提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜   作:ふかひれ

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もう私は不幸…じゃない。
もう離さない!
離してなるものか!









249話 想い願いの果てに ⑥ 不幸と言う言葉

「…あぁ、不幸だわ…相手が自分と時雨だなんて…しかも…武装も違うみたいだし」

 

「だから山城は不幸じゃないって」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……僕かあ…」

 

 

 

 

 

 

 

『幸せよ?艦載機も着陸もできるし…射程も問題ない』

『あんたみたいに…不幸に酔ってない』

 

 

 

 

 

『不幸と言う自分に酔ってるだけ』

 

目の前の偽山城の偽時雨は笑いながら言う。

 

 

 

 

 

「あれ?僕はあんま変わってない?」

 

『…君はそう言う方面じゃ無いからね』

 

「?」

 

『…僕……時雨は………うん、サイコパスだから』

『そうね…』

 

「あ?!」

半ギレする時雨。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いきなり2人は突っ込んできた。

 

『幸せなくせに』

 

「何がッ!!」

 

『何故認めない?』

『あなたと居ると皆が不幸に?』

 

 

 

心がざわつく…。

何よこいつ…人のこと分かった気になって…!!

 

 

 

私は生まれる前から不幸だった。

 

一度として活躍する事なく沈んで…

仲間すら死なせた

 

 

 

歩けば何かが飛んできて…

料理は謎の失敗で

姉は提督にご執心で!

艤装は…歩くのに邪魔だし!

ジャングルジムとか言われるし

 

一緒にいる人にも不幸が訪れる。

お姉様も…皆も不幸になった。

 

 

『…分かってないわ』

 

 

 

 

 

 

「アンタらに何がわかるのよ!」

 

 

 

 

偽山城は時雨の首を持ち上げて言った。

 

『なら…これも不幸?』

 

 

 

 

 

 

 

「ッ!!」

 

私のせいだ!私が目を離したから…私も来たから

 

 

 

 

 

「ぐっ…は、はなせッ」

ジタバタともがく時雨。

 

 

「…山城は…不幸艦じゃない!」

「山城…皆そんな事思った事ないから!」

 

「前を向いて…動けッ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『時雨の方が分かってるわね』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴキリ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

嫌な音がした。

砲撃のような派手な音でなく静かで…とても嫌な音。

 

 

ビクン!

と動いた時雨は動かなくなった。

 

 

 

 

 

 

偽山城は手を離した。

 

 

 

時雨は…そのまま海に落ちて…沈んだ。

 

 

 

 

 

 

 

「嘘ッ…」

「うわぁぁあ!!!」

 

 

山城は狂乱しながら突っ込んで行った。

 

 

『…』

 

「不幸よッ!!私が居たから!皆が不幸になるのよ!」

「ごめんなさい!時雨!私が居たから!私と一緒にここにきたから!」

 

唯一生き残って居た時雨すら目の前でやられた。

 

 

 

私が居なければ…あなたは沈まなかったのに

 

 

早く引き上げないと!

引き上げて!!

 

 

ドゴォ!

と偽時雨の蹴りが私に入る。

 

「ぐっ…」

 

耐えた。

耐えてそのまま偽装を脱ぎ捨てて海に飛び込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

闇が広がって居た。

時雨の姿は無かった。

 

 

 

 

グイッと体を掴まれて水面に引き揚げられた。

 

「離しなさいッ!!時雨が!時雨がわたしのせいで!」

 

 

『…それが戦争だろうッ!!』

『全てを背負い込む覚悟もないのに…私のせいだとか言うんじゃないッ』

 

『不幸…?仲間が死ぬのは不幸だろうが…貴様の日常が不幸だなんて…腹が痛いッ!!』

『貴様が周りを不幸にする?思い上がるなッ』

 

偽山城達は…複雑そうな顔で叫ぶ。

 

 

「何よ!何なのよ!!アンタ…」

 

 

 

 

 

 

 

『わからんか…そうか……ならお前も沈め』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『羨ましいのに』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズドン…と言う音が私を貫いた。

 

「…え?」

 

ガハッ…と口からドス赤い血がでる。

 

 

撃ち抜かれ…

 

 

 

 

 

 

 

 

サバン…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

意識は海とともに溶けて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冷たい水の中…。

 

ごめんなさい…時雨…お姉様…。

でもこのまま溶けて仕舞えば…不幸から解放される…

 

そう思っていた時だった。

 

 

なんと時雨が艤装を捨てて潜って泳いできた?

 

「なっ…時雨?!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女は…私に追いついて言う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「本当の不幸って何だい?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「今のこの毎日(幸せ)が無くなってしまう以上の不幸なんかあるのかい!?」

 

 

 

ハッとした。

 

 

そうだ…私には…大好きなお姉様が居て…

大好きな提督が居て…

大切な仲間がいて…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そうよ…不幸よ…」

 

 

 

「朝起きてから寝るまでに数回は転ぶわ!欲しかったものは目の前で売り切れるわ…」

 

 

「むかしは大好きな姉様を死なせてしまったし…旗艦としてもダメだし…」

 

「でも!それを受け入れている自分が大嫌いッ」

 

「あの人にもっと幸せにしてもらうのよ」

 

「だから…それに比べたらこんなもの…不幸のふの字にもならないわ!」

 

「私はわかった!この世界に生まれた意味が!あの人の所に生まれた意味がッ」

 

 

「大好きな提督も大好きなお姉様も大好きな仲間も…アンタも!何もかも不幸に取りこぼさない為よッ」

 

「それ以上の不幸なんかありやしないわ!」

 

 

 

「うん、そうだね」

と、彼女は言う。

 

 

 

「君と居た皆は不幸だったかい?」

 

 

 

 

「わからない……」

 

 

 

「うん、少なくとも僕は…不幸だなんて思ったことないよ」

 

「君と過ごした毎日は…僕にとっても、皆にとっても掛け替えの無い宝物だから…」

 

 

「…私がそう思って居ただけなの…?」

 

「うん、そうだよ」

 

 

 

あぁ…ごめんなさい…

私が…こんなだから…あなたを…私はっ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「でも…間に合って…良かった……頼んだよ…後は」

 

「ごめん…これしか思い浮かばなくて」

 

 

「え…?」

時雨から託されたのは…応急要員の…

 

 

 

 

私の体が光る。

 

 

「嘘ッ!?」

 

 

「…お願いだよ…山城」

「僕の愛する提督を……守ってね」

 

 

 

 

 

 

 

 

海面に浮かび行く私と

海底に沈み行くあなた。

 

 

 

 

 

 

そうだ…時雨は…私よりも先に轟沈して海に沈んでいた…のに。

 

 

 

 

時雨は轟沈していた。

 

 

しかし…最後まで1人生き残った彼女の後悔。

その念は彼女を突き動かした。

 

 

 

時雨は持っていた応急要員を…山城に使ったのだ。

 

 

 

 

 

ダメだ!

そんな事させるもんか!

 

 

 

 

 

 

だめ!と私は彼女を抱き寄せる。

 

 

 

時雨は…私の腕の中で………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザパァ…と時雨を抱えた山城が水面に立つ。

時雨はぐったりとして…

「時雨の…馬鹿!」

「お願い…時雨!戻ってきてよ!お願いよッ」

 

「時雨ぇ…提督の事好きなんでしょ?私に取られちゃうわよ?」

 

 

 

 

 

 

 

不幸……いや…幸せなのだ。

こんな良い仲間に救われたのだ。

 

自分が助かる道があったのに…

彼女は…私を助けた。

 

戦力的に…勝ち目がある方を選んだ。

 

 

私に…愛する人すら託して…

 

 

 

 

 

「……時雨ぇ、…」

それでも呼びかけに時雨が返事をする事はなかった。

 

 

 

 

 

 

山城は時雨を寝かせて自分の艤装で隠した。

 

 

 

 

 

「……見てなさい…時雨…」

「幸せだと言ってくれてありがとう…」

「私はこんなにも、恵まれて…幸せだったんだ…ごめんなさい!見ないフリをして…不幸に酔う…まさにその通りよ!!」

 

 

 

「……待ってて…私が絶対に死なせないッ!!」

 

 

山城の瞳が燃えたように見えた。

 

 

 

 

 

 

『お前の方が…来たか』

溜息を吐く2人。

 

 

 

 

 

「はぁぁぁあ!!!」

 

山城は偽山城に向かう。

が…相手は偽山城と偽時雨の2人。

 

 

どうやっても、叶わない。

 

「それでも…諦めるものですか!!」

 

 

山城は偽山城を掴んで偽時雨に投げつける。

 

『がっ!』

『お、恐ろしいパワーだ…』

 

 

 

 

 

 

 

獅子奮迅の勢いで2人を圧倒する山城。

偽山城のパンチを躱して偽時雨に蹴りを喰らわせる。

 

『ぐうっ!!』

 

また…偽時雨を偽山城に投げつけて…

 

「くらいなさい!!」

飛び上がった山城は2人目掛けて急降下で蹴りを食らわせる。

 

『『が……がはっ』』

 

 

 

 

 

 

許せないッ!!

守れなかった自分が…

 

許せない!!

めちゃくちゃにしたお前達がッ!!

 

「うわぁぁああああ!!」

山城の鉄拳が炸裂する。

 

 

涙を流しながら彼女はひたすらに2人を相手に闘う。

 

 

 

 

 

 

 

 

『調子に…乗るなッ!!』

偽山城の拳がモロに腹に入る。

 

「ぐぅ」

 

『1人じゃあ何もできないよ!!』

偽時雨の膝が背中に突き刺さる。

 

「きゃあ!!」

 

 

 

 

 

 

『…ねえ?あそこの死体…もういいよね?』

ニタリと2人が笑う。

 

 

 

 

 

「やめなさ…!!」

バシャン!と顔を海に押さえつけられる。

 

『艤装で守って…無駄なのに』

 

ズドン!ズドンと時雨を守る私の艤装に砲撃し出す偽時雨。

 

「やめ…やめろおおお!!」

 

『うるさい!!』

ぐしゃ…

顔面を踏みつけられる。

「だめ…時雨はまだ…私が…」

 

『無理無理、死んでるから』

 

「死んでないっ!死なせないッ!!」

 

 

 

どんどんと崩れ行く私の艤装。

やめて!

 

やめて!

 

 

 

 

そして…

ボガァァン!!

と破壊音とともに私の艤装は壊されてしまった…。

 

 

「うそ…嘘よ…」

 

そこには…艤装の残骸しか残っていなく…

時雨の………

 

 

 

「お前らぁぁ!!絶対に!絶対に!!」

 

ぐしゃっ!

バキッ

 

『テメェが生きてなかったら…奴が生きてたよ』

『もっと早く気づいてれば…別の道があったのに』

 

『そうだ…ねえ?1人生きるのも寂しいから…追いかけてあげなよ』

 

 

『そうね?…ここで全滅するの』

 

 

 

「死ぬ訳にはいかないっ!時雨がつないでくれた命…!」

 

「動けッ!私ッ!!動けええあああ!!!」

 

 

 

 

 

一瞬…驚いた表情をしたが…また無表情に戻る山城。

 

 

偽山城が足を上げる。

そして…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドゴッ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「僕の大切な友達を…傷つけるなッ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この光景は…何だろうか

奇跡なのか?夢なのか?わからない

 

 

でも、

一つ言えるのは…

 

 

 

時雨が偽山城を蹴り飛ばした事。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『きゃぁあ!!』

蹴り飛ばされた勢いで転がって行く偽山城。

 

『このっ…』と言う前に同じく投げ飛ばされた偽時雨。

 

 

 

 

「…ひどい顔だよ?立てる?山城」

 

 

「あ、あな…あなあなあなた!?何で!?幽霊?!でも足はあるわ!?」

 

 

「…山城の艤装についてた御守りがね」

 

 

 

ハッとする山城。

 

 

 

昔に提督が私にくれた御守りが…?

 

『…山城』

 

『何かしら?』

 

『ほい、御守り』

 

『え…何コレ?』

 

『きっと君を…守ってくれる提督印の御守りだ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『私を幸せにしてくれる?』

 

『幸せにするのは俺の役目だよ』

 

 

 

 

 

 

 

 

艤装が撃たれた拍子にお守りが時雨の上に落ちて効果を発揮したらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…ばか……幸せにしてくれたじゃない」

 

「……山城…?」

 

「…あれ?僕は…良いところで退場したはずじゃ…って思ったんだけどね」

 

「提督の御守りが…応急要員だったのね…」

 

 

「ふふふ…やっぱり提督の愛情は僕のものなんだね!」

 

「私にくれたものだけどね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これでも不幸かい?」

時雨は笑顔で言う。

 

「ううん…幸せよ」

 

 

 

 

 

 

あぁ…こんな奇跡が有るのだろうか?

友達が生きている事が…こんなにも嬉しい。

 

誰しも居なくなるなんて考えない。

 

居るのが当たり前だからこそ…

失った時の傷が大きい。

 

 

だからこそ2人は抱き合った。

「…時雨の馬鹿あ……ありがとう…ごめん!戻ってきてくれて良かったあ」

 

「うん、ごめんね…辛い思いをさせたね…ありがとう。君のおかげで戻ってこれたんだ」

 

2人で涙を拭う。

 

 

 

 

 

わかってた…。

日常のそんな事は不幸じゃない事

分かってた…。

何でも自分が不幸だからと片付けて…人の事も自分が不幸に巻き込んだと…不幸であろうとした事…。

 

 

 

 

 

もう…やらせない。

 

本当の不幸とは…今でないこと

大切な何かを失って戻ってこないこと…

 

 

今の私は……こんなにも幸せなのだから

もう何でも不幸のせいにするのはやめる。

 

 

何でも自分が不幸だからと…背負うフリをするのもやめるッ!!

 

 

私は…前を向いて一歩踏み出した。

 

 

 

「行くわよ…時雨ッ!!」

 

「おうともさ!」

 

 

 

 

『来いよ…不幸艦娘!!』

 

『全力でかかってこい!』

 

 

 

 

何故か彼女達は笑顔に見えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私は…不幸艦娘じゃないッ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…行くよ!!」

時雨が魚雷を発射した。

 

『馬鹿のひとつ覚え……』

 

『違う!偽山城ッ!そっちは!!』

 

 

 

「着弾観測…」

拾い上げた壊れかけの主砲で狙う。

 

山城はそうだと確信していた。

 

時雨の魚雷の撃ち方は…そう躱すしかないように仕向けた撃ち方。

 

時雨が山城に言った訳ではない。

通じ合うから…

 

そうわかるから!

 

 

 

 

 

「くらいなさい!!」

 

 

 

ズドォン!!

 

山城の主砲が偽山城に直撃する。

 

 

『このくらいなら…まだ……!?』

 

 

「残念だよ…君も山城なら気づいてほしかった…」

「魚雷は二段式だよ」

 

 

ズドオオオン!!!!

時雨が後に放っていた魚雷が偽山城に命中した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『くっ…偽山城がやられ「余所見をしてる余裕は無いよッ!!」

時雨の姉妹直伝の蹴りが炸裂する。

 

『ぐっ…この!』

反撃しようとする偽時雨ー…

 

だが時雨が一歩飛び退いた。

 

『なっ!?逃げる……ハッ』

 

遅かった。

山城の主砲はすでに発射されていて…

 

 

 

 

 

『…あぁ………そうだね』

 

 

ズドォン!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『………』

2人を眺める…2人。

 

 

 

『幸せそうじゃない』

 

 

 

「…え?」

 

 

『皆も羨ましがってる』

『私達はね…本物になりたかった偽物』

 

 

「どう言う意味?」

 

「……」

 

 

 

 

『…あなた達が理想とする姿…』

 

 

「僕は?」

 

『君は…うん、そんなとこないだろ?どちらかと言うと…後悔の方だし』

 

 

『…ありがとう』

偽時雨はお礼を言う。

 

「え?」

 

『君が…山城を助けに行った時点で僕は嬉しかった…沈み行く仲間を…1人じゃ……ないから…』

 

「大丈夫…!僕は死なないし…大切な仲間も死なせない」

 

偽時雨は頷いた。

 

 

 

 

 

『幸せでしょう?』

 

「ええ…もう大丈夫よ。私はもう大丈夫だから」

 

うん…と偽山城は言った。

「…」

山城はそっと偽山城の手を握った。

 

 

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驚いた表情で山城を見つめる偽山城…。

そして…フッ…と笑った。

 

『鈍感なくせに…』

 

「だって…私なんでしょ?」

 

 

 

 

『ええ、そうよ』

 

 

 

『あなたなら…こんな装備がなくても大丈夫…』

 

 

 

 

 

『…ね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ありがとう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女達は光となって消えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「生きてて良かった…」

 

「まあ!僕はパーフェクト美少女の時雨だからね!」

キラキラと輝く時雨」

 

「…」

一瞬、そのテンションに不幸だわ…と言いかけた山城。

 

 

 

 

 

 

 

「不思議な子達だったね」

 

「ええ…でも、すごく教えられたわ…」

 

「本物になりたかった偽物…かあ」

少し意味がわからないまま彼女達は鎮守府へと向かう。

 

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