提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜   作:ふかひれ

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264話 れっつごーとぅー猛武鎮守府 ②

自己紹介を兼ねて壇上に上がる。

校長先生が使いそうな台に向かってから一言。

 

「えー…当たり前の話ですが、はじめましての方ははじめまして……」

 

「現、海軍の副元帥をしてます…神崎 救と言います」

「最初に言っておきますけど…」

 

 

「長門型をボコボコにしたり、魔法を使ったり、電話越しに相手を気絶させたり、深海棲艦をちぎっては投げ…はしてないからね」

 

 

「え…」

わざとらしく嘘お?みたいな目でこっちを見てくる麗と武蔵。

 

いや…お前らが1番知ってるだろ!?

てかお前らそんなキャラだった?

 

 

「あの…」

と、手を挙げたのは電と響。

この鎮守府でもかなりの強者の一角の駆逐艦だ。

 

「ん?なんだい?」

努めて笑顔で返す救。

 

 

 

「時雨さんや、金剛さんを掴み上げて投げ飛ばしたのを見たのですが…」

 

「………」

メキィ…と救の手元で音がした。

恐らく何かを握りつぶしたのだろう?

 

「見間違いじゃないかな?」

 

 

「島風さんからも逃げ切ってましたよね…」

 

「………」

マジか…

 

 

 

 

 

 

 

「………何が欲しいんだね?電ちゃん響ちゃん?」

 

「「え?」」

 

「何が欲しいんだね?何が望みかな?言ってみ「こらっ!救君っ」

麗ちゃんが止めに入った。

 

「2人を困らせないでよう」

 

 

「ごごごめんなさいなのですううう」

 

「ふ、ふふふるえがとまらないよおお」

 

おい、クソ棒読みやないか!!

お前ら…グルだったのか?!

 

 

 

 

「なっ……あの2人を震え上がらせてるだとォ!?」

武蔵がここぞとばかりに叫ぶ。

 

 

「やっぱり能力隠してたんだ!」

ヒソヒソヒソヒソ。

 

 

 

「………」

震えながら笑いを堪える武蔵と麗。

 

ぐるん…と救の顔が2人を捉えた。

 

この責任は誰がとるの?

確かに彼は口パクでそう言った。

 

 

「「ごめんなさい」」

ちょいちょいと指差す武蔵。

その先には……震える雪風が居た。 

 

 

「ふえ‥ぇ」

 

その手元には…

『ドッキリ大成功!ようこそ猛武鎮守府へ!』のプラカード。

 

 

曰く…。

出て行こうとしたらマジで何かを握り潰して、闇のオーラを纏った救を見て腰を抜かしたらしい。

 

……なんかごめん。

 

 

とまあ、そんな感じで昼食に移行した。

 

 

さすがは元脳筋鎮守府。

あれか?相撲部屋か?

食ったら食っただけ強くなる!ってか!?

 

目の前には超大盛り皿が。

そして、皆がニコニコとコチラを見ている。

 

何だ?食えってか?

西波島の鎮守府の提督の力量を見てやろう…てか?

 

 

 

 

 

 

 

上等だオラァ!やってやんよ!食ってやんよ!

 

 

 

 

「いただきますッ!!」

 

まずは…サラダ…。

シャキシャキ野菜…美味いな。

 

 

唐揚げ……?だよね?これ?

拳くらいの大きさないか??

 

……じゅーしぃー〜。

美味い…

 

白米も…くそう…美味えよ。

 

「……美味い」

 

皆がニッコリした。

 

「そうか!良かったな!間宮!」

 

「?」

 

「今度な公開イベントで間宮の料理を催し物で出すんだ」

「それで味はどうか不安だったんだとよ」

 

「へえ…メインは今の料理か?」

 

「うんにゃ?カレーだが?海軍らしくな」

 

 

「ならカレー出せや!!!」

 

 

「何を言うか!?いきなりメインを出したりするものか!」

 

「ならこの白米はなによ!?」

 

「前菜だろう?!」

 

「十分メインだわ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「と言うわけでカレーだぞ!!」

 

「だから量!!」

目の前に盛られたのはカレー…推定ご飯1kg

ルー?わかんね…。

 

てか先ほどあれだけ食わせておいてコレかよ…。

 

でも、ここの間宮がクッソ不安そうな目で見てるんだよなあ…。

食うしかないよなあ…

 

「いただきます」

 

…一口食べる。

甘すぎず、辛すぎず子供でも食べられるくらい。

 

野菜もペースト状にしてあるのか?

でもザラつかない感じで良い。

恐らく野菜もさっきのサラダとは違う野菜だな。

 

アサリやイカはそのままか…良いな。

 

 

 

エビフライも…サクサクでくそ…美味しい。

 

「…よく分かったな」

驚いた顔で武蔵が言う。

 

「ウチの駆逐艦や軽巡達もな、野菜を農園作って育ててるんだ」

「無農薬で一生懸命な」

「だから何となくわかった」

 

 

「…ありがとうございます」

と、間宮や他の艦娘達から聞こえた。

 

「…でも提督さん?量多いですよ?無理しないで残しても大丈夫ですからね?」

 

 

「…」

ありがたい言葉だけど、それは罠だ。

見てみろ…残すの?マジ?みたいな顔でみてるやん?他の連中。

 

「間宮さん…皆…舐めてもらっては困るなあ!!」

 

「味わって食べますともッ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2分後にその発言に後悔し始めて、時間をかけて食べ切りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





提督の胃袋はバケモンですな…


少しでもお楽しみ頂けたなら幸いです!

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