提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜   作:ふかひれ

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強くなれ…

守れる程に強くなれ…

そうすれば…お前の手からこぼれ落ちるものは少なくなる。








ーどうすれば強くなれるの?



前を見ろ…
アイツはいつでも前を向いている。
だから強い。






257話 時期外れの来訪者 ②

 

 

 

 

 

 

 

「返してよ…!!」

 

「私の大切なものも返してよ!!」

「これ以上奪わないでよッ!!」

 

 

アカネは叫んだ。

 

 

 

 

理不尽…。

そう、厄災とは理不尽なのだ。

 

 

どれだけ平和であろうとも…

どれだけ愛していようとも

一瞬にして飲み込んでしまう。

 

返らない…決して返ってこないのに。

 

 

楽しかったあの時も…

取り消したい…あの時も…

ありがとうと言いたい後悔も…

謝りたいと言うこの後悔も…

 

 

全部奪われたから!!

私を守る為に…!!

 

 

 

 

 

 

 

傷ついた皆…

立ち上がろうとする彼女達。

 

 

にじり寄る厄災。

 

 

「やめて!やめてよッ!」

 

 

ニタリ…と厄災は笑う。

 

 

 

 

「いや…立ってよ…逃げてぇ皆ぁ…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ニタニタ笑ってんじゃねえよ…気持ち悪いなぁ!!」

救が血を拭って言う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そう…ヨー…乙女を泣かせるのは重罪ヨー」

 

「…こんな…もの…あの子の痛みに比べたら…」

 

「どうってことない!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

『コイツを…泣かしてたまるかぁぁぁあ!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

「待っていろ!アカネ!」

 

「今すぐお前の笑顔を取り戻してやる」

 

「お前がもう泣かなくて良いように!!」

 

「明るく前を向けるように!私達が…導となってみせる」

 

 

 

 

 

 

 

 

「もう…泣かなくていいぞ、アカネ」

 

「……」

 

「きっと守るから」

『俺が…俺達が絶対お前を守ってみせるから!』

 

重なる…。

 

 

 

 

 

 

 

 

「だめ…その言葉は…!」

「その言葉はぁ!!」

 

 

 

 

「…死なないでよお……」

 

 

 

 

「死なんさ!」

 

 

 

 

 

 

「「「「どおおおおりゃぁぁぁあああああッ!!!」」」」

 

金剛が

鳳翔が

加賀が

武蔵が

榛名が

初月が

桜三笠が

 

ソレに全力の一撃をブチ込む。

 

 

「負けるかッ!!」

 

「お前みたいな…奴に…私らの住むとこを奪われてたまるかぁぁあ!!」

 

「あなたを倒して…ダーリンさんと美味しいご飯を食べるんです!」

 

「あ"!?」

 

 

「女の子は笑ってるべきなんだッ!!」

 

 

 

 

それでもなお立ち上がる厄災。

 

 

 

 

「もういいよ…逃げよう…?」

 

「いやデースッ!!」

 

「何で!?」

 

「まだ…絶望しちゃいないからな…」

 

 

「何で…そこまで私の為に…?こんなに傷付いて…」

 

「何日か前に現れた怪しい私の為に…」

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

「だから」

 

 

「戦う理由なんか」

 

 

「大好きな家族が泣いている」

 

 

「それだけで十分だッ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ダーリン…!私達に力を貸してッ!!」

 

彼は願う。

どうか…彼女達に厄災を超えて…1人の女の子に笑顔を取り戻すように!

「行け…!行けええ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アカネも叫んでいた…

 

「頑張れ…みんなあ…!!やっちゃええ!!」

「お願いッ!!負けないでッ!!」

「取り返して…!!私の…全部を!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一瞬…彼女が少し光った気がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「ブチ抜けッ!!うおおおおおおお!!!」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目の前が真っ白になる。

 

 

 

 

 

 

なんて事なんだ…

彼は…彼女達は確かに強かった。

聞いた通りに…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目が熱くなる。

 

 

 

 

あぁ…

こんなにも…凄いんだ…この人はッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全艦…一斉掃射!!

 

『…………!?』

 

武装が粉々に撃ち抜かれ…

本能的に不味いと思ったのか

それでも尚逃げようと体を引きずるように逃げる厄災。

 

 

 

「榛名ぁ!!行くヨー!!」

 

「はい!お姉様ッ!!」

 

 

 

 

「「くらえ…」」

 

「「沈めえええええええ!!!!」」

2人の鉄拳が突き刺さる。

 

 

 

ベキベキ…と言う音と共に水面に沈み行くソレ。

 

 

「皆ぁ!!最後にッ!!もう一回ッ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズドォォン!!

ズドォン!ズドオオオオオオン!!

 

 

 

 

 

 

そして…

 

「行けッ!!赤ッ!!」

救が蒼オークランドに向かって言う。

 

 

『フン…仕方ないなッ!』

 

蒼オークランドは赤に代わり赤は構える。

 

 

『厄災と聞いたが…そんなものか…所詮は…その程度か』

 

『不愉快だッ!!』

 

 

 

 

 

『私が本物を見せてやろう!!』

 

赤の構えた刀は巨大なエネルギーを纏う。

 

 

 

 

『アカネよ…見るがいいッ!!この一撃は…お前に捧げてやる』

 

 

 

 

目を見開いて…逸らすなよ?

お前の言う…無理を覆してやろう!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『厄災とやら……死ねえええ!!!』

 

赤はそれを振り下ろす。

 

 

ザン…と言う音の後…。

 

 

厄災は真っ二つに両断され…

厄災は遂にガラガラと崩れ去り…

 

 

『…………クソ……やられた』

 

とだけ言って光となって散った。

 

 

 

 

 

 

 

幾度と無く夢見た光景だった。

 

「あぁ…」

 

「やったんだ…」

 

 

「これで……私は…」

 

帰ることができる…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ありがとうね」

「お陰で…私の目的は果たせました。これで…きっと不幸は去ります」

 

 

アカネは皆に頭を下げた。

アカネが光出す。

 

 

「アカネ!?」

 

 

「さて…帰らなくちゃ…」

 

「どこに?」

 

「私が居たところに!」

 

「どこなんデス?」

 

 

 

 

 

 

 

えへへと笑う彼女。

 

 

 

「アカネ?」

救が首を傾げる。彼をじっと見つめているからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの世だよ」

 

 

 

 

彼女は寂しそうに笑った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ど…どういう事だ!?」

戸惑うメンバー達。

当然だ。…あの世から来たと言うのだから。

 

 

 

「私はね…別の世界じゃなくて……この世界の…もっと先から来たんだ」

 

 

 

「アイツのせいで…大切な人達が私を守る為にが亡くなって…無気力に生きて……辛くて…辛くて耐えられなくて自分で閉じたの」

 

 

 

 

「託してくれたって分からずに自殺しちゃったの!」

 

 

 

 

 

「…喧嘩してもごめんなさいも言えなくて…たくさん愛してくれてありがとうっても言えなくて」

 

「それが本当に辛くて…。皆優しくしてくれたんだけどさ…そこには大好きな人達が…居なくて」

 

 

「…だから死にながら…願ったの」

 

「やり直せたら…なあって」

「そしたら…何回も繰り返すうちにここに来たの」

 

「アレは…私の大切なものを奪った奴」

 

「私に力がなかったから…」

「でもようやく…ゴールに着いたんだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ごめんね?私…皆の優しさを利用して…怒ってるよね?」

 

 

 

 

 

 

「怒らないさ」

救は言う。周りもうんうんと頷く。

 

 

 

「だって…家族が困ってたんだもの」

「全力で助けるよ」

 

 

 

 

 

 

「ごめんなさい?ありがとう?そう言いたかったんだろう?」

「よし!俺が聞いた!それでどうだ?」

 

 

 

「提督よ…それはいかんだろう…」

 

「ダメか…」

 

 

 

 

 

その言葉…あぁ…。

 

 

 

 

うん

 

ううん…。

満足だ…。

 

 

 

 

 

「あはは…変なの」

 

 

 

 

彼女は涙目で笑う。

きっとそれは誰も…何も止めることができない涙。

 

 

 

 

彼女が過ちを犯して尚願い…

 

彼女の道を突き進んだ果てのー…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そうだ…!改めて自己紹介するね!」

彼女は元気よく叫んだ。

 

 

 

 

 

ー…その果てにあったゴールだったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私の名前は…漢字で…朱音」

 

 

「少し…遠いかな?未来からやって来ました!」

 

 

 

「朱音は…大好きなパパとママつけてくれた名前」

 

「2人が…沢山の仲間が死んじゃった……過去…ここで言う未来を変えたくて…やって来たんだ。まさか…パパと戦えるなんて…」

 

 

 

 

「え?…どう言う意味…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私の名前は…神崎 朱音」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「え?」

救は思わずそう言う。

 

 

「神崎って…え?パパって?」

困惑するメンバー達。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「パパ…ありがとう!大好きだよッ!!」

 

チュッ…と頬にキスされた。

 

 

 

彼女が探し続けて居たのは…

彼女を守る為に命を賭した彼や…彼の大切な人達にもう一度会いたくて

そんな過去を変えたくて…

 

それが…

結果として過去の救に助けを求めることとなった。

 

何故なら聞いていたから

『パパは…奇跡を起こす、物凄く強くてカッコいい提督だったんだよ』

 

「えへへ…ママの言う通りだった」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうだ…

最初がそうだった…

『会いたかった!!』から始まったんだ…。

 

ずっと会いたかったんだ…

死んだのは…俺だったんだな…?

 

 

 

 

救は微笑んだ。

理解したのだ…。一緒に寝て欲しいと言った意味を

 

 

 

金剛はハッとした。

そうだ!思い出した!自己紹介してもないのに名前を知っていた事を…。

 

 

間宮は思い出した。

初めて作った白玉パフェを…ずっと昔からコレが好きなんだと言った事。

 

ベルファストは理解した。

あんなにも…色んな表情で執務室の救を見ていた事。

 

 

 

だから…あの時…体が光ったのかな?

私達に力を貸してくれたんだ…。

 

だって…あの人の子供なら…。

 

 

 

 

 

 

「ふっ……お願い…ぐすん……パパ……ぎゅって…して」ぐすん

 

救は理解した。

実感があるかと言われると難しい。

だが…親が居ない寂しさは痛い程にわかる。

 

死を選ぶほどに辛かったんだ…。

娘は…無垢に父に甘えるように…ねだった。

 

この子は…未来で死んだ俺を助ける為に…

寂しい思いをさせたな…

 

 

「…よしよし」

 

「信じてくれるんだ…」

 

「もちろん…まあ少し戸惑ってるけど…」

 

 

 

「後悔はしていない」

 

「え?」

 

「寂しい思いをさせたのはごめん。でもきっと後悔はしていない。お前を守れたのなら」

 

 

その言葉で彼女を堰き止めていたものが一気に崩れた。

 

「…ありがとうッ!!パパっ…私を守ってくれて…ありがとう…!!」

「ごめんね!耐えられなくて…自殺なんてして…せっかく繋いでくれた命なのに…!!」

うわぁぁん!と無く朱音。

 

 

「お前は来てくれたじゃないか」

 

どれだけの苦痛があっただろうか?

どれだけの孤独に耐えただろうか?

どれだけ…繰り返したのだろうか?

 

それでも彼女は突き進んで…ここに居る。

 

 

 

彼は力一杯に彼女を抱きしめる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うん…コレ…」

記憶にあるその温もり。

 

やっと……

 

あったかいなあ……

幸せだなあ…

 

 

 

 

「コレ見て?」

彼女が救に見せたものは……

 

 

「それは確かに俺のだわ!」

救は笑う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう…

彼女は…彼から託された…と聞いて自分を責めたのだ。

自分を守る為に死んだ救達。

 

それを見ずに…彼女は最終的に死を選んだ。

 

 

 

 

だが…ずっと目の前に居たのだ。

会いたかった人が…

さぞ辛かったろう。

言って甘えたかっただろう。

 

でも彼女は…それでも…

 

 

 

 

「ここにいる以上は家族だって言ってくれて嬉しかった」

 

 

 

 

 

 

 

『ごめんなさい?ありがとう?よし俺が聞いた!』

 

そう…この言葉は彼女が1番欲しかった答え。

 

偶然の産物ではあるが…

救の言葉で…彼女は救われたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

「パパから聞いていた通り…ママもいい女だったしね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「ええええええ!?!?てか!ママ!?誰!?誰えええ!?!?」

 

 

 

 

 

 

「ここに…あなたのママが居るの?」

加賀が普段見せない表情で聞く。

 

 

 

「うん!えへへ」

「誰かは内緒だけどね」

 

 

 

 

「本当に?」

 

 

「本当だよお!」

彼女が見せたのは…遺品だろうか?2つの結婚指輪

 

「ああー!それ!私達のと同じやつ!本当なんだッ!!」

 

 

 

 

 

「提督さんは誰が奥さんか聞かなくていいの!?」

由良がニヤニヤと聞いてくる。

 

 

「うーん…時間が教えてくれるかな?」

 

「あはは!パパらしいや」

 

 

記憶には少ないけれども…大切な思い出。

今のコレも大切な思い出。

大切に胸にしまって帰ろう。

 

 

 

 

 

 

「またね!またどこか別の未来で…」

 

 

 

大好きだよ!パパ!ママ!そして皆!!

ありがとう!! 

 

私の記憶にあるままの皆…!

昔と変わらず…私を助けてくれて!支えてくれてありがとう!

 

 

 

そう叫んで…

 

彼女は笑い泣きしながら光になって消えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ありがとう…

大好きだよ…

今まで謝れなかった分

ありがとうって言えなかった分…

 

聞いてくれてありがとう。

 

 

 

 

 

 

 

ごめんね…

死んじゃって…

 

 

 

また会いたいなあ…!!

 

 

 

また…パパとママの子に産まれたいなあ…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目の前が光る。

さあ…地獄でも何でもこい!

私はやり切った!!

 

もう…挫けない!逃げない!

罰だって受ける…!

 

 

彼女は真っ直ぐにその光を見つめた…

 

 

その先には……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お帰り…朱音」

「お帰りなさい」

 

 

 

目の前に2人が居た。

ここは…私の家?

 

 

 

「…パパ…ママ…あれ?ここは?私…あの世に……」

 

 

 

涙が溢れる。

 

ずっと寂しかった。

1人で…皆は居たけれど…2人だけに会えなくて…!!

 

 

最後に見れる幻でも……

それでもいい!

私は頑張ったよ…少しは…!

少しは取り返せたかなあ?

 

 

だって…大好きな2人に…みんなに…

 

 

会いたかったんだ!!

 

 

 

 

 

 

「お疲れ様…」

 

「え…?」

 

 

 

 

 

「朱音が変えてくれたんだろう?未来を…」

 

「だから…ここに居るのよ」

 

 

私の姿は…あの時から少し経ったくらいの時に戻っていた…。

 

 

 

 

 

 

 

「…覚えてるとも…ほら、この傷も…」

庇った時の傷を見せる救。

 

「私達の為に…ありがとうね」

ママも…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「居られるの?」

「3人で…みんなで!?」

 

 

 

「あぁ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うわぁぁあん!!」

パパッ!!ママぁっ!!

 

泣きじゃくって2人に飛び込んだ。

 

夕焼けよりも暖かい。

ずっと…ずっと求めていた温もり。

 

私はきっとズルなんだろう…

卑怯なんだろう

 

でも…それでも会いたかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「過去のパパはカッコ良かったかい?」

 

「最高ッ!!惚れそうだったよ!」

 

「ママは?」

 

 

 

 

 

 

「相変わらず…イイ女だった!!」

 

 

 

 

「さあ…夕飯の買い物行こうか…」

 

 

 

 

「ゲッ!皆から鬼のように着信が……」

 

 

「パパはモテるねえ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらは現世。

 

 

「誰だァァッ!!朱音ちゃんのママは誰だぁぁぁ!!!」

 

「…よく思い出せば…榛名に似てたような…」

榛名がニコニコと言う。

 

「んな訳ないネー!私デース!!」

 

「イイや!私!!」

 

「わ、私かも!救君!!」

 

「俺だろお!?」

 

 

「いーや!朱音と娘に名前をつけようと考えてたんだった!つまり!私かぁぁあ!!」

 

 

 

拝啓…未来の娘とやらの朱音ちゃんへ…

少し寂しい鎮守府になったけれども鎮守府はこんなにも賑やかになったぞ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お前の爆弾発言のせいでな!!

 

 

 

今は母親探しに夢中だぞ?

傷は?

 

え?そんな痛み感じない?

 

アドレナリンが出まくってるじゃないか!!

…まったく

 

 

深海棲艦よりも、セイレーンよりも、ムーバー達よりも

お前が1番厄介ごとを持ち込みやがったよおおお!!

 

 

 

 

「「「「あ」」」」

 

ふと彼女達は考えた。

というか気づいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「子供作ってみたらわかりマース!」

 

「既成事実ッ!!」

 

 

清々しい程の実力行使に出るそうだ…

 

 

 

 

 

 

「バカ!おまっ…それはアカンだろう!?」

 

 

しかし、走り逃げる彼は…笑顔だったと言う。

 

 

 

 

 

 

「まあ…子供ができるくらいある程度は平和なんだろ?未来は…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おや?救ちゃん?この写真の子は?誰だい?」

 

「ん?あぁ…一緒に戦ってくれた…家族だよ」

 

「へえ……どことなく…救ちゃんに似てるよな。2人並んで撮ってると……にしても、いい笑顔だな!」

 

まあね…なんて思いながら、頷く。

 

 

 

元気かな?

会えなくても…

君が覚えてなくとも

俺達は覚えているから…

 

また会おう…

君の行く果てに幸ありますように

 

 

君と一緒に戦えた事…

君が取り戻してくれた事…

誇りに思うよ。

 

 

救はピッと写真に向かって敬礼した。

 

 

 

 




え?
ほのぼの日常だって言ったのに…シリアスパートじゃん!て?

気のせいですよ…
日常ですよこれ…
日常です






前書きは…未来での赤と朱音の会話


時期外れ…
生まれてない人が来た…
ということで時期外れ。


以前に出てきた海の怨念は
また生まれるとありました。
結果としてそれが大きくなって誰も対処できない程になった…と言う話ですね。



誰が母親…とは明言しません。
そこまで考えてない…のもありますが…
その方が楽しみがあるかな?と。

でも…そんなお話どうでしょうか?

無数あるかもしれない可能性のお話?でした。


少しでもええやんと思って頂けたなら幸いです!


感想などお待ちしてますー!!
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