみ頂けたなら幸いです!
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