提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜 作:ふかひれ
ここは猛武鎮守府の入渠場所…所謂お風呂である。
「…生き返るうう……」
「あー…気持ちいい…」
「あれ?金剛さん…喋り方…」
「あ…まあ…いいデース」
「ふむ…鎮守府以外の入渠施設か…新鮮な気分だな」
ご覧?の通り、今は両鎮守府の演習メンバーでの入渠中である。
疲れや傷を癒すべく彼女達は風呂に浸かる。
その風呂の中にぷかぷか浮かぶ者が居る。
「あそこに浮いてるのは?」
と、吹雪が尋ねる。
「尻が猛響達」
「胸で浮いてるのが猛武蔵達だな…」
と、桜加賀が答える。
気絶組かあ…
ん?
胸?
「……胸…」
「あの戦艦達…再度沈めて来ますね」
「ああ、行って来い」
笑いながらビシッと指差す桜加賀。
「バカ!桜加賀ッ!!ヤメロォ!吹雪ィィ!!」
「ヤベェ!吹雪が深海化しそうだ!!」
ガシィッ!
ギリギリギリギリ
「いだだだ!?ハッ!?ここは!?」
「入渠…施設…って痛いッ!胸が…って!?吹雪ィ!?」
「もげる!もげる!!」
猛武蔵と猛長門が悲鳴をあげる。
「モゲテモイインデスヨォ」
「ソノニクヨコセエエエエエエエエ!」
「風船みたいに浮かびやがってよおおおおおお!!!」
「本当にお前は駆逐艦…いってええええ!!!」
「怖いッ!お宅の駆逐艦怖いよおおおお!!」
風呂の中でサイド大破まで追い込まれる光景をみたことがあるか?
ない?
なら目の前を見てみろ
今だから。
「もうMVPは吹雪でいいんじゃないか?」
「…とりあえず猛武蔵と猛長門には…犠牲になってもらおう」
気絶してなくて良かったと思う数名…。
「何で入渠して大破してるんだ?」
「聞かないで欲しい……」
「そんなこんなで準備が出来たので宴会をしましょう」
「かんぱぁぁぁい」
「乾杯!」
「完敗」
「艦パイ…」ギリィ…
「ちょ…吹雪…」
「ん?」
「どうした?」
「司令官…私…改ニでは皆みたくボンだと思ったんですけど…ウフフ…あはは」
「??吹雪は吹雪で素敵じゃないか…?」
「……」
「素敵……」
「……………」
「吹雪が倒れたぞおお!?」
「提督!?一体どんな技をおお!?」
「……」
「……何か?」
ここで見つめ合うのは金剛達。
「やはりあなたもダーリンを狙うのですね」
「…いえ…あの…」
「初めて接した男性の方なので…」
「見る目あるヨー!呑もう!呑もう!」
「ワタシとダーリンの出会いはデスネー………」
「……悔しいな…」
「私もよ…」
「もっと頑張らなくちゃね」
ニコリと陸奥が言う。
「はい…」
「2人ともお疲れ様」
「指揮官…」
「提督…」
「その悔しさはきっと君達を強くする」
「2人共…カッコよかったぞ」
「負けたのに?」
「こう言う言い方は良くないが…かなり震えたぞ?」
「実戦なら…生き残る事を何よりも優先して欲しいがな……」
ほら、おいで!と彼は言う。
誰も見ていない所で彼女達は彼の胸で泣く。
勝てると過信していた訳ではない。
ただ…悔しくて仕方ないのだ。
よしよし…と撫でる手が暖かくて…
「次は絶対負けないから!」
と、誓う2人だった。
「まあ…負けっぱなしは、良くないよな?」
「宴会に突撃じゃろう!?」
「ごーへい!」
「ごーへい!」
2人はよくわからんテンションで乗り込んで行った。
MVPは…だあれ?
戦果を問わずこいつでいいんじゃないか?と言う奴に投票をお願いします(๑╹ω╹๑ )
アンケート忘れてたんで急遽…ね。
西波島のMVPは?
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旗艦 金剛
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鉄拳 桜三笠
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砲撃 陸奥
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鉄壁… 吹雪
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不屈 蒼オークランド
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最恐 赤
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制空 桜加賀