提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜 作:ふかひれ
お気に入りもありがとうございます(´;ω;`)嬉しさのあまり白ごはんだけの夕飯に沢庵が追加されました
過去編が続きます(๑╹ω╹๑ )
何番煎じやねん!と思われるかもしれませんが生暖かく見守ってください(๑╹ω╹๑ )
牢屋では特にすることがない!
妖精さんとお話しても「みんなまってる」としか言わない
お前は壊れかけのラジオか?
なんてやりとりをしていると…
「気でも狂ったか?独り言をブツブツと」と軍人さんが話しかけてきた
「あー 暇だったんで....」
先生!妖精さんとお話ししてました〜なんて言ったらどうなることか
想像もしたくない!
「まあいい、到着した。着いてこい。元帥閣下が貴様に直々に聞きたいことがあるそうだ」
「あっはい」
言われるがままに牢屋から出され、戦艦から港らしき場所降りると目の前にはでっかい建物があった…。要塞か?これ
「おい!早く来い!」
くそっ!着いていきゃあいいんだろい!
私は軍人さんの後ろを小走りに追いかけて行った。
門を潜り…更に門を潜り建物内に入ったところで
「お疲れ様でした此処からは私が引き継ぎます」
と女性が軍人に話しかけてきた
「お疲れ様です。件の男はこいつです。よろしくお願いします....おい!貴様!此処から先はこの人が案内してくれる!元帥閣下の前でもくれぐれも粗相のないよう...「大淀....?」
思わず声に出してしまった。
大淀…ゲーム艦隊これくしょんでの登場キャラクターだ。
ある意味思い入れのあるキャラだが…まさか目の前に本当にそっくりさんがいるなんて.... なんて考え慌てていると…
「なんだ大淀さん、こいつのこと知ってるんですか?」
「いえ.....初対面のはずですが」
やばい!怪しまれている.... !
「やだなあ!さっき名前をいってたじゃないですか!お疲れ様です大淀殿!って そんなことより元帥さんとやらを待たせてるんじゃないんですか?!」
社畜時代の必殺はぐらかして話題を変える!
これで数々の難局を超えてきた…数あるうちの技能である。
........だって上司怖いんだもん…。
「そうでしたっけ?あぁ!そうですね では行きましょう」
2人に不審がられているがセーーーーフ!
というより人を待たせたままなのはいただけない。
社会人として当然のことだよ!
一際厳かな扉の前に立つ。
「失礼します!大淀です」
「うむ。入りたまえ」
「し、失礼いたします、、、」
とある一角の部屋に通された。
映画で見たことのありそうな部屋に…60代と思しき人が真正面の大きな机にいた。
「君かね?イカダで海を漂っていたというモノ好きは」
ゲラゲラと笑いながら尋ねてくる
「はい…なかなか優雅な船旅でしたよ ?その後の牢屋は人生初体験でしたけど」
「ふむ…すまないね。ここら辺は色々危険なところであるからね、誰かも分からない者に関してはそうするしかなかったのだよ………して君 ここはどこかわかるかな?」
「 神崎 救 と言います。えぇと…見たところ軍施設かなにかでしょうか?」
「ふむ…正解だ。私は御蔵 源治 (みくら げんじ)と言う
海軍元帥をしておる。しがないジジイじゃよ」
海軍?!元帥?!めっちゃ上の人じゃん!
でも今のところ特に問題になりそうなことはないなと楽観した瞬間であった。
「........して君は一体何者なんだね?そして何をしていて、なにが目的なんだね?」
一瞬にして部屋の空気はガラリと変わった
静かに、しかし鋭い眼光が私を睨みつける。
なんなんだよこの感じ。
今まで仕事柄色んな人を相手にしてきた。
重役、社長、その他オエライサン それぞれ独特な威圧感やオーラを感じる人もいたが、この人はそんな生優しいもんじゃない。
たった一言で私の生死が決まるかも…。
とさえ思えるくらいの重圧であった。
「それは....」
答えられるはずがない。
だって本当に気がついたらそこに居ただけなのだから。
「ふむ…答えられないか?なら聞き方を変えよう周辺を監視していた者が言うには君は突然簡素なイカダと共に現れたそうじゃないか。そして時折誰かと喋っていたそうじゃないか?イカダの上だけでなく牢屋の中でも....な」
「率直に言う。君は私らの敵.... 深海棲艦の関係者ではないのかね?」
どうする俺、どう切り抜ける!
ん?深海棲艦?艦これの敵の名前じゃないか
とすると何か…俺のいる世界は艦これの世界ってやつか?
「深海棲艦の関係者....ですか?」
「そうじゃ…。海から突然現れる奴らじゃよ。この世界の海を地獄に変えた憎らしき奴じゃ」
妖精と大淀が居た時点で何となく察してはいたが、ここでようやく
現実なんだと、自分に落とし込めた気がする。
敵かもと思われているなら、取り繕って話してもしょうがない。
ええい!ままよ!後のことは…後の俺に任せた!
「深海棲艦ではないです 信じろと言っても無駄でしょうけど
私は別の世界からや....「君は別の世界からやって来た転生者じゃな?」
「....ッツ」
何故わかった? それすら発せない…。
「はい」
やっと絞り出せた言葉がその2文字だけだった。
「ぷっ....ハーッハッハ 」
どうした?このジジイいきなり笑い始めたぞ
なんだこれ? どゆこと?
「ヒーッ アハハハハハハ あー…すまん…怖がらせたかな?
大丈夫じゃ!君が今のところ敵でないことも分かっておる」
「なぜ?!え?! えと、すみません 頭が追いつかなくて....」
「あんな危険海域でオールもないイカダに手ぶらで乗っていて、妖精とやりとりしてりゃあ、そりゃの。監視係の瑞鶴も笑っておったわ、それにお前が深海棲艦なら今頃沈められておるわ」
な
なんじゃそりゃぁぁぁぁぁ?!!?
返せー!私の緊張感!
あんな威圧感いらねえじゃん!パワハラはんたーい!
「さあ、お前の話を聞かせんか」
元帥はいつの間にかフランクなおじいちゃんにジョブ変更してた。
カクカクシカジカ マルマルクマクマ
ひとまず自分の状況を包み隠さず話したつもりではある。
この世界に来た原因?妖精がここに連れて来てくれたこと、この世界に似たゲーム…その他を諸々話した。
妖精? 元帥の圧にビビって私の後ろにずーっと隠れてる!
でてこい!隠れたいのは私だ!
「ふむ....難儀な人生じゃったな、そしてこの世界についても知っていると来たか」
大淀と何やらゴニョゴニョと話している
不安なんですけど! やっぱウッソー 君深海棲艦ねー!
死刑だヨ!なんてことにならないよね?
あーー死ぬ前に…それでもステーキで肉食いたかったよー
そしてこの後、元帥である源治さんの言葉で私の人生は大きく変わって行く
「君、海軍にはいらない?」
「は?」
「だから海軍に、入隊しない?」
何でよww
何故そうなるww
「こちらへご署名を!」
おい大淀よ?久しぶりの台詞がそれかい?てかめっちゃ笑顔やん!!そんな顔できんの?
「今なら中佐ってことにしてあげるよ! ゴホン
特例で特秘任務明けの帰還した中佐という事にしよう」
おい!キャラぶれてんぞジジイ!ニコニコしたいのか威厳保ちたいのかどっちだ!
「ちなみに断った場合は?」
途端に2人の表情が曇る
「その場合はとあるところに逝ってもらうことになりますね」
「逝くというか還るというかのう」
字!字!!
「 要は消されるってことじゃん!YES or DIE じゃないですか!」
「そうdeathね 」
........ええ サインしましたとも!
第二の社畜時代の始まりだぜぃ!公務員だぜ!
先輩!見てる?
俺ぇ…結局社畜から抜け出せ無さそうだ!
「さて…救よ、晴れて君は救中佐になったわけだが」
「はい」
「早速、君に逝っ行ってほしいところがあるんだ」
「おいジジイ」
(はっ!どこへなりと!)
我ながら鍛え上げられた社畜っぷりだな!
「建前と本音が逆なんじゃなが…?」
「まぁいい。とある所で 艦娘を…助けてやってほしい。詳細は現地に行けばわかるだろう」
「ざっくりですね!?尽力してみます!して元帥閣下!一つ質問があります」
「何かな?」
当然の質問をする…私が何者かと聞かれたとき、このジジイは私を転生者と分かっていたからだ。
「何故私が転生してきたとおわかりに?」
「ふむ…それか。いや、なに…
ワシも転生してきたからな50年前に」
ニヤリとジジイは笑った。
は?どういう事ですか?と聞く前に私の意識は途絶えた。
「....な.....に」
薄れゆく意識の中 頼んだぞと言うジジイの言葉が聞こえたような気がした。
「神崎 救か………奴が現れたのには何か意味があるのかもしれん もしかすると本当に艦娘を…世界を救うのかもしれんな」
クククと大淀と救に着いてきた妖精にしゃべりかける。
「深海から奴らがやってきてから約8年ほどか......幾多の犠牲がでた8年だったな 我々はまだ諦めなくて良いのかも知れんな 妖精よ どうか救を助けてやってくれ」
「わかった!マモルをみんながまっているから!今回こそは大丈夫!」
「そうか 頼んだぞ」
ゴソゴソと元帥の部下に運ばれて行く救について行きながら妖精は頷いた。
救は船で何処かへ運ばれていった。
その様子を部屋から見つめながら御蔵は言う。
「ちと…荒い扱いかの。すまん 許せ」
「いいんですか?閣下 彼の行く鎮守府は」
御蔵の手には書類が持たれていた 1枚は復職に関する書類
救がサインを強制されたものだ
そしてもう一枚 大淀すらその存在を知らない一枚の紙
特級秘匿事項と書かれた紙を見ながら
「奴ならきっとやってくれる」
そう呟いた。
誤字脱字等ありましたらすみません
文字の区切り 段落等は試行錯誤中です
見やすいようにしていきたいと思います(๑╹ω╹๑ )