提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜 作:ふかひれ
鎮守府の名前等を入れてみます (๑╹ω╹๑ )
「さあ!やってやろう!くくく…」
と蒙武側は笑っていた。
軽く捻ってやろうと。
あの提督は少しヤバい圧を放っていたが…まあ艦娘はザコだろう…あの状況でも黙っていたからな。
ん?こちらに向かってくるのは…金剛か?幾ら改ニだといってもあんなのに負けるはずがない、と蒙大和は思う
他の皆も笑っていた。
軽く遊んでやる…
はずだった。
ドン!!と音がした。
砲撃?
いや違う。
魚雷?
違う。
殴ったのだ。金剛は全力で蒙大和の腹を殴り抜いたのだ
蒙大和は演習場の壁まで吹き飛ばされ、壁に叩きつけられた。
「がっ……!な…に?!」
「ヘーイ!!fuckin艦娘共… 私らを本気で怒らせましたネー…全力でお前らを叩き潰すから覚悟決めろヨ」
不知火如きをこの赤城が捕らえられない??
駆逐艦如きにこの私がやられる?あり得ない!
「お前達は…絶対に許さない」
不知火が蒙赤城を蹴り上げる!空中に浮いた赤城に更に蹴りで追撃する
。
「ぐうううっ!!」
蒙赤城は数メートル蹴り飛ばされ水面に叩き付けられる。
武蔵と武蔵が四つ手で組み合う。
「ふん!駆逐艦にも勝てなかったナマクラが!この私に勝てると思っているのか?!」
「負けるわけが無いだろう?私は今怒っている…そして!今は提督の気持ちを背負っているのだ!「負けるな!」とな!貴様らなんぞな負ける道理があるわけが…ないだろう!!おおおおおっ!!!」
「この私が押されているだと!?…ありえな…痛い!痛い!ぎゃあっ」
いつの間にか押し負けていた…ありえない!!
「金剛に負けるわけにはいかないからな…私も見せてやろう!!」
と武蔵が頭突きを喰らわせた。
ふらつく蒙武蔵。そこへ容赦なく金剛と同じように拳を叩き込む。
吹き飛ぶ蒙武蔵。
立ち上がろうとするが立ち上がれない。
動揺する蒙武メンバー。
「すごい…」と、感嘆する麗。
「チッ…なぜ勝てん!」
長門と陸奥は蒙長門と蒙陸奥を相手に善戦していた。
「何故だ!?」
「提督がいるから!」
艦娘は感じるのだ… 提督との、強い繋がりを。
提督から力を貰っているような感覚を。
信じてくれているから、絶対負けない。私達が勝つ…と。
なら私達はそれに応えるだけ!
許さない
総崩れだった…
駆逐艦、軽巡には殴り飛ばされることはなかったが、素早く動かれ膝を崩される。
そこに重巡や他の戦艦に拳を叩き込まれる。
砲撃をしても当たらない。こちらが蜂の巣にされるだけだった。
追い詰められる蒙長門
追い詰められた者の取る行動…
それは…
「クソッがぁァア」
主砲を展開して…砲撃した。
反則では無い。
何故ならこれは実戦を想定した演習であるからだら。
西波島の艦娘は相手に合わせて素手で戦っていただけなのだ。
恐らく砲撃戦なら…ものの数分で西波島の勝ちが確定していたであろう。しかし、相手と同じ土俵で勝負して叩き潰してこそ意味があるのだと、だから蒙武勢が砲撃戦に転じても何の落ち度も無いのだ。
しかしこの蒙長門は やってはならない事を犯していた。
一つは 実弾を打ち込んだ事。
もう一つは 西波島の提督に向かって打ち込んだ事。
悔しかったのだ。馬鹿にした相手にここまでやられるのが。
ビッグセブンが負けるわけにはいかないのだ!
負けるわけには行かないのだ!
あの提督に向かってワザと主砲を放った。
恐怖で棄権するだろうと…。
なのに…
「なぜ逃げないっ!?死ぬぞ!?」
救は逃げない。
怖い、死ぬほど怖い。
しかし、艦娘と共に自分も戦っているから。
そして、何より…
「フンッ!!!!」
ドォン!!と長門が砲撃を殴り落とす
艦娘を信頼しているから。
「危なかったな!提督!しかし!この長門がいる限り!「指一本触れさせないんだろう?」
「む…むう…そうだが……」
「ありがとう長門!信じていたぞ」
「よくも提督を狙ったな…?」
「お前らは…絶対に…絶対に許さないデース!!」
もう容赦も何もないと砲撃が蒙長門を襲う!
模擬弾と言ってもその威力は凄まじい。それが何発も何発も容赦なく浴びせられた。
そして
「誇り高き長門の名を…ビッグセブンの名を…汚すんじゃないっっ!!!!」
と長門鉄拳が顔面に浴びせられる。
「ぐ…うっ」
負けるわけにはいかない、こんな…芋共に負けるわけには…
私達こそが最強なのだ!
指輪を貰いさらなる強みに…高みに行くのだ!
例え手を汚そうと、何と言われようと!
里中 麗は 大人しく平和な娘だった。
資質を見いだされてから提督として着任した。
当然、周りの提督からは女だからと馬鹿にされ、セクハラを受けた。
それでも艦娘の前では気丈に振る舞う優しい提督だった。
しかし1人で泣いているのを艦娘は知っていた。
悔しさを隠し努力する姿を知っていた。
だから応えるように艦娘も努力した。
血を吐くほど努力し、練度を上げた。
明石に頼み薬を作ってもらいこの屈強な体も作った!
近付く
強くなって負けなくなった。
誰も文句を言わなくなってきた…。
当然アイアンボトムサウンドを攻略するのは私達だと思っていた。
だからこの僻地の提督を倒せば私達が更に強いと認められると思った。
だから提督に掛け合い演習の約束を取り付けた。
だが想定外だった…
提督も艦娘も強そうには見えなかった。
しかもこの提督は麗に言い寄ってもこなかった。
更にはこの提督は艦娘と重婚しているらしい。
信じられなかった。
こんな奴らが攻略したなんて信じられない!
コイツも結局は皆と一緒だと証明してやろう、化けの皮を剥がしてやろうと思った。
しかし煽っても艦娘は怒らなかった。
提督は怒っていたが、叫ぶわけでもなかった。
しかし、あんなに恐怖を味わったのは初めてだった。
そして煽りすぎたらしい…
奴らは瞬く間に私らを蹂躙した。
しかも私らと同じ格闘というテーブルで…だ。
脅しのために装填していた実弾もカッとなって撃ってしまった。
しかし塞がれた。ああ…コイツらは本物だった。
虎の尾…なんて生温い。
私らは悪魔の尾を踏んでしまったらしい。
「「覚悟しろ」」
長門と陸奥の全力の鉄拳が腹に突き刺さる。
吹き飛ばされ、薄れ行く意識の中驚いている麗が遠くに見えた。
麗は驚いていた。その強さに!圧倒的な強さに!!
そして、何よりで
「どういうことなの!?実弾でしかも提督を狙うなんて!!」
と麗は秘所艦の大淀に詰め寄る。
「実は…」と大淀が説明する…
「中止です!!!即刻!中止!!!!!」
演習は中止になった。
「神崎大将閣下!この度は本当に申し訳ありませんでした!!
提督である私の責任です!軍法会議にでもこの場で処刑でも何でも罰を受けます!なので…なので、この娘達は…許してください」
麗は泣きながら土下座をした。
悪いのは艦娘だが…知らなかったとはいえ、自分の責任だと。
麗も知っていた。自分の為に艦娘が努力をしたこと。
それを止められなかった自分がいる事を…。
「お願いします… 私を好きにしてくださっても構いません、どんな命令にでも従います 」
「何を言っている!悪いのは私らだ!私らを解体でも何でもしてくれ!…いや、してください」
艦娘も土下座をした。
敬愛する上司が自分達を守ろうと泣きながら額を地面に擦り付けて
汚れるのも厭わず土下座をしているのを見て…
艦娘達は己の愚かさを知り、悔いた。
「どうしマスか?ダーリン…」
「正直、まだ腹の虫は収まらない…沈めてやりたいとすら思う…しかし提督の判断に任せる 」
「顔をあげてください…」
「うぐっ…ぐすっ」
と皆が顔を上げる。
どんな処分でも甘んじて受けようと覚悟を決めた。
「蒙武の長門…」
「はっ…はいっ!!」
「私らは…僻地のザコい芋だったか?」
「そんなことは…ありませんでした…訂正します。申し訳ありませんでした…っ」
「ならウチのメンバーに謝ってくれ…アイツらは私の…俺の大事な艦娘なんだ。俺の甘い理想に一緒についてきてくれる大切な…大好きな奴らなんだ」
「はいっ… 。西波島鎮守府の皆さん…本当に申し訳なかった…この命で済むなら…どうしてくれても構わない。だから…だから!許して欲しい!!」
と再度土下座をした。
ゆっくりと金剛が近付いて来る。
そして 顔をあげた蒙長門にデコピンを喰らわせた。
「なっ…!?」
「何を言ってるデース 提督さんがくれた命を無駄にするノ?
「やめろ!やめてください!提督には手を…」
「いやだから 出さないヨー」
「ダーリンはそんなことしないネー 」
「いや!しかし!」
「しないっつーの!いいか?お前らの命なんぞいらん!それ程に命を賭けれるなら、二度と麗さんに恥をかかせる行動は取らないことだ」
「しかしっ」
「見ろ!お前達のために頭を下げ続けるこの人を 確かに私を狙ったのも何もかも許せない!しかし私はお前らを罰さない。…同じ仲間を失うのは嫌だからな!だから…今後は気をつけるように…以上だ!!!」
「しかし!閣下!それでは…あまりにも甘すぎます」
「麗さん…私達は甘いのですよ」
「いいな!皆!思うところは有るだろうが…水に流せ!俺も無事だった!演習にも勝った!だから良いだろう?!」
「提督に従うわ!」
「いいよ!次があっても私らが勝つから!」
「ね?」
と神崎閣下は私を優しく起こしてくれた。
普通なら処刑されてもおかしくないのに…この人は私だけでなく皆を許してくれた…。
さあ…夕飯の準備にしよう!とケロッとした神崎が言った。
「各自、入渠してから…食堂へくるように!解散!」
長い1日も終わりに向かっていた。
続!演習編です
嫌なキャラも立ち位置によっては
信念みたいなものを持っていると言いたかった回でした
あと1話 あります!お楽しみに(๑╹ω╹๑ )!!
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